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柳家権太楼独演会

柳家権太楼独演会
2008年9月27日(土)会場:三鷹市芸術文化センター星のホール

柳家ほたる「一目上がり」
なんと噺の途中で入場できないシステムになった、星のホール。
ロビーにたくさん人がたまって、
小さいモニターと音で落語を聞いています。

着くなり、すぐ中に入れないと知って
「朝日名人会じゃないんだから」とか思ったけど、
あっちは開口一番の間は入場自由ですからねェ。
ちょっと神経質な客に対して過保護すぎじゃないかなァ。

柳家右太楼「野晒し」
けっこうリズムが良いですね。楽しくきけました。

柳家権太楼「井戸の茶碗」
今日は紙屑屋の噺を二席演るとのこと。
といっても、それぞれ別人だし、もっと言うと与太郎だって、
噺によってそれぞれなんだ、と持論を展開。
紙屑屋は職業だけど、
与太郎は人物・キャラだからハナシは別じゃないかなァ。
まァいいか。

噺の方は、相変わらずの権太楼落語で、爆笑編。
四苦八苦して半泣きの紙屑屋は、
終いにはお金を投げちゃうんですが、
そのときの「ウェー」って顔のおもしろいこと。
そんな紙屑屋がかわいくて魅力的だから、
古典らしいギャグもハマってバンバンとウケる。
人情噺というよりは、ドタバタ劇の傑作。

仲入り

伊藤夢葉「奇術」
三鷹でもあのムチが!と思ってワクワクしつつ登場を待ちました。
くだらない下ネタのオンパレードに時々マジネタを入れる
オーソドックスなマジックスタイル。

柳家権太楼「らくだ」
いい「らくだ」でした。
言ってみれば、なんてことないストーリーでドラマもない。
そんな噺じゃないっすか、「らくだ」って。

だけど悲劇続きの紙屑屋の情けなさに同情してしまうし、
酔っぱらってからの二人のおかしさには素直に反応してしまう。

極貧の長屋に死人と紙屑屋とならず者、
焼き場に泥酔した坊さん。
舞台も登場人物も普通じゃない。
貧乏そのものの「どん底」という世界が生き生きとしている。

すごいよなァ。

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