第113回 志らく一門会
第113回 志らく一門会
2008年9月21日(日)会場:上野広小路亭
開口一番:立川らく兵「真田小僧」
ロングバージョン、初めて聞きました。
なんで「真田小僧」なのか、ようやくわかった。
らく兵さんの高座で、
お上さんが出てくるのは初めてだったけど、
意外とすごく女だった。
なにが「意外と」なのか分からないですけど。
子どもが、やんちゃでイイ感じ。
立川志らら「宮戸川」
NHK新人演芸大賞の本戦に残った、と予想外のニュースに、
ちょっとだけ、どよめく会場(笑)
Wikipediaみたけど、歴代の受賞者は、なかなかすごいな。
噺の方は、ギャグもてんこ盛りで楽しい「宮戸川」でした。
お花さんの親戚は「プノンペン」にいるとのことで、
「プノンペンとは粋じゃない」と失礼なツッコミに笑った。
あと叔父さん、飲み込みの久太の「めおと!めおと!」は
バカバカしくて声出して笑っちゃいました。
ラストの濡れ場シーンはオカマの一人芝居みたいでエロくなかったな。
立川志ら乃「酢豆腐」
噺のリズムがすごいです、
ドカンドカンと凄い数の言葉で押してきます。
若旦那の変態っぷり、とくに顔が異常で
「しゃべり方よりも顔が気持ち悪い」と、自分で言い出すほど。
あと不味い酢豆腐に苦しんでパタパタする仕草は、
志らく師匠に、ちょっと似ていましたね。
終始、迫力ありました。
仲入り
立川志らべ「小言幸兵衛」
オリジナルの細かいギャグで攻めてくる、いつもの高座。
息子の名前が「ピッピ」ってなァ。
バカバカしすぎて、あきれました。
この名前の由来を説明するところがギャグになっています。
立川らく太「青菜」
「植木屋さん、、、」って「青菜」です。オォ〜です。
志らく師匠の十八番ですからね。
立川志らく「井戸の茶碗」
今日は楽屋で話す相手が誰もいなく、
ここで、はじめて人前でしゃべるので、
テンションが上がってこない、なんて言いつつ、
終わってみると素晴らしい高座なのでした。
なんとなくハッピーエンドなこの噺。
ラスト、千代田卜斎が娘を嫁に出したいと提案したことに、
感動した紙屑屋の清兵衛さんが「侍が好きになった」と語る、
オリジナルの演出があったのでした。
浪人と紙屑屋、どちらも裏街道の人物同士の心の融解というか、
通い合いというか、理解を描いたことで、
ストーリーに多面性というか、なんというか、
あらたな味わいが足されたのでした。
もちろんギャグも秀逸。
一門会もあなどれません。

