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立川談春さんについてのエントリ

2008年09月30日

立川流三人の会2

立川流三人の会2
2008年9月29日(月)会場:紀伊國屋サザンシアター

立川志らら「前説」
緞帳が上がると、まさかの志ららさんの登場。
まァ前説と言うやつなのでした。
前回「立川流三人の会」に来た人は?の問いに、
手を挙げたのは約三分の一。

高田文夫・志の輔・談春・志らく「ジャンケン」
前回と同様に、出演順はジャンケンで決めるとのこと。
まず高田先生が入ってきて、相変わらずのギャグでご挨拶。
談春さん、志らく師匠、志の輔さんの順で呼び入れる。

志の輔さんと志らく師匠が並ぶのを見るのは初めて。
ただソレだけなんだけど、ホントに並んで立ってるわ、と妙な心境。

ジャンケンが弱い、と揶揄された志の輔さんが
群馬のジャンケンでやろう、と意味不明な提案をして
「チッケッタ(だっけ)」と変なカゲゴエでジャンケンをして
順番が決定。

立川志の輔「忠臣くらっ」
「おかずに困ったら豆腐、演題がゆきづまったら忠臣蔵」というコトワザから、
何を演ったらいいか困った、と「忠臣蔵」を題材にした新作へ。

侍の仇討ちを助けようとバタバタする町人たちが主人公。
くだらないなァ。なんで、この噺なんだろ。
終盤は講談で討ち入りの場面、
しかしコレも「3番イチロー4番マツイ」とフザけて爆笑のギャグに。
こりゃ大変だ、と思ったのでした。

立川志らく「源平盛衰記」
マクラもそこそこに「立川談志を偲んで」なんて冗談もはさみつつ、
家元へのオマージュとして、かつての家元の十八番「源平盛衰記」へ。

内容については、言わずもがな。
これが志らく師匠の落語だァ、とばかりにブチ込まれている
ナンセンスなギャグと、カッコ良すぎる語りのリズム。

不思議なのは客のウケ方で、
「ドン」とウケたあと「ドヨドヨドヨ」と
後をひくように笑いが起きていた。存分にウケている感じ、最高だァ。

仲入り

立川談春「妾馬」
黒紋付きにハカマで登場。
まず志らく師匠の危険なギャグの共犯にされたことを
「そんなことない」と否定。
楽屋で「オレは言ってない」と言ったら
「だって、つっこんだじゃない」と返したんだとか。
仲良いよなァ。

落語の方は、泣きそうで泣かせない序盤から、
一気に泣かせにかかる終盤と自由自在の展開。

妹を想い「調子にのっちゃいけない、
(こうべをたれる)稲穂かな、だ」とシンミリと語る八五郎。
また母親を孫に会わせたいと鳴き声で殿様に頼みこむ。
そんな八五郎の人情に三太夫やご老女、そして客席も涙したところで、
「アンちゃん、人情噺やっちゃったか?」と照れまじりの一言。

「ドッ」となんとも言えない笑いがおきましたね。
まさに泣き笑い、という感じの笑いだったなァ。
サゲまでいって、ふたたび高田先生と、志の輔さん、志らく師匠が入場。

高田先生、開口一番「稲穂かな」だって。
おもしろすぎ。
石和温泉で聞いた談春さんの「紺屋高尾」のあとも、ギャグにしてたなァ。
志の輔さんは、あまり言葉もない様子。
志らく師匠から談春さんへの
「兄さん、落語うまくなったね」の言葉に、
「君にそれを言われて一番うれしい」と舞台上でも、
イチャイチャする立川ボーイズなのでした。

もう終演だというのに、
高座の上にそろった四人の姿が、いまだに信じがたく、
夢のような時間だったなァ、とあらためて思ったのでした。

みんなで3本締めして終了。
何年後かに「その3」もあるだろう、とのこと。

それまで生きよう。

2008年08月24日

市馬・談春 盆の二人会

市馬・談春 盆の二人会
2008年8月13日(水)会場:国立演芸場

市馬vs談春」シリーズが「市馬・談春」に。
ちょっとだけ印象が違いますな。

まぁありがちですが「19時開演だと思ってた!」みたな。
タクシー乗ってチケット見てから気づくなんて遅すぎですよね。
ちゃんと確認しないと。

もう落語会行き過ぎなんだよな。
というわけで、
開口一番:立川春太「十徳」
立川談春「替り目」
の二席はマルマル聞いていません。かなり凹む。

柳亭市馬「宿屋の仇討」
会場に着くと入り口で「ただいま枕です」と言われる。
国立演芸場のスタッフの方は枕か落語か聞き分けているだ。
ちょっとビックラ。しかし状況把握には完璧な一言です。
ナイスでした。

いつかのいわと寄席でも聞いた「宿屋の仇討」、
ほんと楽しいですよね。何が楽しいって、
ほとんど普通に落語をやっている様に思えるのに、
おかしくてしかたがない。
不思議なことに、こんなの(普通なのにおもしろい)は
滅多聞けないですよね。

しかし江戸の3人組が相撲甚句を唄う、といって、
鳴り物が入ったときは「うたうぞ」と
市馬さんに気合いが入ったような気がして笑ってしまった。
この唄をお客さんも聞きたがっているのだから相思相愛。
まったくもって幸せな結婚なのでした。

仲入り
友人に、自分が入場する前のハナシを聞いたり、お菓子を食ったり。
ここの和菓子がクセになっていて、来るたびに買ってしまいます。

柳亭市馬「かぼちゃ屋」
大好きな市馬さんの与太郎が聞けて、かなりうれしい。
時折でるグフフグフフという含み笑い、
これがヒトキワかわいらしいのであります。

立川談春「白井権八」
スリリングな展開の講談噺。
鈴ヶ森に差しかかった白井権八の、
その後の因縁を語るあたり、ここが好きだな。
おぉこの人死んでしまうのか、そんな死に方を、と思うと、
妙にグっときてしまうのは
日本人のDNAというか琴線ふれると言うんですかね。

「スターウォーズ」なんか見てても
「あの2人最後は闘って・・・なァ」なんて、
切なさがプラスされたりすると、
こちらの感情が複雑になったりして、
物語に深みが出るのでしょうかねェ。

ラスト近くでスピードが上がると、
見えている(想像している)場面、風景の
トーンまでも違ってきてしまう。

やっぱ落語っておもしろいな、
と今さらながらに思ったのでした。

トーク:柳亭市馬・立川談春
エンディングにトークコーナー。
「歌舞伎座で演りたい」と本気の表情の市馬さん、
舞台に立たせてあげてよ談春さん、という気持になりますな。
みんな市馬さんの望みは叶えてあげたい、と思うんじゃないですか?
ぼくだけですか、そうですか。

しばらくして、柳家三三さん、
つづいて三遊亭王楽さんが招き入れられる。
4人でキャッキャとよもやまトーク。

そして本当のラストは、市馬さんによる
「皆の衆」(オリジナルは村田英雄)でシメ。

柳亭市馬「皆の衆」
バックダンサー:桂三木男・柳亭市丸・立川らく次・立川らく兵・
立川こはる・立川春太

イイ会でしたね。

●ネットで見つけた、お客さん達-順不同です-(ひさびさにのせてみます)
yotaro-3の日記さん
GO! Curalu YOU.さん
茜の とぉんと来ましたさん
小閑亭落語雑記さん
。はにかむ  〜泣くが嫌さに笑い候さん
ろくでなしの記録 さん
ra*ku*go*ingさん
みしのたくかにとさん
YamaRan'sさん
No Rakugo No Life しょの2さん
おつかれさまです。

2008年08月20日

県民ホール寄席 立川談春独演会「談春夏まつり」

県民ホール寄席 立川談春独演会「談春夏まつり」
2008年8月9日(土)会場:神奈川県民ホール

昨年のこの会もすごく楽しかったですよね。
今年も開演の1時間前から縁日です。

談春チロルチョコや千社札、マグネットなんかが入っているガチャガチャ。
談春さんの着物でつくった巾着、
手拭い、升、ストラップなんかが景品のパターゴルフ。
サイコロで談春さんと勝負(勝負に勝ったら手形の色紙、負けたら駄菓子)。
こはるさんのクイズコーナー、これ妙に難しいクイズでした。
正解したら、その場でサイン色紙書いてくれる。
不正解だとポケットティッシュです。
そしてヨーヨー釣りの前で、不人気ぶりに悲痛の声を上げている春太さん。
物販コーナーは、ポストカード、赤めだかのイラストを入れた風鈴、
エコバックなんかのオリジナルグッズ。

書いてるだけでもすごいな。
ホント楽しかったんです、うれしいですな。

開口一番:立川こはる「転失気」
初高座から、どのくらいたったかな。
3年くらいか?なんて思っていたら、
まだ1年半くらいなんですね。ぜんぜんうまいし、おもしろいよなァ。

立川談春「たがや」
江戸の名物、花火職人の「かぎや」「たまや」由来のハナシから、
夏らしい花火の落語へ。

「ズパパパ、シュー、ドカンドカン」なんて、
音の気持ちよさで花火を打ち上げる。
「たが」がはじけるシーンがSFXみたいで、緊張感たっぷり。
そして殺されかけた、たがやの泣き声で一気にセンチメンタルワールドへ。
最後は、たがやが殿様に勝ってしまう、ヒーローものの落語でした。

仲入り
仲入りにも未練がましく縁日に行ってしまった。
たのしい。

立川談春「唐茄子屋政談」
8月9日ということで戦争のハナシ。

1時間以上の熱演も噺の方は「序」で終わり。
ダメダメな若旦那・徳三郎への
叔父さんの想い、叔母さんのかいがいしさ。

そして徳三郎の再生と、
グっと引きつけられるモノがありましたな。
噺はまだまだ続きます。

2008年08月17日

夏談春

夏談春
2008年8月2日(土)会場:三鷹市芸術文化センター星のホール

行ってきました「夏談春」
って、2週間前のハナシなんですけどね。
いま(8月17日に)書いています。他にもたまっていますわァ。
で、昼の部に行ってきました。

開口一番:立川春太「転失気」
市馬さんから教わった噺とのこと。
テンシキの正体が分かったあたりから、けっこうおもしろかった。

立川談春「鰻の幇間」
会が終わって寝る前に書いたメモを見ているんですが、
「気合いの入ったウナギ」「生意気な女中」
「老人顔の子どもの座禅」って書いてある。
これだけ見ると、なんのことやら(笑)

この噺、演り方によっては、
けっこう嫌でつまらない噺に思うことも多いですよね。
「ウナギ」と「女中」、「老人顔の子ども」が活躍したハズ。

仲入り

立川談春「厩火事」
風邪をひいている談春さん。
昼夜の公演で体調が辛いはずなのに、
「名残惜しくなってきた」なんて言い出して会場を沸かせる。

落語の方は「アッチの方に行っちゃったのねシリーズ」のひとつ、
とのこと。
お咲さんが、思い詰めすぎて一息でイロイロと語る姿は、
わりと談春さんに近いモノを感じてしまった(笑)
お咲さんがギャンギャンと喋り散らす様はかなりの狂気です。

あとは亭主の八五郎がいかに女にモテるかを、
ノリノリで語る「女心モード」。
久しぶりに聞いたなァ。これがはじまると長い!
女心を語るときは、なぜか凄く楽しそうです。

対する亭主のほうは、かなりヤクザっぽいです、
お咲さんに負けず、クイこみ気味なイキオイ。
このくらいの男じゃないとつとまらないよな、
というような乱暴ぶり。

会場中、ひっくり返るようなテンション高い高座でしたね。

風邪のおかげ、というわけでもないだろうけど、
熱気を帯びていて、不思議と絶好調な「厩火事」でした。

2008年08月14日

第9回 渋谷東横落語会

第9回 渋谷東横落語会
2008年8月1日(金)会場:セルリアンタワー能楽堂

平日の落語会は軒並み遅刻ですけどね。
初めての会場、場所は知っていたんですけど車で向かいます。
タクシー代もかさみますな。
(到着前は、開口一番:春風亭正太郎「金明竹」

春風亭柳朝「不動坊」
遅刻したので途中から。ロビーのモニターで聞きました。
ひょうひょうとした雰囲気が良い感じそう、だけど
どこに行ったら柳朝さんに会えるの?という感じなんだよな。

立川談春「紺屋高尾」
「東横落語会」といえばあこがれの舞台」
「自分は改造後内閣で言うところの麻生、何か言わなきゃ行けない人」
「借りるのに高そうな会場だな」
「(能楽堂の)柱がじゃま」なんて、わりと言いたい放題。

そして落語。
仲トリで「紺屋高尾」なんてなァ。豪華です。
久蔵の純心がよりクサく研かれていて、高尾の言葉も涙声なのでした。
いつもどおり良かったですな。

仲入り

林家正雀「男の花道」
お得意の芝居噺。大熱演でした。
たぶん「紙屑屋」以外のネタを初めて聞いたんですが、
カッチョイイ高座ですね。
また、こういう高座が聞きたいな。

次回の渋谷東横落語会は、11月21日(金)。
出演は、柳家喜多八、瀧川鯉昇、古今亭志ん輔、で開催です。

2008年08月13日

落語芸術協会・立川流二派連合落語会

池袋演芸場七月余一会 落語芸術協会・立川流二派連合落語会
2008年7月31日(水)会場:池袋演芸場

池袋演芸場で談春さんがトリということで、
そら行きますわ。
会社は半分休んでアタマから行きますわ。
でもね。平日の15時ですよ。席もあいてると思いますよねェ。
ほぼ満席だったんですねェ(ちなみに終演は20時でした)。

開口一番:三遊亭小笑「転失気」

立川談奈「たらちね」

日向ひまわり「堀部安兵衛 道場破り」

桂平治「鈴ヶ森」
このあたりから入場すれば、もうすこし楽できたかな。

ナイツ「漫才」
ネタはイチロー、人気急上昇中。

立川生志「悋気の独楽」
明るい、楽しい高座。

春風亭勢朝「親子じか」
おぉ。

桂竹丸「石田三成」
汗だくでデカい。

北見伸&スティファニー「マジック」
この日の、ひとつの目玉は「スティファニー」が見られる!でした。
つうか謎だったわけですよ、スティファニー。

かわら版で出演者ごとの索引の「す」行。

すず風にゃん子・金魚
スティファニー
隅田川馬石

スゲー3組、
ってかスティファニーって名前はインパクト100点。

で、見る前は名前から、
幸田シャーミンみたいな白人のおばさんをイメージしてたんです。
ホンモノはかなりかわいい若い女子、反則だよなァ。
なにが反則か良くわからないけど。
この日は「プチ☆レディー」なる女子二人組が
スティファニーだったらしいです。
芸協じゃなきゃ会えないなんて、あんまりだ。

立川左談次「大安売り」
ひょうひょうとした枕がおもしろい。

桂あやめ「ルンルン大奥絵巻」

仲入り
ふとふりむくと凄い立ち見客の数です。
会場がメチャクチャ暑くて、しんどくなりはじめました。

三遊亭円馬「短命」

白山雅一「声帯模写」
白山先生の登場。このあたりから
ひとりあたりの持ち時間が短くなっていきます。

立川談四楼「のっぺらぼう」

昔昔亭桃太郎「弥次郎」
「前座が時間配分を間違えた」とおこる桃太郎さん。
もっと聞きたいです。こちら側も残念でした。

鏡味正二郎「太神楽曲芸」

立川談春「宮戸川」
トリと聞いて「時間が短くてすむ」し、
かえってプレッシャーもなくて、うれしい、
という冗談をいってから落語へ。

お花ちゃんのエロさが全開、
さらに半ちゃんの純情ぶった感じが、
状況のエロさ加減を高めていきますな。って、何書いてんだろ。
霊岸島の叔父さん、叔母さんの狂ったやりとり。
叔父さんの「それ死にかけてんだろ!」なんて乱暴なセリフと、
楽しそうな叔母さんのギャップが楽しい。

こんな感じで、談春さんが寄席のトリって普段ないから、
それだけでおもしろかったですね。

そんな「非日常」を気楽に楽しんだ、ぼくらでした。

2008年08月03日

桃太郎三番勝負(ゲスト:立川談春)

昔昔亭桃太郎独演会〜桃太郎三番勝負〜(ゲスト:立川談春)
2008年7月24日(木)会場:博品館劇場

相変わらず遅刻したけど、ちょっと早めに到着。
聞けなかったのは、
開口一番:春風亭昇吉「たらちね」

昔昔亭桃太郎「春雨宿」
前に上がった昇吉さん(初の東大卒落語家)の話題。
落語の方はもうね。笑ったなんてモンじゃないです。
でも爆笑っていうよりは、ゾワゾワくる笑い。
しょーもな、という感じでとっても癒されますね。
アブないギャグも他愛がなくてカワイイし、良いと思います。

立川談春「紙入れ」
桃太郎さんと談春さんが並ぶと、
同じ落語家なのに、あまりの違いに驚きますね。

「紙入れ」は相変わらずお上さんがイヤラシさ全開。
逆に新吉と亭主のマヌケさが際だっていて笑えます。

仲入り

対談:昔昔亭桃太郎、立川談春
ツッコミの冴える談春さん。
相手をオイシくしていく「ツッコミ力」の高さをいかんなく発揮。
これ久々に見ましたねェ。強敵相手でも難なく、という形です。
あとは歌舞伎座のハナシ。
歌舞伎座は演りやすいとか、噺家が歌舞伎役者となれ合うのは、、、
(大銀座の「勧進帳」のハナシですね)なんてイロイロ楽しいトーク。

昔昔亭桃太郎「死神」
出てくるなり「あの対談は小三治じゃできない」だって(笑)

落語の方は相変わらずの反則技というか変化球というか「不思議球」を連発。
(たぶん)良い意味で、どの噺も同じなんですよね。
下らなすぎるギャグと、妙に外れた間。
ヘンなんだけど本人は自信満々だったり、
脱力系というか、肩の力を抜いて楽しめます。

そんな一生懸命きいてもね。落語なんだし。
なんて、自分で自分に言わなきゃいけないかな。

2008年07月22日

大銀座落語祭2008 立川談春と上方落語 その1

大銀座落語祭2008 立川談春と上方落語 その1
2008年7月17日(木)会場:博品館劇場

ぼくの「大銀座落語祭2008」スタートは、この会からです。
仕事を片づけて何とか辿り着いたのは、仲入り後。

(到着する前までは↓でした。
開口一番:立川春太「十徳」
林家染二「皿屋敷(お菊の皿)」立川談春「慶安太平記 善達の旅」
そして、仲入り)

林家染丸「寝床」
大銀座といえば、ふだんは聞けない上方落語と関西弁がたっぷり聞けます。
しかも染丸さんですから、ありがたい限りです。
義太夫の真似で日常会話する人、みたいなマクラから「寝床」へ。
マクラもあわせて、こんなに笑えるのは上方落語ならではだなァ、
とうれしくてたまらないです。
しかし、この「寝床」のダンナの一生懸命さは東西随一かもしれませんな。

立川談春「慶安太平記 吉田の焼き討ち」
トリが談春さんかもわからないで会場まで来たので、
「慶安太平記」を二席と知ったときは正直驚きました。
歌舞伎座で聞けなかった「吉田の焼き討ち」が聞ける!と
わかりやすく興奮したのでした。
CDで聞いてたとこでしたしね(家元のCDですが)

この噺、筋を知っていてもワクワクするんです。
カッコイイだけじゃなくて、
そしておもしろさ・おかしさを醸しだす部分も。
期待していなかったので、コレが聞けてうれしかったですな。

そうえいば、翌日の「立川談春と上方落語 その2」では
「三軒長屋」を通しで演ったのだそう。
ネタがわかっていれば、こっちも行きたかった。

2008年07月07日

今度は「ひる落語 ひる談春」ですって

9月25日(木)というと、
ずいぶんと先のハナシのように感じますが、
実際はあっと言う間に9月になってしまう気がしてます。

とくに夏なんて「暑い暑い」と言っていたら
終わってしまいますしね。

というわけで、話題をかっさらっている談春さん、
次は平日の昼間の落語会「ひる談春」とのことです。
通好み下北寄席スペシャル 「ひる落語 ひる談春」

さすがに会社休んでは行かないだろー、オレ。
なんて思いながら、けっきょく歌舞伎座も行ってるしなァ。
ちなみに、この日の夜の談春さんは
立川らく朝の真打ロード」のゲストですな。

今週は、あまり落語に行っていないので、こんな話題ばかりです。

2008年07月04日

立川談志・談春親子会in歌舞伎座〜en−taxiの夕べ〜

立川談志・談春親子会in歌舞伎座〜en−taxiの夕べ〜
2008年6月28日(土)会場:歌舞伎座

行くつもりはなかったんですけどね。なんて強がりです。
朝6時に起きて、窓口の開く2時間前の8時に歌舞伎座へ。
当日券で1階の補助席のチケットが買えました。

立川談志・談春「挨拶」
緞帳が上がると立川流の紋である三階松が描かれた
書き割りっぽい舞台があって、その真ん中に高座がありました。
しばらくするとお辞儀をしたお二人がせり上がって登場。
けっこうビックリして盛り上がっちゃいましたね。

っていうか、もうね。
細かいことは、みなさんのブログで丁寧に
上手いこと書かれてますのでね。
No Rakugo No Lifeしょの2〜落語三昧〜さん」などなど。
ぼく的にはこちらを読んだ方が、自分で書いたものより楽しいです。
と早くも手抜き宣言。

立川談春「慶安太平記 善達の旅」
歌舞伎座の会は「慶安太平記」「三軒長屋」のリレーと聞いていたので、
ずっと気になってたんですが、
結論から言うと、それは実現しませんでした。

しかし談春さんは予告通り「慶安太平記 善達の旅」。
ホントに大好きなんですよね。この噺。
たしかに聞く度に登場人物がイキイキというか、
ノビノビと語るようになっている気がする。

立川談志「やかん」
花道から登場した家元(談志)がヨロヨロと高座へ。
「今日が最後の高座かも知れない」
「そうなったら(客が)インタビューされるよ」
「どんな様子でした?」「どことなく悲しそうでしたョ、、、」なんて冗談で笑わせる。
そんな、いわゆるドキュメンタリーな演出から、いつものジョークへ。

客席の石原都知事がうるさい。
この時はそうとう腹が立ったけど、今となってはそれで良かった気もします。

落語の方は「やかん」。うれしかったな。
家元の落語が聞けると言うことが、とにかくうれしい。

仲入り

立川談春「芝浜」
てっきり仲入り前の続き「慶安太平記 吉田の焼き討ち」を
演るものだとおもっていたんです。
なにやら高座でモジモジしているな、と思ったらマクラもなく「芝浜」へ。

「また夢になると行けねぇ」という有名なサゲに
一部食い込み気味の拍手が鳴り響くと、
追い出し太鼓を止めてハナシはじめました。

「家元にとっても良い会だったと信じております」と声を震わせた談春さん。

惚れた師匠と最高の舞台に立とうと、ここまでの会を準備して、
やりきった充実感があったのかな。
「芝浜」より、ずっとこの姿の方が泣けたし感動しましたね。

不格好でも、思い描いていた通りじゃなかったとしても、
芸がよくっても、仮にわるかったとしても、
ネタ(噺)がなんであろうと、その人が居れば、
それでいいんじゃないか、と思ったのであります。

2008年07月03日

立川談春(たてかわだんしゅん)について書くよ

「立川談志・談春親子会 in 歌舞伎座」以来、
談春と検索している人が多そうなんで、
知ってる人は知ってるけど、知らない人は知らないネタを。
(つーかmixiのコミュニティでさっき知った情報)

談春さんがラジオ出演したときの模様が
ポッドキャストで配信されていますヨ。

Tokyo Midtown presents The Lifestyle MUSEUM vol.13

ミッドタウンで収録なんだったら見に行きたかったな。

あとカンジンの歌舞伎座ですが、ぼくも行きましたよ。
朝から並んで当日券で入りました。

2008年06月19日

第3回せいせき多摩川花火寄席 立川談春独演会

第3回せいせき多摩川花火寄席 立川談春独演会
2008年6月7日(土) 会場:ヴィータホール(聖蹟桜ヶ丘OPA 8階)

新宿から向かうと府中のちょっと先、聖蹟桜ヶ丘に行ってきました。
花火大会を開催するチャリティーの落語会とのことです。

立川春太「たらちね」
あいかわらず遅刻して会場入りすると、春太さんの高座。
もっとドンドン落語を覚えて聞かせて欲しいなァ。
見た目もかわいいし、上手いですよね。

立川こはる「真田小僧」
続いて、一番弟子のこはるさんの登場。
女子だか子どもだかわからないルックスに最初は戸惑うものの、
落語がはじまればそんなものは気にならず。
相変わらずツッコミの作法が、
あまりにも師匠に似ていて大笑いしましたね。
そこいらの前座さんとは比べものにならないくらい、
堂々としていておもしろいです。

立川談春「棒鱈」
「花火のために人肌ぬがない噺家はいない」と男気をアピールしつつ
花火の歴史のハナシへ。
花火職人の屋号「たまや」「かぎや」の名前の由来なんて、
すごく面白かった。

その江戸の花火に「たまや」「かぎや」といえば、
志らく師匠作のシネマ落語「たまや」を思い浮かべてしまうんですが、
この噺、談春さん演ってくれないかなァ、
なんてありもしない妄想をしてしまいました。

もちろん後藤真希がGoing Steadyの曲を歌わないかな、
なんてくらい無茶にな妄想でして、落語の方はおなじみ「棒鱈」。
何度か聞いていると思うんですが、おかしさがドンドン増している、
という気がします。
面白いほうの割合が増えて、笑いの多い方でバランスしている、
とっても楽しい高座でした。

仲入り

立川談春「へっつい幽霊」
幽霊のハナシから去年の夏にあった
市馬vs談春 風の盆」以来の「へっつい幽霊」へ。

銀ちゃんの軽さ、熊さんのバカ乱暴な感じが面白い。
そんなドタバタ喜劇だけど、300円の金が出てからガゼン盛り上がります。
150円という大金を一晩でスッて帰ってくる二人、
まるで落語ですな。大笑いしちゃった。
「丁」より他にはったことがない長五郎っていうのも笑った。
この噺はバツグンに面白いな。

最後は会の世話人の方、市長も高座に上がって、三本締め。
よき会でした。

それにしても駅前の鳥の鳴き声がスゴい!

2008年05月29日

立川生志真打昇進披露興行『…の・ようなもの』四日目

五夜連続!立川生志真打昇進披露興行『…の・ようなもの』四日目
5月22日(木)会場:内幸町ホール

5日連続の生志さん真打ち披露の4日目です。
開演が18時30分と会社の定時よりも早いので、
ハナから聞けないのは覚悟の上でした。
立川らく里「たらちね」柳家喬太郎「夜の慣用句」は聞けず)

立川談春「小言幸兵衛」
到着すると談春さんの高座中。
まず内幸町ホールで談春さんを聞く・見る、というのが非常に新鮮ですね。
この会場イイよなァ。見やすいし、近いし。

落語の方はホント面白かった。
談春さんのスルどいツッコミと、おかしさみたいなものが
ガッチリ手を組んでいてたなァ。
トコトン強引で思いこみが激しい幸兵衛が、
必死に小言し(ツッコミ)つつ、ソレがボケになっているという、
入れ子のギャグになっているというか。
んま〜とにかく面白いんだ!
やっと落語会に辿り着いたァという開放感も相まって、
かなり笑ってしまった。

立川龍志「紙入れ」
浅草東洋館から来ました。と割とながいマクラから落語へ。
イイ声で、とってもうれしそうに喋っているのが印象的。

仲入り
口上:談春(司会)・喬太郎・生志・龍志・春風亭柳好
「こちらから二人(談春・喬太郎)がメタボコンビです」といって始まった
談春さんのノビノビ司会が楽しかった口上です。
ツッコミが終始サエていて、喬太郎さんのハナシに「ウソばっかり言うな」とか。
それに対する喬太郎さんの返し「ウソもマコトになりますから」に
ウンウンとうなずいたり、妙にいい加減なところも笑えましたね。
寄ってたかって春風亭柳好さんがイジられていたり、
終始にこやかな龍志さんやら、汗だくで笑顔だった主役の生志さん。
みなさん楽しそうで、見ていても楽しくなってきます。

鏡味正二郎「太神楽曲芸」
トリの前は色物の登場。初めて見たな、たぶん。
顔がおもしろくて曲芸も見応えがあります。

立川生志「お見立て」
先輩「福田さん」の思い出バナシ。
なんとはなしに情けなさと愛しさが、入り交じっているようで
このハナシけっこう好きです。

落語の方はドタバタ劇が楽しい廓噺です。
しかし、ちょっと体力が持たず、ほとんど聞けなかった。
次のチャンスにガッチシ聞きたい。

2008年05月14日

笑志改メ立川生志 真打昇進披露 横浜公演

笑志改メ立川生志 真打昇進披露 横浜公演
2008年5月9日(金)会場:横浜にぎわい座

エッチラオッチラ出かけていたら中途半端に遅刻。
みなとみらい駅からタクシーに乗ってみたけど、
実はけっこう近いから歩けますね。
(聞けなかったのは、立川志の吉「寿限無」

桂梅團治「寝床」
見台(けんだい)、ひざ隠しがセットされて梅團治さんの登場。
生志さんの出身、福岡大学の先輩という縁があっての出演なのでした。
華やかな上方落語らしい高座でドカンドカンと笑いがおきる。
いいなァ、もっと聞きたい上方落語。自分でも意外なほど好きです。

立川談志(ジョーク)
声の不調により、仲トリは家元(談志)から談春さんに変更です。
まずその声(ノド)のハナシ。
いくつかの医者に行ったけど言うことが違う、
「喋ってると治る」とも言われたとか。
男のおしゃべりが一番嫌だねェ、なんてジョークも言いながら、
「芸術ってのはね」という、落語が芸術に一番近い存在だ、
という最近のテーマへ。ここから落語に入ってくれたらなァ。とも思うけど、
いつものジョークで会場を喜ばせる。
途中「声が出ないのに、このケナゲさ」と自分のことを褒める、
家元のかわいさに会場は思わず拍手する一幕も。

立川談春「粗忽の使者」
黒紋付きにハカマで登場の談春さん。
「ハカマを付けた座り方が、すごく(家元に)似ていますね。」
と照れながら喜ぶ。
「教科書は一つと決めたんだから、しょうがない」とか。
「3日ほどご一緒しているけど、アレでもダンダン良くなってる、
歌舞伎座は大丈夫」なんて言う。愛の言葉の数々、イイもんです。

落語の方は「粗忽の使者」。
談春さんの面白い噺といったら、決まってコレか
「棒鱈」って印象なんだけど、たしかに面白いんです。
とくに田中三太夫が出てきたあたりで、
ツッコミの妙が粗忽者を生かしはじめて、あとは、モウね。
ドカンドカンと。面白かったです。ほんと。

仲入り

口上:談春(司会)・梅團治・玉置宏・生志・談之助・談志
司会は談春さん「立川流幹部候補の談春です」
談之助さん「ほうっておかれているのかと思ったら、
大器晩成タイプだった」、梅團治さん「学生時代の彼の高座を見て、
ズバ抜けていた。早くに出世すると思ったら・・・」
なんて愛のある口上が続きます。

続いては、にぎわい座館長の玉置宏さん。
生志さんが地下のホールで初めて勉強会をやった時の
白黒コピーのチラシを出してきたのに驚いた。
「出世してチラシもカラーに」なんて、
隠していた、この日の会のチラシを出してホノボノとした笑いを誘う。
「談志に続く存在を横浜から」という力強いお言葉に、
司会の談春さんがノケゾるように恐縮していたのが印象的でした。

そして家元。
「(生志が)ヤラないのがいけない」と歌舞音曲のハナシ。
「落語は文句なし、オレはコイツに小言なんか言ったことない」
「小言と教育は違う」
「よく分解しているし、志の輔、談春、志らく、
談笑の線に繋がる存在になれる」などなど、
「ようは、オレを喜ばせりゃイインだァ!」と。

本来なら手締め、というところで、
横浜のお客にアイサツとのことで、生志さんから。
「(昇進が遅れた理由は)私に全責任があります」と言うと、家元は大喜び。
「高座が酒臭いです」家元も玉置さんも飲んでたのかな。
三本締めは家元の音頭で「イヨォォォ〜〜〜」、イイ形でした。

立川談之助「なつかしのヒーロー」
自虐+現代批判的な漫談(ちょっと老人会向けっぽい)から、
ヒーローの扮装芸へ。ホシヒュウマ、8マン、月光仮面、、、
なんなんでしょうか。コレは(笑)

立川生志「壷算」
「イロイロ話す内容を考えていたけど、
いまの(談之助さんの)ヒーローで全て忘れた」とのこと。
落語のほうは「壺算」です。
「ムサベツの方お願いします」なんて、
ギャグの足し算も楽しいし、明るくて、
丁寧に演じられているようで良かった。

いわゆるダマシよりも瀬戸物屋の主人の悲劇、
という感じでまとまっていたかな。

横浜での披露目もにぎやかでした。

2008年04月27日

前進座劇場プロデュース その三十一 立川談志一門会

前進座劇場プロデュース その三十一 立川談志一門会
2008年4月19日(土)会場:前進座劇場

朝日名人会の大延長の中、
雨の吉祥寺をひた歩きして会場へ。
というわけで大幅に遅刻して会場に着いたんですが、
まず目に入ってきたのが「プログラム変更のお知らせ」。

なんと家元(談志)が仲入り前の出番になって、
トリが笑志さんになっている。
出番を聞くと「もうそろそろ談志さんです」とのこと。
非常に焦りました。

というわけで聞けなかったのは、
立川松幸「饅頭怖い」立川談修「初天神」。

入ると談修さんが「奴さん」を踊っているところでした。
横を見るとEastern Youthの吉野さんらしきひとが楽しそうに笑っていた。
うわ〜と思ったが、思っただけでこらえてみる。
踊りは2曲で、つづいての「まっくろけ節」はおかしかった。

立川談志(枕のみ)
声が悪いから最後まで出来るか分からない、
真打ちになるし、トリを笑志さんにゆずった、とのこと。
たしかに声が出ていないです。

ジョークを2,3演ったところで「ダメだ」となり
そでに向かって「ダンシューン」と家元が大声をだすと、
ドヨドヨとどよめく会場。
つづけて「春いるー?帰っちゃった?」と言うと、
しばらくして、ドタドタドタとジャケット姿の談春さんの登場。
会場は思わぬゲストの登場に拍手喝采でした。
「こいつに落語やらせます」と客に断った後、
談春さんに「俺の着物きていいから」と耳打ちする家元。
凄いことになったもんです。

袖に戻ろうとする談春さんに
「歌舞伎座ダメかもしれねぇぞ」と家元が言うと、
なら「前進座でやりましょう」と切り返す談春さん、
家元は、だまって「ニヤリ」とするのでした。

仲入り

立川笑志「茶の湯」
そんなわけでトリではなくなった笑志さん。
来週、昇進披露の会があるので、
「笑志」での高座はこの日が最後とのことでした。
談春さんの登場に喜ぶお客さんにスネた真似をしてみたり、
芯の強いところで笑いをとりつつ、という感じで、
イイなァとおもっていると、落語の方はもっとすごかった。
もう、爆笑爆笑の連続でギャグがハマるハマる。

ざぶとん亭の馬場さんの日記にも書いてあったけど、
この日のお客さんって良かった気がしますなァ。
ハプニングの連続を楽しむような余裕がありました。

それでも若干微妙になりかけていたかもしれない雰囲気を、
ひっくり返すような熱演、こりゃすごいです。
ドンドンドンと盛り上がってくる感じでした。

立川談春「明烏」
家元の着物に袴で登場した談春さん。
あきらかに着物が小さいんですけどね、
座ってしまったら、そこまで気になりません。

噺の方は「明烏」、音だけで見えてくる吉原の雑踏。
良いもんだよなァ、良いもん聞けたなァ。
時次郎は、一夜にして物わかりのいい男になってしまい、
サゲの台詞も不良の二人を馬鹿にしているようで楽しかった。

立川談志(ジョーク)
談春さんの高座が終わって、私服の家元が登場。
ビールと睡眠薬で元気になった、と言いながら、高座で話し始める。
いつものジョークが始まり、どんどん調子が出てきたようで、
高座に取り寄せたビールを片手にジョークを続ける。
けっきょく長いこと演ってくれたんじゃないかな。
家元の優しさは底知れないです。
こちらはソコまで求めていないのになァ。
家元が優しいから甘えてしまうんでしょうか。

噺は「ろくろっくび」の予定で、やはり「ひと味違う」のだとか。
与太郎はお上さんなんて欲しがってなくて、
性欲が目当てで婿入りするわけじゃないから、
深夜の(首が伸びる)シーンがずいぶんと違うのだそう。

そりゃァ聞きたい。
たしかに家元の与太郎だったら、女は欲しがらないよな。
聞ける日を、たのしみに待ちます。

2008年04月01日

黒談春 第五回

黒談春 第五回
2008年3月25日(火)会場:紀伊國屋ホール

仕事、仕事ですよ。
してるんでね、開演に間に合わないわけです。
ん〜ソレって罪ですかねェ。

立川談春「花見小僧」
なので聞けてない。。。

立川談春「お血脈」
東大寺の「修二会」に出かけた際の話をたっぷりと。
けっこう楽しく聞けた、完成された枕なんですね。

で、落語の方は、ご本人が「苦手」という地噺です。
たしかに聞いたことがなかったけれど、
さんざん長い枕を聞いたので違和感なかったですね。
黒談春だからか、ギャンギャンうける、と言う感じではないけれども
「ワハハハ」と絵に描いたような笑い声が響いていました。
「ヨシミチュー」といったあと、
(かわいい声だからって)「媚びてるわけじゃない」
と軽く言い訳していたのが、ちょっと笑えました。

仲入り
今回のアンケートは、小屋の話。
「ここで聞きたい」という小屋はだんぜん、
四谷の紀尾井ホールだなァ。
音が良いですよ。席も良いし、きれい。
帰りのエレベーターさえ混まなければ、満点だと思ってます。

立川談春「二階ぞめき」
おっと、パンフレットで見たときから、凄いのが来たーと興奮。

志らく師匠が「談春兄さんの落語は右脳50%左脳50%」と評していたけれど、
この「二階ぞめき」なんて、そんな感じで聞いていました。

できあがった二階の吉原を、丁寧に説明しつつ、
ひたすら大工の仕事に感心する若旦那。
妄想劇場の場面は、度々「一人でやるの疲れるな」と愚痴りつつ。
左脳50%で狂気も抑えめながら、
遊びの楽しさ、浮かれた独特のテンションというか、
そういうウキウキするような雰囲気と、語りの美しさが相まって、
なんともきれいな落語だと思いました。

しかし二階に吉原が出来た、といっても、
頭の中には何にも思い浮かべられなくなっちゃいますね。
新横浜のラーメン博物館みたいなものを想像してますが、、、(なんだかな)
いっそ、二階に本物の吉原がある、くらいブっとんだ世界を思い浮かべた方が、
楽しいんでしょうね。あ、そういう噺だったか。

家元の録音(立川談志プレミアム・ベスト落語CD-BOX )聞いたら、
こんなやりとりがあって、爆笑してしまった。

「二階に吉原が出来るの?」
「出来ますよ」
「ホント!?」
「ん〜ホント!だって落語だもん」
だって

2008年02月26日

黒談春 第四回

黒談春 第四回
2008年2月19日(火)会場:紀伊國屋ホール

半年以上ぶりの黒談春。この会は全部いきたい!と
わがままをいって会社を後に。

立川談春「札所の霊験」
三遊亭円朝作ということで、笑いもほとんどなく、
因縁のからみついたような、重苦しい噺。
しかしスリルがあったなァ。
初めて聞く噺、というのもあって、
「先はどうなる」「もしかして・・・」なんて考えながら、
たまらず「アァ!」と驚いてしまったりして楽しい。

それにしても寺の住職「叡善(えいぜん)」の低く歪んだ声、
緊張感を増すようで不気味だった。
これは全部聞きたいなァ。いやー夢中になりました。
良かった。

仲入り

立川談春「宿屋の仇討」
もともと楽しい噺だけど、
ギャグがふんだんに入っていて、飽きずに最後まで。
酔っぱらった江戸っ子が尻文字でハシャいでるシーンが、
おもしろかったなァ。
最後まで愉快でノンビリ聞けました。

これはマタマタ米びつ大きくなったんじゃないかなァ。

2008年02月16日

立川談春独演会

立川談春独演会
2008年2月11日(月・祝)会場:本多劇場

新作派の多い下北沢演芸祭のド真ん中で、
堂々と古典を演りそうな会という感じでしょうか。

緞帳が上がると、
談春さんと、昇太さんが高座に居て、
トークがスタート。
いやーけっこう長かったんだけど、
おもしろかったな。
細かい内容は、他の方のブログをお読みくださいませ。

春風亭昇太「力士の春」
立川談春「噺家の春」
落語のほうは、自分の子どもを力士にしようと頑張る
家族の噺「力士の春」(昇太さん作)と、
そのパロディ的な作品で、噺家バージョン
「噺家の春」(談春さん作)のリレーというか、
まぁ連続で演ったわけです。

仲入り

「木乃伊取り」
後半戦は古典タイムで「木乃伊取り」でした。
なんとなく前半は黒談春で、後半は白談春みたいな会でしたね。
あってるかな、この感想。

そういえば途中で、
談春さんを小さい会場で聞いことないなァとおもいました。
ぼくが見た中では、
にぎわい座や東京芸術劇場なんかが小さい方です。
浅草見番だって、お客さんはいっぱいでしたよねェ、たしか。
なんか、周りのお客さんが多いと少ないとでは、
噺が違って聞こえるような気がするんですよね。
良いとか悪いとかでなくて、
30人~100人弱くらいの落語会でも
聞いてみたいなァとおもいましたが、
いつか実現しますかどうか。

2008年01月09日

第60回新春プラザ寄席

第60回新春プラザ寄席
2007年1月5日(土)会場:大田区民プラザ大ホール

今年の落語はじめは、「旬な」噺家さんが勢揃いの、
新春プラザ寄席です。
お正月ムードも抜けない中、両親と彼女と4人で出かけました。
あと忘れちゃいけないと思って書くんですが、
会場入りする前に、駅の近所のコメダ・コーヒーで
小倉トーストを食べましたよ。
いいところに、素敵な場所を見つけました。

立川志らく・柳家花緑 トーク
緞帳が上がって、志らく師匠と花緑さんによる、ご挨拶。
志らく師匠「市馬・談春という古典の王道の人たちにはさまれて、
我々どうしよう」なんて笑わせる。
志らく師匠、少し顔色が良いように思うけど、
年末のお芝居で、とりつかれたように演技する姿を
見て以来だからかな。

柳亭市馬「一目上がり」
なんという豪華な会なのでしょうか。
さりげなく豪華なのです。
相撲の呼び出し、相撲甚句と、
自慢のノドで高らか歌い上げる姿は、
まぶしいほど。
うれしいなァと幸せな気分に浸っていると、
横にいた親父のうなる声が。
「はじめてみたけど、あの声はいいな」と
うっとりしている親父に、「どうでぃ」という気持ちになりましたよ。

高橋与太朗校長の枕で笑わせて、噺のほうへ。
八五郎の生き生きとしたドジっぷりが素敵すぎる。

立川志らく「洒落小町」
新年一発目(ぼくにとってですけど)の志らく師匠は、
十八番の「洒落小町」。
マシンガントークというか、マシンガンギャグ。
しかも破壊力は散弾銃なみ。

柳家喬太郎「初天神」
市馬さんの暴露ネタ(というか昔の話)の枕から、
正月らしいネタ。
喬太郎さん演じる子どものかわいらしさは、
いうまでもなくて、にくたらしさすらも、
かわいく思えてしまいます。
そんな、かわいい子どもが大暴れ。

仲入り

柳家花緑「時そば」
冬らしい噺です。花緑さんの「時そば」というと、
そばを食べる場面の、おもしろくもあり、風情もあり、
という美しいバランスが大好きです。

立川談春「夢金」
トリは談春さん、出囃子の「鞍馬」に心踊ってしまう。
「なんでトリなんだ」と本人が言うのも、
たしかにもっともなのですが、
談春さんはトリでたっぷり聞きたい、
というお客さんが多いのも事実でしょうし、
この出番は良かった。

奇妙な初夢の枕から、
「談春七夜」できいて以来の「夢金」。
噺がはじまると、会場は一気に雪の晩、
「針一本落としたってわかるような」静けさの中へ。

船が出てからのフレーズの心地よさ。
そして、なんともロマンチックな夜の川に降る雪の描写。
暗闇から、白い虫が降ってくるようだ、なんていうのは、
本当に目の前に景色が迫ってくるようで、
ウットリしてしまいました。

後半は侍の真実がわかってからの緊張感。
ドっと疲れるサゲ。

新年早々、いいもの聞きました。