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東京マンスリー SPECIAL

東京マンスリー SPECIAL
2008年7月6日(土)会場:ブディストホール

日曜日の13時30分開演、なかなかよろしい時間帯と思います。

開口一番:柳家花いち「狸札」
花緑さんのお弟子さんです。カミカミだけど、かわいらしさと、
客席のムードの良さ(あったかさ)みたいなものに助けられてたかな。

古今亭菊志ん「素人義太夫(寝床)」
あいかわらずボサボサ気味の髪型で登場の菊志んさん。
これについては「こっちにも事情がある」のだそう、ほんとかな。

まずは恒例のアンケート結果発表です。
前回のアンケートは回収率80%を超えたとのこと。凄いですよね。
ブディストホールまでの所要時間は「最短が750歩で、最長が6年」(笑)
お客も普通じゃないです。
模範解答は「菊志んが演るなら、どこにでも行く」(笑)
ノンビリした雰囲気なんだけど、妙な熱気がある常連たちです。

でも「来られなかった」なんてハナシを良くされるけど、
「庭の花にテントウムシが止まって、かわいかったから、
出かけられなくなって。写メ見る?」なんてのは聞きたくないですと、
このハナシが噺のほうの導入となる算段。

長屋の住人が義太夫の会を欠席することをパーパー代弁する繁蔵。
「で(客は)来るのか来ないのか?」と旦那につめ寄られた顔が、
もう「誰も来ないです」と顔に書いてあって、
ムシロとりつくろう気もむしろなさそう、ってくらいのイイカゲンさ。
鈍感な旦那にはこのくらい言わないとわからないんだろうか。
普通に考えたら、そうとうメチャクチャで、落語ならではのヤリトリですな。
おもしろかった。笑いました。

入船亭扇遊「青菜」
ゲストは扇遊さん。時間たっぷりの出番で聞くのは初めてかな。
いろいろなハナシ、鉄板の枕でウケまくる。
落語の方は、細かい工夫がうれしい「青菜」でした。
植木屋のハシャギぷりと、夫婦の仲の良さがホンワカと良かった。

噺が終わって、扇遊さん、菊志んさんが高座に並んで、
対談形式のミニコーナー「おたずねします」。
「寄席は戦場」とか「初心はわすれたくない」
「食えないと言われて、それでも成った稼業」なんて
イイハナシが聞けて良かった。

仲入り
忘れずにアンケートを書く。一問だからすぐに終わりますな。

古今亭菊志ん「水屋の富」
全体にガチャガチャした印象だったかも知れないけど、
意欲的で良かったです。
800両持ち帰ってからサゲまで、
どう描くかで印象もずいぶんかわりますよね。

サゲですが、800両盗まれたのを知って、
絶望して狂ったようになってしまう水屋さん。

疲れてしまって、お金もなくなって絶望しても、
人は都合良くできているもので、
何かをきっかけに立ち直ろうとするのかも知れないです。
強がって、無意識のうちに笑い飛ばそうとしたんですかね。

疲れ切っていてもサッパリしたような表情が、
情けないおかしさを醸しだしているようで良かったです。

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