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立川志の輔さんについてのエントリ

2008年09月30日

立川流三人の会2

立川流三人の会2
2008年9月29日(月)会場:紀伊國屋サザンシアター

立川志らら「前説」
緞帳が上がると、まさかの志ららさんの登場。
まァ前説と言うやつなのでした。
前回「立川流三人の会」に来た人は?の問いに、
手を挙げたのは約三分の一。

高田文夫・志の輔・談春・志らく「ジャンケン」
前回と同様に、出演順はジャンケンで決めるとのこと。
まず高田先生が入ってきて、相変わらずのギャグでご挨拶。
談春さん、志らく師匠、志の輔さんの順で呼び入れる。

志の輔さんと志らく師匠が並ぶのを見るのは初めて。
ただソレだけなんだけど、ホントに並んで立ってるわ、と妙な心境。

ジャンケンが弱い、と揶揄された志の輔さんが
群馬のジャンケンでやろう、と意味不明な提案をして
「チッケッタ(だっけ)」と変なカゲゴエでジャンケンをして
順番が決定。

立川志の輔「忠臣くらっ」
「おかずに困ったら豆腐、演題がゆきづまったら忠臣蔵」というコトワザから、
何を演ったらいいか困った、と「忠臣蔵」を題材にした新作へ。

侍の仇討ちを助けようとバタバタする町人たちが主人公。
くだらないなァ。なんで、この噺なんだろ。
終盤は講談で討ち入りの場面、
しかしコレも「3番イチロー4番マツイ」とフザけて爆笑のギャグに。
こりゃ大変だ、と思ったのでした。

立川志らく「源平盛衰記」
マクラもそこそこに「立川談志を偲んで」なんて冗談もはさみつつ、
家元へのオマージュとして、かつての家元の十八番「源平盛衰記」へ。

内容については、言わずもがな。
これが志らく師匠の落語だァ、とばかりにブチ込まれている
ナンセンスなギャグと、カッコ良すぎる語りのリズム。

不思議なのは客のウケ方で、
「ドン」とウケたあと「ドヨドヨドヨ」と
後をひくように笑いが起きていた。存分にウケている感じ、最高だァ。

仲入り

立川談春「妾馬」
黒紋付きにハカマで登場。
まず志らく師匠の危険なギャグの共犯にされたことを
「そんなことない」と否定。
楽屋で「オレは言ってない」と言ったら
「だって、つっこんだじゃない」と返したんだとか。
仲良いよなァ。

落語の方は、泣きそうで泣かせない序盤から、
一気に泣かせにかかる終盤と自由自在の展開。

妹を想い「調子にのっちゃいけない、
(こうべをたれる)稲穂かな、だ」とシンミリと語る八五郎。
また母親を孫に会わせたいと鳴き声で殿様に頼みこむ。
そんな八五郎の人情に三太夫やご老女、そして客席も涙したところで、
「アンちゃん、人情噺やっちゃったか?」と照れまじりの一言。

「ドッ」となんとも言えない笑いがおきましたね。
まさに泣き笑い、という感じの笑いだったなァ。
サゲまでいって、ふたたび高田先生と、志の輔さん、志らく師匠が入場。

高田先生、開口一番「稲穂かな」だって。
おもしろすぎ。
石和温泉で聞いた談春さんの「紺屋高尾」のあとも、ギャグにしてたなァ。
志の輔さんは、あまり言葉もない様子。
志らく師匠から談春さんへの
「兄さん、落語うまくなったね」の言葉に、
「君にそれを言われて一番うれしい」と舞台上でも、
イチャイチャする立川ボーイズなのでした。

もう終演だというのに、
高座の上にそろった四人の姿が、いまだに信じがたく、
夢のような時間だったなァ、とあらためて思ったのでした。

みんなで3本締めして終了。
何年後かに「その3」もあるだろう、とのこと。

それまで生きよう。

2008年09月29日

志の輔らくご21世紀は21日 (2008年9月)

志の輔らくご21世紀は21日 (2008年9月)
2008年9月21日(日)会場:明治安田生命ホール

開口一番:立川志のぽん「粗忽の釘」

立川志の輔「持参金」
北京オリンピック金メダリストの
柔道・石井選手の世相を斬りまくる(?)名言集で楽しい枕。
いつもながら枕というか、随談というか、ブリッジというか、
「枕のようなもの」ですかね。もちろん楽しみです。

「持参金」はというと、わりとサラっとだったかな。
かわいそうな嫁さんの容姿を悪く言うところで、
それほどクドくなかったのが良かった。

あまりにあっさり嫁をもらったり、
もらわれたりする感覚が不思議です。
当たり前だけど「昔のハナシ」なんだろうな。

松元ヒロ「今日のニュース」
相変わらずバツグンにおもしろかった。
ヒロさんにとっては、待望の麻生首相誕生(笑)

立川志の輔「明烏」
ゲリラ豪雨の影響で
新幹線のホームがパニックになった、ある日。
何も知らずに、グリーン車の空席に名古屋まで座れた人の
ラッキーなエピソード。
「知らない」ということは何よりも強いのかも知れない、
といって「明烏」へ。

源兵衛と多助が吉原に行こうと、
悪だくみをする事の発端からスタート。
このシーンは創作なのかな、初めて聞きました。
しばらく何のシーンかわからず、ドキドキして聞いていたら、
「日向屋の若旦那」が「源兵衛さん、多助さん」と言ったところで、
客席から(明烏かァ)と安堵の笑い(推測だけど)。

古典らしく進行しますが、ギャグが丁寧。
たとえばラストで、多助がハシゴ段から落ちる前に、
残りの甘納豆を一気食いしてから、飛び出していくところ、
なんて、口では怒っていてイセイが良いけど、
セコな性分で甘納豆を食い続けている、ってのがおかしかった。

「明烏」というと、シンプルだけど演じ方によって、
印象が違ったり、味方もいろいろな噺ですが、
志の輔さんのは、わりと普通に、肩入れもなく、
均等な感じでしたかね。


オマケ:見返り柳は、いまガソリンスタンドの前に在る、とのことです。

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2008年09月24日

かまくら名人劇場 立川志の輔独演会

かまくら名人劇場 立川志の輔独演会
2008年9月14日(日)会場:鎌倉芸術館 小ホール

実家の両親、そこそこ会場の近くに住んでいる姉夫婦
と5人組で出かけました。

5〜600人くらいのキャパの音楽ホールで、
ステージ上に寄席風のセットが組んであります。
これが原因なのか、演者が遠く感じたりして、
ちょっとした違和感。

開口一番:立川志の春「芋俵」
師匠をネタにした枕やら、楽しい落語で、
地方の開口一番を無難にこなした志の春さん、
うまいんだから、とっとと二ツ目になってほしい。

立川志の輔「バールのようなもの」
いつものように日常のニュースをあつかった枕でご機嫌うかがい。
「総裁選で盛り上がってるけど投票できないから戸惑う」なんて、
まさに思っていたけど、言葉にならなかったことだなァ。

しかし今ひとつ盛り上がりに欠ける会場なのでした。

ネタの方は、新作なんだけれども、
古典の構造を持っている噺です。
あまり落語を聞かない人には、
設定や言葉で詰まったりすることもなくて、
すんなり噺に入っていけるんじゃないでしょうか。

仲入り

立川志の輔「小間物屋政談」
ハカマをはいてきたから政談モノじゃないの〜なんて、
母親と知ったかぶりトークをしていたら「小間物屋政談」でした。

この噺は、超テッパンのギャグがあるなァと
実は、ここまでロクに笑っていない
姉夫婦の反応に期待しつつ、聞いていると、、、

反応なし。みたいな。

「意外と長いですね」というのが感想だったらしい。
う〜む、笑いってのはむずかしい。

2008年08月31日

志の輔らくご21世紀は21日 (2008年8月)

志の輔らくご21世紀は21日 (2008年8月)
2008年8月21日(木)会場:明治安田生命ホール

平日の「21世紀」にも間に合うようになってきました。
大江戸線って意外と使えるかも。

開口一番:立川志のぽん「道灌」

立川志の輔「隣のけんか」
開口一番に上がった志のぽんさんのハナシ。
二人きりだと落語を聞かせてくれない不思議な弟子で、
自分が死ぬまでに一度、サシで落語を聞かせてほしい、だって。

続いて(開催中の)北京オリンピックのハナシ。
オリンピックも高校野球も本気だから良い。
今のテレビはウソが多いから「本気」は新鮮だし楽しめる。
ウソの方がおもしろいし、それを客が選んだから
テレビはウソだらけになったのは仕方がない、んだって。
そのウソの中にオリンピックとか高校野球の
「本気」が混ざるからおもしろい、といって落語の方へ。

まさにテーマ通りの落語ですね。
「本気のリアクション」のおもしろさに気づいた、
隣の奥さんなのでした。

松元ヒロ「今日のニュース」
北京(ペキンと折るジェスチャー)や、
ガンバルとかいう名前の政治家、熊谷のマワリジゾウに爆笑。
天気予報は各所に波浪警報。
「2.5mの波」「3mの波」の度にジャンプして
高さを表現するので汗だくになるヒロさん。
最後はザ・ピーナッツ「恋のバカンス」にあわせて踊りも披露。

立川志の輔「もう半分」
言葉、日本語の不思議さのハナシ。
今の若者が変わった言葉を作り出すのは、
大人から離れて自分たちのモノを作ろうとしているのだから、
当たり前で普通なこと、とのこと。
なるほどなァ。
そして「もう半分の爺さん」と客にあだ名を付けている、
せこくてズルい居酒屋夫婦の噺へ。

その普通の夫婦が金に狂っておこす犯罪。
ここまでは「ありそう」で、だから怖かったりしますね。
しかしまァ、最初から最後まで陰惨で気味の悪い噺です。

2008年08月26日

立川志の輔ひとり大劇場

立川志の輔ひとり大劇場
2008年8月16日(土)会場:国立劇場 大ホール

昨年に引き続いての「ひとり大劇場」です。
昼公演、暑い中えっちらおっちら坂を上って、、、
と思ったけどタクシー乗っちゃいました。

立川志の輔「生まれ変わり」
舞台が回転して登場。これは前回も見ているから驚かない(笑)
「オリンピックでしょっちゅう泣いている」なんてハナシ。
「オリンピックが終わった寂しさも
4年に一度やってくる」といって、噺の方へ。
この噺は桂三枝さん作の新作、というのは後で知ったんですけどね。
どんな生を引き受けるか、という命題を描いている、この噺。
しかもバカバカしいのだから凄い。

松永鉄九郎社中による演奏をはさみつつ

立川志の輔「三方一両損」
笑いについては人それぞれ。
オリンピックの種目の芸術点みたいなもので主観的、
絶対という法則がないから難しい、なんてハナシと、
いくつかの小噺で笑いをとって、落語へ。

江戸っ子と大家が二組でてくるけど、
誰が誰だかわかるんだもんな。当たり前だけど自然だなァ。
と妙なところに関心。
ケンカ、タンカのシーンで緊張感が高まるも、
要所要所のギャグで笑いもあって、おもしろい噺。
内容ないけどね。
サゲがマクラではなしていたテーマにつながる。
結果オーライ、きれいに終わりますな。

仲入り

立川志の輔「中村仲蔵」
圧巻でした。
たしか国立劇場は花道を取り外して
座席を作れるハズなんで、なんで(花道が)あるんだろう、
とは思ってたんですよ(ホント)。

「中村仲蔵」は大好きな噺でして。
もうね、「ヤバい、コレは」とブルブルしながら聞きました。
多少ドラマツルギーを追加する演出もあり、
クライマックスの芝居のシーンへ。

花道を、舞台を、躍動する中村仲蔵の姿が、
目に浮かぶようだった。いや、見えた。見えました。

そして大阪へ向かう仲蔵に聞こえてくる芝居の評判。
このシーンも良かった。
仲蔵のサダクロウに感動して「生きてて良かった」という爺さん。
それを聞いて、死ぬことを思いとどまる、って演出も、
徹底的に分かりやすくて良い。
その後の爺さんのボケも最高にハマっているし、
これほどの落語はそうそう聞けないです。ホント。

しかし志の輔さん。
「良かった」とか、もっというと「最高」でも満足できないのだろうか。
もう「素晴らしい」なんていうのを超えた凄い高座でした。

2008年07月29日

志の輔らくご21世紀は21日 (2008年7月)

志の輔らくご21世紀は21日 (2008年7月)
2008年7月21日(月・祝)会場:明治安田生命ホール

開口一番:立川志の彦「子ほめ」
ネタが増えましたね。イロイロ聞いてみたいなァ。

立川志の輔「壺算」
大銀座落語祭も英語落語さえなければ、楽なんだけど、、、というハナシ。
そういえば昨年夏のこの会でも英語落語の「時そば」演ってましたね。

イヤイヤやってる英語落語だけど、その中で、
日本文化・言葉の良さや美しさを発見できるのだそう。
ただ普通の「壺算」のサゲは、英語の文化圏では意味が通らない、
ということになり、新たに「壺算」つくり直した、というハナシ。

まず通常の「壺算」を演って、
その後、英語用に新たにつくった「壺算」を日本語で。
ちょっとトリックがわざとらしいかなァ、
落語にしては、スジ書きが良くできてるというか。
まぁサゲの為につくり直したって聞いた後だから、
そう思ったのかも知れないですな。

松元ヒロ「今日のニュース」
大分の教員汚職事件では顔マネ、これ笑いました。
天気予報は、いつもの「ハレのち曇り」とか細かいワザの連発。
相変わらず楽しいです。

立川志の輔「死神」
運も不運も紙一重というマクラから「死神」へ。
志の輔さんの死神はブキミさはなくて、ムシロ少しかわいい感じ。
人の寿命は「運の総量」だというテーマで、
全体に死の恐怖と言うよりは、バクチバのようなヒリヒリした緊張感。

ラストは「どうなるどうなる?」って感じで、
さらに緊張感が高まったところで、
情けないような、おかしいような、なんとも言えないオリジナルのサゲ。

「死」をあつかっていながら、とくに後味も悪くない、
不思議な志の輔バージョンの「死神」でした。

※オマケ
「死神」のサゲについて、Wikipediaみたらイロイロ書いてありました

2008年06月24日

志の輔らくご21世紀は21日 (2008年6月)

志の輔らくご21世紀は21日 (2008年6月)
2008年6月21日(土)会場:明治安田生命ホール

土曜日の開催ということでチケット獲得も激戦。
でも当日券出るんですよね。ありがたいよなァ。

開口一番:立川メンソーレ「かぼちゃ屋」
噺の途中で、イキオイで扇子を飛ばしてしまい、
与太郎が天秤棒をかつぐ件で、
機転を利かせて取り戻したのに会場はオオウケ。
いやはや面白い。イイです!
なんで前座なんだろ。いつどこで落語演ってるんだろ。

立川志の輔「ちりとてちん」
数日前の「民音落語会」では大きい会場(よみうりホール)で、
おどろくほどウケていたし、そのあとの会場は80席とこぢんまり。
今日は400席くらいだから大きさは中間くらい。
相手にする人数でしゃべる側は構え方も変わってしまう、なんてハナシ。
あとは言葉の表現「古い」「懐かしい」なんて
同じ意味でも言葉によって聞く側の気の持ちようも違う、
なんてハナシだったかな、そんな枕から「ちりとてちん」へ。

この噺なんですが、意外と好きなのが前半に出てくる、
とにかく何でもウマそうに食べる男。
やっぱご馳走してもらったからには、食べさせた甲斐があったな、
と思って欲しい一心でタイコモチのように頑張る男がケナゲで好きなのです。

後半、素直じゃない男(竹さんでしたっけ?)の爆笑シーンという、
カンジンなところでウトウトしてしまい、、、
「また聞きたい!」噺になってしまいました(あらら)。

松元ヒロ「今日のニュース」
梅雨入りして大雨警報の多い日本列島。
天気予報はそこら中「警報、警報」で、
汗だくで動きまくるヒロさんが最高に面白かった。
まー笑った笑った。

立川志の輔「千両みかん」
シティボーイズ大竹まことさんのイメージとのギャップのハナシ。
あとはある地方都市での入札のハナシだったかな。
「350で」と聞いて、350万円じゃなきゃいけないのに
350円で入札したちゃったとか。
それぞれのイメージは、人それぞれの世界を作っていく、
というようなテーマから「千両みかん」へ。

サゲに向かって番頭が狂っていく様を描いているので、
この噺だけは、サゲを変えられない、と
(終演後に)志の輔さん自身が語っていたけれども、
「ここまで」と思うほど、ほんとうに狂っていました。
もうね、なんというか圧巻だな、と思いました。
座布団の上でしゃべってるだけなのになァ。

終演後は「赤めだか」のサインをしていたらしい、談春さんが登場。
本にも登場するエピソードやら歌舞伎座の告知やら、
楽しげなプチトークショーでした。
談春さん、「なんなら次は私が一席、ウワハハ」
なんて言ってませんでした?夢かな。

2008年05月26日

志の輔らくご21世紀は21日 (2008年5月)

志の輔らくご21世紀は21日 (2008年5月)
2008年5月21日(水)会場:明治安田生命ホール

かなり(たぶん30分以上)遅れて入場するとまだ枕の途中。
すごいなー今日もしゃべる気マンマンだなー、
と感心しつつ会場内へ。
(開口一番は、立川志の彦「つる」)

立川志の輔「お見立て」
どうやら船場吉兆のハナシをしていたらしい。
長野の会員制ジャズバーの「分かるなァ」というハナシ。
お客と商売の関係、いかにお客を気持ちよくさせるか、が商売だ、
と言って落語の方へ。落語の舞台は吉原です。

ワガママで底意地の悪い花魁に翻弄される男の哀れ。
泣きながらダダをこねるモクベエ(杢兵衛)さんのかわいいこと。
単に面倒な客になってしまうよりも、かわいげがあるから、
聞いているこちらも肩入れしちゃいます。
対するキスケ(喜助)の方は、開き直っているというか、
最後はもうヤケクソ。
そんな2人がイキイキとドタバタしていてイイです。
こんなにおもしろい噺だったっけ?と思ったほど。
最高でしたね。

松元ヒロ「今日のニュース」
ニュースと天気予報の音声をパントマイムで表現する、
いつものコーナー。
キンキューとか、繰り返されるフレーズをギャグにしていくのが良い。
晴れ(手を叩いて晴れを指さす)天気予報もはじけていました。

立川志の輔「小間物屋政談」
富良野で植樹をしたハナシ。あと何のハナシだったっけ。

で「小間物屋政談」がはじまると、
楽しくて楽しくて、もう浮かれっぱなしでした。
周到につくられた構成。それにマンマとハマって会場は爆笑。
「良かった良かった」となるラスト。
ぜんぶ素晴らしいです。

来月は土曜日開催(6月21日)ですね。
チケット取れなかったけど、当日券で聞きたいですな。

2008年05月16日

志の輔らくご in 下北沢 恒例「牡丹灯籠」

志の輔らくご in 下北沢 恒例「牡丹灯籠」
2008年5月12日(月)会場:本多劇場

昨年に引き続きの参加です。その昨年は来られなかった母親と、
昨年も来て感激していた彼女と3人で行ってまいりました。

長い会になる、と分かっているのに、
それでも枕で30分も中国旅行の話をしてしまう、志の輔さん。
おわったら22時過ぎてましたからね。喋りすぎです、ほんと。

で同じ公演なので、本編の内容は昨年と変わりありません。
感動もそのまま。

伴蔵と孝助が出会った後から、
一気にクライマックスへと向かう、その語りのスリリングなこと。
仇討ちがかなった時の、大団円というよりは、
むなしさというか、その、なんとも言えない感情と、
親を亡くした喪失感と、子を授かったことによる再生、
そして亡き主人との再会で終わるラスト。
気づくと訳も分からず、グググっと泣きそうになるのを
こらえていたのでした。

生まれ死ぬ、というリアルを包み込むのは、
その生き死にを描いた物語なんだァ。
愛しさと切なさと心強さとだなァ、ってなんのこっちゃ。

しかし覚えてるモンです。
昔から知っていたハナシのように聞けるのは、
やはり体にしみ込んでいるような、日本的な物語だからだろうか。

演出も美しかったし、
ロビーのおみやげ物の充実と楽しさはお祭りのよう。
スタッフの方のキビキビとした動きと、笑顔と、
何もかもニジュウマルな落語会でした。


ちなみに昨年の記事は、こちらです。
志の輔らくご in 下北沢 vol.14「牡丹灯籠」

2008年04月30日

立川生志真打昇進記念落語会

立川生志真打昇進記念落語会
2008年4月22日(火)会場:有楽町朝日ホール

立川志の吉 「松竹梅」
生志さんとの思い出を語りつつ、サラリと噺のほうへ。
前に聞いたよりも楽しかったな。
華やかなムードでめでたい会の幕開きとなりました。

春風亭昇太 「宴会の花道」
こちらもおめでたいハナシです。
「実力のあるのに、二ツ目だから安いので、
重宝して(自分の会で)使っていた」
なんて冗談とも本気とも分からないハナシでガンガンうける。
あとはご祝儀を渡してね、というハナシ、
シツコイくらいに繰り返して、笑って聞きつつも、
お客には刷り込まれたことでしょう。
熱狂的な昇太ファンの方が居たらしく、
そんな客いじりなどもして無敵なのでした。

立川談志 (ジョーク)
声が出ないので、仲トリを志の輔さんにゆずって、
ジョークのみの高座に。
「談春みたいな声の良いのが、後に上がると差がでちゃうから、
次の出番は志の輔で良い」なんて冗談で笑わせる。
あとは吉祥寺でも話していた芸術のハナシ。
終わって立ち上がると、何度も謝るポーズをして下がっていった。

立川志の輔 「新・八五郎出世」
声ばっかり師匠に似てくる、なんて冗談を話しつつ。
「妾馬」といえば、談笑さんの真打ち披露でも演っていたな。
この噺は、もう間違いないので、泣き笑いの娯楽作品に身を任せました。
これだけ盛り上がっても、今日の主役ではないんだもんな。
客席も「マダマダこれから」という雰囲気があるように思って聞いてました。

仲入り

口上:志の輔(司会)・昇太・ぜん馬・生志・左談次・談志
「お金のハナシ」でしぶとい昇太さん。
ぜん馬さんは「小言はメシを食わせながら」、
左談次さんは「長くかかった」というハナシだったかな。
家元は「歌舞音曲でOKだせなかった」というハナシ。
「落語は会話も歌っているし、あとはイロイロな形、
碁を打つなんかでも形が決まっていると良い、それは踊りにつながる」
と具体的な技術・伝統の解説して、
歌舞音曲を身につけることの重要性を語る。

しかし、パンフレットの文章が素晴らしかったなァ。
「俺が付いてる」なんて、家元に言われたら、うれしくて眠れないな。

柳家小菊 「粋曲」
家元に言われて、生志さんの指導をした「陰の功労者」というハナシで、
会場が大いに盛り上がる。
「あのドドイツも良かった」「家元に教わったフレーズだった」
なんて言いながら「家元のリクエストが多くてたいへん」なんてハナシも。

立川生志 「紺屋高尾」
登場するなり、万雷の拍手の物凄さもそうだけれど、
拍手が止まらないのです。
愛されているというか、祝福されているというか、
ゲストが豪華すぎますが、本当の本当に主役です。

その拍手に、照れて帰ろうとしたり、
「しゃべれないじゃないですか」なんて言ってみたり。
そんな幸せそうな生志さんの姿を見ていたら、
こちらもうれしくなってしまいました。
一昨年あたりは、いつも高座で愚痴っていたものなァ。

ネタの方も楽しみにしていたけど、
「紺屋高尾」というのは意外にビックリでした。

丁寧だけど、刈り込んであって、テンポ良く進むし、笑いも多い。
志の輔さんの「紺屋高尾」にちかいかな、と思ったけど、驚いた演出も。

朝になって、久蔵が高尾に招待を告げると、
「昨夜から若旦那という噺がウソなのは知っていました」と言い出す。
タシカニ!とガッテンポーズをとりそうになりまりましたよ。
それはそうだよなァ。
花魁ってプロのウソ付きが、ウブな青年の精一杯のウソを見抜けないわけがない。
しかし、それを黙って寄り添う高尾がいい女に思えたなァ。
見た目がオッサンなのがもったいないほどです。

一気にサゲまでいって、ドカンドカンと笑いが起きたところで、会もお開き。
ステッカーと手拭いを買いました。けっこうお気に入りです。

2008年04月29日

志の輔らくご21世紀は21日 (2008年4月)

志の輔らくご21世紀は21日 (2008年4月)
2008年4月21日(月)会場:明治安田生命ホール

思いっきり遅刻したけど、入場したときには噺がはじまったあたり。
枕もきいてこそなんですけどね。でも何とか間に合った方だ。

今年初めての安田生命ホールです。
4月ぶりかァ。早いもんだ。

立川志の輔「お血地脈」
あ、善光寺が舞台だったのか、と今さらながら気づいたのでした。
(枕きいてないから余計ですね)
石川五右衛門が血地脈の印を探す場面で「ヒランヤの石」なんて、
言葉が出てきたけど、なつかしいなァ。ヤンパラ、あ、そうか!

立川志の輔「禁酒番屋」
で、聖火ランナーのハナシから
「なにか共通点がありそう」といって噺の方へ。
隠そうとすると狙われる、酒の運命やいかに。
水カステラもたいがいだけど、しょんべん屋って発想は、
完全にヤケクソで最高ですね。
最後は侍が「一本とられる」という痛快な噺です。

松元ヒロ「今日のニュース」
もうね、最高ですね。
このネタのおもしろさは言葉には出来ませんね。
いやー笑った笑った。

立川志の輔「五貫裁き」
この噺の八五郎はかわいらしくて愛嬌たっぷり。
一途でマジメだし好感度が高い、けど無職なんです。
そんな人が生きてる大らかな世界に、
大岡裁きがあってドタバタ。
「クソを食らって西へ飛べ」が、この噺のクライマックスですね。

終演後、明日は生志さんの真打ち披露です、というような紹介。
あ〜いよいよ明日か、と思いました。

2008年04月11日

立川志の輔独演会

立川志の輔独演会
2008年4月6日(日)会場:三鷹市公会堂

桜も散り始めた春まっただ中という陽気の週末。
先週に続いて三鷹にやってきました。

開口一番:立川志の彦「つる」
おっと前座さんは早くも2度目の登場、志の彦さん。
彼は落研出身なんだろうとか、かってに想像していたんですが、
素人落語の経験はないのだとか。不思議な人だ。

立川志の輔「みどりの窓口」
志の彦入門の小噺をしたあと(これが面白い)、
時事ネタもおりまぜつつ、春の陽気のようなボンヤリした人もいる、
というようなことを言って「みどりの窓口」へ。
自作の新作落語の中でも、評判の良いモノのようなのので、
聞けて良かったです。
しかし、あの老夫婦は不思議な旅を計画するわけですが、
実現したら楽しい旅なんだろうなァ。

大勢VS窓口みたいな構図で、なんか闘ってるんですよねェ。
われわれ庶民は。
窓口で待たされてイラ立っている変なテンションとか、
変な人がする変な主張なんて、どれもアリそうでおかしかった。

仲入り

立川志の輔「柳田格之進」
ピシっと袴で登場してきたので
「侍かなァ、だれだ?」と思っていたら、柳田様でした。
いやーすごいカッコイイのですよ。

台詞が終わって顔をさげて間をとった後に、
声だけがカットインしてくる(顔はさげたまま、次のシーンの台詞を言う)、
というのを2,3回しましたよね。
こういうのは初めて見たけど、なにげに凄くないっすか。
ビックリしたなァ、僕だけかな。

あとは「ズワァァァ」「ワァァァ」と
刀を振り下ろした後の、たっぷりとした間。
もうね、どうなる?ってドキドキしちゃいます。
内臓がギリギリするような緊張感。
肩に力はいりましたね。

ホっとするような、この噺のラスト。
描かれているのは許しであります。
「ホントにそれで良いの?娘さん」と思ってしまったけれども、
苦しむ父親の姿を見て、家族を救う意味もあったのでしょうか。

まーそんな騒動になる前に、
はじめにちょっとでも(無くなった)金を探していれば、
こんなことにならないんですけどね。
大掃除で出てくるくらいなのだからさァ、なんて。

そういう嘘を感じさせない、というところに、
作品としてのすごさ、良さ、があるようにも思えます。

会が終わった後、お客さんの表情を見ていると、
みなさん「満足した〜」みたいな雰囲気だったような。
たまらないですよね。すごく良かったものなァ。

2008年04月08日

志の輔noにぎわい(2008年4月)

志の輔noにぎわい(2008年4月)
2008年4月1日(火)会場:横浜にぎわい座

志の輔さんも久しぶりなら、志の輔noにぎわいは、いつ以来やら・・・
久しぶりの懐かしい雰囲気に、すっかり上機嫌になってしまいました。

開口一番:立川志の彦「つる」
見慣れない前座さんだな、と思ったら「本日が初高座です」と元気よく。
どこかクセのある落語で、不思議に思っていたら、
師匠曰く「あぁいう風に教えた覚えはない」とのこと。
そらそうだ。

立川志の輔「踊るファックス」
ヴェトナムでの落語会の話もありましたっけ。
あとはテレビの影響ってすごいですね。という話。
「ぴったんこ カンカン」で紹介した富山の店が行列になっているとか。
そんな評判はあてにならない、機械なんかもあてにならない、
あてにならないものだらけ、、、
といった枕をたっぷり話して「踊るファックス」へ。

間違いファックスが起こす悲劇と言うか、
ミステリー喜劇というか。自分で書いてて「なんだそりゃ」ですけどね。
まァ謎が謎を呼んで、笑いも呼んでいくわけですが、
機械というのは常に正確で、人間のいい加減さも、
正確に再現してしまうからタチが悪いのかもしれません。
最後はシッチャカメッチャカでドタバタして、
ドッカン!という笑いが。いつ聞いてもオモロイです。

仲入り

柳家紫文「粋曲」
仲入り後は、なんと紫文さん。
やったー!コレは思わぬ、もうけモンであります。
お得意の「鬼平シリーズ」をタップリと。
「大岡越前」も飛び出し、最後は踊り「片足カッポレ」も披露。
ゲストにしては盛りだくさんで、
寄席では見られないロングステージがうれしかったです。

立川志の輔「徂徠豆腐」
枕はあてにならない税制の話。人のために働ける人は、
貴重だから大切にしないと行けない、という話から噺の方へ。
ただの豆腐屋が荻生徂徠(おぎゅうそらい)の命を助け、
「忠臣蔵」のクライマックスにまでつながる、という人情。
もう、なんというか「とっておきのイイ話」という感じですなァ。

終演は、なんと22時!いくら長いとはいえ、3時間とは面食らいました。
そんなに長いとは感じなかったなァ。腰は痛くなりましたケドね。

2008年02月18日

映画「歓喜の歌」

みてきました映画「歓喜の歌」
そういうものだからしょうがないけど、
上映館が少ないですよね。
いろんな人に、もっと観てもらいたいな、と思う作品です。

この先、こんな経験もなかなかないでしょうねェ。
新作落語が映画になるなんて、すごいなァ。

つくった人、偉いです。

落語版と違うところは、いろいろな設定や、
エピソードを追加して、世界観を膨らませているところ。
あとはラストシーンですね。

なるほど、そうなるかァとおもいつつ、
小林薫さんの泣き笑いの表情、「これは満点」と思ってしまいましたよ。

情けなくて、おかしくて、愛おしい。
すごい芝居だーもう一回観ることにしよう。

2008年02月01日

志の輔らくご in PARCO 2008

志の輔らくご in PARCO 2008
2008年1月26日(土)会場:渋谷パルコ劇場

去年は「狂言長屋」に度肝を抜かれましたが、
今年のプログラムは、映画化される「歓喜の歌」を中心に3席。
やっぱり、もの凄いことになっていました。

「意義なし!」
バリ温暖化会議の話題が中心の枕から、
うわさの最新作へ。
マンションの住民組合が防犯カメラの議題で
スッタモンダの大激論。
誰の言っていることも正しいような気がしてきて、
聞いている方の頭も混乱してきます。
人が2人以上集まれば、意見が一致することはないです、
というのがテーマ。

サゲのあと暗転し、バリ温暖化会議の映像に、
めちゃくちゃな翻訳のテロップが出て笑わせる。
大きい劇場ならではの演出アイディアも出し惜しみなし、
という感じです。

「宿屋の富」
2席目は古典です。ビックリしたのは富くじが当たったシーンでした。
あまりの驚きに固ってしまった後、
寒くなってブルブルふるえ始めちゃいます。
このあたりからサゲにむかって、見事なつじつま合わせがしてあって、
なるほどなーと感心してしまった。丁寧すぎるなァ。

仲入り

「歓喜の歌」
トリは映画化された新作です。
一度聞いてみたかった噺。あまりに素晴らしいので絶句しました。
まぁ黙って聞いてるんだから(絶句は)当たり前なんだけど。

ギャグの連続、巧妙な複線と、クライマックスへの盛り上げ。
ダレてしまうこともなく、テーマも明確。
志の輔さんの作家性が遺憾なく発揮されているなァ。
あきれるぐらい良くできていて、グゥの音も出ません。
圧倒されました。

サゲのあと、噺の中に登場したママさんコーラスが舞台後ろに現れ、
タキシード姿に早替わりした志の輔さんの指揮で「歓喜の歌」を合唱。

緞帳が下がった後に、長唄の演奏とともにカーテンコール。
三本締めで、晴れやかなムードでおわった3時間。あっと言う間でした。

●ネットで見つけた、お客さん達や関係者風の人も-順不同です-
Days of wine and classical musicさん
a HARD days nightさん
大栗のネタ帳さん
高間亮行世界遺産日記さん
キティさん研究所にゅーすさん
森大衛の一筆入魂 “書道神経を磨け”さん
Blue Boys Rugby F.Cさん
purplish thingsさん
らくごログさん
きゅうぞうさん
エンタメ漂流記(Surfin' Sub-Cul)さん
~ さぁゃtan の★日記★~さん
あきすとぜねこさん
寿限無の徒然ぶろぐさん
VJコミックカット・ユルユノレ日言己さん
身の周りの歳時記さん
小川もこ Life is Beautifulさん
ゆる~り、ゆるゆると~ さん
笑 録さん
てぶろぐさん
みなとみらいらいふさん
【ぽい】blogさん
Web Magazine「ハニカム」h._Archives/Blog>Hisao Ebisu_blogさん
MUSASHI FCさん
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倉本康子 オフィシャルブログ 『Yakko』さん
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舞台鑑賞日記 ~愛の人生相談 ~さん
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901の国語科通信さん
日活芸術学院 ~スタッフBLOG~さん
大文字彦左衛門の趣味の「演芸」さん
sobalier-maejima(ソバリエ前島)さん
咲くやこの花 in Tokyoさん
いくっちの多忙な日常?!さん
映画『歓喜の歌』公式ブログさん
ざぶとん亭 風流企画:席亭風流日記さん
すごい数・・・リンク作っててマジ疲れました・・・

2008年01月05日

新年カウントダウン寄席

新年カウントダウン寄席
2007年12月31日(月)会場:横浜にぎわい座

昨年に引き続き、
大晦日は落語でカウントダウンとなりました。
今年は両親も誘っての参加です。
メンバーも出演順も先回と一緒でした。

開口一番:立川志の春「十徳」
立川志の吉「シブカジ食堂」
おっと新作は初めてでした。
コントみたいな設定の落語ですな。

寒空はだか「歌うスタンダップコミック」
時事ネタから、お得意の歌まで。
シメは「耳に残って心に残らない名曲」
『東京タワーの歌』」で手拍子も。

三遊亭全楽「壺算」
明るい、シャキシャキっとした高座で楽しかった。
全楽さん、年一回、大晦日しかきけないんじゃ物足りないんだけど、
なかなか出会えません。

ダメじゃん小出「ジャグリング」
なにげに大好きなダメじゃんさん。芸名の由来は、
「ダメでもともと、じゃんじゃん行こう」なんですって。
役に立たないにも程がある情報ですが。

立川文都「親子酒」
お得意「ポスト志の輔」のギャグがウケる枕。
噺のほうは、いつもきいているのと
ちょっと違うカタチの「親子酒」。
ききやすい関西弁も心地よく、楽しい落語でした。

仲入り

松元ヒロ「漫談」
2007年のヒットは、なんといっても「元総理」のモノマネ。
思う存分やって大ウケ、いよいよ会はクライマックスへ向かいます。

立川笑志「幇間腹(たいこばら)」
真打昇進も決まって、笑志さんにとって、
2007年は、いい年だったことでしょう。
昨年と違って、晴れ晴れとした表情に、
こちらもうれしくなってしまいます。
そんなウキウキした笑志さん演ずる、
たいこ持ちの軽さが楽しい落語でした。

伝の会「長唄三味線」
演目は昨年と同じだったのかな。
単独公演行ってみたいなァ。
母親が大喜びしていました。

立川志の輔「はんどたおる」
今年の総括はホドホドに、
富山空港の「何かが起きる」そば屋のハナシ。
「来年も何かあるはず」と笑わせる。
もう、このハナシが落語みたいだものなァ。
今年最後の落語は「明るい噺をしたい」と
新作の「はんどたおる」でした。
ドタバタした爆笑の落語ですけど、
きいていると、モノの値段というか、お金の価値というか、
訳がわからなくなって、混乱してきます。
そういう意味では「壺算」みたいなところもあるかもしれません。

楽しい落語で、今年の落語おさめが終わった後は、
出演者一同に、にぎわい座館長の玉置宏さんが加わっての、
カウントダウン・イベントです。
各人思い思いに話をしつつ、いよいよという時、
まさに新年の30秒前くらいになって、
突然、志の輔さん暴走し、ねずみの小話をはじめて、
どうやら「0」でオチをお客と叫びたかったらしいのですが、
くす玉を割った後、10秒くらいのこってしまうという大失敗。
にぎわい座全体がズッコケていると、本当の新年を迎えるという、
なんともおかしなカウントダウンでした。

楽しかったですね。

●ネットで見つけた、お客さんと、出演者の方達-順不同です-
ホーキング青山ブログさん
月 ひとしずくさん
HANA-MALONさん
みなとみらいらいふさん
胴元日記さん
朝の六つから日の暮るるまでさん
ぶーほーむさん
浜松きもの呉服おぐらや 素子思いつくままさん
天行健の唐様で綴る三代目日記さん
ダメじゃん小出の迷論卓説さん
立川笑志blogさん
おつかれさまです。

2007年12月18日

第七十五回 朝日名人会

第七十五回 朝日名人会
2007年12月15日(土)会場:有楽町朝日ホール

師走の15日、今年ものこり半月になりました。

2007年の朝日名人会のトリは、
小三治さんの「芝浜」がきけるということで、
会場の熱気はムンムンかと思いきや、
そうでもなかったですね。
みなさん、自然体でございました。

開口一番:三遊亭歌ぶと「権助魚」
五街道弥助「代書屋」
弥助さん、ぼくはけっこう好きなんです。
師匠(雲助)さんに似てるとこあるよな、
なんて思いました。
あと、息を吸う音「スー」って
すごいマイクが拾ってましたね。
ありゃ、マイクの性能が良いからなんだろうか。

立川笑志「茶の湯」
真打昇進の披露目は、朝日ホールで、とのこと。
憑き物が取れたかのように晴れかな表情の笑志さん、
念願かなった男の素直さがあって美しいです。
落語の方は変わらず面白いです。
来年も大期待ですなァ。

立川志の輔「三方一両損」
仲トリ(仲入り前のトリの出番)は志の輔さん。
えらい豪華な会な訳です、しかし。
「三方一両損」のサゲの工夫には、驚きました。
ダジャレのサゲに、奉行のキャラクターをからめて、
微妙な余韻すら感じてしまった。

この会、長さも内容も、
ここで終わっても十分なくらいです。

仲入り
ニンテンドーDSのゲームに興じていると、
あっという間に仲入りも終わった。

三遊亭遊雀「宗論」
はじめての遊雀さん。
現代的な作りこまれたキャラクター、
濃い目の味付けに、参ってしまいました。
これには笑わずにはいられませんなァ。
おもろかったです。

柳家小三治「芝浜」
みなさん、待ちに待った小三治さん。
いわゆる「本寸法」な高座でしたが、
なんともいえぬ味わいがある。
「個性」を押さえた語りの中に、
かけがえのない、
代わりのきかない個性を感じました。

うれしかったこと。
「裏長屋のぼてふりが、
表通りに小さいながらも、一軒の店を持った」
「雪じゃない。正月のお飾りの笹が触れ合っている音」
とか、ぼくの大好きなフレーズが残っていた。

さりげない、細かいことだけれど、
こういう細かい言葉の一つ一つで、
江戸の風情を感じることができる。

女房の想いに対する勝五郎の照れは、
共感を超えて、憧れ、とすら思いました。

感動や気持ちを、あまり言葉にできないし、
そうしないで、そのままを忘れずにいたい、
と思えるような高座。とにかく良かった。

2007年10月25日

志の輔らくご21世紀は21日 (2007年10月)

志の輔らくご21世紀は21日 (2007年10月)
2007年10月21日(日)会場:明治安田生命ホール

昼14時からの公演。
さわやかな陽気の日曜です。

立川志の輔「そば清」
開口一番なくて、志の輔さんの登場。
枕は赤福。
多くの食品メーカーが商品を、
たくさん売るために消費期限を短く設定したのが、
自分(メーカー)の首をしめたのだ、
というガッテンな話。

このあと白骨温泉を舞台にした新作を
さわりだけ演るというギャグがあって、
お客は大喜び。

で、「そば清」スタート。
負けず嫌いな江戸っ子が
意地の張り合いをするんだけど、
サゲはちょっとおとぎ話みたい。
「あーぁ」みたいな脱力した感じが
落語って感じでいいですな。

松元ヒロ「今日のニュース」
まァー非常に楽しい。
ヒロさんのこのネタは初めての
母親が「あの人バカねぇ」と
最大級の褒め言葉で、よろこんでいました。

立川志の輔「宿屋の仇討」
松茸と旅の枕から、旅の噺へ。
どうやら、この噺は、志の輔さんが
初めて覚えたトリネタなんだそう。

志の輔版「宿屋の仇討」って、
江戸っ子がとってもかわいいんです。
修学旅行で騒いでる生徒が先生に怒られるんだけど、
ぜんぜん懲りないで、またすぐ騒いじゃうみたいな。
なんとなく、ちょっと懐かしい感覚。
古典なのに、経験あるなァ、
わかるなァっていうのが不思議。

日が高いうちに終わるよう、
コンパクトにまとめました、とのことで、
会場の外は気持ちの良い秋晴れ。

すがすがしい心持ちでした。