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昔昔亭桃太郎さんについてのエントリ

2008年10月18日

長講三人の会

長講三人の会
2008年10月15日(水)会場:練馬文化センター

一週間たたずに再びやってきた
練馬駅前の静かな会場、練馬文化センターです。
イスがちょっと大きめで、
お客さん通しの間隔が(比較的ですが)空いているので
見やすい印象があります。

会社から遠いので開演30分くらいで到着。
(聞けなかったのは、柳家右太楼「元犬」

昔昔亭桃太郎「お見立て」
聞いたのは、枕が終わって噺の序盤から。
たぶんハナから聞いていると、ずいぶん違うんだろうなー

しかしどうやったら、あんな落語が出来るんだろう。
久しぶりに聞いたけど、
あまりのワン・アンド・ジオンリーぶりに驚いてしまった。
なんべんも同じ事で驚いてるかも知れないけど。

年末(12月の「桃太郎トークショー」)は「鰍沢」をネタおろし?
こりゃニュースです(一部で)。

柳家権太楼「粗忽の釘」
旅に出た話、礼文島だったっけな。
一門でフィリピンに出かけたとか、楽しそうだなァ。
実際わからないけど。

噺の方は、今日も「粗忽の釘」でした。
集中して演ってる感じですよね。
これは十八番になるのだろうなァ。おもしろいものなァ。

前半はちょっとギャグが少ないのか。
後半に入って、引っ越したあとの粗忽+お上さん、
近所の人のリアクションには、大笑いの連続です。
楽しいですね。

仲入り

柳家さん喬「福禄寿」
秋は季節の中で景色が移り変わりますねェ、とか、
ススキを家に置くとなんとも良い、とか、
(こんな風に書いても伝わらないんだけど)
なんとも美しい言葉を紡ぐさん喬さんの枕。

その昔、東横落語会で三遊亭円生が演っていた、
という「福禄寿」へ。

いいハナシなんだけど、落語にしては説教くさいような、
そして意外と短い(というかあっけない)ような、そんな噺でした。

しかし、そこは、さん喬さんが演るということで、
たとえば、玄関を開けると
吹き込む雪と一緒に家に入ってくる兄の姿。
寒さと情けなさを同時に背負ったよう、
その表情だったり、もうね、たまらんのです。

不思議さと、楽しさと、人情と、
盛りだくさんの「長講三人の会」。

余韻が残るような、素敵な高座でお終いなのでした。

2008年08月13日

落語芸術協会・立川流二派連合落語会

池袋演芸場七月余一会 落語芸術協会・立川流二派連合落語会
2008年7月31日(水)会場:池袋演芸場

池袋演芸場で談春さんがトリということで、
そら行きますわ。
会社は半分休んでアタマから行きますわ。
でもね。平日の15時ですよ。席もあいてると思いますよねェ。
ほぼ満席だったんですねェ(ちなみに終演は20時でした)。

開口一番:三遊亭小笑「転失気」

立川談奈「たらちね」

日向ひまわり「堀部安兵衛 道場破り」

桂平治「鈴ヶ森」
このあたりから入場すれば、もうすこし楽できたかな。

ナイツ「漫才」
ネタはイチロー、人気急上昇中。

立川生志「悋気の独楽」
明るい、楽しい高座。

春風亭勢朝「親子じか」
おぉ。

桂竹丸「石田三成」
汗だくでデカい。

北見伸&スティファニー「マジック」
この日の、ひとつの目玉は「スティファニー」が見られる!でした。
つうか謎だったわけですよ、スティファニー。

かわら版で出演者ごとの索引の「す」行。

すず風にゃん子・金魚
スティファニー
隅田川馬石

スゲー3組、
ってかスティファニーって名前はインパクト100点。

で、見る前は名前から、
幸田シャーミンみたいな白人のおばさんをイメージしてたんです。
ホンモノはかなりかわいい若い女子、反則だよなァ。
なにが反則か良くわからないけど。
この日は「プチ☆レディー」なる女子二人組が
スティファニーだったらしいです。
芸協じゃなきゃ会えないなんて、あんまりだ。

立川左談次「大安売り」
ひょうひょうとした枕がおもしろい。

桂あやめ「ルンルン大奥絵巻」

仲入り
ふとふりむくと凄い立ち見客の数です。
会場がメチャクチャ暑くて、しんどくなりはじめました。

三遊亭円馬「短命」

白山雅一「声帯模写」
白山先生の登場。このあたりから
ひとりあたりの持ち時間が短くなっていきます。

立川談四楼「のっぺらぼう」

昔昔亭桃太郎「弥次郎」
「前座が時間配分を間違えた」とおこる桃太郎さん。
もっと聞きたいです。こちら側も残念でした。

鏡味正二郎「太神楽曲芸」

立川談春「宮戸川」
トリと聞いて「時間が短くてすむ」し、
かえってプレッシャーもなくて、うれしい、
という冗談をいってから落語へ。

お花ちゃんのエロさが全開、
さらに半ちゃんの純情ぶった感じが、
状況のエロさ加減を高めていきますな。って、何書いてんだろ。
霊岸島の叔父さん、叔母さんの狂ったやりとり。
叔父さんの「それ死にかけてんだろ!」なんて乱暴なセリフと、
楽しそうな叔母さんのギャップが楽しい。

こんな感じで、談春さんが寄席のトリって普段ないから、
それだけでおもしろかったですね。

そんな「非日常」を気楽に楽しんだ、ぼくらでした。

2008年08月03日

桃太郎三番勝負(ゲスト:立川談春)

昔昔亭桃太郎独演会〜桃太郎三番勝負〜(ゲスト:立川談春)
2008年7月24日(木)会場:博品館劇場

相変わらず遅刻したけど、ちょっと早めに到着。
聞けなかったのは、
開口一番:春風亭昇吉「たらちね」

昔昔亭桃太郎「春雨宿」
前に上がった昇吉さん(初の東大卒落語家)の話題。
落語の方はもうね。笑ったなんてモンじゃないです。
でも爆笑っていうよりは、ゾワゾワくる笑い。
しょーもな、という感じでとっても癒されますね。
アブないギャグも他愛がなくてカワイイし、良いと思います。

立川談春「紙入れ」
桃太郎さんと談春さんが並ぶと、
同じ落語家なのに、あまりの違いに驚きますね。

「紙入れ」は相変わらずお上さんがイヤラシさ全開。
逆に新吉と亭主のマヌケさが際だっていて笑えます。

仲入り

対談:昔昔亭桃太郎、立川談春
ツッコミの冴える談春さん。
相手をオイシくしていく「ツッコミ力」の高さをいかんなく発揮。
これ久々に見ましたねェ。強敵相手でも難なく、という形です。
あとは歌舞伎座のハナシ。
歌舞伎座は演りやすいとか、噺家が歌舞伎役者となれ合うのは、、、
(大銀座の「勧進帳」のハナシですね)なんてイロイロ楽しいトーク。

昔昔亭桃太郎「死神」
出てくるなり「あの対談は小三治じゃできない」だって(笑)

落語の方は相変わらずの反則技というか変化球というか「不思議球」を連発。
(たぶん)良い意味で、どの噺も同じなんですよね。
下らなすぎるギャグと、妙に外れた間。
ヘンなんだけど本人は自信満々だったり、
脱力系というか、肩の力を抜いて楽しめます。

そんな一生懸命きいてもね。落語なんだし。
なんて、自分で自分に言わなきゃいけないかな。

2008年08月01日

桃太郎三番勝負(ゲスト:柳家喬太郎)

昔昔亭桃太郎独演会〜桃太郎三番勝負〜(ゲスト:柳家喬太郎)
2008年7月22日(火)会場:博品館劇場

理由は何だったか忘れたけど、相変わらずの遅刻状態で到着。
聞けなかったのは、
開口一番:昔昔亭A太郎「動物園」昔昔亭桃太郎「魚根問」
でした。

柳家喬太郎「猫久」
喬太郎さんのこのネタは初めて聞く、
と思ったけど、実は去年の「喬太郎・山陽二人会」で聞いていたらしい。
細かいメモをとったりしてないんですが、昨年とは印象が違いましたね。

シンプルだけど芝居っ気があって、猫久さんの噂をする夫婦がおかしい。
やり過ぎではなくて、喬太郎色にそまっている古典です。
いろんな笑いが散りばめられていますな。
これが聞きたいんだよなァ、と思ってしまう内容でした。

仲入り

対談:昔昔亭桃太郎、柳家喬太郎
緞帳が上がると、パイプイスが二つ置かれていて、
桃太郎さんと喬太郎さんが登場します。
落語界全体の将来を考えての発言が多い桃太郎さん。
イロイロおもしろいハナシがあったけど、
ちょっとアブなすぎるネタもあって、あえて書きません(笑

昔昔亭桃太郎「お見立て」
冒頭からラストまで、
こんなに「ウキャキャ」と笑ったのはイツぶりだろう、という感じでした。
間の取り方とか妙な表情とか、
イチイチくだらなくて思わず「プハッ」と吹き出すことも度々。
不思議すぎる高座で、これは分解して理解しようと思っても、
難しいというか無理なんだと思います。
不思議な落語に身をゆだねて楽しむのがよさそう。

楽しい夜でした。

2007年09月12日

市馬・喬太郎 二人のビックショー

市馬・喬太郎 二人のビックショー
2007年9月7日(金)会場:練馬文化センター

寒空はだかさんの登場と同じくらいに会場入り。
(開口一番:柳亭市朗「子ほめ」)

寒空はだか「真空ギター(歌うスタンダップコミック)」
「ジャンジャン」「ツカツンチャン」
「ズズズチャ~ン」など
お馴染みのオカズを入れながら、
オリジナル曲、替え歌を歌いまくります。

いとしこいし的な兄弟漫才のネタが強烈だった。

あと、ラストの「東京タワーの歌」で
会場から自然と手拍子が。
この歌好きだなァ。
なんとかして流行らないかな。

柳亭市馬「お化け長屋」
彦六、馬生、小さんとの思い出を枕で披露。

噺の方は、よい心持になってしまう
「お化け長屋」というのも変だけど、
市馬さんの落語らしい、
真っ直ぐな江戸っ子が沢山出てくる。
形は同じでも、小三治さんとは、
ぜんぜん違うのだから、落語っておもしろいなァ、
とかって分かったような感想でスイマセン。

仲入り
ここで仲入りって、ずいぶん豪華です。
たっぷりな会。

アニマル家馬夫・豚夫「歌謡漫才」
市馬さん(馬夫)と喬太郎さん(豚夫)の漫才。

ご本人のキャラとは真逆な、
馬夫のキャラ設定がまず笑える。
ひょうひょうと毒舌を吐きまくって、
豚夫が突っ込むのを基本にネタが進みます。

モノマネで「本人が絶対言わないこと」を言う、
なんてネタがありますが、ほとんど同じで、
いちいちオモロいです。
たまにだからイイんだろうけど、もっと見たいですな。

たとえば、

インリンってのはエロくて、
私けっこう好きですな、

とか市馬さんがニコニコで言ったら、
爆笑だろうなァ。
(もちろんコレは言ってません)

ハナシは戻って、漫才の方は、
西武線沿線を船で渡りながら、歌ってボケる、
歌謡漫才へ。市馬さんが歌いまくる。

昔昔亭桃太郎「ピーチトーク(柳昇物語)」
出てくるなり「漫才が長いから持ち時間が15分」と
ボヤきながら、爆笑をとる。
落語で客を泣かせてくれ、とリクエストされたハナシ。
「『転失気』で泣かせてみようか」なんてギャグも。
泣きたくて落語を見るなんて、
たしかに変なハナシですよねェ。

その後は師匠・柳昇を語る「柳昇物語」を手短に。
なかでも凄いな、と思ったのが
「コーヒーカップの持ち手が内側にあったら飲みにくい」
というギャグ。
「コーヒーをカップの外に注がなくちゃいけない」
「カップの外は広い」だって、このギャグは凄い。

柳家喬太郎「彫師(ほりし)マリリン」
まず「世間で思われているほど、
私はキャバクラ好きではありません」との宣言。

※この時「中途半端なんだよ!ヌキはねぇし!」
と言った後、少し後悔したっぽかった(笑)

数人の噺家でフィリピンパブに行ったとき、
何気に市馬さんは楽しそうにしていた、とか。

で噺の方は、、、くだらないですねェ。
もう、くだらないのが落語です。
そういう意味では王道でしょうかね。

それにしても喬太郎さんの新作に出てくる、
壊れた感じの女子は、どれも出色の出来ですな。

盛りだくさん、たっぷりの会でした。

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