柳家花緑独演会「花緑ごのみ」
柳家花緑独演会「花緑ごのみ」
2008年4月27日(日)会場:はまぎんホール ヴィアマーレ

聞きなれない会場名です。桜木町が最寄り駅の会場ですが、
ちょっと行き方がむずかしいかも知れない。
(みなとみらいの方から横浜銀行の本店を目指していきましょう)
僕の方はというと、10年くらい前、学生の頃に、
ここでやってたイベントの、ちょっとバイトしたことがあります。
懐かしい感じでした。
前座なしで登場の花緑さん。
「初めてナマで僕を見る人」と客に挙手をさせてみると、
けっこういましたね、4割弱くらいかな。
ヴィアマーレ、サッカーチームみたいな名前だとか、
他愛もない枕を話していると、前方の席のおじいさんが、
「小さんのお孫さん」と大声で言い出したので、五代目小さんの話をしたり。
末廣亭での最前列のお客さんが立ち上がった事件、とか、
イロイロな話ですっかりお客さんを楽しませて、良い空気に。
柳家花緑「宮戸川」
色恋にも裏表があります、なんてことから「宮戸川」へ。
冒頭から爆笑の連続。良い意味での軽さというか、軽やかさが、
お客さんをリラックスさせながら、ドンドン引き込んでいく。
あと、おじさん宅の2階では、映像が浮かびやすいように
間取りの説明をしてくれたのが丁寧で良かった。
クライマックス、男女の立場が入れ替わっていたのが面白すぎたなァ。
コレはいつか聞く人のために書かないでおこう。
派手な工夫じゃないかもしれないけど、ぼくは好きです。
柳家花緑「あたま山」
二席目は「あたま山」、これは気味の悪い噺で、
ドタバタとスピード感を出していたけれど、ちょっと薄気味悪かった。
あ、さくらんぼの食い方がお洒落で、拍手がおきてたました。
タネは噛まずに飲んだのだろうか。
仲入り
柳家花緑「出来心」
落語の世界に出てくる人は全て善人だという、
五代目小さんからの教えの話から、
もちろん泥棒にも善がある、といって「出来心」へ。
とにかくドジな泥棒をオーバー気味に演じるので、おかしくてたまらない。
一つ一つドジな場面を想像させては、そのオカシサを確認させて、
ドンドンとたたみかけていくのだからたまりません。
柳家花緑「竹の水仙」
いわゆる甚五郎モノ。トリは良い噺でした。
竹の水仙を買いに来た侍に、「してやったり」という感じではなくて、
優しさがある宿屋の主人にちょっと熱くなった。
「出来心」の泥棒も、そうだったけど、花緑さんの人に対する視線の優しさ、
みたいなものが表現されているのだなァ、と思ったのでした。

