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2009年02月 アーカイブ

2009年02月26日

今週発売のチケット(3月1日〜)

いやァ盛りだくさんです。
不景気とは言いながら、、、どこまで行きますかね、、、

3月1日(日)発売
国立演芸場 開場三十周年記念 四月上席
4月1日(水)〜10日(金)まで。
連日、落語協会の豪華メンバーが出演します。
ぼくが行きたいのは、権太楼、花緑、バラクーダが出演する
4月6日(月)
小三治、歌武蔵、喬太郎に志ん輔、紫文(おぉ豪華だ)の
出演する4月10日(金)ですかね。

国立演芸場 開場三十周年記念 四月中席
4月11日(土)〜20日(月)まで。
こちらは落語芸術協会からの出演です。
毎日、歌丸とボンボンブラザース、江戸家まねき猫の出演。
そこに小遊三、鶴光、遊雀の芸協・三遊亭トリオ(適当な名前)と、
瀧川鯉昇、桂平治と芸協のエース格が連日のように出演します。
もちろん春風亭昇太やナイツが出ないじゃん、という
贅沢な意見も(僕の中で)ありますが、、、あとはスティファニーも。

ま、思いっきり平日の昼間の公演がほとんどですから、
仕事人のみなさんは気をつけてチケットを買いましょう。

チケットは国立演芸場のサイトでも買えますね。

横浜にぎわい座 4月興行
ぼくが行きたいのは、、、
4月3日(金)三三 背伸びの十番
先月から始まった、にぎわい座の三三独演会。
ゲストは立川志らく師匠です。
あとは4月4日(土)市馬VS姉様キングス
東西競演・落語と歌の会と銘打たれているので、
いかにも市馬ファンが押しかけそうですな。

意外なところで4月5日(日)爆笑演芸会
昭和のいる・こいるにコント山口君と竹田君、ポカスカジャンって
「おぉ」ではありませんか。トリがのいるこいる先生なんですかね。
終わって会場を出るとき、どんな気分なんだろう。

2009年02月25日

「談春・喬太郎 二人会」こんなのあるんですね

民音落語会「立川談春・柳家喬太郎 二人会
6月7日(日)は、有楽町よみうりホールで、12時/15時開演の2回公演。
6月15日(水)が関内ホール 大ホールで14時/18時30分開演の2回公演。

落語ファンの間では言わずもがな、豪華な二人会です。
そうでない人でも「談春」は聞いたことあるでしょうし、
「喬太郎」ってネットで調べたら、えらい評判が良いから、
行ってみたい落語じゃないでしょうか。

いままで聞いたこと無かったんですけれども、
過去にこの二人会はあったんでしょうか。

ま、やる気まん吉くんで会場に行く人が多そうだなァ。

チケット発売は3月25日(水)
週末じゃないので、 だいぶとりやすいんじゃないですかね。

みなと毎月落語会 柳家小三治独演会

みなと毎月落語会 柳家小三治独演会
2009年2月20日(金)会場:赤坂区民センター 区民ホール

柳家三之助「のめる」
小三治さん+門下の真打ちという
セットが多い小三治独演会ですが、この日もその構成。
http://www.rakupachi.net/blog/2007/03/post_17.html
柳家小三治「初天神」
前回、一昨年ここに来た時のことを覚えていて、
この(会場の)場所にあった公会堂で
演劇の出し物をした高校時代のハナシをしたので、
今日は中学時代の思い出を、とのこと。

高校時代のハナシ、覚えてます。
前回は一昨年でしたか、ついこの前のように感じますな。
中学時代に「こんな悪い奴がいた」なんてたわいもないハナシだけど、
みんなゲラゲラ笑って聞いています。

落語の方は「初天神」。
この噺で活躍するのは子どもの金ちゃんですが、
その、かわいらしい芝居が(いわゆる顔芸ですが)
小三治センスのカタマリという感じでした。
顔はジイさんなのに子どもにしか見えないモンなァ。

そんな感じで、
落語国の住人のキャラクター化みたいなものが
うまくいっているから、
「またあの子どもに会いたい」と
小三治さん中毒になってしまうんですかねェ。

仲入り

柳家小三治「馬の田楽」
マクラは小学校の時、戦後の焼け野原の東京で
死にかけている馬の横で泣いている馬子を
目にしたことがあったというハナシ。
その当時は子供だったので、
「馬が死ぬくらいで泣くか」と思っていたけど、
今では考えは変わって、
「あの馬子と馬はタダならぬ関係だったに違いない」
と思うようになった、と動物と人間の交流についての
ハナシから落語の方へ。

特に大きい笑いも物語的な展開もないのに、
田舎モノの馬子のキャラクターで聞かせてしまう前半。
けっこう長いはずなのに、なぜか飽きないのが不思議です。

後半は次々と登場する村人との、すっとぼけた問答。
なんなんでしょうね、この噺は。
ここまで内容が無いのに楽しんで聞けてしまう、
という不思議なおもしろさがありました。

それは登場人物の魅力を最大化しようという、
小三治さんの演出なんですかね。
なんてこと無い人たちがすごく愛おしく感じるんです。

マクラの馬と人間の「タダならぬ関係」の
ハナシも効いていましたね。



落語研究会 柳家小三治全集(DVD)

2009年02月24日

第26回 読売GINZA落語会

第26回 読売GINZA落語会
2009年2月19日(木)会場:ル テアトル銀座

18時30分スタートの落語会。
会社終わってから電車で向かったので着いたのが19時15分くらい、
小遊三さんの「蒟蒻問答」をロビーのモニターで聞いた後に会場入り。
(聞いていないのは隅田川馬石「元犬」三遊亭小遊三「蒟蒻問答」

三遊亭白鳥「明日に向かって開け」
SWAの着物(三本ライン、背番号2入り)で登場しドヨメク会場。

興味津々で落語を聞きに来てみました、という雰囲気の方やら、
最近すこし落語に凝ってるんだよ〜みたいな人が多かったんですかね。
銀座という場所柄かな(偏見ですけども)。
つまりマニアすぎず、田舎すぎず、
すごく良い空間だと言うことが言いたかったのです。
良く笑いますしね。
ま、白鳥さんの落語は聞いてないんで、
ときどきドカンと言う笑い声で目が覚める感じでした。

仲入り

桂吉弥「ふぐ鍋」
各地の米團治襲名披露でのエピソードなんかが楽しいマクラ。
この人好きなんです、NHK「バラエティー生活笑百科」を
楽しみにしているほど。
落語もカラっと明るくて楽しいですよね。

立川志の輔「メルシーひな祭り」
「中川大臣の酩酊会見の映像で
何度でも笑えるのに、わざわざお金を払ってまで
来ていただいてありがとうございます」と先ずは大ウケのツカミ。
現実世界では落語よりもよっぽど奇妙なことが起きる、
なんてハナシをしてから「メルシーひな祭り」へ。
2007年のPARCO公演でも演った新作ですよね。
コレは初めて聞きました。

ラストのシーンのバカバカしさと言ったら、
思わず映像が頭に浮かんで、
後からでも思い出し笑いしてしまうほど。

クダラなくても一生懸命な庶民と
世間知らずな外国からの客のギャップがオチになっていますけど、
普通に考えたら「そんなわきゃない」なんですが、
落語だなァ、と思いました。

分かりやすくて腑に落ちる作品。
古典じゃなくて新作で、
大きめの会場の色んなお客さんを、
みんな納得させて帰すんですから、すごいですよね。




志の輔らくごのおもちかえりDVD(3)「メルシーひな祭り」


2009年02月23日

五代目 桂米團治襲名記念落語会

五代目 桂米團治襲名記念落語会
2009年2月12日(木)会場:恵比寿ガーデンホール

「恵比寿ガーデンプレイス15周年記念」と銘打たれた、この公演。
15年もたつんですねェ。最近、来ないなァ。
(遅れて到着、開口一番:桂二乗「牛ほめ」は聞けず。)

桂団朝「寄合酒」
大きいのに客席の反応の返りがドっと沸いたように感じる会場です。
上方落語らしい笑い笑いの連続。

桂南光「初天神」
米朝一門の総領である南光さん。
じぶんが「べかこ」から南光を襲名した時も
東京で襲名披露の会をしてもらって、
先代の小さん師匠に出演してもらった。
小さん師匠の機嫌が良く、打ち上げまで来てもらったが、
そこに酒に酔った家元(談志)が登場し、、、なんてハナシ。
このエピソード「人生、成り行き-談志一代記」に書かれてますね。
高座の方も爆笑また爆笑と言った形で、
結果的に、この日イチバン笑いが多かったんじゃないでしょうか。

立川談春「天災」
「この後には人間国宝がご高覧です」とうれしそうに言いながら
「一応、自分も呼ばれてきたんですけど」なんて一言に
ドッカンとウケる会場。笑う気も笑わせる気もマンマンです。

乱暴な江戸っ子が大暴れする「天災」で上方落語を迎え打ち。
なかなか爽快な八五郎でしたね。しかし乱暴だよなァ。
ゲストの役目じゅうぶん、
談春さん目当てのお客も喜んだんじゃないでしょうか。

仲入り

口上:団朝(司会)・米朝・談春・南光
ついに「ご開帳」となった人間国宝。
とにかくオモシロいですよねぇ。
「息子だから褒めてあげたいけど褒めすぎるのはヘンだし、
弟子だけど厳しくしすぎるのは(息子だから)かわいそうだし」だって。

談春さん。
「本来なら(柳家)花緑さんや(林家)たい平さんが座っている
ポジションかと思うのですが、
なぜか立川が(翌日の志の輔さんとあわせて)二人も」と言うと、
壇上も客席も爆笑。
そして「糖分と塩分で元気になれる」という
米團治さんのヒトコトが発端で、コーラを飲み続けた
花緑さんの災難エピソードを披露。ドッカンとウケたのでした。

南光さんの長めのトーク。
「米朝一門の襲名は立川に乗り込まれる」といって、
隣の談春さんがアタフタする小芝居を引き出したり。
うちの一門は(米團治さんのハナシを聞いても)
コーラを飲む者はいませんでした、とか言って
キッチリ笑いをさらいます。他にもスベらないハナシが次々と。

桂米團治「七段目」
「東京は派手な襲名が続いているんだから」と、
ざこばさんから襲名を勧められていた、というハナシ。
米朝襲名はハナシだけで終わったとのこと。

噺の方は芝居噺です。
前にどこかで聞いた時よりもパワーアップしてました。

クライマックスのお軽と平右衛門の芝居ですが、
ずっと何で揉み合いになるのか、ようやく分かりました。
なんか今までタダ何となく聞いてたんですねェ。

あとサゲがアベコベです。これは「米朝の型」なんだそう。
Wikipediaって便利だなァ。
噺の途中で、実は父親は芝居にそこそこ詳しい
(息子ほどじゃないけど)っていう仕込みがありましたね。

そんなこんなで華やかで楽しい会でした。

2009年02月20日

談笑月例独演会(2009年2月)

談笑月例独演会(2009年2月)
2009年2月11日(水)会場:東京芸術劇場 小ホール

お江戸日本橋亭で開催されていた月例独演会も、
次回から国立演芸場へ。
今回はちょっとした中継ぎで池袋での開催。

立川談笑「猫と金魚」
門外不出のアブないギャグ連発のマクラで早くも異変。
なんとなく広い分、熱気や反応が散漫な会場に
「日本橋亭とは客層が違う?」だって。
日本橋亭から大移動してきた人たちは大喜び。
確かに居ますよね。あそこにいた人たちは。

で、昔の遊び場である品川は吉原と比べると、
ちょっとした場末で、今で言うと池袋というハナシには、
けっこう納得。池袋って、ホントあれなんですよねェ。

そんなマクラだけでなく落語の方もトバしてます。
完全に漫才やコントのボケになっている番頭さん。
それを証拠に旦那がノリツッコミしてました。
これがチョイチョイ良いタイミングで入ってくるんですね。
コレはコレで、こう言うものだと思って聞けばおもしろい。

立川談笑「崇徳院」
間髪入れず始まった二席目。
「息子がずっと寝込んでいて」という旦那に
「それは金魚どころじゃない」とツッコミを入れる番頭。
一席目と同じ、旦那と番頭さんなのでした。
ボケとツッコミが微妙に入れ替わりつつ、
猫退治もさせられた熊さんの出番。

楽しかったんだけど、
ちょっと疲れがたまっていて、ウトウト、、、
トコロドコロおきてもギャグが全くわからないという、
普通じゃない落語なのが、こう言うときに顕著です。
どんだけ創り変えてんだってことです。すごい意欲ですな。

仲入り

立川談笑「井戸の茶碗」
マイクの裏に「ゲロ指南」を演れと書いてあるとか、なんとか。
こちらの噺では、若い侍・高木の家来が
チョイチョイおいしいギャグを担当。
ま、笑えたんですけど、
やっぱ自分が求めてる落語とはちょっと違うかな、
という気がしてきました。っていうか気づいてたんだけど。

完全に好みの問題なんでして、
もうすこし玉砂利を敷き詰めるような、というか、
美しさというか、心地よさというか、
リズムやメロディを感じたいのかもしれません。

その点、談笑さんは、かなりパンクなんですよね。
パンクって言ってもアメリカ人のパンクって感じかな。

イギリスのパンクは音楽性は普通のロックじゃないですか。
例えばピストルズとかはレコーディングしてるアルバムは、
たぶん本人が演奏してないでしょ、ってくらいちゃんとしてるし、
音楽はやっぱ普通のロックだし。

かたやアメリカのパンクバンドだと、
例えばマイナースレッドもミスフィッツも好きなんだけど、
アルバム一枚は通して聞かないかもな、って感じですかね。今は。
って意味わかんないですな。



Misfits / Walk Among Us (輸入盤CD)

2009年02月19日

下町ダニーローズの第十回公演「文学狂男 縛り首の季節」

下町ダニーローズの第十回公演「文学狂男 縛り首の季節」
2009年2月15日(日)会場:千本桜ホール

志らく師匠の主催する劇団・下町ダニーローズの第10回公演。

今回の会場の千本桜ホールですが学芸大学駅からすぐ近くて、
入り口に近づくとお弟子さんの姿が見えるので
迷うこともないですね。
って、コレは志らく一門の噺家さんを知ってる前提でした。
ま、地図を見ていきましょう。

今回の特徴としては比較的小さい小屋で
キャストの人数も絞っているところ。
公演中(22日まで)なので内容についてはモチロン書かないです。

完成度という言い方が正しいのか分からないですが、
これまでのどの芝居よりも、
リアリティのある感情やドラマが描かれていて、
演技の熱量もものすごく、圧倒されました。

実験的と言えば、おそらく少しそうで、
志らく師匠の持っている優しくてロマンチックなセンスや
爆笑できるようなギャグというのは今回は無いんですね。
かといって小難しいことはなくて、
素直に魂を震わせれば良いんと思います。

あと舞台装置や衣装が極端にシンプルで、これも良かった。
音響が思った以上に良くて、
途中、CORNELIUSのシンクロナイズドショーかと思ってしまった。

22日まで公演があります。
ちょっとでも気になるという方は行かれたら良いと思います。

あと明日はいよいよ、
志らく師匠の新刊本「雨ン中の、らくだ」の発売ですね。
早く読みたいですな。待ち遠しいです。

雨ン中の、らくだ

雨ン中の、らくだ」立川志らく
出版社: 太田出版

2009年02月16日

うたう市馬落語&イッチーwithポカスカジャン

うたう市馬落語&イッチーwithポカスカジャン
2009年2月11日(水)会場:東京芸術劇場 小ホール

開口一番:柳亭市也「転失気」
前座さんらしいシンプルな高座で非常に好印象。
市馬さんのお弟子さんは、その点で信頼がおけます。

柳亭市馬「七段目」
大好きなポカスカジャンと競演できてうれしい、なんて
色物さんへの、いつもの気遣い。
落語家生活も今年で足かけ30年になるけれども、
入門した頃は、とにかく師匠(五代目 小さん)に怒られて、
「なんで?」と思っていたのに、
弟子を持った今では師匠の気持ちが良く分かる、なんて
笑いつつ、昔から師匠に「芝居は見ておきな」と言われて
良く行っていた、と十八番の芝居噺へ。

市川團十郞のマネをする場面で客席から「成田屋!」のかけ声。
これには盛り上がりましたね。
先代 林家正蔵のマネも登場して大盛り上がり、
とにかく楽しくて、客席も暖かかったです。
やっぱり市馬さんは素晴らしい。

ポカスカジャン「歌謡漫談」
ショートネタやワンコーラスのネタなど、
さまざまな歌ネタで楽しませてくれます。
ホント大好きなグループです。必殺の津軽弁ボサノバも登場。

イッチーwithポカスカジャン「歌謡大会」
ポカスカジャンの音頭で客席から
「イッチー」と呼びかけると、
袖から半身だけ出して笑顔で手を振る市馬さん。
なんて素敵なんでしょう(笑)

ポカスカジャンがネタ中に
「どうせ昭和歌謡だろ」と言ってたのに対して、
「どうせ、とは何だ!」と怒りながら、
唄うのは、やはりその「どうせ」なのでした(笑)
昭和歌謡が目当てのお客さんは、
モチロンやんやの盛り上がり。

「お富さん」
ノリが良くて親しみ深いメロディー。やっぱり、これは名曲だァ。
乱入する市丸さんと市也さんに大笑い。
ポカスカジャンのアレンジはアッパーな感じでリズムが違う。
自然とテンポの早い手拍子が起こって、会場に一体感も。

「青い山脈」
途中でポカスカジャン省吾さんとハモる市馬さん。
こちらも早いアレンジ。

「歌舞伎ずいずいすっころばし」
ポカスカジャンのネタに市馬さんが参加。
ほぼアドリブらしくて多少ぐちゃぐちゃながらも、
全力の市馬さんとポカスカ省吾さんに大笑い。

途中、「ポカスカ亭イッチーって名前でイイ」なんて
ノリの良い発言も。

「東京ラプソディー」
コール・アンド・レスポンスの歌謡曲のように
聞こえてしまうアレンジと煽り方。
歌っている市馬さんの姿は本当に楽しそうです。

仲入り

柳亭市馬「二番煎じ」
気持ちよく歌っていたことに照れながら、
お客さんから怒こられない限り続けてしまいます、とのこと。
怒るどころか、ウチの父親なんて
「唄わなかった」と怒っていたくらいです。
それもどうかと思いますが(笑)

「火事、喧嘩、伊勢屋稲荷に、犬の糞、、、」と名物になるほど、
江戸時代は火事が多くて、その防止のために旦那連中が
「火の用心」と見回りをしたという説明から「二番煎じ」ヘ。

去年末に末廣亭で聞いて以来です。

シシナベでグフグフ言う、なんとも正直な世界。
「ふわァいいなァ」とウットリしながら聞けました。

それにしても市馬さん、マイペースというかブレないというか。
この安定感とお客さんからの信頼はスゴイですよね。

2009年02月15日

志らくのピン 古典落語編(2009年2月)

志らくのピン 古典落語編(2009年2月)
2009年2月9日(月)会場:内幸町ホール

立川志ら乃「悋気の独楽(りんきのこま)」

立川志らく「欠伸指南(あくびしなん)」
「悋気の独楽」は何処がオモシロいのか良く分からない、とか
ドラッグストアの店先がうるさい、
あとは「実は気の小さい」赤めだか兄さんのハナシとか
すごくオモシロいマクラ。
(細かいことはNo Rakugo No Lifeさんで読みましょう。)

噺の方ですが、あくびの稽古所に興味を持つ男よりも、
それを作った人の方がよっぽど変でおかしい、というポイントのもとに、
手本で見せる「芝居の欠伸」や「オレがルールだ」など、
あくびの先生の異様さがデフォルメされています。

生徒の方も「アゥッ」と「オィオィ」の天丼(くりかえし)と、
吉原に寄り道する妄想でキッチリとオモシロかったです。

立川志らく「百川」
三遊亭圓生師匠の中で一番好きなのが「百川」とのこと。

江戸っ子は、いわゆる「田舎モノ」を
バカにしていた時代もあったけれども、
東京も地方出身者が増えて、
それが出来なくなったので今度は外国人をさげすみ始めた。
なんてハナシから、田舎モノの百兵衛さんが活躍する落語へ。

百兵衛さんがとてもかわいらしいな、と思いました。
無邪気にナマっているから、
まじめに応対している江戸っ子のバカバカしさも際立ってきます。
一応ちゃんとコミュニケーションとろうとしているんですが、
ドタバタしちゃうおかしさ、というんですかね。

仲入り

立川志らく「子別れ」
「志らくの落語全部聞かせます」シリーズ、
その2回目にして早くも十八番の登場です。

ぼくにとって良い落語を聞いたなァ、っていう時は、
とにかく噺に夢中になって聞けた、って時が多いんですが、
この日の「子別れ」はマサにそんな感じです。

抑え目の芝居の中にもメリハリがありました。
魅力的なのは男らしい父親に、かわいい子ども。

家族の再生の場面は、新しい演出。
単に「貧乏に疲れたから」「子どものために」っていう
ニュアンスではなくて、母親は親として女として、
堂々と想いを語る女房にテレまくっている亭主。
なんともリアリティを感じてジーンとしました。
さらにハタで聞いている八百屋の登場で
絶妙な泣き笑いの盛り上がり。素晴らしかったァ。

あと不思議だったのが酔ってキチガイになった熊さんの台詞。
「いろんなハナシに花を咲かせて、、、
きれいな花だったァ」って台詞はどうやったら出てくるんだろう。

狂気というか、なんというか。


2009年02月11日

第119回 志らく一門会

第119回 志らく一門会
2009年2月8日(日)会場:上野広小路亭

立川らく太「親子酒」

立川らく里「初天神」

立川志ら乃「おしの釣り」
今日であれば志ら乃さんにガツンとかまして欲しいところ。
そんなお客の期待を裏切らない、
オモシロくて華やかな高座でした。
志ら乃さんの与太郎はバカじゃないですが、
それなりに欲深いくて、でも執着しない、という不思議人間。

見廻りの侍が妙な能力を持っていて、
舌がつって話せなくなった七兵衛さんの
ジェスチャーを全て理解する、というギャグ、
ドッカンとウケていました。

仲入り

立川らく八「饅頭怖い」
前回は、らく兵さんがこの出番でした。
師匠に落語を聞いてもらうために、この出番にしてるのかな。
細かいギャグが入っていて、ボチボチうけていたけど、、、

立川志らく「短命」
舞台袖で弟子の落語を聞いていたら気持ち悪くなってきた、とか
ダンダンとテンションを上げなきゃいけないのに、
ドンドン下がってくる、とか、いつもより厳しい志らく師匠。

らく八さんは
セサミストリートに出てくるマペットみたいだし、
「24」に出てくるローガン大統領に似ていたり、
楽屋とか普段は、なかなか飽きないんだけど落語が頼りない、
というのが師匠のらく八さん評のようでした。

いつもより厳しい評価なのは、
芝居の稽古中で「演出家モード」で過ごしているからだそう。
また同時に役者でもあって、
毎回役になりきる苦労をされているのだとか。
なべおさみさんから聞いたという、
森重久弥さんの名優エピソードや、
なべさん自信の特殊能力のハナシなどなど。
楽しいハナシが続きます。
今回の芝居のハナシや役どころが「キ●ガイ」なので、
落語の最中にどうなるか分からない、といって噺の方へ。

お芝居の期間中ならではなのかもしれませんが、
ジャズのようと言われる
自由でテンションの高い高座、楽しかったなァ。
なかなか頭の切り替わらない八っつぁんに、
冷静だったご隠居が最後は熱の入った一人芝居。
なんとかコトを伝えようと自ら服を肌けるご隠居の姿に、
ようやく「あ!」っだって、さんざん笑いました。

ようはヤリすぎで旦那が元気がなくなって
亡くなってしまうってハナシなんですが、
八っつぁんの「そりゃ一番良い死に方だ」っていう台詞が、
なんともバカバカしくもノドカというか、
落語世界の良さを感じます。

ガマの油売りの稽古をしているっていう、
ガサツな女房の「あり得ない」キャラクターの変さ加減。
それでもメゲずにご隠居から聞いたハナシを
確かめようとする八っつあんも、どうかと思いますが、
この仲の良い、おかしな夫婦っていうのも落語の値打ちですよね。
人間の生の不思議さを感じます。


2009年02月10日

立川談春独演会

立川談春独演会
2009年2月4日(水)会場:横浜にぎわい座

横浜だからか、会場の雰囲気か、
すこし和やかなムードな気がしました。

立川談春「お神酒徳利」
遅れて入ったりしたので、マクラ含め細かいことは、、、
No Rakugo No Lifeさんでお読みください(笑)って相変わらずヨソサマ任せ。

談春さんの「お神酒徳利」は珍しいですよね。
八百屋がそろばん占いが使える、
とウソをついてしまったから巻き込まれる悲劇。
乱暴だけど単純で微妙に押しが弱いところがあるから、
ドンドン巻き込まれていきます。

この日の高座は、どうだったかな。
ぼくはそれなりに楽しみましたけれども。

仲入り

立川談春「明烏」
「万金胆」「二人旅」「ろくろっ首」でも客を満足させたい、とか
「親の顔」みたいな何度聞いても面白いネタがあれば、
みたいなことを言っていました。
人情噺でお客を納得させていた去年あたりのスタイルから、
落とし噺・滑稽噺に力を入れたい、みたいなことを
言っていたんだと思います(たぶん)。
他にも、飽きさせないようにもっと巧くならないと、とか、
財布拾った噺とか家が火事になっちゃった噺は、
最近あんまり演りたくない。とかとか。

そして「お馴染みのお笑いを」と言って始まったのは「明烏」。
日向屋の旦那が庭の梅を見ている場面から始まります。

純情な若旦那・時次郎のキミ悪さが増してるようで、
これがオモシロくてハマりました。
純情と言うよりは、思いこみが激しくて単純。
ワガママで自分の世界の外にあるものは受け入れられない、
って感じですかね。タチ悪いですな。

そんな若旦那に世話を焼くのが不良のゲンベエとタスケ。
ゲンベエは親切な不良で根は悪いヤツじゃない。
タスケの方は、そんなゲンベエに文句を言いながらも、
呆れつつ付き合っていて、やっぱり良いヤツですな。
タスケが一番かわいそうかも知れません。
踏んだり蹴ったり。

あとは乱暴でイキオイがあるフレーズが
炸裂するのが談春落語。
「耳だって殴りようで目から血が出る」だって、
コレ意味が分からなくて、そうとうオモシロかった。

終演後はジャンケン大会。
節分なので舞台から手ぬぐいをまいたりするんだけど、
それだと大変だからとのこと。
レアモノも含めて、すごい数の手ぬぐいを用意してくれていて、
なんか妙に見直してしまった。

ボーっとしてたら、もらい損ねちゃったんですけどね。
ま、その分すごく欲しい人がもらえたんだろうし、
と無理に納得しつつ帰宅したのでした。

また来たいけどチケットとれるかな。


2009年02月08日

立川生志ひとりブタ会

立川生志ひとりブタ会
2009年2月2日(月)会場:国立演芸場

開口一番:立川こはる「小町」

立川生志「お見立て」
21年前の、この会場「談志ひとり会」で
家元(談志)に入門を願い出たときのオモロイイハナシなど。
入門したての頃は「(芸人だから)遊ばなきゃ」なんて思っていたけど、
連れて行ってくれたのは快楽亭の師匠だけだったと言いつつ、吉原の噺へ。
キスケの明るさ、モクベエも間抜けだけど明るくて、
男が振りまわされる、本来ろくでもない噺なんだけど
不思議と悲壮感がない、とにかく明るくて、楽しい落語。
女のウソに気づいていても、あえてダマされたままでいたい、
って感覚もあるのだろうなァ。
惚れた弱みというヤツですか。

立川談春「白井権八」
「弟弟子の会に呼ばれて客をたくさん呼べるような」
兄弟子になりたかった。なんてハナシから。

立川流は、弟子だろうが弟弟子だろうが
相手を問わず手を抜かない(その昔、志の輔さんの会の仲トリで
家元が「芝浜」を演った、とか)と言いつつ、
「こういう難しくてオモシロくない噺は、
生志も談笑も演らない」といって「白井権八」へ。

まァ、キレイすぎる語りに酔いました。
コピーと行っても絶品コピー。

仲入り

立川生志「愛宕山」
登場するなり、
とんでもないネタをぶつけられた、と言わんばかりに
「白井権八ってダレ?」なんて苦笑している生志さん。
すぐに後ろからヌーっと白井権八の亡霊ならぬ、談春さんが顔を出す。
「アニさん今日はアリガトね」と追い返すと、
「年下なんですけどね」とかブツブツ言いながら、
やっぱり師匠・兄弟子などなど立川流は手を抜かない、なんてハナシ。

落語は、タイコモチ一八の山登り。
チョイチョイくだらないシャレを言う一八が笑えますな。
いつも一八に酷いことをする旦那は、
冷たい人間というより、残酷すぎて浮き世離れしているというか。
困ったもんですね。こういう人がいると。

明るいだけじゃなくて、いろんな疑問が
あまり起ないように工夫されているからか、
すごくトントン拍子であっと言う間に終わってしまいました。

登山の途中の一八の唄も良かったですよ。
サイサイ節も唄っていたかな。

で、東京での独演会「ひとりブタ会」ですが、
今後の今年の会は内幸町ホールで開催とのことです。


本日発売「下北沢演芸祭2009」

春風亭昇太プロデュース 下北沢演芸祭2009
いよいよチケット発売ですね。

去年は下北まで買いに行って、
並んでる間に全部売り切れたんだっけ。

春風亭昇太「Bネタ市」
3月3日(火)19:003月4日(水)19:003月5日(木)19:00
3月6日(金)19:003月7日(土)19:00

三遊亭遊雀「芸協力」
3月8日(日)14:00

ぴろき「明るく陽気にいきましょう」
3月8日(日)18:00

SWA「SWAクリエイティブツアー」
3月9日(月)19:003月10日(火)19:003月11日(水)19:00

「らさある亭」
3月12日(木)18:00
→出演:ラサール石井 / 小宮孝泰 / コロッケ

林家彦いち「彦いち噺 from 下北沢~早春牧歌編~」
3月13日(金)19:003月14日(土)19:00

ポカスカジャン「色物の逆襲2」
3月15日(日)14:003月15日(日)18:00

立川談春「ひとり寄席」
3月16日(月)19:003月17日(火)19:00

山田雅人「かたり~稲尾vs長島~」
3月18日(水)19:003月19日(木)19:00

寒空はだか「カラフルロスタイムショー ちょんまげ編」
3月21日(土)15:003月21日(土)19:00

三遊亭白鳥「ピンクの白鳥~江戸からエロへ~」
3月22日(日)14:003月22日(日)18:00

立川志らく「新たな 芝浜」「新たな たちきり」
3月23日(月)19:00「新たな 芝浜」3月24日(火)19:00「新たな たちきり」

ぜんぶ行く人が居たら、もちろん偉いです。
関係ないけど、そろそろ花粉が飛び始めるみたいですね。
アレルギーの方はご注意を。

2009年02月05日

ブログちょっと改造。文字を大きく

先週末なんですが、
全体の文字の大きさを大きくしてみました。
(先日の元気玉でご意見いただいたんです。)

たしかに大きい文字の方が読みやすくて良いですなァ。
でもMovableのCSSを理解するのに
1時間以上かかってしまって恥ずかしい、、、
結局、Xpathを表示するブックマークレット使って
ヒントにしたらスグでした。

あと寄席ですが、池袋演芸場の2月の上席(1〜10日)
に矢崎滋さんが出演していますね。
爆笑寄席 てやん亭で「千早振る」を聞きましたが、
いわゆる「落語やってみました」とは
ひと味もふた味も違う高座が印象的でした。

ブログ検索をしてみるとなんと「幾代餅」なんかも演った模様。
(拝見したのは毬打つ猫のブログさん)
どんな落語だったのか気になりますね。

トリも市馬さんだし楽しい番組ですなァ。
なかなか行けないのが残念です。

立川談春一門会(第一回)

立川談春一門会(第一回)
2009年1月31日(土)会場:らくごカフェ

神保町のらくごカフェのオープンにあわせて、
開催される「立川談春一門会」。
これはかけつけなくては、と出かけてきました。
(昼夜の開催で行ったのは夜の部)

立川談春「挨拶」
らくごカフェの青木さんとの出会いのハナシから
一門会開催に至るまでの説明。
らくごカフェにお客さんを呼ぶのと、
高座の少ない談春一門の前座さんたちに、
ネタ卸しで落語を披露する場を、という趣旨で決まった会とのこと。
毎月開催する予定とのことで、志らく一門会みたいですな。

「前座が三席続きますのでご辛抱を」と言いつつ、
談春さんのネタは(昼の部は「白井権八」だったけど)
夜はお楽しみに、、、とのことで期待を持たせつつ、会の始まりです。

立川春樹「道灌」
この会が初高座とのことです。
もしかすると談春一門のお弟子さん3人とも
初高座に出くわしているかも。「だから何だ」というハナシだけど。

立川春太「真田小僧」
「ガッツのない春太です」の一言でツカミはバッチリ
(「情熱大陸」の一場面より)の春太さん。
「高座が一番落ち着くのが談春一門」だって、笑っちゃいました。
しかし、この人の落語は良いですなァ。好きだー

立川こはる「高砂や」
「一門といわれても志らく一門しか思いつかない、
でも下に2人もいるし、一門かァ」みたいなことを言って落語の方へ。
そろそろ入門して3年とのことで、堂々としたもの。
落語協会なら二ツ目だもんな。
キャリアじゅうぶん、もっと色んな噺が聞きたいですな。

そういえば以前、ノラやで喜多八さんが
「小さい会場の方が勉強になる・鍛えられる」みたいな
ハナシをしていましたが、らくごカフェくらいの会場は、
若手の会にはうってつけなのかもしれないですね。

仲入り

立川談春「天災」
仲入りが終わって師匠の登場です。
しかしマイク無しで談春さんの落語が聞けるとは。
この規模の会場も初めて。貴重ですね。

噺の方は談春さんらしい、
乱暴で度胸勝負の八五郎がイキイキとしている「天災」。
途中、職人の八五郎が、心学者の紅羅坊名丸(ベニラボウナマル)を
あわや言い負かしそうになったりします。
あとはお得意の乱暴で意味不明だけど、すごく笑えるギャグが次々と。
おもしろかったなァ。

「白井権八」も良いけど、
落語らしい噺で爆笑できるのが談春さんの魅力。
毎回、チケットが買るか分からないけど、
談春一門会も楽しみにしたいと思います。


2009年02月04日

柳家花緑独演会

柳家花緑独演会
2009年1月31日(土)会場:三鷹市芸術文化センター星のホール

昼夜開催の独演会。昼の部に行ってきました。

開口一番:柳家花いち「桃太郎」

柳家花緑「高砂や」
インフルエンザになって、TV「とくダネ」のレギュラーと
横浜の独演会(県民ホール寄席)を休んだというハナシ。
県民ホールの代演は、
柳亭市馬、立川談春の二人会だったというからコレは豪華。

ヒマでやることがない若者が年寄りを訪ねる、
というのは今の世にはあんまりない、なんてハナシから、
落語の方へ。
ちょっと前日までの疲れが残っていて集中して聞けず、、、

柳家花緑「粗忽長屋」
そそっかしい人っていうのは現代にもいる、というハナシから、
そんな人がペアになって襲ってくる「粗忽長屋」へ。
独自の演出やギャグは、ほとんどなくて演出も抑え気味。
でも噺のアチコチにあるナンセンスなフレーズの破壊力で、
お客さんを笑いの渦に。
実は「ただただおかしい」っていうのが、
この噺の値打ちなのかも。

仲入り

柳家花緑「猫久」
スキを見ては、侍と対等に話そうとする熊五郎と
意外に庶民と馴れあっている侍の不思議な関係。
その二人の床屋でのやりとりがオモシロく、
侍の言葉が分からない熊さんは、
「カニサラダ」なんてギャグで
混ぜっ返す(わざと間違えて茶化す)始末。

あとは長屋のお上さんが変態的にデフォルメされていて、
序盤と最後のオウム返しの場面に笑いを足しています。
このお上さんみたいなキャラクターは、
多少、好き嫌いが分かれるセンスかもしれない。

柳家花緑「二階ぞめき」
トリネタが「猫久」かァ、と思って聞いていたんですが、
会が終わる気配もなくて、
着ている緑の松葉屋の羽織のハナシから吉原の解説をして、
「二階ぞめき」がはじまったのでした。

ストレートに語る落語のリズムとメロディの心地よさ。
花緑さんの持つ若々しさと人の良さ、若旦那っぽさが
噺にマッチしているように感じて、楽しんで聞けました。

家の二階に吉原を創る、なんて奇抜すぎる思いつきだけけど、
吉原好きの若旦那のために、という番頭の想いに応えてやろうと
独り舞台を踏んでしまう若旦那はきっと良い奴に違いない。
そんな曇りのない明るさ・素直さは、まさに演者の魅力。
良い落語が聞けました。


2009年02月02日

志らく四季の会(冬の部)

志らく四季の会(冬の部)
2009年1月29日(木)会場:善國寺 毘沙門天書院

仕事終わりでかけつけると
たいていギリギリで志らく師匠の出番と言う感じです。
(なので、立川らく太さん、立川志ら乃さんの高座は聞けず。)

立川志らく「茶の湯」
西暦2012年に何かがある、という予言のハナシ。
価値感がガラっと変わる、と言う人もいるけれど、
もし家元(談志)の価値観が変わって
「こぶ平の落語が一番」と言い出したら、、、ドっとウケる客席。

つづいて映画「ウォーリー」。
劇中のミュージカルは、なんで「ハロー・ドーリー!」なんだ、
「雨に唄えば」や「イースターパレード」なら文句無いのに、
というミュージカル・ファンの不満。
コレを落語に置き換えて分かりやすく解説してくれます。
(知名度ではなくて名作を選んで欲しかった、という不満でした)
やっぱりドッカンですよね、このハナシも。

あとは「地球が静止する日」のキアヌ・リーブス演じる宇宙人が
ただのキアヌ・リーブスでしかない、というハナシ。
コレもオモシロすぎる。

そんな、たっぷりなマクラで楽しく暖まった後は、
イキオイのある「茶の湯」が炸裂します。

ゲリ必死の茶の湯で連日グッタリしながらも、
「風流だなァ」とやせ我慢を言ってしまうご隠居。
とにかくハチャメチャで、過剰に描かれているんだけど、
知ったかぶりというか、知らないことを認めたくないっていうのは、
良くある感情かも知れませんね。
人間だもの、って違うか。

仲入り
いつものように振る舞われるワインとチーズ。
もちろんお茶もあります。

立川志らく「一文惜しみ(五貫裁き)」
お芝居の稽古中で、以前は芝居に夢中になって、
落語も変わってしまっていたけれども最近は
むしろノビノビできる、とのこと。
落語は(覚えたものをそのまま演るような)クラシックじゃなくて、
ジャズのようなもの、というハナシで、家元(談志)に至っては、
高座で噺を忘れても舞台ソデに向かって聞いたり、、、
なんてことを言っていたら、
志らく師匠は手拭いを持ってくるのを忘れていて、
噺に入ってから舞台ソデに「手拭いもってきて」と
言ってしまうハプニング。
すぐに噺に戻りつつ、ご隠居も八五郎も口々に
「ヒヤヒヤした」「悪口言ってバチが当たった」なんて言うのでした。

噺の方は、トントン拍子で進みます。
一文を惜しんだ万右衛門は、
八五郎から百両とられた上に改心して、
他にもホドコシしまくって最後は破産してしまうのが悲しい。

しかし八五郎がはじめた八百屋は流行ったんですかね。
大金持ってる人から庶民がナスやカボチャを買うだろうか。
自分なら給付金もらっても買わないかもな、、、ってセコいなァ。

その前に大金があったらマジメに八百屋やらないかな。


DVD「ハロー・ドーリー!」



DVD「雨に唄えば」


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