立川志らく独演会-志らくの落語長屋-
立川志らく独演会-志らくの落語長屋-
2008年3月14日(金)会場:銀座ブロッサム中央会館

突然の生暖かい雨がダラダラと降り続けた金曜日でした。
いろいろあって、会場にかけつけたのが、
開演を30分すぎた19時30分。
到着して知ったのですが前座なしとのこと。
すでに「子別れ」は「中」から「下」にかかりそうと
言うところでした。
「子別れ(上・中・下)」
志らく師匠の「子別れ(上)」というのは、
かなり珍しい気がするので、
なんとしても聞きたかったんですが残念無念。
しかし素晴らしい「子別れ」を堪能しました。
これまでの「ジェットコースター落語」
(ものすごい勢いでドンドンドーンと展開して、
泣かせて笑わせて、また笑わせて泣かせて、と
猛スピードで駆け抜けていく)から、
より人間を語る落語への進化が宣言されていましたが、
その意味がすこし理解できたような気がしました。
感動の一席でした。
ギャグと涙で畳み掛けていた、うなぎ屋の場面は、
夫婦の再会と許しを描いていました。
「あたしが好きになった、出会った頃のまま」と言って泣く
お上さんがイジらしく、夫婦のラブストーリーとして
際立った作品になったんじゃないかなァと思いました。
すごく良かったので、はじめから聞けなかったのが
残念でならないですが、それもこれも一期一会なのです。
(しかし「上」も聞けていればなァ。。。)
仲入り
「落語長屋」
落語チャンチャカチャン(いくつかの落語をつなげたもの)
のような落語で「映画『幕末太陽伝』のような作品にしたい」という新作。
主人公は、ある大家の若旦那です。
「よかちょろ」「二階ぞめき」
「湯屋番」「付き馬」「ざる屋」だったかな。
ちょっと「時そば」「突き落とし」も出てきました。
あ、「つるつる」のフレーズもあったかな。
なかでも「二階ぞめき」は、もの凄い狂気、
まじめに聞いていると完全にパニックになりそうです。
あの若旦那は、いつか大旦那になるものだとばかり思っていましたが、
亡くなった父の人生を自分が生きることを決意して、
「居残り佐平次」に成ったのでした。
彼は、たとえば「時そば」で、まんまと1文せしめる男だったりしますが、
ぼくは彼が「何ものなのか」なんて考えたこともなかったです。
想像しながら聞いて、つながっていく楽しさ。
イマジネーションで世界がつくられていくような、
シネマ落語の不思議な感覚を思い出しました。
ひや〜ビックリ。
これは「居残り〜」も演って欲しかったですよね〜
(時間的にも無理だけど)
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