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第九回 特選落語会〜権太楼・平治・菊志ん これが落語の底力〜

第九回 特選落語会〜権太楼・平治・菊志ん これが落語の底力〜
2008年10月4日(土)会場:深川江戸資料館小劇場

開口一番:柳家小んぶ「道灌」

古今亭菊志ん「明烏」
元気良く登場。ここでウケないと平治さん権太楼さんが、
みんなの聞きたい大きいネタをやらないかも、なんて枕で軽く脅す。
若旦那のハナシ。
いっ平さんと木久蔵を例に出し、苦労がない、
無駄に声がでかい、と久々に毒舌。
これは意外や意外、ギャグの仕込みにもなっているのでした。

噺の方はリズムに乗って聞かせる部分と、
芝居をする部分でメリハリを付けているけど、
ちょとくどく芝居をして、笑わせるという場面が多かったかな。
そして衝撃だったのはサゲ。
すっかり大人になった若旦那は、
キャラが変わってしまうほどに立派な男になっていた!
コレおもしろいわァ。
花緑さんの「明烏」にも近いもの(若旦那による復讐劇)を感じるけど、
こっちのほうがサゲのニュアンスもおもしろい。

やっぱ菊志んさん、イイですねェ。
当たり前のように、当たり前じゃない落語をやってくれます。
こういうのに当たるから追いかけてしまう。

桂平治「源平盛衰記」
今日はCD用の収録をしているんだけど、
「もう主な演目は収録済み」と言つつ、
師匠の桂文治の十八番だった「源平盛衰記」を、とのことで
場内は盛り上がる。

といっても、ほとんど漫談でしたね。
先代の林家正蔵(彦六)や、正雀、春風亭柳昇なんかの、
モノマネ入りのエピソードやら、オリジナルのギャグなどなど。

もちろん、おもしろかったけど。

柳家権太楼・桂平治「対談」
落語には縦の笑いと横の笑いがあって、
盛り上がりをつくる縦の笑いの噺なら長さがあっても良いが、
細かいギャグの連続の「源平」は長くちゃだめ、
と平治さんにだめだし。なるほどねェと納得してしまいました。
あと「源平」といったら立川談志と言っていましたね。

大相撲の八百長は悪くないというハナシやら、
わりと雑談という感じでした。

仲入り

柳家権太楼「粗忽の釘」
これは確か、ネタ下ろししたばかり何でしたっけ?
イイものが聞けたなァ。

序盤こそ、スロースタート気味だったものの。
引越が終わって、粗忽な旦那と、その旦那を叱り飛ばすお上さん、
という夫婦のおかしさと、ヒートアップする旦那の粗忽に大爆笑。
隣人たちの困惑する表情と、まったく気にしていない粗忽人間の面白さ。
「脇の下コチョコチョ」も微妙にエロくて笑ったなァ。

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