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志らくのピンPartIII 古典落語編

志らくのピンPartIII 古典落語編
2007年9月10日(月)会場:内幸町ホール

すごくひさしぶりな気がする「志らくのピン」。
7月の独演会・落語会ラッシュも遠い昔、
内幸町ホールも久しぶりだし、すこし郷愁すら感じた。

ん〜ま、郷愁というか、
「東京かわら版」も知らない、
柳家も三遊亭もよく知らない、
というか志らく師匠の会にしか行ってなかったころ
(必死になって落語を聞いていたころですけど)を思い出しました。

まるまる1ヶ月ほとんど、
志らく師匠の落語を聞いてないからなァ。
それだけなんだけど。

立川らく次「黄金の大黒」
笑いがない、と志らく師匠に言われていたけれど、
そもそも並の真打ちの落語でも、
口開けて笑えないような人が、
この会に集まっているんじゃないか、という説も。
そういう意味では「何でも笑う客」は少ない。

立川志らく「替わり目」
そうとう楽しい。
「久しぶり」の飢餓感も相まってか、
心の底から楽しんでしまった。
スピード感、ギャグ、これだよなァ。
お上さんのノロケを言う場面の
「チューしてくらはい」は爆笑だった。

立川志らく「唐茄子屋政談」
「人情八百屋」に、似た話なような気がしてくる。
むしろ「人情八百屋」の方が無駄がなくて好きだ。

仲入り
なんかチケットを沢山買ってしまう。

立川志らく「猫久」
「唐茄子屋〜」とネタおろしの「妲己のお百」に、
はさまれて、どうでもいい感じになっている(笑)と言いながら、
こういう本当にどうでもいい噺こそが落語、といって始まった。
侍もふくめて、全員のんきでおバカ。
誰の「猫久」よりも好きだけどな。

それにしても、こういう無意味というか、
どうでもいい話が語り続けられている、というのは、
なんか凄いことのような気がします。

立川志らく「妲己のお百」
「談志の十八番に挑戦」と銘打たれたネタおろし。

怪談噺で、談春さんが90分くらいかけている噺ですね。
にぎわい座の2階の最前列で聞いて、
あまりに長時間で、首が痛くなったことがあります。
また枕なしでやるから、いけないので、
「これから長いです」くらい言った方が良い。

志らく師匠の「妲己(だっき)のお百」は、
上手いこと編集されていて、
映像的な語りの手法も使いつつ、
師匠にしかできない怪談噺という感じで、ぼくは好きです。

怨念の恐ろしさを語りで押していく談春バージョンと、
特に後半は完全に別物で、
現代のホラー表現を引用しながら、
客に映像を見せるという、新しいし、効果的でもあると思うんだけどな。

また聞きたいと思いますけど、
別に怪談噺って一年中いつやっても良いですよね。
また一年後、なんて言わず。


※と書いていたら、
二日後の「みたか井心亭」で再演があったのでした。

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