長崎寄席 150回記念興行「さん喬・権太楼 夢の二人会」
長崎寄席 150回記念興行「さん喬・権太楼 夢の二人会」
5月24日(土)会場: ひびきホール(タローズハウス・ファミリー館3階)

長崎といっても、東京豊島区の南長崎です。
26年回続いている地域寄席「長崎寄席」の150会記念ということで、
さん喬・権太楼二人会という豪華な記念興行です。
会場は、タローズハウス・ファミリー館3階。
ここは行き方むずかしいですねー
雨の中、完全に道に迷ってしまいました。
(最寄りは西武池袋線の東長崎駅、大江戸線の落合南長崎駅です。)
開口一番:柳家小んぶ「道具屋」
ボクトツフェイスながらも、シンプルで表情豊かな落語。
けっこう好きです。
柳家さん喬「千両みかん」
インターネットとか、ブログでイロイロある書くひとがいて、
理屈っぽくて困る、なんてハナシから。
池袋演芸場には、そういうお客がたくさん居て、
今日もチラホラ(いるんじゃないですか?)なんて笑わせる。
理屈じゃなくて、素直に楽しむのが一番、と
五代目小さんの七回忌のハナシへ。
「あの師匠は素直だった」なんてハナシ。
あとは、さん喬一門のハナシなんてしつつ、
夏に食べたトマトの思い出などなど。
こんな次々と取り止めもないような、でも楽しいハナシが
落語につながっていきます。
お馴染みの「千両みかん」。
そういえば、あまり落語会で聞くことがないな。
真夏にみかんを探すことになった番頭さんの悲劇。
状況の異常さが、マトモだったハズの番頭さんを狂わせていく、、、
追いつめられてドンドン壊れていく様が楽しいです。
早くもお客さんはひっくり返るようにして、笑ってましたね。
オモシロかった。
柳家権太楼「蛙茶番(かわずちゃばん)」
いつも通りの愛くるしい表情で会場を包んでしまう権太楼さん。
枕の方は、いきなり競馬の話題、明日のオークスのハナシで、アタリ馬券の予測も。
6月の一門会の告知などして、落語の方へ。
かわいさで定評のある権太楼さんの定吉が大活躍。
お相手の乱暴でノメリコミやすい半次の分かりやすさ、
後半のバカバカしい展開では会場全体で
「ドッカン」と音がするような、まさに爆笑!という形でした。
ほんとクダラない噺で笑ったなァ。
仲入り
主催者提供の賞品が当たる、大抽選大会。
地域寄席ってこんなに楽しいんだァ。最高です。
柳家小菊「粋曲」
いつも通りのシットリとしたドドイツやら唄やらを、
わりとタップリ。
柳家権太楼「長短」
何(の噺)を演ろうか迷っている。といいつつ「長短」へ。
気の長いのと短いの、というコントラストだけじゃなくて、
二人のキャラクターが面白いので、楽しさも(たぶん)4倍くらい増。
柳家さん喬「寝床」
カラオケのハナシ。「好きな人が多いけど、良さが分からない」
なんて割には、最新カラオケ事情に詳しい、さん喬さん。
「好きな人は聞かせたくなる」というハナシから、
素人義太夫が引き起こす悲喜劇「寝床」へ。
義太夫の練習をする、旦那の狂ったような表情をみていると、
こりゃァ(義太夫を)聞きたくないの分かるわ、と笑っちゃいました。
義太夫を語りたい旦那と、聞きたくない人々の情熱がブツかりあって、
熱演は爆笑を呼んでいきます。
さん喬さんと言えば「人情噺に定評がある」というハナシは良く聞くけど、
実際には、どんな噺でも、聞けば聞くほど面白いです。
豪華な出演者に、たっぷり2席ずつ。
素晴らしい会でしたね。
というわけで「長崎寄席常連会」の会員になりました、
また来ると思います。

