第112回 志らく一門会
第112回 志らく一門会
2008年8月31日(日)会場:上野広小路亭
久々に出かけてみた上野広小路亭は、大入り。
出演者も一様に「なんでだ?」という感じでしたが、
とにかく熱気ムンムンでした。
開口一番:立川らく八「真田小僧」
最後までおもしろいまま走り抜けてほしいっ、
良い感じなのです。
立川志らべ「あくび指南」
持ち前の愛嬌を振りまいて楽しい高座。
オリジナルのギャグが満載で、
あくびの種類で「前座のあくび」ていうのがあって、これが大笑い。
「昔を思い出すから嫌だ」って言わなきゃいいのに。
あと、あの「やい、船頭さん」をしつこく言い間違える部分も、
おもしろいままサゲまで。良かった。
立川志ら乃「堪忍袋」
相変わらず客をいじる志ら乃さん。
夫婦げんかを諭す長〜い説教を一気にまくし立てる。
「納屋ヘンタイ野郎」のフレーズの面白さ、ドッカンときました。
汗だくの熱演、おもしろいなー。
仲入り
立川らく里「たがや」
そういえば、高座返しの、らく兵さんになぜか拍手が起きる
という妙なことが起きました。おもしろかったけど、あれ何だったんだ。
落語の方は細かいギャグがおもしろかったですね。
立川らく次「くっしゃみ講釈」
面白さもあり、迫力がある高座でした。
「ケンプン」の馬鹿馬鹿しさ。男のマヌケさといったら、
落語の中でも一二を争うんじゃないですかねェ。
噺はインシツな仕返し劇だけども、バカバカしすぎて、
悪い気はしないですな。
立川志らく「野晒し」
前日にあった、らく塾で講義した「野晒し」を演ります、
とのことで大喜びしてしまいました。
密かに期待していたんです。
というわけで、一言一句聞きもらすまい、と集中して聞きました。
これほど集中するのも珍しいというか、久しぶりだなァ。
最初からフザけまくる八五郎。
「『アフーン』の声は女かと思ったらアンタ(先生)の声か」には笑った。
幽霊との一夜が具体的においしい内容だということを匂わせているから、
コツが八五郎を狂わせるのには十分。
江戸っ子らしい威勢の良さと、反対にヘンタイなところ、
たぶん相反するんだけど、それが同居している八五郎の魅力なんですね。
あとはオリジナルのギャグと絡めたサゲも。
いやァ前日の講義とあわせて、こんなに贅沢なことはないな、
と大喜びの一席なのでした。

