メイン

古今亭菊乃丞さんについてのエントリ

2008年08月03日

鈴本演芸場7月下席 昼の部(7月23日)

鈴本演芸場7月下席 昼の部(7月23日)
2008年7月23日(水)会場:鈴本演芸場

仕事をハンチクにして鈴本にも行ってきました。
14時ころに入場しましたが、
喬太郎さんがトリということで、すでに7,8割は埋まっていたかな。
平日の真っ昼間なのにすごい。

三遊亭金馬「夏の医者」

古今亭志ん輔「たがや」
カラっと明るくて、夏らしい高座でした。

翁家和楽社中「太神楽曲芸」

柳家権太楼「長短」
いつも通りの笑顔でぼくらを迎えてくれます。
どの寄席でも権太楼さんの出番があると
安心して出かけられるというか。信頼のブランドですな。
とくに仲トリあたりに出てもらえるとイイ気がします。

仲入り

昭和のいる・こいる「漫才」
いつも気になるんですが、
どこまで打ち合わせしてるんでしょうかね。
イキもピッタリな漫才。

三遊亭歌武蔵「仕度部屋外伝」
これが噂の「仕度部屋外伝」ってコトでいいんですよね?
いわゆる相撲の漫談です。

古今亭菊之丞「短命」
相撲の噺のあとは、色っぽい噺。
ツブぞろいな出演者で、ドンドンもりあがってきます。
ホール落語なみのブッキングじゃぁないでしょうか。

太田家元九朗「津軽三味線」
津軽弁でナマっているトークと三味線の演奏。
ベンチャーズとかね、珍しいのを演りますよ。
けっこうおもしろかった。

柳家喬太郎「牡丹灯籠:お札はがし」
この夏2度目の「牡丹灯籠」。
前の方で聞けたからかもしれないけど、幽霊になったお露のブキミさ、
ポッと下から明かりがあたっているような気味の悪さがあった。
聞いてる方が入り込みすぎですかね(笑)

寄席の喬太郎さんも良いですね。
何が違うって、コレだってのはないですけどね。

2008年06月13日

池袋演芸場 六月上席 昼の部(6月8日)

池袋演芸場 六月上席 昼の部(6月8日)
2008年6月8日(日)会場:池袋演芸場

夜に鶯谷でサンボマスターのライブの予定があったので、
ちょうどイイジャン!と池袋演芸場へ。
って何がちょうどイイのか、まったく分かりませんな。
池袋演芸場、久しぶりに来ました。高座と客席が近くて見やすいし、
マイクを通さない声が聞こえるというのも、なんとも良いですよね。

柳家権太楼「蜘蛛駕篭(くもかご)」
というわけで、到着したのは仲トリ、権太楼さんの出番から。
高座の上の権太楼さんも、お客さんもニコニコ。
楽しい落語に期待感も高まります。

ボンヤリしたほうの駕篭屋のマヌケかわいい感じが楽しい。
ツツっとキレのある演じ分けで、
サリゲなく場面が浮かぶような巧さもあったし、
冷やかしの酔っぱらいのギャグ(の繰り返し)が、
ダレないで3回目でドッカンと笑いが起きたのも、痛快でした。
さすがだなァ。ほんと面白かった。

古今亭菊志ん「紙入れ」
本日の2人目のお目当ては菊志んさん。
オモロい浮気の小話から落語の方へ。

みょうにイロっぽいお上さんのしたたかな感じ。
新吉のおバカなあわてっぷりと、だまされてるダンナのマヌケさ。
ドタバタとスピード感があってナイスな高座でした。
「けっきょく男は女にはかなわない」という
現代に通じるテーマというか、事実というか歴史というか。
そんなことが分かりやすく描かれているようで、おかしかったな。

柳亭市馬「青菜」
カケコトバを仕入れた植木屋の「ウヒャヒャ」と喜ぶ姿が楽しそうで、
なんとも市馬さんらしい。
人はどんなものでも、面白いことに変えて生きていけるんだなァ。
落語の世界は、なんとも不思議で楽しいですよね。

翁家和楽社中「太神楽曲芸」

川柳川柳「ガーコン」
ひさしぶりに遭遇した川柳さん。
昔はテレビでラテンをやって、ずいぶんと売れた、という枕から、
ご存じ「ガーコン」ヘ。ほんと良い声がでますよね。
なぜだか抜けるように通る高音が年齢を感じさせません。
77歳、喜寿の祝いですね、ウチの父親と同い年なんです。
すごい老人だ。

2008年02月08日

みなと毎月落語会 古今亭菊之丞独演会

みなと毎月落語会 古今亭菊之丞独演会
2008年1月29日(火)会場:麻布区民センター区民ホール

キッチリと、しかも楽しい、
なかなか、あなどれないのが菊之丞さんの落語。
そんなわけで会社おわりで独演会に出かけてきました。

会場入りしたのは立川志らべさんの出番が終わって、
菊之丞さんの枕の途中から。

古今亭菊之丞「五人廻し」
枕は廓(くるわ)についての楽しいハナシ。
一人の花魁(おいらん)が一晩に
何人ものお客を相手にグルグル回るのを
「廻し」といったそうです。
昔の遊びを知っている人に言わせると、
「廻しもなかなかオツもん」なんだそうで、
夜遊びというのは一筋縄じゃァいかない、奥の深いもんですな。

噺のほうは「廻し」のはずが、
待てども待てども花魁が廻って来ないので、
ジレているお客達のおかしいこと。
強がったり、無理言ったりと、
本人たちはいたってマジメなので、余計に笑ってしまいます。

仲入り

古今亭菊之丞「景清」
寄席のお客さん思いの仕組みの枕から、トリネタへ。
この噺、朝の連ドラ「ちりとてちん」にも、
良いところで出てきましたね。
美しすぎる人情噺で、
菊之丈さんのシッカリとした語りで
本当に感動できます。
いろんな想いや祈りみたいなものが交錯するハナシで、
聞いていて、たまらない気持ちになってしまう。
いいハナシですよねェ。いいものを聞けたなァ。

みなさんもいかがでしょうか。

2007年11月30日

下丸子らくご倶楽部 (2007年11月)

下丸子らくご倶楽部 (2007年11月)
2007年11月23日(金)会場:大田区民プラザ

実は、この日は別の落語会に
行く予定にだったんですけど、予定変更。
「祝日・休みなら行ける!」と下丸子へ。
早くから当日券を求めて並びました。
いやー楽しかった。

若手バトル
立川らく兵「小町」
立川らく八「千早振る」
台所鬼〆(おにしめ)「紀州」

らく兵さん、着々とネタを増やしている。

志らく師匠、花禄さんによるトーク。
下丸子も久しぶりなら、
恒例のトークも久しぶり。
「スピリチュアル」な花緑さんと、
あんまり信じていない志らく師匠。
たまにムキになる花緑さんがおかしい。

立川志らく「源平盛衰記」
先日の志らくのピンに続いての「源平」。
2度目ということもあって、だいぶ内容が分かった。
少し近くで聞けたので、迫力が伝わってきました。
おもしろい話、ギャグが特盛りの落語です。

仲入り

古今亭菊之丞「短命」
ドンドンおもしろい落語を
聞かせてくれる菊之丞さん。
出かけた落語会で、この人の名前を見つけると、
ちょっと得した気分になれます。

柳家花緑「お神酒徳利」
トリは「嵐山光三郎プロデュース」でも聞けた噺。
落語も楽しくて良いのだけれど、
やっぱり下丸子の、この雰囲気は最高です。

来月の下丸子らくご倶楽部は、
年末恒例のゲストなし、
志らく師匠・花緑さんが二席ずつであります。
やっぱ行きたいですなァ。

2007年09月25日

第八回夕刊フジ平成特選寄席

第八回夕刊フジ平成特選寄席
2007年9月21日(金)会場:赤坂区民センター 区民ホール

豪華出演者に満員のお客さん。
すっかり定期行事になった赤坂の特選寄席です。
仲入りに行われていた次回のチケット発売が、
開場時からになりましたよ。
これは嬉しい次第(けっこう重要)。

開口一番:立川らく八「真田小僧」
この会の開口一番といえば、
志らべさんだったのだけれど、
二ツ目昇進で、らく八さんがバトンタッチ。
(「続くか分かりませんが」と言っていましたが)

古今亭菊之丞「幾代餅」
「安倍首相」≒「船徳」の枕など、楽しい枕から、
ちょっと短めにまとめた「幾代餅」へ。
いきなり、凄いネタが出てきたなァ。
きれいな江戸弁と品の良さ。駆け足でサゲまで。
もっとゆっくり聞きたいくらいでしたよ。

柳亭市馬「夢の酒」
ふわふわと夢の中にいるような噺。

仲入り
ダッシュする人も行列もなく、ノンビリした仲入り。
良かった。

柳家三三「加賀の千代」
甚兵衛さんてのは、そんなにヒモ体質なんだろうか。
「お金の取り方」について、さんざん伏線を張って、
その伏線は、まったく生きない。
ぜんぜん意味なかった上に、ダジャレでサゲ。
なんとも下らなくて、楽しい噺でした。
コレは珍しい噺が聞けた。

立川志らく「茶の湯」
どんどんと古典をハミだして
改作されていく「茶の湯」です。
この会のお客は「笑いを求めている」という分析もあったのか、
イキオイのあるネタをぶつけてきたのかな、
と思いつつ聞きました。

終演後は、ピーターとジョンソンが
ツボにはまってしまった人が、
いつまでも笑っていたり、どうにも上手くいったご様子。

この会の志らく師匠の高座は、
その時のイキオイのあるネタが登場することが多いようです。


次回の平成特選寄席(2007年12月14日)は、
志らく師匠に、市馬さん、彦いちさん、談笑さんの出演。

2007年09月19日

第七十二回 朝日名人会

第七十二回 朝日名人会
2007年9月16日(土)会場:有楽町朝日ホール

お昼の2時開演。
3時間以上、けっこう長いことやる会で
知られています。

開口一番:三遊亭歌ぶと「道具屋」
悪くないと思いますよ。堂々としている。

三遊亭王楽「兵庫船(鮫講釈)」
二代目「星の王子様」を襲名するとか、なんとか。
講釈で拍手がありました。良かったね。

古今亭菊之丞「酢豆腐」
久しぶりの菊之丞さん。
首相退任のニュースに
「船徳」を思い出したなんて枕、大ウケ。

「酢豆腐」といえば、意味不明な若旦那のキャラ。
「もちりんです」「さいでげすか」「おつだねェ」
なんて妙にハマっていて楽しい。
菊之丞さんの品の良さがあるから、
単なる変態じゃない若旦那の、
おかしさにつながるのかな。

古今亭志ん輔「居残り佐平次」
なぜか出会えていなかった志ん輔さん。
ようやく見ることができた上に、
たっぷり、いいものが聞けました。
カラっと明るくて、楽しい高座。
また聞きたい。

仲入り
もう十分というほど落語を聞いたのに、
まだ仲入りかァ、という感じ。
昼間だからエンジンがかからないのか、
客席の雰囲気なのか、
座ってハナシ聞いているだけなのに妙に疲れる。

柳家喬太郎「粗忽長屋」
枕もほとんどなく噺へ。
わりとオーソドックスな「粗忽長屋」。
会場はそこらじゅうで、ドカンドカンと爆笑でした。

柳家権太楼「質屋庫」
この日のお目当てでした。
定吉の壊れっぷりが、爆笑のネタ。
顔が面白すぎです。
いろんなネタが聞きたいですねェ。
なかなか遭遇しないんだよな。

2007年01月17日

新春プラザ寄席

2007年1月5日(金)会場:大田区民プラザ大ホール

新年早々から連日の落語会です。豪華なメンバーの会で、
楽しみにしていました。

立川志らく・柳家花緑 トーク
いつもは地下でやっています、というようなトーク。
噺家さんのトークというのは、最近よく見ますが、
このお二人は息のあったところ。安心して楽しい話でした。

古今亭菊之丞「浮世床」
短めの「浮世床」なんだろうな、あんまり印象に
残らなかったんだけど、枕から楽しい雰囲気で盛り上げる。
あと浅草に住んでるっていうのは、なんかうらやましいと思った。

立川志らく「天災」
去年12月の夕刊フジ特選寄席とおなじネタ。
ものすごいナンセンス具合で、かなり笑えます。
師匠の十八番「青菜」より、好きかも知れない。

柳家喬太郎「錦の袈裟」
与太郎がかわいくて良い。気持ちの悪い与太郎、
すごく馬鹿な与太郎、いろんなのがいるけど、
かわいげがある方が楽しくきけるかも知れません。

それにしても与太郎のお上さんってのは、
どんな人なんだろう。
与太郎が女郎買いをすると知って嫉妬している
ところをみると、与太郎に惚れているんだろうか。
かなり謎だ。

仲入り

柳家花緑「片棒」
たのしい噺なんだけど、ついつい立川談笑さんの、
めちゃくちゃな「片棒」が懐かしくなってしまった。

林家たい平「幾代餅」
なんだろうな、すごく良かったって言ってる人もいたし、
もちろん感じ方次第。
たいていの噺はそうなのかもしれないけど、人情噺でも、
ただ筋だけ語っても泣ける・笑える話で「良かった」って、
なると思うんですが、それが今の時代の他の芸術と比べて、
どうなのかっていう、そういうことなんだと思います。

たとえばそういう見方・感じ方もあるのかな、
というくらいのところです。

2006年12月08日

第五回夕刊フジ平成特選寄席

第五回夕刊フジ平成特選寄席
2006年12月8日(金)会場:赤坂区民センター 区民ホール

3ヶ月に一度の夕刊フジ特選寄席。
毎回豪華な出演者で、若手の中でも
一枚看板とよばれる人気者がそろいます。

出演は、
立川志ら乃
古今亭菊之丞
柳家喬太郎
立川志らく

となっていたので、仕事で遅刻しても、
菊之丞さんから見られるかな、と思っていました。
多少遅れて会場着、前座は終わっているだろうけど、
うまくいけば志ら乃さんが見られると思って、
焦って中にはいると菊之丞さんが。

古今亭菊之丞「元犬」
ほとんどサゲの手前で、会場の後ろでたって聞く。

菊之丞さんが、終わって着席すると、
志らく師匠の出囃子「はとぽっぽ」が
トリだとおもっていた出番は仲トリでした。
あぶなかった。

志らく師匠は今月は下丸子とこれ、
2席しかやらない。
それにしてもゲッソリやせて、目の下は真っ青なクマ。
芝居の演出などで全然寝ていないそうだ。

立川志らく「天災」
後半のオウム返しの部分はメッチャクチャになっていた、
こりゃぁカットアップ、バロウズの狂気に近い。

途中、神学者が八五郎に説教する場面で
「そうではなくて、私は『道』(人の道)
の話をしているのだ」というと、
八五郎が「それは暗い話ですね」と言い出したので、
来たなーと思ったら、やっぱり
「フェデェリコ・フェリーニの『道』の話でしょ?」だって。
なんで八五郎がフェリーニ見てるんだよ、笑った笑った。

仲入り
日付もチェックせずに次回の券を買ってしまう。
次回は、市馬さん、志らく師匠、花禄さん、三三さんだって。
いまからワクワクしてくる。

立川志ら乃「火焔太鼓」
志ら乃さんの十八番です。師匠の後なんで、
それ以上はウケないけど、でも立派でした。
中盤以降、だんだん落語じゃなくなって、
妄想が暴走、笑っちゃいます。

柳家喬太郎「うどん屋」
オーソドックスに本寸法に、しかし自分の味を出す。
というのが喬太郎さんの古典でのテーマだそうだ。
こういう、なんてことない噺も、醍醐味というか、
落語の魅力ですよね。

カテゴリ