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立川志らくさんについてのエントリ

2008年09月30日

第113回 志らく一門会

第113回 志らく一門会
2008年9月21日(日)会場:上野広小路亭

開口一番:立川らく兵「真田小僧」
ロングバージョン、初めて聞きました。
なんで「真田小僧」なのか、ようやくわかった。

らく兵さんの高座で、
お上さんが出てくるのは初めてだったけど、
意外とすごく女だった。
なにが「意外と」なのか分からないですけど。
子どもが、やんちゃでイイ感じ。

立川志らら「宮戸川」
NHK新人演芸大賞の本戦に残った、と予想外のニュースに、
ちょっとだけ、どよめく会場(笑)
Wikipediaみたけど、歴代の受賞者は、なかなかすごいな。

噺の方は、ギャグもてんこ盛りで楽しい「宮戸川」でした。
お花さんの親戚は「プノンペン」にいるとのことで、
「プノンペンとは粋じゃない」と失礼なツッコミに笑った。
あと叔父さん、飲み込みの久太の「めおと!めおと!」は
バカバカしくて声出して笑っちゃいました。
ラストの濡れ場シーンはオカマの一人芝居みたいでエロくなかったな。

立川志ら乃「酢豆腐」
噺のリズムがすごいです、
ドカンドカンと凄い数の言葉で押してきます。

若旦那の変態っぷり、とくに顔が異常で
「しゃべり方よりも顔が気持ち悪い」と、自分で言い出すほど。
あと不味い酢豆腐に苦しんでパタパタする仕草は、
志らく師匠に、ちょっと似ていましたね。

終始、迫力ありました。

仲入り

立川志らべ「小言幸兵衛」
オリジナルの細かいギャグで攻めてくる、いつもの高座。
息子の名前が「ピッピ」ってなァ。
バカバカしすぎて、あきれました。
この名前の由来を説明するところがギャグになっています。

立川らく太「青菜」
「植木屋さん、、、」って「青菜」です。オォ〜です。
志らく師匠の十八番ですからね。

立川志らく「井戸の茶碗」
今日は楽屋で話す相手が誰もいなく、
ここで、はじめて人前でしゃべるので、
テンションが上がってこない、なんて言いつつ、
終わってみると素晴らしい高座なのでした。

なんとなくハッピーエンドなこの噺。
ラスト、千代田卜斎が娘を嫁に出したいと提案したことに、
感動した紙屑屋の清兵衛さんが「侍が好きになった」と語る、
オリジナルの演出があったのでした。

浪人と紙屑屋、どちらも裏街道の人物同士の心の融解というか、
通い合いというか、理解を描いたことで、
ストーリーに多面性というか、なんというか、
あらたな味わいが足されたのでした。

もちろんギャグも秀逸。

一門会もあなどれません。

立川流三人の会2

立川流三人の会2
2008年9月29日(月)会場:紀伊國屋サザンシアター

立川志らら「前説」
緞帳が上がると、まさかの志ららさんの登場。
まァ前説と言うやつなのでした。
前回「立川流三人の会」に来た人は?の問いに、
手を挙げたのは約三分の一。

高田文夫・志の輔・談春・志らく「ジャンケン」
前回と同様に、出演順はジャンケンで決めるとのこと。
まず高田先生が入ってきて、相変わらずのギャグでご挨拶。
談春さん、志らく師匠、志の輔さんの順で呼び入れる。

志の輔さんと志らく師匠が並ぶのを見るのは初めて。
ただソレだけなんだけど、ホントに並んで立ってるわ、と妙な心境。

ジャンケンが弱い、と揶揄された志の輔さんが
群馬のジャンケンでやろう、と意味不明な提案をして
「チッケッタ(だっけ)」と変なカゲゴエでジャンケンをして
順番が決定。

立川志の輔「忠臣くらっ」
「おかずに困ったら豆腐、演題がゆきづまったら忠臣蔵」というコトワザから、
何を演ったらいいか困った、と「忠臣蔵」を題材にした新作へ。

侍の仇討ちを助けようとバタバタする町人たちが主人公。
くだらないなァ。なんで、この噺なんだろ。
終盤は講談で討ち入りの場面、
しかしコレも「3番イチロー4番マツイ」とフザけて爆笑のギャグに。
こりゃ大変だ、と思ったのでした。

立川志らく「源平盛衰記」
マクラもそこそこに「立川談志を偲んで」なんて冗談もはさみつつ、
家元へのオマージュとして、かつての家元の十八番「源平盛衰記」へ。

内容については、言わずもがな。
これが志らく師匠の落語だァ、とばかりにブチ込まれている
ナンセンスなギャグと、カッコ良すぎる語りのリズム。

不思議なのは客のウケ方で、
「ドン」とウケたあと「ドヨドヨドヨ」と
後をひくように笑いが起きていた。存分にウケている感じ、最高だァ。

仲入り

立川談春「妾馬」
黒紋付きにハカマで登場。
まず志らく師匠の危険なギャグの共犯にされたことを
「そんなことない」と否定。
楽屋で「オレは言ってない」と言ったら
「だって、つっこんだじゃない」と返したんだとか。
仲良いよなァ。

落語の方は、泣きそうで泣かせない序盤から、
一気に泣かせにかかる終盤と自由自在の展開。

妹を想い「調子にのっちゃいけない、
(こうべをたれる)稲穂かな、だ」とシンミリと語る八五郎。
また母親を孫に会わせたいと鳴き声で殿様に頼みこむ。
そんな八五郎の人情に三太夫やご老女、そして客席も涙したところで、
「アンちゃん、人情噺やっちゃったか?」と照れまじりの一言。

「ドッ」となんとも言えない笑いがおきましたね。
まさに泣き笑い、という感じの笑いだったなァ。
サゲまでいって、ふたたび高田先生と、志の輔さん、志らく師匠が入場。

高田先生、開口一番「稲穂かな」だって。
おもしろすぎ。
石和温泉で聞いた談春さんの「紺屋高尾」のあとも、ギャグにしてたなァ。
志の輔さんは、あまり言葉もない様子。
志らく師匠から談春さんへの
「兄さん、落語うまくなったね」の言葉に、
「君にそれを言われて一番うれしい」と舞台上でも、
イチャイチャする立川ボーイズなのでした。

もう終演だというのに、
高座の上にそろった四人の姿が、いまだに信じがたく、
夢のような時間だったなァ、とあらためて思ったのでした。

みんなで3本締めして終了。
何年後かに「その3」もあるだろう、とのこと。

それまで生きよう。

2008年09月26日

志らくのピンPartIII 古典落語編

志らくのピンPartIII 古典落語編
2008年9月16日(火)会場:内幸町ホール

仕事が微妙な感じで、
開口一番に遅れるわ、枕のアタマの方も聞きそびれるわ、、、
でも落語に出かけられる幸せであります。
(聞けなかったのは、立川志らべ「鮑のし」

立川志らく「居酒屋」
会場に入ると、いま師匠が書かれている本の話、
「つつましくないと」なんて言葉がギャグになっていたけど、
どんなハナシしてたんだろ。

「居酒屋」久しぶりに聞いたけど、小僧さんのかわいさがイイなァ。
「つゆ、はしら、たら、こんぶ、あんこうのようなもの、、、」
という有名なフレーズ、リズムとメロディがおもしろい。
終わりの「へぇ〜い」は、声を震わせて「ふぇぇぇぇぇぃい」。
奇妙な言い回しに、怯むことなくツッコミを入れる酔っぱらいも、
バカバカしい。

立川志らく「不動坊」
けっこう久しぶりな噺です。
男のヤキモチが主役で、とくにストーリーもない
終始くだらない。最高ですよね。

オリジナルのサゲは「いえ、途中でぶら下がっております」。
(直前のセリフが思い出せなくて、、、いかんですね。)
前回聞いたときに、こんなサゲだったらどうだろ、と考えてみたのと、
ちょっとだけ似ていたので、勝手にシンパシーを感じて喜んでしまいました。

それにしても題になっているのは「不動坊」なのに、
当の本人は死んじゃっているし、
その奥さんもほとんどしゃべらない。落語ってヘンだよなァ。

仲入り

立川志らく「お若伊之助」
陰惨な噺で正直好きじゃなかったんですが、、、

娘が狸にだまされて狸の子供を産む、
なんて噺がトリなんてなァと思っていたら、
あっけにとられるサプライズがあったのでした。

志らく師匠の「落語二百四十八席辞事典」で、
この噺の解説を読んでみたら、
「女がかわいそう、せめて二人を一緒にさせてあげたい」と書いてあった。

その言葉通り、女の悲しみは、
愛しさと、切なさとして消化されて、
狸の子どもは生まれないし、二人は一緒になる。
こんなハッピーエンドなら良いよなぁ。

そして細かい疑問・嘘を解決していく丁寧さも変わらず健在。

気味の悪い噺が、不思議なラブストーリーへと
生まれ変わったのでした。

素晴らしいと思います。

2008年09月17日

第十二回夕刊フジ平成特選寄席

第十二回夕刊フジ平成特選寄席
2008年9月12日(金)会場:赤坂区民センター 区民ホール

立川志らべ「湯屋番」
到着するとすでに番台の上、このパターン多いなァ。
時事ネタのギャグに笑っちゃいました。
あとサゲが凝ってる。良いと思います。
いつものかわいらしい高座。

春風亭栄助「生徒の作文」
久々だなーという感じの栄助さん。
あんまり聞いたことないけどファンなんです。
ナンセンスで楽しい新作でした。
真打ち昇進の興行なんかで、どんなネタやるんでしょう。

立川談笑「堀の内」
いつもの笑顔で元気良く登場。
「堀の内」は、反対の方向で道に迷って弁当を食おうとする、
堀の内のお祖師さまでも(こちらは古典の通り)弁当を食おうとして、
「アレ?デジャブ?」っていうギャグは凝っててすごい。

すぐ忘れる亭主の顔のおもしろいこと。
そそっかしいっていうか、単なるオバカなのかも知れません。
全然違うモノになってるのに、落語に聞こえるのは、
客がオリジナルの古典を知ってるからなのかな。

仲入り

古今亭菊の丞「紙入れ」
噺家には大麻やる奴なんでいません。
ふつうにおかしくなってるヤツが居る(と言って)ソデを指さす(笑)
大麻買うだけ金がもったいない、だって。
あと大相撲で懸賞金を出す「永谷園」が、
高見盛に5本の懸賞金を出したときは5回のアナウンスがある、
って話がおもしろすぎ。

「紙入れ」、安定していて楽しいなァ。
新さんのドタバタも、お上さんの色気を通り越した気味の悪さも、
旦那のドン感さも全部おもしろい。

立川志らく「源平盛衰記」
枕らしい枕もなく「源平盛衰記」へ。
たしかに早いけど、きめの細かくドラマを語る。
そしてテンポを変えてギャグのパート、
という二つのリズムで噺が進みます。

ギャグの面白さは相変わらず。
口と耳にピアスをしたヤツが鍋焼きうどんを食べると、
っていうギャグが最高でした。

家元(談志)作の珠玉のフレーズ
「あんた、泣いてんのかい?」って、
切れ味鋭いというか、どういう発想なのかわからない、
すごすぎますな。

粒ぞろいの落語会も、最後はガツンと歯ごたえのある、
カッチョイイ語りに圧倒されました。

大満足の会でしたね。

2008年09月08日

第112回 志らく一門会

第112回 志らく一門会
2008年8月31日(日)会場:上野広小路亭

久々に出かけてみた上野広小路亭は、大入り。
出演者も一様に「なんでだ?」という感じでしたが、
とにかく熱気ムンムンでした。

開口一番:立川らく八「真田小僧」
最後までおもしろいまま走り抜けてほしいっ、
良い感じなのです。

立川志らべ「あくび指南」
持ち前の愛嬌を振りまいて楽しい高座。
オリジナルのギャグが満載で、
あくびの種類で「前座のあくび」ていうのがあって、これが大笑い。
「昔を思い出すから嫌だ」って言わなきゃいいのに。
あと、あの「やい、船頭さん」をしつこく言い間違える部分も、
おもしろいままサゲまで。良かった。

立川志ら乃「堪忍袋」
相変わらず客をいじる志ら乃さん。
夫婦げんかを諭す長〜い説教を一気にまくし立てる。
「納屋ヘンタイ野郎」のフレーズの面白さ、ドッカンときました。
汗だくの熱演、おもしろいなー。

仲入り

立川らく里「たがや」
そういえば、高座返しの、らく兵さんになぜか拍手が起きる
という妙なことが起きました。おもしろかったけど、あれ何だったんだ。
落語の方は細かいギャグがおもしろかったですね。

立川らく次「くっしゃみ講釈」
面白さもあり、迫力がある高座でした。
「ケンプン」の馬鹿馬鹿しさ。男のマヌケさといったら、
落語の中でも一二を争うんじゃないですかねェ。
噺はインシツな仕返し劇だけども、バカバカしすぎて、
悪い気はしないですな。

立川志らく「野晒し」
前日にあった、らく塾で講義した「野晒し」を演ります、
とのことで大喜びしてしまいました。
密かに期待していたんです。
というわけで、一言一句聞きもらすまい、と集中して聞きました。
これほど集中するのも珍しいというか、久しぶりだなァ。

最初からフザけまくる八五郎。
「『アフーン』の声は女かと思ったらアンタ(先生)の声か」には笑った。
幽霊との一夜が具体的においしい内容だということを匂わせているから、
コツが八五郎を狂わせるのには十分。
江戸っ子らしい威勢の良さと、反対にヘンタイなところ、
たぶん相反するんだけど、それが同居している八五郎の魅力なんですね。
あとはオリジナルのギャグと絡めたサゲも。

いやァ前日の講義とあわせて、こんなに贅沢なことはないな、
と大喜びの一席なのでした。

2008年09月01日

下丸子らくご倶楽部 (2008年8月)

下丸子らくご倶楽部 (2008年8月)
2008年8月22日(金)会場:大田区民プラザ

大好きな下丸子らくご倶楽部、
久しぶりに来られてうれしかったなァ。

相変わらず下丸子の雰囲気が良いです。
ホールとも寄席とも違う、地域寄席とも違うんですね。

そういえば、ここで携帯の音が鳴ることって少ないですよね。
ほとんど無いんじゃないかな。
マトハズレなところ笑っちゃう人も居ないし、
逆にマニアックな緊張感もないです。
みなさんリラックスして落語を楽しんでいますな。

トーク:立川志らく
オリンピックまっただ中のオリンピック・トーク。
志らく師匠の、こういう時事ネタってホントおもしろいですよね。
野球日本代表の星野監督の批判と、
中日のストッパー岩瀬のフォロー。
このあたりは、ほとんど中日ファン全開でした(笑)

柳家三三「明烏」
茶屋のオカミが時次郎の顔を見て(イ・イ・オ・ト・コねェ)とか、
時次郎が自分は吉原にいると気づいて声にならない絶叫、なんて、
ところどころに出る無言のカオ芝居がおもしろい。

仲入り

三増れ紋「江戸曲独楽(えどきょくごま)」
失敗して「ギャー」なんてのは、むしろ味なんです(笑)

立川志らく「大工調べ」
与太郎のことを「右脳も左脳も死滅している」と言って噺の方へ。
大家のセリフ「与太郎が一人前?道具屋、かぼちゃ屋は
うまくいかなかったのに」なんてのが楽しい。

棟梁と大家のケンカに、
与太郎は「もう帰ろう」と言い出したと思ったら、
知らないフリをしたり、
挙げ句の果ては「ハナから八百持ってくればいいのに」と
棟梁に言い出す始末。

いや、ほんとその通りですよね。

2008年08月21日

志らくのピン古典落語編

志らくのピン古典落語編
2008年8月12日(火)会場:内幸町ホール

会場に着くと志ら乃さんの高座中、全然知らない噺だな。
というわけで、立川志ら乃「開帳の雪隠」でした。

この会、全体を通してのことは、
No Rakugo No Lifeさんで読んでください。
なんつって。もうね、僕が書いたってことにしてほしいです。
(そうはいかないけど)

立川志らく「千早振る」
オリンピックのハナシ、こういう時事ネタっぽい枕たのしいですよね。
日本人には忍者のDNAがあるって、ものすごいギャグです。

この噺が、この日のメインで「イリュージョン」や狂気がテーマ。
家元(談志)も小三治さんも、一時期この噺を良く演ってましたよね。
知ったかぶりのご隠居と、知りたがりの八五郎のかけ合いが
なんとも楽しい落語です。

志らく師匠のご隠居は、とにかくふざけまくっていて、
メチャクチャなウソはつくし「知らない」ということを隠そうとすらしない。
おまけに「アブラムシとオラウータンの間にうまれた子」とか、
女房と子ども込みで八五郎に毒づいたり。ろくなモンじゃないです。
ナリヒラのこともしらないで「いい男はトム」なんて言ってる、
トムって(笑)
謎の外国人シリーズの中でもかなりヒットでした。

しかし家元の言う「イリュージョン」って何なんでしょうね。
まァこれ書くと恥かいちゃうからやめよう

立川志らく「大工調べ」
タンカの迫力とスピードは志らく師匠ならでは。
「あいつが嫌いだ」「お前が嫌いだ」と
嫌悪感をあらわにする二人、単なる大人のケンカなんですな。
そしてクライマックスは与太郎のギャグ。
でも、さすがの与太郎も慌て気味でしたね。激しいケンカでした。

仲入り

立川志らく「藪入り」
先代・金馬のレコードを聴きまくったという「藪入り」。
とにかく息子に食わせようとする父親がかわいらしくて美しい。
最近、実家に帰ると食べきれないくらいオカズを出してもらうんです。
これは、ぼくの話ですけどね。
空豆の甘納豆も必ず買っておいてくれるなァ。
親っていうのはありがたい。これも、ぼくの話です。

落語に出てくるのは、子のことを想いすぎて変になった父親。
さらに「尻ナメじいさん」という都市伝説になっている。
なんだそりゃ。
近所の住人のセリフ「尻ナメじいさんも良いとこある」には爆笑でした。

子どももかわいくて良かったな。

2008年08月12日

みなと毎月落語会 立川志らく独演会

みなと毎月落語会 立川志らく独演会
2008年7月29日(火)会場:麻布区民センター

シネマ落語の会の翌日もシネマ落語が聞けるとは!
とってもうれしい会でした。

立川らく次「雛鍔」
仕事でちょっと遅れて、後半のオウム返しのあたりから。

立川志らく「目薬 義眼バージョン」
久しぶりというか、珍しい噺。
お尻を向けたまま向かってくるお上さんやら、
気狂いの町医者、もちろん目の悪い男もみんなおかしいです。
ナンセンスの極みという感じで大笑いでした。
あと町医者が歌う「ドレミファソーラファ、ミ・レ・ド」。
意味が分かりません、ビックリギャグ。
ウンポポ村のホイットニーさんも登場。

立川志らく「崇徳院」
「謎の中国人スーイントク」とか、熊さんの異常なギャグ。
若旦那も変人。思いこみの激しい旦那は輪をかけて変。
「二つ折れババァ」の都市伝説に大いに笑う。

仲入り

立川志らく「シネマ落語 天国から来たチャンピオン(たまや)」
「夏の噺を」といって「たまや」がはじまりました。
ここで聞けると思ってなかったんで、ホント今日来て良かったな、と思って、
早くもジーンとしちゃいました。早すぎますかね(笑)

ところどころ「義眼」や「崇徳院」の町人、
「二つ折れババァ」の都市伝説も登場して、
ギャグになっていたり、楽しく進みます。

ストーリーは、恋や夢の行方が不確定なまま、
ハラハラしつつクライマックスへ。
打ち上がる花火に、美しすぎるラストシーン、
相変わらず泣きそうになりました。
純真が(その人の)世界を救う、という美しさ。

これしかないなァ。
とにかく素晴らしい夜でした。

2008年08月10日

立川志らくのシネマ落語 特別編

立川志らくのシネマ落語 特別編
2008年7月28日(月)会場:紀伊國屋ホール

下町ダニーローズ公演「あした〜愛の名言集」以来の紀伊國屋ホールということで、
会場には「あした」の出演者の方もチラホラと。
とにかく楽しみだったので会社をハンチクにしてハナから見られました。

立川志らべ「高砂や」
こなれたギャグを連発、「たかさごやま〜」では笑いも大きい。
持ち前の愛嬌も全開、かわいくて良かった。

立川志らく「宿屋の富」
ギャグが多く場内爆笑の連続という形。

立川志らく「化け物使い」
珍しい噺ですな。後半のシネマ落語とセットで聞くと、
おぉ納得、という感じなのでした。

仲入り

立川志らく「嵐が丘」
落語世界に住む名もなき人物のアナザーストーリー。
これでもかと続く悲劇、悲恋のストーリーが重苦しいんだけど、
サゲでは衝撃の展開が待っています。
「宿屋の富」と「化け物使い」をつなげるなんて、ものすごい発想。
シネマ落語ならではの醍醐味ですよね。

そして、いつものように冴えまくる「映画的な演出」。

おもわず「あっ」と言いました。
声は出てないと思うけど。

2008年08月05日

第350回 花形演芸会

第350回 花形演芸会
2008年7月27日(土)会場:国立演芸場

土曜なのでノンビリ出かけました。
(到着前は、鈴々舎風車「やかんなめ」

瀧川鯉橋「粗忽の釘」
県民ホールの喬太郎さんの会以来2度目です。
シンプルで楽しい落語、ちょっと芸協っぽいです。
(っていうか芸協なんだけど)

ロケット団「漫才」
いつもの四字熟語のネタ「国民年金」からはじまって、
「山本モナ」って(笑)モナはカタカナだけどなァ。
これはドンドン更新して何度も使えるフォーマットなんですね。
楽しいです。
途中、ツッコミの倉田さんの「マンザイ楽しいなァ!」も炸裂。
同じネタでも毎回どこか遊んでいるのか、
キャッキャいって演っているので、本当に楽しそう(にみえる)。

立川志らく「死神」
ゲストは志らく師匠。この日のお目当てであります。

マクラは、その昔「花形演芸会」に出た時のハナシ。
その時に演った「火焔太鼓」が大いにウケたけど賞にはカスリもせず。
「そんなメモリアルな会の出演を祝って、めでたい噺を」
といって「死神」へ。
丁寧にいろいろなことを言葉で語っていたように思います。
「女房・子どもが湯に行っている間に医者を開業した」とか、
気づいてしまうと気になっちゃうようなコトを、
さりげなく解決しながら進んでいきます。

不気味さとギャグが共存した「死神」でした。
ひさびさのネタが堪能できて良かった。

仲入り

立川談修「看板のピン」
キレイな落語です。
立川流っぽさってあるのかなァ、と思いました。
「ぽさ」ってなんなんでしょ。
なんかありますよね。直弟子でも孫弟子でも、
どこか一緒の部分がある。

柳家紫文「粋曲」
「待ってました!」の声がかかります。
妙に人気がありますねェ。僕も大好きです。
会場はさすがに演芸ファンが多いのか、
語りの冒頭で笑いが起きる。
もちろん本編も感度の良い客席にウケまくり。
最後は「片足カッポレ」も披露。

桃月庵白酒「鰻の幇間」
この噺だから「羽織は脱がない」で汗だくの高座でした。

ちょっと寝不足で、ウトウトしちゃったんですよね。
ちゃんと聞きたいネタだったんですけど、、、
次のチャンスに賭けます。

2008年07月18日

立川志らく独演会

立川志らく独演会
2008年7月12日(土)会場:三鷹市芸術文化センター 星のホール

立川志らべ「黄金の大黒」
途中から入場しました。
細かいところで前にも増して師匠ににているな、と思うところも。
持ち前のアイキョウ全開のかわいらしい高座でした。

立川志らく「あくび指南」
世界遺産に書かれたイタズラ書きのハナシやら、兄弟弟子のハナシ。
いつも通りのオモシロすぎるマクラから夏の落語へ。
あまり演らない噺ですよね。めずらしいです。

オナラと同時にするあくび、吐きそうになるあくびなど、
「オツじゃない」オリジナルあくびが笑える。
繰り返しのギャグ「オイオイ」「なんで2回言うんだ!」なんていうのも、
ジワジワとオモシロくなってくる。

立川志らく「宮戸川」
「ベトナムのサイゴン」とか
霊岸 (れいがん) 島のオジさん、オバさんの狂った会話など、
おなじみのギャグのオンパレード。
そして二階の濡れ場シーンでは、またも暴走。
「やるマン」みたいな謎の兵隊も登場して、かなり普通じゃない!
大笑いしてしまいました。

仲入り

立川志らく「らくだ」
仲入り後は、大ネタ。
強面の丁目の半次が「アァーアァー」と暴れるのが
ドンドンとエスカレートします。
酒に酔った紙屑屋が、
らくだに酒を吹きかけるのところでドッカンとウケる。

あと、らくだが死んで長屋のみんなが
喜びの踊りを踊っている場面。
割って入ろうとした紙屑屋が「踊りのじゃまするな!」と
叱られるんですが、
このヤリトリが映画「どん底」のラストを思い出すようで、
ハッとなりました。
なんとなく貧乏くさい長屋の風景が見えたようでした。

焼き場の場面まで演ってオリジナルのサゲ。
なんとなくポカーンとしてしまうので、このサゲは好きですな。

2008年07月14日

志らくのピン 古典落語編

志らくのピン 古典落語編
2008年7月8日(火)会場:内幸町ホール

楽しみな「志らくのピン」、
大好きな師匠の独演会が毎月あるってありがたいです。

立川らく次「持参金」
会場着がちょっと遅れたので途中から。
すっかりイイ感じだよなァ、この人の落語。
こんど「四派で深夜」(末廣亭)に出るらしいです。

立川志らく「火焔太鼓」
志らく師匠が週一レギュラーだったワイドショー
「アナパラ」が7月で終了らしい。残念だよなァ。
残念がってる人少なさそうだけど。

落語の方は十八番の一席。
まーおもしろくないわけない。
サゲが新しく、志らく師匠言うところの「なんとなくオチ」に。
これは不思議な感じ。新感覚でしたね。
しかし、大金手に入れても洒落を言いあってる夫婦は
異常かもしれない。

立川志らく「お化け長屋」
恐がりの男と怖がらない男、それぞれが行きすぎた感じすらあって、
まさに爆笑編といった落語でした。
こういうオモシロイの聞かせてもらうと、
たいていのは物足りなくなっちゃうんだよなァ。
怖がる男が恐怖のあまりに凍り付いたり、
浮いたまま逃げていった、なんて、どうやったら思いつくんだろ。

あと、この噺は、めずらしく「通し」で最後まで。
(後半、ちょっと仕事の疲れで集中して聞けず)

仲入り

立川志らく「真景累ヶ淵 豊志賀の死」
円朝作の怪談噺「真景累ヶ淵」から「豊志賀の死」。
この噺の因縁の前段についての簡単な説明があったんですが、
ラストでは、その因縁がつながるようなオリジナルの演出も。

濡れ場のバカバカしさが「お化け長屋」とカブってギャグになる、
というミラクルな笑いも良かったけど、
やっぱり緊張感と、ゾクっとするような映像的な演出が良かった。
これも志らく師匠の伝家の宝刀ですよねェ。

あ〜シネマ落語がききたいな。
またはシネマ的な落語、もっと聞きたいですよね。

2008年06月18日

下町ダニーローズ特別公演「あした〜愛の名言集」

下町ダニーローズ特別公演「あした〜愛の名言集」
2008年6月7日(土) 会場:紀伊國屋ホール

ぼくの永遠のアイドルにして、最高の落語家、立川志らく師匠が
脚色・演出し、大林宣彦監督の映画「あした」を舞台化。
原作は赤川次郎「午前0時の忘れもの」です。

「死者と再会する」というファンタジーの物語なのだけれど、
人間ムキダシの人々が不器用に一生懸命生きている。
まず「言葉を探す」というテーマに感動した。
再会し、不確かだったものを確からしくしよう、ともがく姿が、
すべて愛おしく思えて、泣きじゃくって観てしまった。

紀伊國屋ホールという小屋もすばらしかった。
落語を観るよりも全然いい。雰囲気があって見やすい。
会場だけではないです。
劇団(下町ダニーローズ)がパワーアップしているのを感じた。
志らく師匠の芝居が実に自由で、全身で感動している姿、
役でもあり、志らく師匠本人でもあるようだった。
宇賀神さん、酒井さん、一琴さん、入月さん、、、みんな良かった。
柴山さん、北原さん、須藤さんのキラメキ具合にクラクラしました。

カーテンコールで、みんな素晴らしい表情でしたよね。

これはぼくがずっと観たい芝居だったなァ。

2008年06月10日

立川談志・立川志らく親子会

立川談志・立川志らく親子会
2008年6月7日(土)会場:三鷹市公会堂

会場は三鷹の駅からも、吉祥寺の駅からも遠いのでおなじみ、
三鷹市公会堂です。

家元(談志)は、ノドの不調が長引いているものの、
このところは徐々に落語も演りはじめているので、
今日はナニ演ってくれるかな、と期待しつつ会場へ。

立川志らべ「たらちね」
プログラムにはなかった志らべさんの登場。
急遽、出番が決まったのだとか。
楽しい枕で、三鷹のお客さんから笑いをもぎ取っていく。
面白いです。イイな。

立川志らく「鉄拐」
キッチリ集中して「鉄拐」を聞けました。
ギャグがよどみなく、惜しみなく出てくるのが圧巻。
想像以上に楽しかったな。
「悲しい酒」のメロディで「どんぐりころころ」を歌い出したり、
悪口シリーズとか、時事ネタ、ナンセンスなどなど、
いろんなパターンのギャグが凝縮されています。
「落語の登場人物が聞く落語」ってくらい、
設定もギャグも行きすぎていて、ブットんでいた。
カッコ良くて、聞いていてスカっとした高座でした。

立川談志「やかん」
ノドの説明をしつつ「弟子に頼っている」というハナシ。
「今日だって志らくなら悪いようにはしない」というお墨付き。

いくつかのジョークのあと「やかん」がスタート。
この作品のスケッチの鮮やかさと、
テーマの明快さといったらないですな。すごい。とにかく面白い。
言葉にならいので、いろいろ書けません。

ライブなので言葉が消えてしまうのがもったいないほどで、
ぜんぶメモしておきたいほど。
メモしたって読み返さないけどさァ。愛おしいんですよ。
だって忘れたくないし、聞いただけで、
それを人に自慢したくなるでしょう?
その自慢を聞きたい人は少ないけど。

※読んでくださっている希有な皆様ありがとうございます。

仲入り

立川志らく「品川心中(上・下)」
吉原など廓(くるわ)のハナシなどから、
旧東海道にある、品川由来の跡地や碑などのハナシ。

この噺も凄く良かったですね。
金蔵のギャグの天丼(くりかえし)は、
笑いばかりじゃなくて、キャラクターも描いてしまう。
なんでこういうことが思いつくのかな、すごい。
いつものように、聞いていて映像的なイメージができる、
心中シーンも良かった。

サゲで救われるような感じがあるのは、
不器用で一生懸命な金蔵がカワイイからかな。
お染はどうしようもなく、ひどい女なので、
なんで金蔵が惚れるのかっていうのが分からないんですが、
どうしようもなくて、ひどい奴ほどモテたりしますからなァ。

不思議だけど。なぜだか。

2008年06月08日

志らくのピン 古典落語編

志らくのピン 古典落語編
2008年6月2日(月)会場:内幸町ホール

前回から、あまり間を置かないで開催された「志らくのピン」です。
間を置くも何も、毎週やってもらいたいくらいです。なんて極端ですな。

立川志らべ「二人旅」
思ったより会場までの道路がすいていたので、
志らべさんの高座の最後の方がきけた。
久しぶりに見るなァ。相変わらず愛嬌のある人だ。

立川志らく「青菜」
「(一門の)二ツ目は全員破門にしようかと思ってる」とか、
名古屋の談志独演会に出演したときのハナシ。
「アナパラ」のポーズがナマで見られたのが
うれしくてハシャイでしまった。
あと「サッカーは好きじゃない」というハナシ。
ん〜最高に面白いですけどねェ。サッカー。
足でやってるから面白いんだと思います。

落語の方は、十八番中の十八番の「青菜」です。
この噺が聞きたくて、1年ぶりくらいに彼女も志らく師匠の会へ。
しかし志らく師匠の落語の変化に驚いていたようだった。
もちろん「良かった」というハナシですが「当たり前」だっての。

そんなことはさておき、落語のハナシですが、
序盤に炸裂する「スミソ都へ行く」というギャグの
音のおもしろさと、くだらなさもイイし、
「植木屋さん、君をトンチ男と呼ぼう」なんて言葉の一つ一つが、
落語だなァ、最高だなァ、と噛みしめるように喜んで聞きました。

立川志らく「佃祭」
これは多分、それほど(頻繁には)演らない噺だと思います。
※と思って、立川企画のサイトの「ネタ帳」で調べたら、
年1回演るか演らないか、くらいでした。

噺の方は、水辺のお祭りの清々しさというか、
情緒のようなものも感じられるし、筋書きの展開も意外で面白い。
ヤキモチ焼きのお上さんが、凄く面倒そうなのが笑ったな。

仲入り

立川志らく「柳田格之進」
とても挑戦的というか、刺激的な一席でした。
倫理観とか、美学でまとまっている噺でさえも
「言葉以前」の人間の姿を描こうとするのが凄い。

番頭の徳兵衛がとことんバカで、
自分の欲のために柳田を追い込んでしまう。どうしようもない奴だ。
これは美談で終わるわけないな、と分かって、
ものすごく先が気になる、スリリングなハナシのように聞いていました。

ラストの柳田は
「なんだか分からないけど、斬るに斬れなかった」みたいな感じかな。
そして、マヌケな番頭はやっぱりマヌケだった、という感じのサゲ。
いったい何だったんだ、と狐に抓まれたように
ポカーンとなってしまう不思議な感覚でした。

リアリティのないハナシに、リアリティを求めていく、
そういった課程なのですかね。また聞きたいですね。

2008年05月18日

志らくのピン 古典落語編

志らくのピン 古典落語編
2008年5月13日(火)会場:内幸町ホール

道がすいていて少し早くついたので、
志ら乃さんの高座の途中から。

立川志ら乃「蜘蛛駕篭」
ん〜途中からだし、良くわからなかったけど、
思ったよりもウケてなかったな。

立川志らく「天災」
「真打ちになりたいんですって」と志ら乃さんのハナシを少し。
その後は(「これで最後にしますが」といいつつ)
談春さんのエッセイ「赤めだか」で、
いかに自分が悪者にされているか、という愚痴。
見方を変えれば、ずいぶんと変わるというハナシ。
「赤めだか」を読んで確認してみよう。

落語の方は十八番の「天災」。
「乱暴な人は、実は素直で洗脳されやすい」といわれると、
まさにそういう噺だな、と思いました。
お気に入りのフレーズやギャグが沢山で、楽しかった。
客席がいつもより笑ってなかった気もするけど、
ちょっと後ろで聞いていたから、そう思っただけかな。

立川志らく「粗忽長屋」
仕事でかなり疲れていて、船をこぎまくってしまった。
楽しみにしていた噺だったのに、、、

仲入り

立川志らく「品川心中(上・下)」
みなさん書いているブログなんかを読んだりすると、
「元々、あまり好きな噺じゃない」というのが多かったですけど、
ぼくもそうだったんですが、
この日の「品川心中」はヒトアジ違っていて、良かったですよね。

とくに、心中の場面では、潮風の中で揉みあう男女の愚かしさが、
映像付きでハッキリみえるような臨場感があって最高でした。

オリジナルのサゲも良い。
金蔵というのは、どこまで馬鹿なんだろうか、
なんて言うのは簡単だけど、惚れた弱みというのは、
当人にしか分からないもんです。
それでも自分の命は惜しいっていう、生々しい噺でしたね。

今年に入って、よりいっそう充実してきたような印象がある、
志らく師匠の落語です。

チケットもだんだんと入手しにくくなってきました。

2008年05月03日

志らく 四季の会(春の部)

志らく 四季の会(春の部)
2008年4月24日(木)会場:善國寺 毘沙門天書院

到着したのは仲入りの終わりかけの頃、
あーあやっちゃった。
(聞けなかったのは、立川らく太、立川志ら乃、立川志らく「粗忽長屋」)
前日に続いて、また「粗忽長屋」聞けなかったのでした。

立川志らく「崇徳院」
枕は「アナパラ」出演している件のハナシ。
「アナパラ」っていうのは、
日テレの女子アナがメイン司会でやってるワイドショーで、
週一回(月曜に)志らく師匠がコメンテイターで出演しています。

で、ぼくは志らく師匠目当てに録画してみてるんですが、、、
なかなか辛い番組ですねェ。
平日の午後に放送してるワイドショーを、
疲れて帰ってきて夜中見るわけですから余計に大変なんです。
それに番組が長いから一日じゃ全部見られなかったりして、
週の前半は毎晩のように細切れにアナパラみてたり。
もう、たぶん夏目アナが出てなかったら無理だな。
あ、目当ては志らく師匠なんでした。

たぶん久しぶりの「崇徳院」。
聞くのは学士会館以来かな。
熊さんのギャグというか、ボケが楽しいんです。
旦那は、なんで息子の一大事を熊さんに託しちゃうんでしょうかね。
とにかくメチャクチャでマヌケです。
「千両みかん」だったら恋愛成就したあとに狂ってしまうけど、
この噺はサゲもダジャレだしなァ。
片思いの下りが、リアリティないくらいに美しいから、
対照的に熊さんのドタバタは悲壮が際だっていて楽しいかった。

久しぶりの志らく四季の会でしたが常連さんが多いからかな、
独特のリラックスした雰囲気があってヤッパリ良い会でした。

2008年04月17日

志らくのピン 古典落語編

志らくのピン 古典落語編
2008年4月11日(金)会場:内幸町ホール

相も変わらず、開演後の到着。
(聞けなかったのは、らく次さん「鮫講釈」)
このところ、ずっと10分後の到着が続いていますが、
別に聞かなくて良いと思っているわけではないのです。
間に合わないんです。

立川志らく「無精床」
この春からアナ☆パラなる番組で、
コメンテーターをされている話。そうだ、この番組はみなくては。

で、噺の方は狂った床屋が舞台。
床屋の親方が、自分のフケを鼻から吸い込んだり、、、
言うことなすことイチイチ異常で、
しまいには「無精床だから無精がウリだ」といばる始末、
それでも帰ろうとしない客は命知らずだと思います。

最高なのはペットのボウフラ「まさおとナターシャ」、
「遊んでもらって良かったね」と親方が涙ぐむ場面が最高に楽しい。
ピーターとジョンソンも良いけど、
ナターシャもバカバカしくて最高です。

立川志らく「厩火事」
おしゃべりで歌が好きな、お咲さん。
楽しくてしょうがないです。コレ聞いちゃうと、
いわゆる、ふつうの「厩火事」なんて聞けたモンじゃない。
サゲだって、嫌みに感じないものなァ。
バカバカしいけど、優しくてお洒落なんです。

仲入り
次の会のチケットですが最近は仲入りにはもう売り切れています。
でも帰りにローソンに行けば買えますね(いまのところ)。

立川志らく「一文惜しみ」
ん〜この噺は知らない、、、と思っていたら
「五貫裁き」のことなんですね。でも「一文惜しみ」なんです。
サゲまで聞いて納得しました。

噺の後半、久々に頭がスカっとするほど笑えて、
最高に楽しかったです。

最後は、ご隠居さんがカッコよく、力強いのがうれしい。
ご隠居の「クソを食らって西へ飛べ!」のタンカに、
「実際に飛んだらどうでしょうか」ってのが、あまりにもオモロいので、
しばらく「オモロかったオモロかった」と言い続けてしまいそうです。

いわゆる勧善懲悪という筋書きなのかも知れないけど、
とくに誰が正しい、悪いということでもなく、
八五郎のけなげさと、どこまで分かっているのか意味不明な大家。

徳力屋の旦那と番頭はヤッターマンのドロンボー一味みたいな、
悪知恵は働くけどマヌケで、最後は負けちゃってトホホとなる人たち。

誰も恨んだり、恨まれたりするようなことじゃぁない。
スカっとしたなァ。
とにかく志らく師匠の落語が素晴らしいのだ。

2008年03月23日

第107回 志らく一門会

第107回 志らく一門会
2008年3月16日(日)会場:上野広小路亭

立川らく里「ワーキングプア」
おくれて到着するとプログラムと違う出番の、
らく里さん。
グッド●ィルで日雇い労働したころのある、
ぼくには妙にリアルで笑えませんでした。トホホ。

立川志らら「狸札」
ガナリ気味のフリートークから「狸札」へ。
もうちょい二ツ目らしい噺も聞いてみたいなァ。

立川志ら乃「権助魚」
タコの「元気モリモリ」というフレーズが
けっこう好きです。オモロー

仲入り
立川らく太「天災」
なぜか仲入り後が前座という、不思議な会です。

立川らく兵「初天神」
とうとう、師匠の前の出番までに大出世!?
いやいや、たんに出番を代わっただけみたいです。
しかしビックリしている我々をよそに本人は、
「なんなら師匠と出番を代わって(トリでも)
実力は大して変わらない」なんて、面白いことを言う。
この人の落語好きなんだけどなァ。
それ言い続けてるのって(たぶん)ぼくだけなんですが。

立川志らく「代書屋」
らく兵さんが失敗してしまったことをうけて、
ヒーローショーのバイトでの失敗談などを
おもしろおかしく語る枕から。
「めったに演らない噺です」と言って「代書屋」へ。

このところ、十八番や十八番級の落語が続いていたので、
ひさびさにリラックスして聞いたような感じです。
(こちらは客なんだからリラックスすればいいのに・・・)
とくに一門会だと、いつも以上にリラックスして聞けるので、
楽しく聞けた気がします。


この後は余談。
仲入りのBGMがSUGAR BABEの「今日はなんだか」から
(正確に言うと「すてきなメロディー」の残り30秒あたりから)
始まったので、変わった落語会だなァと思っていたんですが、
志らべさんが最近サンボマスターを聞いているとのこと。

「今日はなんだか」はサンボマスターのライブの出囃子なんです。
(大昔からこの曲だったけど、最近プリンスに変わりましたね。)

いろんな出会いがつながっていくようで不思議でした。

SUGAR BABE 「SONGS」

SUGAR BABE 「SONGS」
レーベル: ダブリューイーエー・ジャパン
ASIN: B00005HIH9


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