いわと寄席 市馬の日
いわと寄席 市馬の日
2008年9月26日(金)会場:シアターイワト
とっても楽しみな、いわと寄席。
年二回のペースですよね、たしか。
今回は、市馬さんの一番弟子の市郎さんが、
11月から二ツ目に昇進する(改名して「市楽」に)とのことで、
たっぷりな開口一番だったようです。
例によって遅刻して聞いてないんですよね。
(開口一番:柳亭市朗「悋気の独楽」)
柳亭市馬「道灌」
「道灌」は前座さんが良く演る噺ということで、
退屈なこともあるんですけど、そこはそれ。
看板の噺家さんが演ると、こんなにおもしろい噺だっけ?と
言うくらいにおもしろい。
「ご隠居が(喋り続けて)口が渇くだろうから、
あたしがちょいちょい口をはさんであげてる」という八五郎に、
素直に「あら、それはありがとう」というご隠居。
ご隠居と八五郎の気心の知れた仲、信頼関係がうかがえるような、
不思議なんだけど、楽しいやり取り。
すぅっと安定感があって、
身をゆだねてしまうような心地よさがあるのが、
前座さんとの違いですかね。
お客さんの市馬さんへの信頼が成せる高座なのかも知れません。
柳亭市馬「堪忍袋」
抜群に面白かったのがこの噺。
夫婦げんかに堪忍袋を使い始めた場面で、
亭主の作り笑いのおかしいこと。
喧嘩の迫力と、一転してピースなムードのギャップ。
酔った寅さんが入ってきて再び、
モノモノしくなったりと展開もおもしろい噺。
仲入り
柳亭市馬「付き馬」
池袋演芸場が三階にあったころ、
前座が通りで呼び込みをしていた、
なんてハナシから吉原の若い衆のハナシへ。
とにかく、だます方の男が調子が良くて楽しい。
特大のハヤオケが出来てしまい、
持ち帰ることになるバカバカしさ。
アーくだらない、と聞いている方は
アタマが空っぽになる楽しさです。
終始、楽しくて朗らかで、
この時間がずっと続けばなァ、と思える
素晴らしい会でした。

