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2008年03月 アーカイブ

2008年03月31日

柳家花緑独演会

柳家花緑独演会
2008年3月23日(日)会場:三鷹市芸術文化センター 星のホール

開口一番:柳家花いち「饅頭こわい」
5人目のお弟子さんによる開口一番。
お客さんの笑いも多くて、暖かい空気に。

柳家花緑「片棒」
すっかりドラマ「ちりとてちん」にハマっているという枕。
落語家同士のカップルが主人公で、
五代目小さんの孫である自分と
ドラマの中の小草若と自分すら重ねることもある、
草々と若狭の口げんか(例えば「テレビに出て芸が荒れる VS
テレビに出て落語を広める」)は、どちらも正しい、
と一緒になって葛藤したり、全身で堪能しているようです(笑)

噺のほうは、お囃子がにぎやかな「片棒」。
変なキャラクターではしゃぎまくる花緑さんが、楽しそうで、
本人の言うとおり「今日はノっている」からなのか、
こちらも楽しくて仕方なくなります。

柳家花緑「禁酒番屋」
町人の頑張りと、侍のマヌケさ、ズルさがおもしろすぎて
爆笑編の落語になっていました。
いよいよ侍が「しょんべん」を飲むことになる、という場面の
客席の爆発と言ったらなかったです。
ドっとウケたあとは、負けを認めた侍のトホホ顔。
水カステラとかバカみたいなフレーズもあって楽しい噺ですよねェ。
ほんと好きだな。

仲入り
腹が減っていたのですが、ロビーのサンドウィッチは売り切れ。

柳家花緑「出来心」
今度はマヌケな泥棒の噺。
羊羹を何切れかまとめて食べるシーンでウマそうに食べるから、
自分も食いたくなるんですよねェ、羊羹。
「時そば」だってそうだけど、ほんと旨そうに食べるしなァ。
しかも泥棒だからといって羊羹をまとめて一気食いするっては
贅沢すぎます。うらやましい。

柳家花緑「お見立て」
今はなくなってしまった吉原の松葉屋でつくってもらった、
松葉色の紋付きに着替えて登場した花緑さん。
廓の話、疑似恋愛や疑似夫婦という遊びの文化の話から落語へ。

ワガママな花魁にだまされる田舎モノの客、
その2人の板挟みになった若い衆(わけえし)の悲劇です。

田舎モノが、人が良すぎて哀れでしかない。
男がこんなこっぴどくだまされるのは、そうとう不憫ですな。
ラストのお寺のシーン、ドタバタしている姿も、
もうかわいそうすぎて笑うしかありません。
「どうなるどうなる」と緊張感を高めておいて、
サゲで若い衆は開き直っちゃった。
このサゲの台詞の言い方でずいぶん印象が変わりますよね。
花緑さんの場合は多少は投げやりだけど、トホホと言う感じでもなく、
折り目正しくスーっと言っていたように思う。

まーとにかくイキオイがあって、ずっと笑いの絶えない、
楽しい会でした。

2008年03月29日

柳家三三と古今亭菊志ん

柳家三三と古今亭菊志ん
2008年3月22日(土)会場:お江戸日本橋亭

開口一番:柳亭市朗「道具屋」
開演時間前からスタートした市郎さんの落語。
ずいぶんハキハキとしてきて良いですね。
市朗さんにかぎらず、前座さんも
どんどん噺家っぽくなってきますねェ。

柳家三三「長短」
寄席の出番を「長屋の花見」で演りきった
(「たてきる」というらしいです)なんだとか。
たっぷりと間をとりまくった「長短」から会のスタートです。

古今亭菊志ん「だくだく」
ようやく「ホーム」モードの菊志んさんが聞けるので、
ウキウキしていたので、毒舌連発の枕に大笑いしてしまいました。
この毒といい、痛快な落語といい、工夫もあって、
かなりおもしろいと思いますけどね、みなさんいかがですかね。

とくに圧巻だったのが、枕の毒舌が仕込みになっていたところ。
「先生、さっきノドにつまっていたものを
掛け軸に書いてくれ」だって。
確実にドッカンときますよ、これは。唸りました。

仲入り

古今亭菊志ん「兵庫舟(鮫講釈)」
客船にのって(落語をする)仕事で船酔いしたハナシ。
気持ち悪くなりながら高座をつとめたんだけど、
「高座で死んでもいい」なんてキザなこともサラリという。
ラストの講釈の場面は、
予想外に下らない単語をたたみかけてくる、というワザで爆笑をとり、
やはり普通には演らないなァと感心してしまった。

柳家三三「花見の仇討」
今月、寄席を休んだ原因となった病気のハナシなど、
菊志んさんにイジられたので、いろいろと白状する三三さん。

落語、良かったですね。
折り目正しさとヤンチャさが上手い具合にブレンドされているようで、
ずいぶん楽しめました。
「あんな講釈だったらオレの方が上手い」とか、
こまかいギャグで菊志んさんをイジる姿にお客さんも大喜び。

この会は楽しい!

2008年03月28日

赤坂青山寄席 古今亭志ん輔「シェイクスピアを楽しむ会」

赤坂青山寄席 古今亭志ん輔「シェイクスピアを楽しむ会」
2008年3月22日(土)会場:赤坂区民センター 区民ホール

土曜の昼に出かけたのは、前日と同じ、
少年少女達の書き初めがまぶしい赤坂区民センターです。
志ん輔さんによる「シェイクスピア落語」の披露があるとのことで、
興味シンシンで出かけました。
つまりシェイクスピアの戯曲を落語に直しているんですね。
今回は「ジュリアス・シーザー」翻案(※)の「冥利のゆくえ」です。

※翻案っていうのは、ヒントを得て創作するみたいな意味だそうです。

古今亭志ん公「一目上がり」

古今亭志ん輔「冥利のゆくえ」
この落語はタイトルが良いですね。
「冥利」という言葉が噺の中で繰り返されることで、
だんだん主題が見えてくる、という感じでした。

古典落語の「つるつる」が
ベースになっているようで舞台は江戸です。
ある芸者に惚れた一八と、
同じ女から店をやろうと誘われた女将の物語。
謎が謎を呼ぶ序盤からカラクリが明かされるラストまで、
スリリングな展開。ま、「文違い」なんですけどね。

難物に取り組んでいるのかもしれないですが、
ゆくゆくは古典落語として聞いてもおもしろいような、
そんな作品になる可能性は感じました。

ちなみに、ぼくは「ジュリアス・シーザー」の原作を
知らないので、その点は何も言えません。

仲入り

ロケット団「漫才」
いつもの楽しい漫才。ツッコミの彼が予想外のところで噛んでしまい、
それから若干メロメロになりかけてましたけど、
かえってコンビの息のあったところがみれて良かったかも知れない。
客席側は誰も「失敗した」なんて思ってないんじゃないですか。

古今亭志ん輔「井戸の茶碗」
枕もほどほどにスッと始まりました。
安定感もあり、志ん朝さんを思わせる口調も心地よく、
「いいハナシが聞けたなァ」とほんわかする一席でした。
たまには普通に、いいハナシでニッコリしたいもんです。

そういえば、志らく師匠の「井戸の茶碗」で、
変顔をする鉄板のギャグがあったなァ、なんてことも思い出しました。
アレまた聞きたいなァ。

2008年03月27日

今週末の落語(2008年3月28日〜)

28日(金)
●「6月18日 立川談志 独演会(調布)」の発売日

●「4月18日 柳家三三 桂吉弥 ふたり会」の発売日

下丸子らくご倶楽部
開演:18:30 会場:大田区民プラザ
出演:立川志らく、柳家花緑
→最近ずっと出かけてないです。すごく楽しい会なので久しぶりに行きたい。

ビクター落語会〜蓄音機の犬
開演:19:00 会場:三田・仏教伝道センター
出演:柳亭市馬「三軒長屋(通し)」ほか、古今亭菊之丞「三味線栗毛」ほか
→「三軒長屋」の通しとは驚いた。これが本命かなァ(仕事があるけど)。

不動院寄席
開演:19:00 会場:六本木・不動院
出演:立川志ら乃、立川らく次
→職場から近いので一度くらい行ってみたい(仕事が・・・)。

29日(土)

柳家小三治独演会
開演:14:00 会場:三鷹市民公会堂
出演:柳家小三治、柳家禽太夫(きんだゆう)
→どんな枕が聞けますやら、楽しみです。

ビクター落語会〜蓄音機の犬
開演:18:00 会場:三田・仏教伝道センター
出演:柳家権太楼「死神」、橘家文左衛門「天災」ほか
→こっちも気になる!

30日(日)

柳家権太楼 日曜朝のおさらい会
開演:11:00 会場:池袋演芸場
出演:柳家権太楼
→一度くらい行ってみたいんだけど、朝から並びたくないし、、、

高円寺ノラや十五周年大宴会
開演:18:00 会場:高円寺・幸寿司宴会場
出演:橘家文左衛門、入船亭扇辰、古今亭菊之丞、三遊亭丈二ほか
→「お楽しみ!噺家さんによる余芸大会」と銘打たれた会。ちょっと行きたい。

寄席は、鈴本演芸場かなァ。
昼は橘家文左衛門、夜は柳家喜多八が主任です。

ほかにも会はいっぱいあるけれど、
あきらかにチケットの売り切れてるものとかは、
はぶいちゃってます。

それにしても、31日の余一会。
凄いことになってますよね。

みんな末廣亭に行くだろうから、
鈴本の林家染丸の会に行こうかな。


※各会について、お時間・出演者などは確認してくださいね。

2008年03月26日

第十回夕刊フジ平成特選寄席

第十回夕刊フジ平成特選寄席
2008年3月21日(金)会場:赤坂区民センター 区民ホール

すっかり定番となった夕刊フジ平成特選寄席も、今回で十回目。
皆勤賞ではないんですけど、けっこう出かけています。

立川らく次「雛鍔」
なんとかサゲのあたりで入場できました。
このネタいいですよね。らく次さんにあっているように思うなァ。
かっこいいですよ。

立川志の吉「看板のピン」
わりと聞いたことありがちな枕から。
楽しいんだけど、いつも軽い噺しか聞けないんですよね。
なかなか「独演会いってみようリスト」に入ってきません。

柳家花緑「天狗裁き」
NHK朝の連続ドラマ「ちりとてちん」を
楽しみにしているという花緑さん。
そういう人、お客さんにも多いんじゃないですかね、
かく言うぼくも相当入れ込んでます。
「師匠は選べても兄弟子は選べない、喬太郎のいる、
さん喬一門の下の弟子は大変に違いない」なんて笑い話も。
(あぁ見えて喬太郎さんは芸に厳しいから、だそう)

噺のほうは、桂米朝宅まで行って教わったという、
人間国宝直伝の「天狗裁き」。
実はさりげなくギャグが過激で、
「夢の話をしなかったらお前が死んだ後に俺は云々」とか
「話さなかったら体をバラバラにしてペディグリーに」
なんて、恐いギャグがけっこうあった。
そんなスプラッターな話も軽やかに話しているから、
ゲラゲラ〜っと笑ってしまいます。
あとは相変わらず、お上さんのキャラクターが面白かった。
このお上さんが出てくるとプププとなってしまう。

仲入り

立川談笑「薄型テレビ算」
枕では、会場のロビー一面に貼り付けられた
小学生の書き初めをイジる。
たしかに入った瞬間にギョっとしました。
今の子どもは自由ですなー

落語の方は、噂には聞いていた噺です。
古典の「壼算」をアレンジした改作で、そうとう面白い。
まさに、一見さんにもご贔屓さんにもおもしろい落語。
とくに最後のほう、ぜんぜんカラクリが分からなくて、
初めて「壺算」聞いたときと同じ、完全にパニックでした。
何度もきいて「壺算」のカラクリなんて聞き飽きちゃったんだけど、
ひさびさのこの感覚、「壺算」を初めて聞いた時を思い出したほど。
とにかく楽しかった。

柳家喬太郎「路地裏の伝説」
枕ではドラマ「ちりとてちん」の貫地谷しほりが、
自分に弟子入りしたら、という妄想でひとしきり盛り上がる。
(ノタウチまわって→すいません、のオヤジパターン)
ちなみに(花緑さんの話をうけて)「さん喬一門は仲は良い」そうです。

落語は新作、これも演題だけは知っていたけど、
初めて聞けて楽しかったなァ。
喬太郎さんの新作は、こういう他愛もない、
どこかリアルでリアルじゃない日常みたいなものを
あつかった作品が多いです。

筋書きや人情が好きな人には、たぶんあまりウケないんですけど、
喬太郎ならなんでも笑えます!って人もいるかも知れないし、
不思議なもんです。
ぼくは好きですね。大いに笑ったし、
何が飛び出すか分からない、というようなライブの魅力もあります。

次回の夕刊フジ平成特選寄席は6月13日、同じ会場で、
出演は、立川生志、林家彦いち、
柳家三三、林家木久蔵とのことです。


赤坂区民センター周辺の地図

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最寄り駅は、青山一丁目駅・赤坂見附駅

2008年03月23日

第107回 志らく一門会

第107回 志らく一門会
2008年3月16日(日)会場:上野広小路亭

立川らく里「ワーキングプア」
おくれて到着するとプログラムと違う出番の、
らく里さん。
グッド●ィルで日雇い労働したころのある、
ぼくには妙にリアルで笑えませんでした。トホホ。

立川志らら「狸札」
ガナリ気味のフリートークから「狸札」へ。
もうちょい二ツ目らしい噺も聞いてみたいなァ。

立川志ら乃「権助魚」
タコの「元気モリモリ」というフレーズが
けっこう好きです。オモロー

仲入り
立川らく太「天災」
なぜか仲入り後が前座という、不思議な会です。

立川らく兵「初天神」
とうとう、師匠の前の出番までに大出世!?
いやいや、たんに出番を代わっただけみたいです。
しかしビックリしている我々をよそに本人は、
「なんなら師匠と出番を代わって(トリでも)
実力は大して変わらない」なんて、面白いことを言う。
この人の落語好きなんだけどなァ。
それ言い続けてるのって(たぶん)ぼくだけなんですが。

立川志らく「代書屋」
らく兵さんが失敗してしまったことをうけて、
ヒーローショーのバイトでの失敗談などを
おもしろおかしく語る枕から。
「めったに演らない噺です」と言って「代書屋」へ。

このところ、十八番や十八番級の落語が続いていたので、
ひさびさにリラックスして聞いたような感じです。
(こちらは客なんだからリラックスすればいいのに・・・)
とくに一門会だと、いつも以上にリラックスして聞けるので、
楽しく聞けた気がします。


この後は余談。
仲入りのBGMがSUGAR BABEの「今日はなんだか」から
(正確に言うと「すてきなメロディー」の残り30秒あたりから)
始まったので、変わった落語会だなァと思っていたんですが、
志らべさんが最近サンボマスターを聞いているとのこと。

「今日はなんだか」はサンボマスターのライブの出囃子なんです。
(大昔からこの曲だったけど、最近プリンスに変わりましたね。)

いろんな出会いがつながっていくようで不思議でした。

SUGAR BABE 「SONGS」

SUGAR BABE 「SONGS」
レーベル: ダブリューイーエー・ジャパン
ASIN: B00005HIH9


上野広小路周辺の地図

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2008年03月22日

今週末の落語(2008年3月22・23日)

23日(土)
赤坂青山寄席 古今亭志ん輔「シェイクスピアを楽しむ会」
開演:14:00 会場:赤坂区民センター
出演:古今亭志ん輔、ロケット団 、 古今亭志ん公
創作落語「冥利のゆくえ」(W.シェイクスピア作「ジュリアス・シーザー」翻案)
古典落語「井戸の茶碗」
→ これは楽しみです。どんな落語なんだろ。

菊之丞・柳朝二人会(第1回)
開演:18:30 会場:湯島・湯島天神参集殿2F
出演:古今亭菊之丞、春風亭柳朝

柳家三三と古今亭菊志ん
開演:18:30 会場:お江戸日本橋亭
出演:柳家三三、古今亭菊志ん
柳家三三 「花見の仇討ち」「長短」/古今亭菊志ん 「兵庫舟」「だくだく」
→菊志んさんをチャンと聞いてみたかったのです。楽しみです。

志らら日記
開演:19:00 会場:高円寺StudioK
出演:立川志らら
→一度いってみたいと思ってるんだけど、会場の場所が良くわからない。

24日(日)
赤坂青山寄席 古今亭志ん輔「シェイクスピアを楽しむ会」
開演:14:00 会場:赤坂区民センター
出演:古今亭志ん輔、ロケット団 、 古今亭志ん公
創作落語「冥利のゆくえ」(W.シェイクスピア作「ジュリアス・シーザー」翻案)
古典落語「幾代餅」
→前日とは古典の演目が違います。

柳家花緑独演会
開演:14:00 会場:三鷹文化センター星のホール
出演:柳家花緑
→星のホール、結構好きです。駅から遠いですけどね。

落語協会特選会"三三・左龍の会"
開演:18:30 会場:池袋演芸場
出演:柳家三三、柳亭左龍
→なにげに気になります。この会。

●チケット発売・・・ないですよね?朝寝できます。

2008年03月21日

第七十七回 朝日名人会

第七十七回 朝日名人会
2008年3月15日(土)会場:有楽町朝日ホール

古今亭錦之輔「釣りの酒」
春には六代目 古今亭今輔を襲名、
真打昇進の錦之輔さん。

はじめて聞いたけど、おもしろかったなァ。
朝日名人会も通し券を
買っているからこそ出会えた落語です。
芸協(落語芸術協会)の寄席なんて先ず行かないしね。
行ったら面白いんだろうな、
ボンボンブラザースもナイツもみたいし。
今輔さんと同時に真打ちになる遊馬さんも好きだから、
ちょっと出かけてみようかな、と思いました。

柳家三三「五目講釈」
十八番の講釈ネタで登場の三三さん。
講釈の中に細か~く時事ネタが入っていて、
楽しいのなんの。大いに盛り上がりました。
講釈だけで中手(拍手)が4回くらいありましたね。

柳家権太楼「子別れ(上・中)」
いつもの持ち味、楽しい落語が
「子別れ」の前半でも聞けたのには驚きでした。
「中」なんて、まず笑えるところはないと思っていたけど、
お上さんが熊さんをボカっとやるところで、
爆笑がおきる。いやー不思議でした。
たいていの「上・中」はただ暗いんです。
こんな楽しいならもっと聞きたいですな。

シメの言葉は「続きは次回(来月)」。
来月の朝日名人会は権太楼さんの「子別れ(下)」がトリです。

仲入り
サンドウィッチとコーヒーで腹ごしらえ

柳家小さん「長屋の花見」
もしかしたら初めてな気がします。六代目小さん。
枕ではタップリと間をとって話すので、
ついつい笑ってしまう。
ちょっとズルい技じゃないですか(素直に笑ってしまい悔しいだけです)。

桂歌丸「藁人形(わらにんぎょう)」
なんとも口調っていうんですか、きれいで聞きやすくて、
ストーンと入ってくる感じでしたね。
噺は怪談で不気味で暗すぎるんだけど、
サゲがあまりにくだらなすぎるんでガックシ。
変な噺です。


ま〜半年間、通し券で通い続けた朝日名人会ですが、
毎月、チケットが来る楽しみ、
先々の回の出演者を楽しみに待ったり、
普通だったら見ないような落語(噺家)も聞くことができて、
すごく良い感じでした。

あと毎回おなじ席、というのが何より安心感あるんですよね。
今年の通し券は外れてしまいました。
次は当るといいなァ。

2008年03月20日

ブログちょっと改造「関連リンク」

ネタフルで紹介されていたMTで関連記事を表示するプラグイン
というのを試しに導入してみました。

カテゴリの中から、ランダムで5件の記事を紹介してくれる、
というシンプルなものです。
記事のページにそれぞれ関連記事というものを並べていますので、
お時間ある方は、ポチポチとクリックして遊んでみてください。

だから何?という感じかも知れないですが、
ぼく的には結構気に入っています。

つぎは人気のある記事とか、
検索キーワード(噺家名)のランキングでも掲載してみたいです。

というわけで次回は、

立川流の面々よりも強かった!? あの柳家の噺家とは?
らくごのパッチBLOG検索キーワードランキング

をやるかも知れません。いつか。
んま、それほど意外な結果ではないですけど。

2008年03月19日

立川志らく独演会

立川志らく独演会
2008年3月14日(金)会場:銀座ブロッサム中央会館

突然の生暖かい雨がダラダラと降り続けた金曜日でした。
いろいろあって、会場にかけつけたのが、
開演を30分すぎた19時30分。
到着して知ったのですが前座なしとのこと。

すでに「子別れ」は「中」から「下」にかかりそうと
言うところでした。

「子別れ(上・中・下)」
志らく師匠の「子別れ(上)」というのは、
かなり珍しい気がするので、
なんとしても聞きたかったんですが残念無念。

しかし素晴らしい「子別れ」を堪能しました。

これまでの「ジェットコースター落語」
(ものすごい勢いでドンドンドーンと展開して、
泣かせて笑わせて、また笑わせて泣かせて、と
猛スピードで駆け抜けていく)から、
より人間を語る落語への進化が宣言されていましたが、
その意味がすこし理解できたような気がしました。
感動の一席でした。

ギャグと涙で畳み掛けていた、うなぎ屋の場面は、
夫婦の再会と許しを描いていました。
「あたしが好きになった、出会った頃のまま」と言って泣く
お上さんがイジらしく、夫婦のラブストーリーとして
際立った作品になったんじゃないかなァと思いました。

すごく良かったので、はじめから聞けなかったのが
残念でならないですが、それもこれも一期一会なのです。
(しかし「上」も聞けていればなァ。。。)

仲入り

「落語長屋」
落語チャンチャカチャン(いくつかの落語をつなげたもの)
のような落語で「映画『幕末太陽伝』のような作品にしたい」という新作。
主人公は、ある大家の若旦那です。

「よかちょろ」「二階ぞめき」
「湯屋番」「付き馬」「ざる屋」だったかな。
ちょっと「時そば」「突き落とし」も出てきました。
あ、「つるつる」のフレーズもあったかな。
なかでも「二階ぞめき」は、もの凄い狂気、
まじめに聞いていると完全にパニックになりそうです。

あの若旦那は、いつか大旦那になるものだとばかり思っていましたが、
亡くなった父の人生を自分が生きることを決意して、
「居残り佐平次」に成ったのでした。

彼は、たとえば「時そば」で、まんまと1文せしめる男だったりしますが、
ぼくは彼が「何ものなのか」なんて考えたこともなかったです。

想像しながら聞いて、つながっていく楽しさ。
イマジネーションで世界がつくられていくような、
シネマ落語の不思議な感覚を思い出しました。
ひや〜ビックリ。

これは「居残り〜」も演って欲しかったですよね〜
(時間的にも無理だけど)


●ネットで見つけた、お客さん-順不同です-
いくっちの多忙な日常?!さん
Izumiのおまけ+さん
備忘さん
女王様の日記帳さん
旅猫雑貨店 路地裏縁側日記さん
SIDEWALK TALK 面白い落語と落語家さん
見聞写照記さん
おつかれさまです。

2008年03月17日

志らくのピン 古典落語編

志らくのピン 古典落語編
2008年3月11日(火)会場:内幸町ホール

毎度、会社からすっ飛んで行くのですが、
ようやく志らく師匠の出番に間に合おうか
というところで到着。
(聞けなかったのは志ら乃さん「だくだく」)

立川志らく「短命」
こんな楽しい噺だっけ?と思ってしまうほど、
とにかく面白かった「短命」でした。
ドンカンすぎる八五郎のお茶目さ、
ご隠居とのボケ・ツッコミの応酬など、
いつもどおりのスピード感あるやりとりのおかしいこと。

立川志らく「黄金餅」
談志の十八番に挑戦シリーズ、今月は「黄金餅」。
ぼくは家元のは聞いたことがないです。

笑ったのは、とにかく無関心な大家、という
新キャラクターで、何についても「あ、そう」ですませてしまう。
リアリティがなさすぎるキャラで、
あまりにおそろしくて、わらってしまった。

仲入り
次回チケットの会場での販売分が売り切れと知って、
大きなショックを受ける(も、帰りにローソンで買えました。)

立川志らく「妾馬」
さすがの十八番。人情話の名作を、
オリジナルのギャグとスピード感で、泣き笑いの傑作にした作品。
泣き虫の八五郎、母親・妹への愛情、といった要素が、
さりげなく散りばめられていて、
全編にわたって、ひと味もふた味も違うセンスが堪能できた。
やっぱいいなァ。

以前のような早口がなくなって、
「スピード感も残しつつ、じっくり語る」という
新しい志らく師匠の落語ですが、3ヶ月目にして早くも、
クセになってきました。

この感じで、毎月の会で十八番やら、
未来の十八番を語っていくというのだから、
今年も楽しみであります。

2008年03月16日

今週末の落語(2008年3月16日)

今週こそ、金土で更新しようと思ったのに、、、
日曜の落語のお話です。

16日(日)
●「志の輔らくご21世紀は21日」の発売日

九識の会(雲助・志ん橋・喜多八)
開演:14:00 会場:お江戸日本橋亭
出演:古今亭志ん橋、五街道雲助、柳家喜多八
→気になる、、、行きたひ。

志らく一門会
開演:18:30 会場:お江戸上野広小路亭
出演:立川志らく、立川志ら乃、立川志らら、ほか
→ぼくはほぼ毎回いってます。

鈴本演芸場 3月中席 夜の部
開演:17:20 会場:上野・鈴本演芸場 出演:入船亭扇辰ほか
→扇辰さんがトリです。行きたいな~

末広亭 3月上席 夜の部
開演:17:00 会場:新宿・末広亭 出演:柳家権太楼、柳家さん喬ほか
→こちらは混むかな、、、

ちなみに週が明けた17日(月)は「朝日名人会 第79回」の発売日ですよ。
5月17日(土) 出演は、文珍さん、喬太郎さん、歌武蔵さんほか、です。

2008年03月13日

落語「通」検定をやってみたよ

Yahoo!インターネット検定の落語「通」検定を受験してみました。

最初に。
そうとう古い話題ですいません、とあやまっておきます。

とりあえず、2級はさっくりと合格できたので、
1級も受験してみました。
ウワサどおり、そうとう難しいです。
たとえば、、、

Q.古今亭志ん太をなのっていた噺家を選びなさい。
1.古今亭志ん朝
2.古今亭志ん橋
3.古今亭志ん輔
4.古今亭志ん五

うぉ〜しらね〜って感じでしたが、
頑張れば2つにまでは絞り込めますよね。
絞り込めただけ、満足するしかない。。。

Q.ネタが「ついて」いない話を選べ
1.船徳
2.錦の袈裟
3.太鼓腹
4.湯屋番

まぁこっちは、それほど難しくないんだけど、
やってて楽しいなァとニヤっとしちゃいました。

ふだん誰にも頼まれないで、
せっせとためこんでいる無駄な知識ですからねェ。
ようやく日の目を見てうれしいな、という感じ。
何回も聞きすぎて「道灌」覚えちゃったって
誰も褒めてくれないもんね。

1級か2級の合格で寄席の割引が!となっていたけど、
今はいったん終わっちゃってるんですかね。
(「かわら版」で割引にならない)池袋演芸場まで、
500引きじゃないですか。割引を復活してほしいもんです。

しかし、落語立川流「通」検定とか、
立川談志「通」検定、でないかなァ。

ぜったいやるよな。

2008年03月08日

今週末の落語(2008年3月8・9日)

8日(土)
風間杜夫の落語会
開演:14:00/18:00 会場:横浜にぎわい座 出演:風間杜夫、柳家喬太郎
→この会に行かない人(自分も)はどの落語会に行くんですかね。

国立演芸場 3月上席
→というわけで、8日は喬太郎さんが休演。代演は誰なんですかね。
明日は混みそう、立ち見席出るかな?

鈴本演芸場 3月上席 夜の部
開演:17:20 会場:上野・鈴本演芸場 出演:柳家さん喬、林家正楽ほか
→こちらも8日は喬太郎さんが休演で、歌武蔵さんの代演。

末広亭 3月上席 昼の部
開演:12:30 会場:新宿・末広亭 出演:笑福亭鶴光

末広亭 深夜寄席
開演:19:30 会場:新宿・末広亭 出演:昔昔亭桃之助、神田京子、三遊亭遊喜、雷門花助
→500円です。今日も行列できてますかねェ。


9日(日)
柳家一琴の会
開演:14:00 会場:中野・なかの芸能小劇場 出演:柳家一琴、ロリィタ族。

やっぱあんまりないなァ。
寄席ですかね。

ちなみに週が明けた10日(月)は「志の輔noにぎわい 」の発売日ですよ。

2008年03月05日

国立演芸場 三月上席

国立演芸場 三月上席
2008年3月2日(日)会場:国立演芸場

喬太郎さんがトリの国立演芸場へ。
微妙に寝坊してロケット団さんの出番から入場。

開口一番:柳家小ぞう「金明竹」

入船亭扇里「ぞろぞろ」

ロケット団「漫才」
いつものツカミから、新ネタまで、
四字熟語のネタもアップデートされていて、
大いにウケる。おもしろかった。

桃月庵白酒「代脈」
かわいらしい風貌から、ポツポツと
どこかひょうひょうとした雰囲気が楽しい落語。
変態な銀杏がキャッキャとはしゃいでいて、
愉快でした。

柳家亀太郎「三味線曲弾」
三味線を肩にのせて弾いたり、一風変わった三味線芸。
はじめてみましたね。

三遊亭吉窓「長屋の花見」
落語の後、寄席の踊りを披露。
芸者が朝起きてから寝るまで、
ルックスに似合わない細々とした動き、
客席は大いに盛り上がったのでした。

仲入り

カンジヤマ・マイム「パントマイム」
だるま食堂の代演は「おしゃべりなパントマイム」
カンジヤマ・マイムさん。
ロボットの指揮者から、りんごの食べ方、
歩き方の話などなど。
客席は「ほぉう」となったり、爆笑したり、
大いに盛り上がったステージでした。

三遊亭金八「源平盛衰記」
実は2度目になる金八さんの「源平〜」、
とにかく「コレでもか」というイキオイで時事ネタをブチこんで、
トントントントーンとテンポ良く進む落語。
講談パートもソツなく、歯切れ良くこなしていて、
好印象なのでした。

翁家勝丸「太神楽曲芸」
わりかし大技(っぽいの)もくりだした気がする。
脱力系曲芸の大家。早くも大物です。

柳家喬太郎「按摩の炬燵(あんまのこたつ)」
山吹色の着物で登場した喬太郎さん。
久しぶりに聞いた噺で、前回よりも堪能しました。
酔っぱらった按摩さんの愚痴が、
按摩さんのなのか、喬太郎さんの愚痴なのか、
ない交ぜになりながら、爆笑をとっていく、
自由自在な高座という感じで、
なにより「本当に満足した〜」という会場の空気が心地よかった。

酔っぱらった人を炬燵のかわりにして暖まろうなんて、
落語ならではの話でヘンテコです。

そんなヘンテコな嘘も、
なんとなくありそうなことのように聞いてしまう
っていうのも落語の不思議だなァ、なんてことも思いました。

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