柳家さん喬独演会
柳家さん喬独演会
2008年4月20日(日)会場:三鷹市芸術文化センター

先週に続いて、なんとも寒い陽気の日曜。
平日はあれだけの陽気なのになァ。
開口一番:柳家小んぶ「小町」
体がでかくて、ぼくとつフェイス。
でもご隠居さんと八五郎の会話は生き生きとしていると思いました。
柳家喬四朗「せれぶ」
さん喬さんの独演会って聞いてたのに、、、
なんてタメ息はなかったですね。わりとウケていた感じでした。
柳家さん喬「百川」
ゆかいな噺です。
どうやら、会場にはお子さん連れが何組かいらっしゃるらしく、
中頃から後半にかけて、百兵衛がドタバタするたび、
「キャッキャ」という笑い声が聞こえたのでビックリ。
オーバーなアクションをしてるわけじゃないし、
子どもがひっくり返って笑うなんてなァ。
たぶんお子さんも凄いというか、良いんだろうけど、
さん喬さんの落語によるところが大きいんじゃないか。
ラストの百兵衛。どこから気づいてるのか分からないけど、
確信犯じゃなければ、あのサゲにはならないですよね。
表情に、そのニヤリというニュアンスがあってようでうれしかった。
仲入り
柳家さん喬「初天神」
めくりは、さん喬さんのママ、緞帳があがる。
たしか小菊さんの出番じゃ、、、と思っていたら、
「今日は、お子さんの笑い声がずいぶん聞こえます、
お子さん向けに」といって「初天神」をサービス。
長い噺とか人情噺が得意なさん喬さん、
なんて勝手なイメージを持ってましたが、
自由自在に客席を操っているかのように
ドカンドカンとウケまくる。
ギャグを天丼で繰り返した後は、スカしてスカして、、、
と本当に爽快でした。
かんぜんに裏切られました。参った、という感じ。
柳家小菊「粋曲」
いいですね〜いつもの音曲。
ドドイツ(都々逸)にも盛り上がる会場です。
会場の大きさが良いですよね。
池袋演芸場をかっこ良くしたくらいの大きさかな。
都々逸をドドイツと書いたのは、朝日名人会のパンフレットの
京須偕充(きょうすともみつ)さんの文章が
お洒落だったから真似したのでした。安易ですいません。
柳家さん喬「柳田格之進」
小雪のちらつく坂道の場面、万屋(よろずや)のハナレで
涼をとる夏の場面。
言葉と音で世界をつくっていく、その美しさといったら、
たまりませんです。
柳田の娘は吉原に売られて廃人になってしまい、
マヌケでしかなかった万屋の番頭が介抱することで元気になる、、、
という美談でシメ。
「堪忍のなる堪忍は誰もする、ならぬ堪忍するが堪忍」
とはいうものの、、、命がけで堪忍しなくてもねェ。
イイハナシにするにはウソがありすぎるけど、
キレイに語られると気づかないんだよなァ。

