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2007年10月 アーカイブ

2007年10月31日

落語教育委員会

落語教育委員会
2007年10月28日(日)会場:なかのZERO 小ホール

かなーり気になってた
「落語教育委員会」に出かけてまいりました。

コント(喜多八、歌武蔵、喬太郎)
3人による病院コント。
喜多八さんが看護婦姿でモジモジしている。
コントに参加していないと思ったら、
オチで使われる、オイシイなァ。

三遊亭歌彦「反対車」
歌武蔵さんの弟弟子。

柳家喬太郎「禁酒番屋」
枕は、前日の日大〜武蔵小山の話をサラっと。
古い友人と飲むのは気兼ねがなくて良いって言いつつ、
昨日演った「子別れ」にダメだしされちゃった、のだそう。

「禁酒番屋」は、酔っぱらいが良いと評判です。
笑ったのは、最後の「しょんべん屋」のところで、
番屋の侍が「これは地酒だな!」だって。
ニゴってるから。

仲入り

三遊亭歌武蔵「煙草の火」
この噺は初めてききました。
歌武蔵さんの旦那さんは、優雅さがあってよい。
優雅さというか貫禄かも知れない。
ガタイがいいから、なんつって。

柳家喜多八「宮戸川」
とぼけた味わいの「宮戸川」。
あんなに気の抜けた濡れ場も珍しい。

時間的にも長すぎず、コンパクトで、
三者三様の魅力が楽しめた会。

楽しかったです。


●ネットで見つけた、お客さん達-順不同です-
キティさん研究所にゅーすさん
朝寝-昼酒-夜遊さん
三日坊主が三日おきに訪れるBLOGさん
憩(ブログ版)さん
ゴリラッコWEB ~yu here mi noh?~さん
汝の人生ひょっとこの如しさん
♪らいぞう☆の日常天国♪さん
カラダよろこぶろぐさん
落語の噺とネコの話さん
Kazooの感激記さん
Inにこもってモノスゴクさん
小閑亭落語雑記さん
おつかれさまでした。

2007年10月30日

Cafe落語8特別編 柳家喬太郎独演会

Cafe落語8特別編 柳家喬太郎独演会
2007年10月27日(土)会場:ライブカフェ・アゲイン

台風20号が関東地方に接近している最中、
武蔵小山まで行ってまいりました。
今回がマックスの定員50名とのことでしたが、
ほんとにギュウ詰めという感じでしたね。
しかし、ぜいたくな空間でした。

笑福亭羽光(うこう)「犬の目」
鶴光一門の方。
いきなり「落語ブームでんなァ、
台風の中こんなに人が」と言っていました。
いやいや、傘さして出かけるよりも、
チケットとる方が大変でしたから、と思ったのは、
ぼくだけでしょうか(笑)
噺のほうは、上方の噺。ふつうにオモロい。

柳家喬太郎「時そば」
枕は街ネタ、駅(電車)ネタと、
日大のOB会のようなものに出かけたハナシ。
笑ったのは祖師谷大倉で、
ウルトラマンの携帯ストラップを
探し歩いたくだり。

あと青森の五所川原にあるバスを
改造したラーメン屋の話。
「天ぷらラーメン」てメニューを見て、
喬太郎さんは、さすがにスルーだったけど、
翌日、林家正楽さんが「食べた」と言ってきたのだそうだ。
正楽さんのモノマネが似ていて最高だった。
さらに翌朝になると、そのラーメン屋(バス)が
走り去っていた、という話で爆笑は会場。

で落語。「時そば」いいですね。ほんと。
楽しんで聞けたし、そばも食いたくなった。
ギャグもいいし、食い方も上手くて最高!

仲入り
腰が痛くならないよう、
立ち上がったり、トイレ行ったり。

柳家喬太郎「子別れ」
弟子入り志願の話から、人と人の「縁」の話へ。
「子別れ」は「上」の最後っていえばいいのかな、
熊さんが女房を追い出す場面から。
子ども(亀ちゃん)が生意気で、かわいらしい。

父子、母子は、それぞれとても仲良しコンビ。
元夫婦は実は惚れあっていて「芝浜」みたい。
こんなに仲の良い家族が、ケンカ別れなんて、
おかしいよ、と思ってしまうほど。

サゲのために重要な仕込みでもある、
母子のシーンが丸ごと変わっているので、
当然サゲもちがうんです。

まぁ細かいこと書いてもしょうがないですね。
でも、あえて細かすぎることを書いてみます。
(単に書きたいから)

亀ちゃんの怪我の原因は「新撰組ごっこ」
殴ったのは「緑川さん」の坊ちゃん。
50銭もらって買いたいものは「靴」。
熊さんの元女房の名前は、お徳さん。

そのお徳さん、とても「かわいい」女性でした。

会が終わってからも「良かったなァ」
と思い出してしまうような、
染み入ってくるような感動がありました。

●ネットで見つけた、台風なんてどうってことないお客さん達-順不同です-
粗忽OL日記さん
L Diaryさん
咲くやこの花 in Tokyoさん
おつかれさまでした。

2007年10月29日

立川談志 落語会

立川談志 落語会
2007年10月22日(月)会場:川崎市麻生市民館

小田急線は新百合ヶ丘駅から徒歩5分の会場。
結局、会場についたら、すでに仲入り(開演は18時30分)。
家元に会いたいばっかりに、チケット買ってしまいました。

立川志らべ「浮世根問」
立川談修「目黒のさんま」と踊り「奴さん」
立川談笑「片棒(改)」

仲入り
ご案内の通り、ここで会場に到着。
会場で銀杏BOYZのアビちゃんと、
エレキコミックの派手な顔の方を見かけた。

松元ヒロ「スタンダップ・コミック」
総理が福田に変わって、
「真似できない(しにくい)」となげくヒロさん。
総理・政治ネタが少なめで、
かわりにとっても危険なネタをやってくれました。
「これは家元が言わせていることなんです」なんて、
言い訳すらとんでもない感じでした。

立川談志「田能久(たのきゅう)」
登場から、ニッコリ笑顔の家元。
開口一番「もうダメです」。
しかし機嫌が良いのか、体調が良いのか、
聞いている方の心持ちが良いだけなのか、
家元は調子良さそうに見えました。

いつものジョークのあと
「民話、おとぎ話が元の落語を演る」と言って「田能久」。
こういう何でもなさそうな噺も、
家元が演ると「何か分からないけど凄い」って
思える噺になったりします。

田能久さんが山に入ったところで、
「わたし(家元)自身も遭遇した経験がありますが、
山奥で木と木は会話している」なんて、ファンタジーな話。
さらりと話していたけれど、妙に印象に残りました。

あとはウワバミが復讐するシーン、
一瞬で緊張感ある空気をつくって、サゲでドっと疲れさせる。

終演後、もう一度幕が上がり、
レストラン・ジョークを2,3演って、ほんとうに終演。
ちょっと上機嫌な様子の家元、素敵でした。

2007年10月25日

志の輔らくご21世紀は21日 (2007年10月)

志の輔らくご21世紀は21日 (2007年10月)
2007年10月21日(日)会場:明治安田生命ホール

昼14時からの公演。
さわやかな陽気の日曜です。

立川志の輔「そば清」
開口一番なくて、志の輔さんの登場。
枕は赤福。
多くの食品メーカーが商品を、
たくさん売るために消費期限を短く設定したのが、
自分(メーカー)の首をしめたのだ、
というガッテンな話。

このあと白骨温泉を舞台にした新作を
さわりだけ演るというギャグがあって、
お客は大喜び。

で、「そば清」スタート。
負けず嫌いな江戸っ子が
意地の張り合いをするんだけど、
サゲはちょっとおとぎ話みたい。
「あーぁ」みたいな脱力した感じが
落語って感じでいいですな。

松元ヒロ「今日のニュース」
まァー非常に楽しい。
ヒロさんのこのネタは初めての
母親が「あの人バカねぇ」と
最大級の褒め言葉で、よろこんでいました。

立川志の輔「宿屋の仇討」
松茸と旅の枕から、旅の噺へ。
どうやら、この噺は、志の輔さんが
初めて覚えたトリネタなんだそう。

志の輔版「宿屋の仇討」って、
江戸っ子がとってもかわいいんです。
修学旅行で騒いでる生徒が先生に怒られるんだけど、
ぜんぜん懲りないで、またすぐ騒いじゃうみたいな。
なんとなく、ちょっと懐かしい感覚。
古典なのに、経験あるなァ、
わかるなァっていうのが不思議。

日が高いうちに終わるよう、
コンパクトにまとめました、とのことで、
会場の外は気持ちの良い秋晴れ。

すがすがしい心持ちでした。

2007年10月23日

第七十三回 朝日名人会

第七十三回 朝日名人会
2007年10月20日(土)会場:有楽町朝日ホール

通しチケットを買っているので、
毎月通っている朝日名人会。

自分で好みの会だけ行っていると、
なかなか見ることのない噺家さんを、
見ることが出来るのが貴重です。

そんなにムキになって
見聞を広めることもないんですけどねェ。

開口一番:三遊亭歌ぶと「子ほめ」
子どもを褒めはじめたあたりで会場入り。
トイレに行ってから、と思ったので、
超あせって用を済ませたのでした。

三遊亭きん歌「壺算」
橘家圓太郎「くしゃみ講釈」

五街道雲助「木乃伊取り」
なかなか出会いがなくて、初めて見る雲助さん。
シッカリ・キッチリて感じですよね。
普通だったけど、おもしろかったです。

仲入り
早めにロビーに出て、ソファーでくつろぐ。
だいぶ、この会に慣れてきた気がする。

入船亭扇遊「寝床」
この日で一番おもしろかったかな。
義太夫のいろんなデフォルメした表現が笑えました。

桂歌丸「抜け雀」
有名な方ですが落語は初めてみました。
感心するのは、この会のお客さんは、
落語に詳しい方が多いですよね。
笑い方なんかが、そこいらの会とチト違う。
なんか余裕ある感じですしね。

しかし3時間以上も
座っていて疲れないんでしょうか。
ぼくは、かなり腰がシンドイかったです。

2007年10月20日

志らくのピン シネマ落語編「エデンの東」

志らくのピン シネマ落語編「エデンの東」
2007年10月18日(木)会場:池袋・新文芸坐

新文芸座でのシネマ落語の会は、今回で終了。
と入場してから知らされてビックリ。
いろいろ思い出深い会場、落語会でした。

立川らく八「千早振る」
遅刻したので、らく八さんの途中で入場。
いろいろギャグも入れていました。
笑いもあったし、良かったと思いますよ。

立川志らく「たいこ腹」
十八番の一席。んま、勢いでグワーっと、
たいこ持ち、一八の頑張りが光った高座。

立川志らく「天災」
一時期、集中的に演っていた噺ですね。
かなり面白いんだけど、やっぱり勢いでグワーっと。
ま、細かいことは良いんです。
僕の好きなギャグ
「道?フェデリコ・フェリーニの?」も健在でうれしかった。

仲入り
「志らくのピン シネマ落語編」といえば、
仲入りで次回のチケットを買うのが恒例。
最後だから当然買わなくて良いわけで、
うれしいんだけど、なんか寂しい。

立川志らく「三枚起請」
サゲが工夫されて、ドヒャ〜という感じに。
仲入り前の二席と比べて、
ちょっと丁寧に演じられていた気もしました。

立川志らく「エデンの東」
シネマ落語の好きなところは、
(初めて聞くことが多いので)
知らない噺だからっていうのもあるんです。
「この先、どうなる?」って気持ちで、
落語を聞くこともほとんどないですけど、
好きなんですよね。

あとシネマ落語は映画の数だけ可能性があるのも良い。
世界は『使われなかった人生』であふれてる」じゃないけど、
たくさんの(大勢の)人生を生きられるのが映画の良いところ。

映画なんだよなァ、落語なんだけど。

「エデンの東」は人情と救済の物語。
また聞きたい。

2007年10月18日

第102回 志らく一門会

第102回 志らく一門会
2007年10月14日(日)会場:上野広小路亭

100回記念の会も行けず、
すっかりご無沙汰してしまった一門会。
御徒町から広小路へ。見慣れた景色。

立川らく太「狸の賽(たぬきのさい)」
狸が、かわくて良かった。

立川らく里「芋俵」
たぶん初めて聞く噺なんだけど、
芋俵に入った泥棒が与太郎だってのは初めて知った。
キケンな枕には毎回、期待してしまいます。

大喜利
司会:志ら乃
回答者:らく八・らく次・志らべ・らく兵
ぼくにとっては、久しぶりの大喜利。
らく兵さんがおもろいんだけど、
やはり司会:志ら乃さんのツッコミが良かった。

仲入り

立川らく次「転宅」
お〜本格派。おもしろかった。

立川志らら「替わり目」
枕というか、フリートーク好きの志ららさん。
鶴瓶さんの「らくだ」を聞きに香川まで行ったハナシ。
なんかビミョウにイラっとくるんだよなァ(笑)
最後は「落語やらないと師匠にしかられる」だって。

立川志らく「お若伊之助」
枕では、このところ老化が進んで、
先代の金原亭馬生師匠の後を
追っているように感じる、というハナシ。

噺の方は、美男美女の色っぽい物語かと思ったら、
棟梁のドタバタがあって、最後は狸が化けていた、
というちょっと訳の分からない噺。

「狸賽」じゃないけど、落語に登場する狐や狸といえば、
かわいくて一生懸命なのが相場なんですけどね。
この狸は、ひと言も話さないまま殺されちゃって不気味です。
お若が、その狸の子を生んじゃうってのも
かなり気味が悪く、かわいそうだ。

しかし不気味なのはサゲだけ。楽しい高座でした。

大喜利も短めでちょうど良く、
落語もたくさん、来て良かったと思える会です。

2007年10月16日

一本柳道中双六〜喬太郎勉強会(10月13日 夜の部)

一本柳道中双六〜喬太郎勉強会(10月13日 夜の部)
2007年10月13日(土)会場:「劇」小劇場

とっても勉強熱心な喬太郎さんが
勉強会を3日で4公演。土曜の夜に行ってまいりました。

開口一番:柳家小んぶ「道灌」

柳家喬太郎「提灯屋」
「もうろうとしているから
何言い出すかわからない」なんて言いながら、
自由気ままに枕が長くなっているのかと思ったら、
「提灯屋」のサゲ(「丸に柏?」「分かった!スッポンに鶏!」)が、
分かるように、料理と家紋のハナシをしていたんですな。
おぉ〜という感じでした。
サゲがスっと入ってくる噺が好きです。

柳家さん若「初天神」
釣り好きのさん若さん。
枕も噺のほうも、おもしろかったです。

柳家喬太郎「妾馬」
「人に身分があった時代」なんて言うから、
何が始まるのかと思ったら「妾馬」。
こんなネタもってたの?と思いながら聞いてたら、
途中からドンドン新作みたいになってたなァ。

田中三太夫と八五郎が
「(ウルトラマンの)ジョワッ!」で気があったり、
殿様も妹の鶴もウルトラマン好きだったり。
酔った八五郎は「東京タワーの歌」と
「東京デリヘル音頭」を歌うし、
なんか、これだけ聞いても想像つきませんよね。
逆に想像つく人は、その想像であっている気がします。

貴重なモノが聞けました、はい。

2007年10月13日

池袋演芸場 十月上席 夜の部(10月8日)

池袋演芸場 十月上席 夜の部(10月8日)
2007年10月8日(月・祝)会場:池袋演芸場

3連休のシメは鈴本演芸場、
じゃなくて(前日に続いて)ヤッパリ池袋。
客席は半分強くらいの入りでしたね。

古今亭駒次「狸札」
柳家甚語楼「強情灸」

大瀬ゆめじ・うたじ「漫才」
かなりどうでもいい内容なのに、
ネタになっているのが不思議だった漫才。

三遊亭多歌介「替わり目」

柳亭市馬「松曳き」
「粗忽の使者」と「妾馬」を
足して割ったような、粗忽の殿様の噺。
田中三太夫まで粗忽。
トボけ顔の市馬さんを堪能しました。

林家正楽「紙きり」
シメにミッキーマウスを披露。
「松曳き」はサゲの場面、見事でした。

柳家小袁治「金明竹」
権太楼さんの代演は小袁治さん。
枕は家元(談志)に上野で出くわして、
おごらされたハナシ。
噺は「金明竹」、謎の東北弁「ケラィーン」が笑った。
言葉の音のおもしろさが際だっていた。

仲入り
甘納豆を購入。
やはり食いきれないボリューム。

入船亭扇好「紙入れ」
前日に引き続き、綺麗な古典。

三遊亭歌之介「漫談」
爆笑漫談でドカンドカン客を沸かす。
ズルいくらい面白い。

アサダ二世「奇術」
ほとんどマジックをやらず、
グダグダのトーク。
許されているのだろうか。

三遊亭歌武蔵「五人廻し」
相撲界の枕。
話題には事欠かないようで、
横綱のこととか、前の日とまた違う、
いいハナシが聞けた。

噺の方は、色っぽくない廓噺。
ドタバタした様子が面白かったなァ。
いろんなネタが聞いてみたい
噺家さんであります。

2007年10月09日

池袋演芸場 十月上席 夜の部(10月7日)

池袋演芸場 十月上席 夜の部(10月7日)
2007年10月7日(日)会場:池袋演芸場

小三治さんがトリの鈴本の週末は
立ち見も出る大入り。
ぼくは興味ないけど末広亭は
木久蔵親子の襲名披露。
でも、よく考えたら池袋上席は
とっても豪華な出演陣。
17時に入ったら席は9割近く埋まってたかな。

古今亭駒次「真田小僧」
柳家甚語楼「寄合酒」
大瀬ゆめじ・うたじ「漫才」
三遊亭金八「源平盛衰記」

柳亭市馬「七段目」
この日のお目当ては市馬さんでした。
ニッコリとした市馬さんの笑顔を見て、
来て良かったなァと思う。
いつも通りの「七段目」は安定感抜群、
鳴り物入りでカッコよく。

林家正楽「紙きり」
ひょうひょうと紙を切る正楽さん。
「もみじ狩り」なんて見事だったな。
こちらも楽しいひととき。

柳家権太楼「幽霊の辻」
もう一人のお目当て、初めて聞く噺で得した。
落語特有のバカバカしさ。
いいものを聞いた。

仲入り
売店で鈴カステラ購入。
一人で食うには量が多すぎるのでした。

入船亭扇好「浮世床」
キレイな古典落語。

三遊亭歌之介「母のアンカ」
初めて見るのだけれど、そうとう笑った。
顔と声だけで面白いんだから、ズルいんだけど、
イイハナシでなァ。
泣き笑いも落語の醍醐味の一つだと思います。
予想外のひろいモノといった感じ。

伊藤夢葉「奇術」
最前列の一番前があいたので移動したら、
「(マジックに)タネがないか調べろ」なんて言われたり、
さんざんイジられてしまった。
スカしまくって、でも手品もシッカリ。
オーソドックスだけど、狂ってる。
相当面白いと思います。

三遊亭歌武蔵「胴斬り」
元力士の噺家さん、くらいのことしか知りませんでした。
相撲協会ネタの枕から、
侍に斬られて体が2つになった町人の噺で、
上半身が風呂屋の番台で、下半身が蒟蒻屋で活躍。
小噺では聞いたことがあったけど、
長くしたバージョンもあるんですな。

侍が町人を斬るシーンなんて、
大きな体を揺らしての大立ち回り。
大迫力の高座でした。
おもしろかったし、大満足。

そういえば、
若い女子のグループがいたらしく、
終始、楽しそうな笑い声が聞こえてました。
玄人さんも初めてさんも、
ニコニコと楽しめた一夜でしたしたね。

第51回 扇辰・喬太郎の会

第51回 扇辰・喬太郎の会
2007年10月6日(土)会場:国立演芸場

同期のお二人による落語会。
うまいことチケットを譲っていただき、
出かけてまいりました。

挨拶:入船亭扇辰・柳家喬太郎
まずは先回、体調が悪く高座にでられなかった
扇辰さんの「お詫び」を朗々と。
朗々とお詫びというのも変だけど、丁寧なお話。

開口一番:春風亭正太郎「桃太郎」
「盛大な拍手を」と紹介される前座さんも珍しい。
けっこう面白い。

入船亭扇辰「お血脈」
なんか眠くなりやすいと評判の噺。
そんなことないか。
途中、石川五右衛門が、喬太郎さんの持ち歌
「東京ホテトル音頭」を歌うサプライズ。
「芸の幅を広げようとしているんです」と笑わせる。
シモネタを聞かせていると思えないような良い声でした。

柳家喬太郎「熱海土産温泉利書(あたみみやげいでゆのききがき)-八王子金蔵-」
ファッションのハナシをしたのは、ここでしたっけ。
「(服装)をチャントしてください」と言われつつ、
最近は「ザ・洗いざらし」が「ユニクロ」になっただけマシと
言われているんだそうだ。
あと「ウルトラセブンXの造形、あり得ない」とか怒ってました。
「造形」って言葉がマニアで良かった(笑)

噺の方は、わからないで聞いていたんですけど、
円朝作品とのことで、因縁を感じさせる緊張感あふれる熱演。
こういう噺はスッカリ喬太郎さんで聞きたくなっていますね。
続きが気になるなァ。

仲入り

柳家喬太郎「カマ手本忠臣蔵」
アンケートにて受け付けたリクエストの中から、
ということで、この噺。
アンケートの上位が「居残り佐平治」と「黄金餅」だったそうで
「出来ません!」と笑わせる。
喬太郎さんが、いつか演りたい「居残り〜」の構想を聞いて、
客は大喜び。

噺の方は、相変わらずのくだらなさ。
「忠臣蔵のキャストを噺家」でという話で、
吉良の某家元のモノマネが劇似なのであります。

入船亭扇辰「幾代餅」
きれいな語りで、とっても美しい人情噺でした。
平蔵の「純真」だけじゃなくて、
親方の男気というか、親心も良かったですね。

実力派が研鑽する二人会、
次回も出かけたいと思います。

2007年10月07日

嵐山光三郎プロデュース 志らく花緑二人会

嵐山光三郎プロデュース 志らく花緑二人会
2007年9月30日(日)会場:紀伊國屋ホール

嵐山光三郎さんプロデュース、
立川志らく・柳家花緑二人会です。
昨年に引き続き、出かけて参りました。

席亭口上:嵐山光三郎
嵐山さんの簡単な挨拶の後、
志らく師匠、花緑さんを招き入れて対談へ。

嵐山亭文化講座
「40年前にバグダットでラクダを買った」とか、
相変わらず話したいことだけ話す席亭に困る二人。
たしか去年は「『テポドン発射』って聞いて勃起した」とか
ブッ飛んだことを言っていましたね。

立川志らべ「たらちね」
「二ッ目昇進記念の会」から数日での、
紀伊国屋ホール再出演に「縁がある」と喜ぶ志らべさん。
しっかりウケていて立派な高座でした。
もう「立派」とか言うこと自体が失礼なほど。
じゅうぶんな高座でした。

柳家花緑「お神酒徳利」
八百屋の脳天気な明るさと、意外な「コトの顛末」。
困っていても「逃げちゃえばいい」なんて、いい加減さ。
たのしくて好きな噺です。

仲入り

立川志らく「らくだ」
家元(談志)の十八番を熱演。
半次が頭を回す「あ〜あ〜」のギャグもさることながら、
すっかり酔って、強気になった紙屑屋が
「俺を見くびるんじゃねぇぞ」と凄んだところで、
客席から中手(拍手)が起きる。
まぁよく考えると、ただ酒乱なダケなんだけど、
「カッコイイ!」って感じでしたよね。
いわゆる「落語ファン」らしくないお客さんが
多かったように思いますな。
紀伊國屋ホールとは思えない、良い感じ。

その後は、紙屑屋のペースで焼き場まで。
焼かれそうになった願人坊主を見て
「かんかんのうを踊ってら」でサゲ。

楽しみなネタが増えました。

2007年10月04日

高田文夫プロデュース 白鶴寄席

高田文夫プロデュース 白鶴寄席
2007年9月29日(土)会場:ニッポン放送 イマジン・スタジオ

抽選で当たった人を招待というイベントです。
幸運にもお誘いいただき、行ってまいりました。
イマジン・スタジオに座布団を敷いて、
みんな行儀良く座っております。

挨拶:高田文夫・増田みのり(ニッポン放送アナウンサー)
高田先生が挨拶からギャグの連発。
大爆笑だったけど、内容はとても書けない・・・(笑)
抽選で「開口一番の高座に上がれる権利」が
当たった素人さんによる小噺。

三遊亭白鳥「シンデレラ伝説」
大真打ちの白鳥師匠は「素人との違いを見せます」といって、
同じ小噺を演ったのだけれど・・・客の反応は微妙。
しかし白鳥さんの愛嬌というか、愛されオーラは、
すごいモノがありますな。

林家たい平「不動坊」
明るくて、楽しい高座。
噺に散りばめられた、たくさんの「笑点ギャグ」は、
ヤヤウケという感じ。反応は微妙でした。
客席の大半は、落語ファンと
高田先生(ビバリー昼ズ)ファンらしい。

立川談春「禁酒番屋」
「このために昨日、お酒にまつわる噺を
覚えてきました」とドヤ顔で言われた客は「シーン」。
しかし「ここは拍手だろ」とおどされ、ようやく万雷の拍手(笑)

噺の方は「私が演ると上品になります」といって「禁酒番屋」へ。
ネタおろしが聞けるなんて贅沢でございました。
わりと普通に演っていたのかな。
「しょんべん」を「おしっこ」とカワイク言い換えしたあと、
番屋の役人が「おしっこって言っただけじゃねぇか」とツッコミ。
みょうに笑ってしまった。

対談・鏡開き
出演屋による樽酒の鏡開きのあと、大爆笑のトークへ。
たい平さんの師匠・こん平さんの酒にまつわるエピソード。

白鳥さんの極貧時代におきた漫画みたいな逸話の数々。
ツマミにしていた味噌を、テレビに塗られたり、
高田先生にメチャクチャにされてしまったハナシ。
白鳥さんが「ぼくのオツマミを・・・」と言ったのに反応して、
「オツマミ」が高田先生のツボだったらしく、
しばらく「オツマミ、オツマミ」と爆笑していた。
まぁ笑った笑った。

その後は、白鶴さん提供による日本酒の試飲会と、
出演者のサイン会。
おまけに日本酒のお土産もいただきました。

良いことずくめの白鶴寄席でございました。
ビバ白鶴。

2007年10月02日

いわと寄席 市馬の日

いわと寄席 市馬の日
2007年9月28日(金)会場:シアターイワト

体が二つ、もしくは三つないものか、
と真剣に思います。
同じ日程で三つの落語会が
カブることはあまりないけど、
二つの落語会に行って、
残りの体で仕事ができますからね。
はぁ~我ながら、くだらない妄想。
そんなわけで、
9月の金曜は毎週「市馬の日」でした。

開口一番:柳亭市丸「出来心」
がんばれ~

柳亭市馬「四段目」
6月の「いわと寄席 市馬の日」は
オフィスエムズの加藤さんと
ジョイントした「昭和歌謡ショー」でしたが、
今回は「芝居噺」。
歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」を
テーマにした三席を語ります。

まぁこれがすごい。
実際聞いたら、ホントすごい。
ハンパなかったです。

「四段目」、定吉のかわいらしいこと。
しかし芝居の真似事をする定吉は本格派、
聞きほれてしまいます。

柳亭市馬「中村仲蔵」
初代・中村仲蔵の生き様をかっこよく語る、
この噺は「五段目」が舞台。
4月の花緑さんの独演会で
はじめてきいて以来、大好きになった噺です。
その時、恥ずかしいんだけど、
信じられないくらい泣いてしまいましてね。
その花緑さん版は、芸論や
芸人・仲蔵の再生をメインに語っていたのですが、
市馬さんは、やはり芝居の場面のかっこよさが際立つ熱演。
クライマックスでの「市馬『仲蔵』」は、
パっと映像が浮かぶほどにかっこよい。

仲入り
入り口近くにて、お茶と塩豆。
欲深い僕は、こういうサービスに感激してしまいます。

太田その「寄席囃子」
久しぶりに拝見する大田そのさん。
若くて控え目で名調子。
裏で太鼓を叩くのは市馬さん。

柳亭市馬「七段目」
とうとう「忠臣蔵」も「七段目」へ。
この噺、いつもと違うのは、
すでに定吉が「四段目」で、
たっぷりと芝居を聞かせていることですね。
そうなると定吉の登場が待ち遠しい。

平右衛門・お軽のクライマックスで、
客席のテンションは最高潮で、
沸きに沸きまくっていた。

ひやぁ~良かった、最高。

歌謡浪曲「赤垣源・蔵徳利の別れ」
予定のプログラムは終わったはずなのに、
「歌を歌わないと、オマンマがノドを通らない」
なんて冗談を言いながらマイクが登場。

お得意の歌謡浪曲を披露。
今度は「討ち入り」ですね。

たっぷりすぎる内容に、
大満足の一日でした。

しかし、もっと、たっぷり、でございます。
ビバいわと寄席。

2007年10月01日

柳家喬太郎 横浜勉強会

柳家喬太郎 横浜勉強会
2007年9月26日(水)会場:横浜にぎわい座 のげシャーレ

横浜にぎわい座の地下にある、
こじんまりとしたホールでの勉強会。

柳家喬四郎「噺家弟子物語」
一門の四番弟子・喬四郎さんの登場。
しかしまぁ、グダグダトークを延々と。
ネタの方は、いきなりすご~く下手くそな
「厩火事」のサゲから始まったから、
笑ってしまった。40分以上やってましたね。

柳家喬太郎「蒟蒻問答」
ようやく勉強会のスタート。
それほど数は聞けていないのですが、
喬太郎さんの場合、古典の演目で
オーソドックスっていうか、普通だったな、
みたいな印象のときがありますな。
ぼくが立川流を聞きすぎなだけか。

仲入り

柳家喬太郎「うどん屋」
いろんなラーメン屋、そば屋の噂なんかの楽しい枕。
こじんまりした会場だから余計に楽しいというか、
親近感のような空気になって、すごく良かったです。

噺の舞台のほうは冬。
そういえば去年の年末「夕刊フジ特選寄席」の
トリで演ってましたね。
このときは地味な印象で好きになれなかったんだけど、
今回は堪能しました。

酔っ払いの仕草で表現する冬の寒さ。
うどんをススる姿で、
冬の静けさと、しみいるような寒さ、
ノドを通るツユの熱さなんかが伝わってくる。

ついこの前の「SWAクリエイティブツアー」で、
生ビールを飲む場面で中手(拍手)があったけど、
この日は、みんなで聞き入ってしまう感じ。

この表現力しかり、新作や歌での弾けっぷりもしかり。
喬太郎さん、いろんな顔を持っている噺家なのだなァ。

多面体の魅力とはこのことだ。

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