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2007年09月 アーカイブ

2007年09月29日

SWAクリエイティブツアー

SWAクリエイティブツアー
2007年9月24日(日)会場:明治安田生命ホール

夜の部の方、行ってきました。
今回は4人(神田山陽さんは、またもお休み)が語る
落語を一つのストーリーとする会とのことで、
タイトルは「明日の朝焼け」。

主人公たかし少年が大人になり、
「人生」の夕刻から日没に差し掛かり、
新しいスタートライン
「明日の朝焼け」を迎えるという物語。

一つのストーリーとうことで、
登場人物の変化やギャグの反復、
徐々に謎解きしたり、なんて新しい要素がたくさん。

困っちゃうのは、途中でちょっと寝ちゃったりすると、
あとから分からないギャグが出てきたりして、、、

そのギャグもさえていて、
「う〜ん、ガンダム」「だっぴぃバースディ」
「隅っこ酒」「ボルビック!」とか、
たくさん笑ったなァ。

それぞれの演目・プログラムは以下です。

前説:春風亭昇太
三遊亭白鳥「恋するヘビ女」
春風亭昇太「夫婦に乾杯」
林家彦いち「臼親父」
柳家喬太郎「明日にかける橋」
最後に四人でトーク

2007年09月28日

紀伊國屋RAKUGO LIVE 三人集 夜の部

紀伊國屋RAKUGO LIVE 三人集 夜の部
2007年9月23日(土)会場:紀伊國屋ホール

昼の部」終了から一時間と、
長めの仲入りの後の第二部です。

柳亭市馬「国定忠治(上)」
初めて聞く噺というのは、
これはこれで、いまだにワクワクしてしまいます。

昼の部の「お富与三郎」は、
談春さんによる狂った女がメインの
陰惨な噺だったけれど、
「国定〜」は、市馬さんの男らしさというか、
アニキっぷりが遺憾なく発揮された「良いハナシ」です。
市馬・談春というキャラクターの違いが、
コントラストになっているようで楽しかった。

柳家三三「国定忠治(下)」
ときおり「遊び」も入れてしまうお茶目さも含めて、
愛されているのが三三さん。
カッコイイ語りで、高座の上では、
けっして兄さん方に引けをとらない。
こういう緊張感も三人集の魅力かな。

サゲのあとは、またしても市馬さんの歌。
楽しすぎてフワフワした気分になっちゃう。

仲入り
このあと、まだ三席あるのかと、
あまりの長丁場にちょっと気が遠くなっちゃっいました。

立川談春「子別れ(上・中)」
本来ならゲストの後、談春さんの「子別れ(通し)」の予定を、
長くなるので間にゲストを入れる構成に。

ほかの噺家と違い「『子別れ』は中が好き」とのことで、
イキイキと演ってらした。
たいしたギャグもないのに、ずっと聞いていられるような、
不思議な心地よさ。
そういう点でだけ、談春さんの
「三軒長屋」みたいだな、と思ったりしたけど。
(雰囲気だけ、分かってもらえるとうれしいですが)

笑福亭鶴瓶「オールウェイズ おかあちゃんの笑顔」
ゲストは若干アウェイの状況も話芸で、
自分の舞台にしてしまう、鶴瓶さん。
落語をするようになって談春さんと話せるようになった、
みたいなハナシが枕だったかな。

噺は鶴瓶さん流の新作「私落語(しらくご)」。
こちらも古典ゴリゴリの会の
良いアクセントになっていましたね。

立川談春「子別れ(下)」
大トリは談春さん初演の「子は鎹」であります。
家元のがベースになっているとか、いないとか。
極端に生意気で悪な子ども(亀ちゃん)が特徴で、
印象的だったのは、亀ちゃんの「青色の色鉛筆」の台詞。
これは家元から受け継いでいるんですね。
(帰ってから調べたんです)

しかし「紺屋高尾」の「久さん元気」もそうだけど、
こういう「純心」を描く台詞について、
家元の作家性は際だっていると思います、凄い。
こういうことに、いちいち感動している自分がいるのです。

落語に出会えて良かった、と思います。

2007年09月27日

紀伊國屋RAKUGO LIVE 三人集 昼の部

紀伊國屋RAKUGO LIVE 三人集 昼の部
2007年9月23日(土)会場:紀伊國屋ホール

市馬・談春・三三による「三人集」のオープニング。
結果的に、昼・夜それぞれ三時間ずつとなったので、
計六時間という長丁場でした。
長さだけはじゅうぶん過ぎるほど記録的でした。

柳家三三「お富与三郎・木更津」
ネタ出しされていたとおりの進行で、
「お富与三郎(与話情浮名横櫛)」をリレーで。
三三さんのお富は台詞があまりなかったように
思ったけど記憶違いかな。
結果的に談春さんのお富の恐い女っぷりが
際だって聞こえたように思った。

三三さんが下がるとスゥっと暗転、
舞台向かって左に市馬さんが現れ、
「源氏店」の名台詞を芝居口調で。ひたすらカッコイイ。
カッコイイのが三人集か。

立川談春「お富与三郎・稲荷掘」
お富の狂気が際だつ、富八殺しのシーン。
以前、志らく師匠がご自身のブログに
「美学で語って効果があるのは稲荷掘」と書いていたけれど、
まさにそれを目の当たりにできた。
どんどん引き込まれていきましたねェ。

あとは「談春七夜」の「乳房榎木」の
リレーを思い出したなァ。
語りで勝負して見劣りしないのだから、
三三さんの巧さってのも、やっぱスゴいんだ。

で、噺が終わって「お仲入り〜」と思いきや、
春日八郎の「お富さん」のイントロとともに、
市馬さんが登場し、フルコーラスを歌いきった。
熱演の後だから余計に、
昭和歌謡の明るいメロディにのった、
歌詞の刹那がしみ入るようだな。

カッコイイだけではなくて、
お客を思いっきりもてなすのが三人集。

仲入り

すでに腹八分目くらいなのでありましたが、
ゲストの方、普段からハナシが長いので
多少気がかりではありました(笑)

立川志の輔「バールのようなもの」
古典の会と思いきや、軽い新作。
非常に良いアクセントになっていた。
素晴らしいバランスでした。

柳亭市馬「子別れ (通し)」
はじめて通しで聞きましたが、
いやはや長いですね。
いつになったら「子は鎹(いわゆる「子別れ(下)」)が
はじまるのかな、と思ってしまったのは、
単に上・中が面白くないからなんだと思います。

市馬さんの人情噺を聞くのは初めて。
と書こうと思ったけど、一応「竹の水仙」も聞いていたな。
ま、いわゆる「情」を真っ正面から語っているのは、
「子別れ」が初めてだったんですが、
正直ちょっと泣きそうになりましたよ。
市馬さんのことが好きなんだな、と自分の恋心(笑)を再認識。

よく考えると「子別れ」もたくさん聞いているようで、
志らく師匠と正蔵さんくらいしか聞いたことがなかったのでした。
しかし、ウナギ屋の場面は志らく師匠のが一番だと思います。
と、意地になって主張します。好みの問題だけどね。

会の方は、リレー落語あり、新作あり、
人情噺の長講あり。おまけに歌あり。
盛りだくさんすぎて大満足してしまい、
一時間後に席替え(同じお客さんが再集結)とは、
とても信じられないのでした。

2007年09月25日

第八回夕刊フジ平成特選寄席

第八回夕刊フジ平成特選寄席
2007年9月21日(金)会場:赤坂区民センター 区民ホール

豪華出演者に満員のお客さん。
すっかり定期行事になった赤坂の特選寄席です。
仲入りに行われていた次回のチケット発売が、
開場時からになりましたよ。
これは嬉しい次第(けっこう重要)。

開口一番:立川らく八「真田小僧」
この会の開口一番といえば、
志らべさんだったのだけれど、
二ツ目昇進で、らく八さんがバトンタッチ。
(「続くか分かりませんが」と言っていましたが)

古今亭菊之丞「幾代餅」
「安倍首相」≒「船徳」の枕など、楽しい枕から、
ちょっと短めにまとめた「幾代餅」へ。
いきなり、凄いネタが出てきたなァ。
きれいな江戸弁と品の良さ。駆け足でサゲまで。
もっとゆっくり聞きたいくらいでしたよ。

柳亭市馬「夢の酒」
ふわふわと夢の中にいるような噺。

仲入り
ダッシュする人も行列もなく、ノンビリした仲入り。
良かった。

柳家三三「加賀の千代」
甚兵衛さんてのは、そんなにヒモ体質なんだろうか。
「お金の取り方」について、さんざん伏線を張って、
その伏線は、まったく生きない。
ぜんぜん意味なかった上に、ダジャレでサゲ。
なんとも下らなくて、楽しい噺でした。
コレは珍しい噺が聞けた。

立川志らく「茶の湯」
どんどんと古典をハミだして
改作されていく「茶の湯」です。
この会のお客は「笑いを求めている」という分析もあったのか、
イキオイのあるネタをぶつけてきたのかな、
と思いつつ聞きました。

終演後は、ピーターとジョンソンが
ツボにはまってしまった人が、
いつまでも笑っていたり、どうにも上手くいったご様子。

この会の志らく師匠の高座は、
その時のイキオイのあるネタが登場することが多いようです。


次回の平成特選寄席(2007年12月14日)は、
志らく師匠に、市馬さん、彦いちさん、談笑さんの出演。

2007年09月24日

国立演芸場 九月中席

国立演芸場 九月中席
2007年9月20日(木)会場:国立演芸場

ブラブラと国立演芸場へ、中席の千秋楽です。
ちょっと遅れて入りましたが、
6割くらいの入りでしたかね。

すず風にゃん子・金魚「漫才」
いやー見た目が凄い、ほんと。
ネタはイマイチ意味の分からない部分も
あったんですよね。
ま、分かる分からないは重要ではないか。

柳家我太楼「厩火事」
夫婦の話ですねェ。この噺は良く聞きますけど、
それぞれ、ちょっとずつ違う気がしますね。

ダーク広和「奇術」
トランプ芸を中心としたマジック。
曲芸とか奇術とか、大好きなんです。
子供に戻ったような心持ちになれて最高に楽しいです。
寄席に行かないと、なかなか見る機会がないけど、
もっと見たいですね。
ボンボンブラザースとかも好きだしなァ。

橘家円太郎「百川」
百兵衛さんの「ウェッシャ」というのを口癖にして、
ギャグに変えていました。

仲入り

神田すみれ「与話情浮名横櫛(よはなさけうきなのよこぐし)」
いわゆる「お富与三郎」の前半を。
まだ講談の良さが分からないのでした。

柳家三三「権助提灯」
高座がパっと明るくなったように感じるほど、
客席も盛り上がってました。ガッチリつかむなァ。

柳家紫文「粋曲」
代演にもかかわらず、
「まってました」と声がかかるほどの歓迎ぶり。
いやーぼくもファンなので、ツイてました。
おなじみ長谷川平蔵シリーズに、大岡越前も。
繰り返すからギャグなんだなァ。ほんと面白いんです。

柳亭市馬「お化け長屋」
トリの市馬さん。師匠噺の枕から「お化け長屋」へ。
いつも通り、楽しさと風情ある高座でした。
こうでなくっちゃね、という感じ。

2007年09月22日

志らく一門・らく里、らく次、志らべ昇進記念の会

志らく一門・らく里、らく次、志らべ昇進記念の会
9月18日(火) 会場:紀伊國屋ホール

ご挨拶(立川志らく)
三人を並べて、志らく師匠からの挨拶。
(真打ち昇進ではないので「口上」ではなく「挨拶」)
二ッ目昇進の弟子・三人の紹介。
談春さんの尽力で紀伊國屋ホールでの
昇進記念が実現したとのこと。

立川らく次「桑名船(鮫講釈)」
三鷹でも演った「桑名船」。
どうどうとして、かっこよかった。
すげえなァ。いいじゃん。
晴れの舞台で、立川流の二ツ目の実力をイカンなく発揮。

立川志らべ「権助魚」
講釈ネタの後は、オリジナルのギャグを入れた楽しい噺。
ぼくは素人だから、細かいことはよく分からないけど、
楽しいからイイじゃない。
寄席の定席で、こんな人出てきたら、
お客は喜ぶと思うけどな。
寄席って、ほとんど、つまんないもの。

立川談春「汲み立て」
ゲストは「おじさん」の登場。
(弟弟子の弟子から見て、叔父という意味)
相変わらず、実はたいした内容ではないことを、
小難しそうに話す枕から。
二ツ目昇進で紀伊国屋ホールなら、
真打ち昇進の時は会場のレベルを下げられない、という
ハードルの上げ方なのだそうだ。
愛を感じるよなァ。ぼくの勘違いかァ。

噺は「汲み立て」。珍しい噺が聞けたな。
でも何で、この噺なんだろう、なんて思いながら聞いてました。
当たり前だけど理由は分からず。

後半、屋根船の場面で、
歌も(ちょっとだけど)聞けて良かった。
それにしても「包丁」が聞きたい。アレは凄いもん。

「大工調べ」「粗忽の使者」「棒鱈」の
どれかだと思っていたので、うれしかったって人いたのでは。
(冗談です)

仲入り
会場をブラブラする。
満員だな、凄いや。

立川らく里「反対車」
はじめて、らく里さんの落語で笑ったなァ。
俥に乗ったのは、実は、らく里さん本人で
「ここで死ねない」というのが笑えた。
サゲは悪趣味だと思うけど、
こういうのがあって全然良い。

三人、甲乙つけがたい熱演で、お世辞じゃなく、
会場も暖まっていたように思います。

立川志らく「死神」
弟子たちの頑張りを軽く褒めつつ、宣言通りの「死神」へ。
ぼくが初めて聞いた志らく師匠の高座が、このネタでした。
国立大劇場で一階の最後列で見たんですが、
最前列で見ていたかのように、イメージが鮮明に残っているなァ。

死神を追い払う呪文が、
時事ネタになっているところまでは普通のギャグだけれど、
これが次の仕込みになっている、というのがヤッパリ凄い。
知っているのに爆笑してしまった。
あと死神が地面から飛び出して来て、
「モグラが友達」と言ったのはアドリブですかね。
これは、ちょっとブっとんでいたなァ。

汗だくの熱演の後、ふたたび三人が舞台へ。
志らく師匠が「三人とくに仲良くする必要ない」と言っていたのが、
印象深かった。

ギリギリでチケット買った割に、
凄く楽しみにしていたし、期待以上の良い会でした。

2007年09月20日

「談志絶倒 昭和落語家伝」刊行記念「談志落語会と昭和の名人噺」

「談志絶倒 昭和落語家伝」刊行記念「談志落語会と昭和の名人噺」
2007年9月17日(日)会場:紀伊國屋ホール

家元(談志)のサイン会があると聞いて、
鼻息荒く紀伊國屋ホールへ。
先着限定150名とのことで、会場の30分前くらいから並びました。

第一部【落語】
立川談修「蝦蟇の油」
きれいな落語。

立川談志「大工調べ」
登場すると体調のハナシ。
他の会場の家元(談志)の会では
「体が悪い」という度に、なぜか爆笑と言う感じだったのに、
ビックリするくらい笑いがおきない。
ピーンと張り詰めた雰囲気すら感じました。

ジョークの後、「珍しい噺を演る」といって
「大工調べ」。これには驚きました。
そして噺が始まると輪をかけてビックリで、
「大工調べ」という古典落語が完全に分解されて、
再構築されいて、とくにサゲは衝撃でした。
まぁ衝撃とは、大げさかもしれないけど、
本当なんだからしょうがない。

「大工調べ」といえば、
棟梁の啖呵が見せ場で、与太郎はバカ、
大家は悪者、というのが当たり前です。
しかし実は大家は間違ってない、
それを与太郎は知っている、というのが家元版。
まぁ正しい正しくないではなくて、単なるケンカなんですけどね。
で、与太郎は欲がないので、棟梁の言い分に興味がない、
だから棟梁の啖呵も「聞いてない」んですね。

それと、いつも気になっていたのが、
「大工調べ」って、啖呵が始まると
大家が消えちゃうじゃないですか、
家元のは、サゲを大家が言うっていうのが良かった。
棟梁の啖呵が「ウソだ」「ホントだ」とモメた後に、
大家の「ウソでもいいから八百ならべろ」。

コレ「スゲェ」としか言えませんでした。

啖呵は早口でも、立て板に水でもない、
噛んで含めるように語っていた。
もう別の噺なんだと思う。コレは。
比べられないし、比べ物にならないですよねェ。
とまぁこれが僕の感想でした~

仲入り

第二部【トーク「昭和の名人と寄席」】
立川談志・川戸貞吉:トーク「昭和の名人と寄席」

物マネも交えつつ、
いろいろな昭和の名人のハナシ。
自分も寄席ファンだった、という言葉は、
暖かみがあってよかったです。

第三部【サイン会】
サイン会に参加、あまりの緊張に、
直立不動で黙っていたら、そのまま終わってしまいました。
その時間わずか数十秒。

アレ書いてください、コレ書いてくださいなんて、
リクエストしている人がいたけど、僕には出来ません。
その後、しばらく呆然として、
そこいらをウロついていました。

2007年09月19日

第七十二回 朝日名人会

第七十二回 朝日名人会
2007年9月16日(土)会場:有楽町朝日ホール

お昼の2時開演。
3時間以上、けっこう長いことやる会で
知られています。

開口一番:三遊亭歌ぶと「道具屋」
悪くないと思いますよ。堂々としている。

三遊亭王楽「兵庫船(鮫講釈)」
二代目「星の王子様」を襲名するとか、なんとか。
講釈で拍手がありました。良かったね。

古今亭菊之丞「酢豆腐」
久しぶりの菊之丞さん。
首相退任のニュースに
「船徳」を思い出したなんて枕、大ウケ。

「酢豆腐」といえば、意味不明な若旦那のキャラ。
「もちりんです」「さいでげすか」「おつだねェ」
なんて妙にハマっていて楽しい。
菊之丞さんの品の良さがあるから、
単なる変態じゃない若旦那の、
おかしさにつながるのかな。

古今亭志ん輔「居残り佐平次」
なぜか出会えていなかった志ん輔さん。
ようやく見ることができた上に、
たっぷり、いいものが聞けました。
カラっと明るくて、楽しい高座。
また聞きたい。

仲入り
もう十分というほど落語を聞いたのに、
まだ仲入りかァ、という感じ。
昼間だからエンジンがかからないのか、
客席の雰囲気なのか、
座ってハナシ聞いているだけなのに妙に疲れる。

柳家喬太郎「粗忽長屋」
枕もほとんどなく噺へ。
わりとオーソドックスな「粗忽長屋」。
会場はそこらじゅうで、ドカンドカンと爆笑でした。

柳家権太楼「質屋庫」
この日のお目当てでした。
定吉の壊れっぷりが、爆笑のネタ。
顔が面白すぎです。
いろんなネタが聞きたいですねェ。
なかなか遭遇しないんだよな。

2007年09月18日

武蔵小山のたっぷり市馬の会

武蔵小山のたっぷり市馬の会
2007年9月15日(金)会場:ライブカフェ・アゲイン

国立劇場 大ホールにて、
1,500人が目撃者となった「落語 24」の翌日は、
なんとキャパ40人の会場、ギャップ激しいです。
どちらが良いかって言うと、
もちろんこっちです。
最前列の方、どころか2列目のお客さんにも、
「息がかかりそう」といっても大げさではありません。
僕は4列目くらいで見ましたよ。

開口一番:立川こはる「道灌」
縁あって開口一番なのだそう。
「里子に出されたのではありません」だって(笑)
この噺が聞けるのが久しぶりで嬉しかったけど、
ところどころに談春さんテイストのギャグがあって、
ちょっと普通じゃない「道灌」。
実は相当マジメに聞きました。

柳亭市馬「金明竹」
師匠噺の枕から、前座時代に「道灌」よりも先に、
兄弟子の、さん喬さんに教わったという「金明竹」へ。

いやはや分かりやすくて、楽しく聞ける「金明竹」。
関西弁の口上も、頭に入ってくるから、
ちゃんと仕込みになって、後半ウケまくる。
与太郎も飄々とした
「バカっぽい利口」という感じで良かった。
そういえば噺に入る前に、
「与太郎さんには足を向けて寝れない」なんて
おっしゃっていましたね。

仲入り

柳亭市馬「お神酒徳利」
ほんとうに「来て良かった」と思えた一席。

のんびりと笑って幸せになる、
という落語の醍醐味というか、楽しみを再認識しました。
噺の方は、マヌケなくらい都合よく進むけれども、
それが払って幸せな気持ちにさせてくれる。

そして市馬さんの大らかな人柄が、
噺の中に溢れているようで、気持ちのいい高座でした。
素晴らしかったですね。
もうね、最高中の最高です。
これだけ落語きいてるのに、また聞きたくなるというね。
おかげで、またヤマイが進行してしまいました。

初めてうかがいましたがアゲイン様、ほんとイイです。
何がイイって建物が「ペットサウンズ・ビル」だもの。

次は一階のCD屋さんにもよりますです。

2007年09月17日

志の輔らくご ひとり大劇場

志の輔らくご ひとり大劇場
2007年9月14日(木)会場:国立劇場 大ホール

国立演芸場で三夜公演の最終日。

僕の落語初体験が、
この会場(2005年8月「立川談志一門会」)でした。
そんなわけで多少の懐かしさと、会への期待で、
良い心持で会場入り。

会場の中にはいって舞台を見ると、
真っ黒な舞台に「志の輔らくご ひとり大劇場」
と書かれた立て札。高座がない。
この舞台に思わぬ仕掛けがありまして、
開演すると、黒い壁が動いて裏っ返しになるように回転し、
高座が登場したのです。
なんだこりゃ。かなり面食らいましたァ。
思わず「うわっ」っと声を出してしまう仕掛けです。

立川志の輔「バールのようなもの」
いつものように枕でシッカリと客をつかむ。
噺の方は「どっかで聞いてきた話を、
安易に真似して失敗する」という、いわゆるオウム返しの新作。

こういう古典っぽい新作って、
今まで聞いたことなかったので新鮮でした。
しかし単なるオウム返しじゃなくて、
ちょとヒネってあるんですね。と、まずは軽い噺で幕開き。

舞台が再び回転し始め、
舞台のB面(高座の裏側)に並んだ松永鉄九郎社中。
鉄九郎さんのソロパートなどもありつつ、
しばし、お囃子の演奏。

また180度回転し、舞台がA面に戻ると、
お辞儀をした志の輔さんが高座に。
ん~わかるのか、この説明で。とにかく、派手なんですよ。

立川志の輔「八五郎出世せず(妾馬)」
志の輔さんの「妾馬」は、
「八五郎出世せず」とも「新 八五郎出世」とも言われますね。
泣き笑いの傑作であります。

しかし二席目で「妾馬」ってことは、
すでに、たいへん話題になっていたトリネタはなんだろう、
と思ったりしながら聞いていた。

仲入り
志の輔さん贔屓ながら、来られなかった彼女に、
土産(手拭い)を購入し、機嫌をうかがうことにする。
落語に狂っている男のせめてもの気遣いであります。

立川志の輔「政談 月の鏡」
枕で「24 シーズン6」レンタル開始の話題と、
「24」のハナシ。わりと丁寧に解説しているのが、
この後の仕込みになっていたんですね。

細かい内容は皆さん書かれているので、
アレなんですが(まぁ端折るんですが)、
なんというか実験的というか、意欲的というか、
ある意味パンクというか、オルタナというか。

「24」を引用した演出はシャレ、冗談としてもですね。
落語を分解して解説した上で、
その形式におさまらない「落語のようなもの」を
創作する訳ですから、作品そのものよりも、
そのクリエイターとしての
才能・感性・姿勢に感動したしまったのでした。

「政談 月の鏡」が再演されることはあるのかな。
興味シンシンであります。

2007年09月16日

みたか井心亭 長月(数えて百四十八夜)

みたか井心亭 長月(数えて百四十八夜)
2007年9月12日(水) 会場:みたか井心亭

三鷹駅から、徒歩15分との案内だったので、
ビビってタクシーで行ってしまったけど、
場所がわかりにくいので正解でした。

座敷に座布団がならんでいて、
みなさんリラックスして、お待ちかねの様子。
外から虫の音が聞こえる。

開口一番:立川らく兵「手紙無筆」
係の人の前説のあと、いつもの表情で、らく兵さんが登場。
「一年前のこの会が初高座で、この一年いろいろなことがありました。
三浦知良が万引で捕まったり・・・」
なんか変なこと言ってしまう癖がありますね(笑)

立川らく次「鮫講釈」
NHK新人演芸大賞の予選会で演ったネタとのこと。
さすが二ツ目だなァ。
しかし「談春さんのが聞ければ、とりあえず良いよ。」
なんてお客さんがいるかもしれないのは、
落語の難しいところかなァ。応援してます。

立川志らく「粗忽長屋」
この人この噺、ではないけど、
粗忽の醍醐味(って変ですけど)が堪能できるのが、
志らく師匠の粗忽モノ。

そこいら中に入っているギャグが楽しすぎる。

仲入り
素晴らしいことにお茶が飲み放題。
それもホットとコールドがあるんです。
うれしいなァ。

井心亭の手拭いを買ったらネタ帳をもらった。
過去の寄席井心亭のネタが全部書いてある。
しばらく時間を忘れて読んでしまいました。

立川志らく「妲己(だっき)のお百」
一昨日がネタおろしだった、怪談噺。
お客さんも違うし、解説も少し丁寧に
分かりやすい感じでしたでしょうか。
あとサゲの仕込みが中盤に入っていたように思うけど、
ま、そんな細かいことは良いですかね。

質問コーナー
あらかじめ客席から集められた質問を、
前説でも登場した「割としゃべる」係の人が読み上げます。

質問は真面目なモノしか読まれないのか、
お客さんが真面目なのか。
ぼくも聞きたいことがあったので提出済みだったのですが、
「『24』の新しいヤツみましたか?」なんてのは、
読まれるはずもないのでありました。

「24」といえば、、、
同じ頃、国立大劇場で悪ふざけ(良い意味でこの表現)が
行われているとも知らず。間抜けな質問だったなァ。

帰りはノンビリと駅まで歩いて帰りました。

2007年09月14日

立川談志独演会

立川談志独演会
2007年9月11日(火)会場:かめありリリオホール

家元(談志)を追いかけて、亀有まで。
意外と近かったですね。

ロビーでは「立川談志ひとり会落語ライブ」DVDの販売。
メチャクチャ欲しいんだけど我慢君。
遊び過ぎなので、とうとう資金難です。


立川談志「死神」
登場から不調を訴える家元と、
笑いで応えるお客さん、というオープニング。

なんでも笑う客というのがいるけれど、
あのオープニングで、割合が分かりますよね。
申し訳ないけど「なんでも笑う人」は多かった。

枕とジョークの後、「死神」

家元の死神の不気味さと言ったらないですよ。
「死神は病人を殺しに枕元で仕事をしている」
なんてゾクっとしました。
あとCDでも言っているんだけど
「死神だって神様だ、嘘をつかない」とか。
死=リアルだということを語ることで、
恐怖を浮き彫りにしつつ、サゲでガクっとさせる。
途中で脱線したり、
そこまで名演でなかったかも知れないけど、
作品の完成度が圧倒的。とにかくシビれました。

あと元気になった病人が「腹減った」といって、
必ずチャーハンを食べたがる。
この「チャーハン」っていう言葉の面白いこと。

枕は映画の話。
ジョン・デンバーが出演していた「オーゴッド」。
ユーモアと神の描写を解説しながら、粗筋を語る。
「志らくみたいに長々やらないよ」なんて笑いながら、
(シネマ落語のことですかね)
けっこう長く話していましたよ。

そういう、古くて良いものが残っていかない、
忘れられている、ということを憂いていた。

「夕立勘五郎」
座布団に座るときに、足の筋力がないので、
といって、座る前に愚痴る。
また「二年で死にたい」なんて言っている。
「志の輔・志らくが次の世代だ」とか。

そして「誰もやらない噺を演る」といって「夕立勘五郎」。
東北なまりの講釈士が意味不明な講釈を語るという、
短い噺で、何ともあっけなく終わった。

で、終演時間まで余っているのでジョーク。
お客のリクエストに応えて、落語チャンチャカチャンを。
わきまくる会場に家元も機嫌よくなってきた様子で、
こちらもうれしくなってくる。

「貴重な時間を俺にくれて誠にありがとうございました」と、
お辞儀し、幕が下りた後、もう一度幕が上がる。


「高座から立つところを見せる」と言って、
ゆっくりと変な形で立ち上がり、拍手が起きる。

「チンポコだって平気で出せる」
「出せるか出せないかで、その芸人が、どの程度か分かる」
なんて言っていた。

別に「生き様」を見せている訳じゃない。
客が喜ぶなら、そのくらいのもの見せますよ、
という程度の意味でしょう。

最後は、とろけるような笑顔で挨拶する家元。

とにかく家元の、この笑顔に弱い、
という人も多いのでは。

最高ですよねェ。

2007年09月13日

志らくのピンPartIII 古典落語編

志らくのピンPartIII 古典落語編
2007年9月10日(月)会場:内幸町ホール

すごくひさしぶりな気がする「志らくのピン」。
7月の独演会・落語会ラッシュも遠い昔、
内幸町ホールも久しぶりだし、すこし郷愁すら感じた。

ん〜ま、郷愁というか、
「東京かわら版」も知らない、
柳家も三遊亭もよく知らない、
というか志らく師匠の会にしか行ってなかったころ
(必死になって落語を聞いていたころですけど)を思い出しました。

まるまる1ヶ月ほとんど、
志らく師匠の落語を聞いてないからなァ。
それだけなんだけど。

立川らく次「黄金の大黒」
笑いがない、と志らく師匠に言われていたけれど、
そもそも並の真打ちの落語でも、
口開けて笑えないような人が、
この会に集まっているんじゃないか、という説も。
そういう意味では「何でも笑う客」は少ない。

立川志らく「替わり目」
そうとう楽しい。
「久しぶり」の飢餓感も相まってか、
心の底から楽しんでしまった。
スピード感、ギャグ、これだよなァ。
お上さんのノロケを言う場面の
「チューしてくらはい」は爆笑だった。

立川志らく「唐茄子屋政談」
「人情八百屋」に、似た話なような気がしてくる。
むしろ「人情八百屋」の方が無駄がなくて好きだ。

仲入り
なんかチケットを沢山買ってしまう。

立川志らく「猫久」
「唐茄子屋〜」とネタおろしの「妲己のお百」に、
はさまれて、どうでもいい感じになっている(笑)と言いながら、
こういう本当にどうでもいい噺こそが落語、といって始まった。
侍もふくめて、全員のんきでおバカ。
誰の「猫久」よりも好きだけどな。

それにしても、こういう無意味というか、
どうでもいい話が語り続けられている、というのは、
なんか凄いことのような気がします。

立川志らく「妲己のお百」
「談志の十八番に挑戦」と銘打たれたネタおろし。

怪談噺で、談春さんが90分くらいかけている噺ですね。
にぎわい座の2階の最前列で聞いて、
あまりに長時間で、首が痛くなったことがあります。
また枕なしでやるから、いけないので、
「これから長いです」くらい言った方が良い。

志らく師匠の「妲己(だっき)のお百」は、
上手いこと編集されていて、
映像的な語りの手法も使いつつ、
師匠にしかできない怪談噺という感じで、ぼくは好きです。

怨念の恐ろしさを語りで押していく談春バージョンと、
特に後半は完全に別物で、
現代のホラー表現を引用しながら、
客に映像を見せるという、新しいし、効果的でもあると思うんだけどな。

また聞きたいと思いますけど、
別に怪談噺って一年中いつやっても良いですよね。
また一年後、なんて言わず。


※と書いていたら、
二日後の「みたか井心亭」で再演があったのでした。

第十回 立川志ら乃独演会

第十回 立川志ら乃独演会
2007年9月9日(日)会場:上野広小路亭

日曜の夜は、
久々に志ら乃さんの独演会に出かけてみることに。
「真打ちトライアル」を控えて、
さぞ充実の、なんて思っていたんだけど、
終わってみると「こんな日もある」なんて(笑)

立川志ら乃「権助提灯」
近況報告なども交えた枕でお出迎え。
お客さんも暖かい空気で、笑いでこたえる。

枕が長くて、噺の方が短めだから、
ちょっと小三治さん状態。いやいや冗談です。

らく兵さんの話。
「基本ほかの人間のことには無関心」
みたいなことを言いながら、
「噺家なんだから、それでいいんです、
仲良しゴッコしに来てる訳じゃないんだから」
なんて言ってたのが、ちょっと良かった。

立川志ら乃「千早振る」
ここまでのところ、二席ともスベり気味。
といっても、ふつうに面白いんですよ。

もしかすると、
爆笑が起きないと気がすまないのは、
志らく師匠譲りなのかも。

仲入り

立川志ら乃「人情八百屋」
独演会だと仲入りまえの前半スベりガチだけど、
後半で盛り返してます、なんて言いながら、
「人情八百屋」へ。

最近どこかで、志ら乃さんが、
このネタをかけていたのを知っていたので、
何となく期待して来たのでした。良かった。

ぼくはとにかく、
志らく師匠の「人情八百屋」が大好きで、
しかたがないのです。

新しいギャグを入れたり意欲的だったな。
また聞かせてください。

ぼくらは金を使うくらいしかできないけれど、
真打ち昇進へ向けて、がんばって欲しいものです。

2007年09月12日

いまドキドキしているのは

安倍ソーリの退陣から、
話題は「次」にうつっていますが。

小泉、安倍のモノマネとか
政治ネタが最高に面白い松元ヒロさんは、
きっとドキドキしているに違いない。

と思ったら、
おとといからソロライブ中なんですね。
(17日まで)

ずっと前から行きたかったんです。
間が良いというか、なんというか。

ライブ見れる人、スゲーうらやましいです。

市馬・喬太郎 二人のビックショー

市馬・喬太郎 二人のビックショー
2007年9月7日(金)会場:練馬文化センター

寒空はだかさんの登場と同じくらいに会場入り。
(開口一番:柳亭市朗「子ほめ」)

寒空はだか「真空ギター(歌うスタンダップコミック)」
「ジャンジャン」「ツカツンチャン」
「ズズズチャ~ン」など
お馴染みのオカズを入れながら、
オリジナル曲、替え歌を歌いまくります。

いとしこいし的な兄弟漫才のネタが強烈だった。

あと、ラストの「東京タワーの歌」で
会場から自然と手拍子が。
この歌好きだなァ。
なんとかして流行らないかな。

柳亭市馬「お化け長屋」
彦六、馬生、小さんとの思い出を枕で披露。

噺の方は、よい心持になってしまう
「お化け長屋」というのも変だけど、
市馬さんの落語らしい、
真っ直ぐな江戸っ子が沢山出てくる。
形は同じでも、小三治さんとは、
ぜんぜん違うのだから、落語っておもしろいなァ、
とかって分かったような感想でスイマセン。

仲入り
ここで仲入りって、ずいぶん豪華です。
たっぷりな会。

アニマル家馬夫・豚夫「歌謡漫才」
市馬さん(馬夫)と喬太郎さん(豚夫)の漫才。

ご本人のキャラとは真逆な、
馬夫のキャラ設定がまず笑える。
ひょうひょうと毒舌を吐きまくって、
豚夫が突っ込むのを基本にネタが進みます。

モノマネで「本人が絶対言わないこと」を言う、
なんてネタがありますが、ほとんど同じで、
いちいちオモロいです。
たまにだからイイんだろうけど、もっと見たいですな。

たとえば、

インリンってのはエロくて、
私けっこう好きですな、

とか市馬さんがニコニコで言ったら、
爆笑だろうなァ。
(もちろんコレは言ってません)

ハナシは戻って、漫才の方は、
西武線沿線を船で渡りながら、歌ってボケる、
歌謡漫才へ。市馬さんが歌いまくる。

昔昔亭桃太郎「ピーチトーク(柳昇物語)」
出てくるなり「漫才が長いから持ち時間が15分」と
ボヤきながら、爆笑をとる。
落語で客を泣かせてくれ、とリクエストされたハナシ。
「『転失気』で泣かせてみようか」なんてギャグも。
泣きたくて落語を見るなんて、
たしかに変なハナシですよねェ。

その後は師匠・柳昇を語る「柳昇物語」を手短に。
なかでも凄いな、と思ったのが
「コーヒーカップの持ち手が内側にあったら飲みにくい」
というギャグ。
「コーヒーをカップの外に注がなくちゃいけない」
「カップの外は広い」だって、このギャグは凄い。

柳家喬太郎「彫師(ほりし)マリリン」
まず「世間で思われているほど、
私はキャバクラ好きではありません」との宣言。

※この時「中途半端なんだよ!ヌキはねぇし!」
と言った後、少し後悔したっぽかった(笑)

数人の噺家でフィリピンパブに行ったとき、
何気に市馬さんは楽しそうにしていた、とか。

で噺の方は、、、くだらないですねェ。
もう、くだらないのが落語です。
そういう意味では王道でしょうかね。

それにしても喬太郎さんの新作に出てくる、
壊れた感じの女子は、どれも出色の出来ですな。

盛りだくさん、たっぷりの会でした。

2007年09月10日

柳家小三治独演会

柳家小三治独演会
2007年9月4日(火)会場:西新井文化センター

予定を大きくはみ出して遅刻。
仕事の打ち合わせが長引いて食事もしていないし、
ちょっとグッタリ気味で西新井へ。

まぁそれでも小三治さんの独演会に行ける訳で、
愚痴ばかり言っていてもしようがないです。

柳家禽太夫(きんだゆう)「佐野山」
遅れて途中から入場。
すでに佐野山と谷風の
結びの一番に近づいていました。
しっかりと聞かせるよなァ。
アタマから入りたかった。

柳家小三治「茶の湯」
結果的にはすこし短めだった枕のスタート、
禽太夫さんの「佐野山」をうけて、
「で、そのお相撲の話ですが」と笑わせる。
休場した場所中に巨人戦を観戦した横綱の話。
朝青龍がサッカーしている姿は、
屈託なくて、かわいい、とか。

噺の方は定吉がかわいい「茶の湯」。

仲入り
9月26日発売、「落語研究会」
のDVDボックスのチラシを見る。
コレは欲しいぞ。
DVD10枚+書籍で、39,900円。

手は出にくいですけど・・・

柳家小三治「かんしゃく」
牛の脂で作った石鹸を23年使っていたが、
製造中止になるとのこと。
狂牛病の騒動で牛肉が売れなかったことも
影響していると嘆く。

あとは政治の話。
政治は政治であって、結局のところ、
我々は自分の生活をシッカリやるしかない。
コレは良かった。

しかし、西新井のお客さんは、
妙に暖まっていて、やたらに拍手したり、
ビンカンに笑う人が沢山いました。
心のそこから楽しんでいるんだな、と思う。
酔っ払ってるだけの人もいるかもしれないけど(笑)

「かんしゃく」
新作落語はいつから古典になるのか。
代を経て受け継がれたら、
古典になるだろうという話から、
明治時代の新作落語。

小言モノとしては、
「小言念仏」の方がすきだけど、
ストーリーが展開するあたりで、
不覚にも寝てしまい、
どうにもスッキリしなかった。

コレはかなり悲しい。

2007年09月07日

市馬・談春 二人会

市馬・談春 二人会
2007年9月3日(月)会場:横浜にぎわい座

最近多い、このコンビ。
二人会に三人衆(こっちはトリオだけど)。

国立演芸場の「市馬vs談春」がそうだったけど、
お互いを高めあうような化学反応と言うか、
相性の良さも感じられて、とっても楽しみにしています。

遅れて入場するとお二人の対談をやっていた。
(開口一番:立川こはる「たらちね」)

市馬・談春「対談」
ぼくが入る前に市馬さんが歌ったらしい、
なんか悔しい。
トークの内容は師匠の話。
小さん師匠と家元(談志)との、
それぞれの裏話が楽しく、
師匠への愛情と照れもまじっているような、
なんともいい話がたくさん聞けた。

立川談春「五貫裁き」
枕では、五代目小さん師匠との思い出話。
お馴染み(志らく師匠の「文七元結」を聞いた、
小さん師匠が「たらちねでも、やってるのか」といった話)
もまじえつつ。

「五貫裁き」
これは良い高座が聞けた。

八五郎の意外性のあるギャグ、
バカだけど一生懸命という描き方。
奉行の醸し出す品、大家の啖呵というか説教、
改心した徳力屋がガラっと表情の変えるあたり、などなど。

とにかく粒ぞろいで、グッと引き込まれたな。
底知れないよなァ。
カッコいいですよ、談春さん。

仲入り
ぜんぜん眠くならない。
自分の体調が好調とわかってテンション上がる。

柳亭市馬「佃祭」
枕では、戸の叩き方と、扇子の放り方を実演しつつ、
談春さんの仕草にみる家元の影響。
あとは内弟子時代の、談志、三平、志ん朝の思い出。
市馬さんの家元のモノマネは、
声が違うから、そんなに似てる感じしないんだけど、
ものすごく楽しい。

ネタは「佃祭」。
これは不思議というか奇妙な噺だなァ。

「情けは人のためならず」
という説教なのかと思いきや、
与太郎が出てきて台無しにしてしまうし。

筋書き上、必要なのかもしれないけど、
ときおり出てくる「ヤキモチ」の設定。

なんか変なんです。

しかし市馬さんが演じれば、
たいていの落語は楽しく、まるで幸せの形に
変わってしまう訳です。

それはもう魔法のような高座です、
といったら言い過ぎかな(笑)

今年に入ってから
既に100回くらい落語会に行ってますが、
今日が一番かもしれないなァ。

なんて、わりと毎回思うことなんですけどね。

これからも楽しみです。

2007年09月06日

柳家小三治独演会

柳家小三治独演会
2007年9月2日(日)会場:アミューたちかわ

柳家禽太夫(きんだゆう)「替わり目」
おなじみ落ち着いた高座で会のスタート。

柳家小三治「お化け長屋」
おなじみ、とってもなが~い枕で、
お客さんを楽しませる。
ハワイとマカダミアナッツの話、
DVD「グロリア」と映画のサイズ。
「美しき諍い女(いさかいめ)」と修正の話など。

小三治さんのことは、
どう書けばいいのか、いつも困ってますね。
で「おもろかった。」としか書いてないんです。

おもろい、としか言えないんですよね。
もう最上級におもしろいのが、
小三治さんかも知れません。

仲入り

柳家小三治「小言念仏」
すでに終了予定時刻の16時。
「時の経つのを忘れちゃう」なんて
冗談を言いながら、さらに手短な枕。
草津音楽祭とビクターのスピーカーの話。
古いスピーカーを引っ張り出したり、
大量のゴミを廃棄したときに、
山登りの句を思い出した話。

「山登り 嫌いで女に ふられけり」
悔しそうに「あの女・・・」なんて言う顔の面白いこと。

ネタの方は、もう爆笑の連続。
こりゃスゲェ。
あまりの楽しさに、幸せな気持ちになった。
ほんとです。

2007年09月04日

立川談春