志らくのピン 古典落語編
志らくのピン 古典落語編
2008年6月2日(月)会場:内幸町ホール

前回から、あまり間を置かないで開催された「志らくのピン」です。
間を置くも何も、毎週やってもらいたいくらいです。なんて極端ですな。
立川志らべ「二人旅」
思ったより会場までの道路がすいていたので、
志らべさんの高座の最後の方がきけた。
久しぶりに見るなァ。相変わらず愛嬌のある人だ。
立川志らく「青菜」
「(一門の)二ツ目は全員破門にしようかと思ってる」とか、
名古屋の談志独演会に出演したときのハナシ。
「アナパラ」のポーズがナマで見られたのが
うれしくてハシャイでしまった。
あと「サッカーは好きじゃない」というハナシ。
ん〜最高に面白いですけどねェ。サッカー。
足でやってるから面白いんだと思います。
落語の方は、十八番中の十八番の「青菜」です。
この噺が聞きたくて、1年ぶりくらいに彼女も志らく師匠の会へ。
しかし志らく師匠の落語の変化に驚いていたようだった。
もちろん「良かった」というハナシですが「当たり前」だっての。
そんなことはさておき、落語のハナシですが、
序盤に炸裂する「スミソ都へ行く」というギャグの
音のおもしろさと、くだらなさもイイし、
「植木屋さん、君をトンチ男と呼ぼう」なんて言葉の一つ一つが、
落語だなァ、最高だなァ、と噛みしめるように喜んで聞きました。
立川志らく「佃祭」
これは多分、それほど(頻繁には)演らない噺だと思います。
※と思って、立川企画のサイトの「ネタ帳」で調べたら、
年1回演るか演らないか、くらいでした。
噺の方は、水辺のお祭りの清々しさというか、
情緒のようなものも感じられるし、筋書きの展開も意外で面白い。
ヤキモチ焼きのお上さんが、凄く面倒そうなのが笑ったな。
仲入り
立川志らく「柳田格之進」
とても挑戦的というか、刺激的な一席でした。
倫理観とか、美学でまとまっている噺でさえも
「言葉以前」の人間の姿を描こうとするのが凄い。
番頭の徳兵衛がとことんバカで、
自分の欲のために柳田を追い込んでしまう。どうしようもない奴だ。
これは美談で終わるわけないな、と分かって、
ものすごく先が気になる、スリリングなハナシのように聞いていました。
ラストの柳田は
「なんだか分からないけど、斬るに斬れなかった」みたいな感じかな。
そして、マヌケな番頭はやっぱりマヌケだった、という感じのサゲ。
いったい何だったんだ、と狐に抓まれたように
ポカーンとなってしまう不思議な感覚でした。
リアリティのないハナシに、リアリティを求めていく、
そういった課程なのですかね。また聞きたいですね。

