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立川志の吉さんについてのエントリ

2008年04月30日

立川生志真打昇進記念落語会

立川生志真打昇進記念落語会
2008年4月22日(火)会場:有楽町朝日ホール

立川志の吉 「松竹梅」
生志さんとの思い出を語りつつ、サラリと噺のほうへ。
前に聞いたよりも楽しかったな。
華やかなムードでめでたい会の幕開きとなりました。

春風亭昇太 「宴会の花道」
こちらもおめでたいハナシです。
「実力のあるのに、二ツ目だから安いので、
重宝して(自分の会で)使っていた」
なんて冗談とも本気とも分からないハナシでガンガンうける。
あとはご祝儀を渡してね、というハナシ、
シツコイくらいに繰り返して、笑って聞きつつも、
お客には刷り込まれたことでしょう。
熱狂的な昇太ファンの方が居たらしく、
そんな客いじりなどもして無敵なのでした。

立川談志 (ジョーク)
声が出ないので、仲トリを志の輔さんにゆずって、
ジョークのみの高座に。
「談春みたいな声の良いのが、後に上がると差がでちゃうから、
次の出番は志の輔で良い」なんて冗談で笑わせる。
あとは吉祥寺でも話していた芸術のハナシ。
終わって立ち上がると、何度も謝るポーズをして下がっていった。

立川志の輔 「新・八五郎出世」
声ばっかり師匠に似てくる、なんて冗談を話しつつ。
「妾馬」といえば、談笑さんの真打ち披露でも演っていたな。
この噺は、もう間違いないので、泣き笑いの娯楽作品に身を任せました。
これだけ盛り上がっても、今日の主役ではないんだもんな。
客席も「マダマダこれから」という雰囲気があるように思って聞いてました。

仲入り

口上:志の輔(司会)・昇太・ぜん馬・生志・左談次・談志
「お金のハナシ」でしぶとい昇太さん。
ぜん馬さんは「小言はメシを食わせながら」、
左談次さんは「長くかかった」というハナシだったかな。
家元は「歌舞音曲でOKだせなかった」というハナシ。
「落語は会話も歌っているし、あとはイロイロな形、
碁を打つなんかでも形が決まっていると良い、それは踊りにつながる」
と具体的な技術・伝統の解説して、
歌舞音曲を身につけることの重要性を語る。

しかし、パンフレットの文章が素晴らしかったなァ。
「俺が付いてる」なんて、家元に言われたら、うれしくて眠れないな。

柳家小菊 「粋曲」
家元に言われて、生志さんの指導をした「陰の功労者」というハナシで、
会場が大いに盛り上がる。
「あのドドイツも良かった」「家元に教わったフレーズだった」
なんて言いながら「家元のリクエストが多くてたいへん」なんてハナシも。

立川生志 「紺屋高尾」
登場するなり、万雷の拍手の物凄さもそうだけれど、
拍手が止まらないのです。
愛されているというか、祝福されているというか、
ゲストが豪華すぎますが、本当の本当に主役です。

その拍手に、照れて帰ろうとしたり、
「しゃべれないじゃないですか」なんて言ってみたり。
そんな幸せそうな生志さんの姿を見ていたら、
こちらもうれしくなってしまいました。
一昨年あたりは、いつも高座で愚痴っていたものなァ。

ネタの方も楽しみにしていたけど、
「紺屋高尾」というのは意外にビックリでした。

丁寧だけど、刈り込んであって、テンポ良く進むし、笑いも多い。
志の輔さんの「紺屋高尾」にちかいかな、と思ったけど、驚いた演出も。

朝になって、久蔵が高尾に招待を告げると、
「昨夜から若旦那という噺がウソなのは知っていました」と言い出す。
タシカニ!とガッテンポーズをとりそうになりまりましたよ。
それはそうだよなァ。
花魁ってプロのウソ付きが、ウブな青年の精一杯のウソを見抜けないわけがない。
しかし、それを黙って寄り添う高尾がいい女に思えたなァ。
見た目がオッサンなのがもったいないほどです。

一気にサゲまでいって、ドカンドカンと笑いが起きたところで、会もお開き。
ステッカーと手拭いを買いました。けっこうお気に入りです。

2008年03月26日

第十回夕刊フジ平成特選寄席

第十回夕刊フジ平成特選寄席
2008年3月21日(金)会場:赤坂区民センター 区民ホール

すっかり定番となった夕刊フジ平成特選寄席も、今回で十回目。
皆勤賞ではないんですけど、けっこう出かけています。

立川らく次「雛鍔」
なんとかサゲのあたりで入場できました。
このネタいいですよね。らく次さんにあっているように思うなァ。
かっこいいですよ。

立川志の吉「看板のピン」
わりと聞いたことありがちな枕から。
楽しいんだけど、いつも軽い噺しか聞けないんですよね。
なかなか「独演会いってみようリスト」に入ってきません。

柳家花緑「天狗裁き」
NHK朝の連続ドラマ「ちりとてちん」を
楽しみにしているという花緑さん。
そういう人、お客さんにも多いんじゃないですかね、
かく言うぼくも相当入れ込んでます。
「師匠は選べても兄弟子は選べない、喬太郎のいる、
さん喬一門の下の弟子は大変に違いない」なんて笑い話も。
(あぁ見えて喬太郎さんは芸に厳しいから、だそう)

噺のほうは、桂米朝宅まで行って教わったという、
人間国宝直伝の「天狗裁き」。
実はさりげなくギャグが過激で、
「夢の話をしなかったらお前が死んだ後に俺は云々」とか
「話さなかったら体をバラバラにしてペディグリーに」
なんて、恐いギャグがけっこうあった。
そんなスプラッターな話も軽やかに話しているから、
ゲラゲラ〜っと笑ってしまいます。
あとは相変わらず、お上さんのキャラクターが面白かった。
このお上さんが出てくるとプププとなってしまう。

仲入り

立川談笑「薄型テレビ算」
枕では、会場のロビー一面に貼り付けられた
小学生の書き初めをイジる。
たしかに入った瞬間にギョっとしました。
今の子どもは自由ですなー

落語の方は、噂には聞いていた噺です。
古典の「壼算」をアレンジした改作で、そうとう面白い。
まさに、一見さんにもご贔屓さんにもおもしろい落語。
とくに最後のほう、ぜんぜんカラクリが分からなくて、
初めて「壺算」聞いたときと同じ、完全にパニックでした。
何度もきいて「壺算」のカラクリなんて聞き飽きちゃったんだけど、
ひさびさのこの感覚、「壺算」を初めて聞いた時を思い出したほど。
とにかく楽しかった。

柳家喬太郎「路地裏の伝説」
枕ではドラマ「ちりとてちん」の貫地谷しほりが、
自分に弟子入りしたら、という妄想でひとしきり盛り上がる。
(ノタウチまわって→すいません、のオヤジパターン)
ちなみに(花緑さんの話をうけて)「さん喬一門は仲は良い」そうです。

落語は新作、これも演題だけは知っていたけど、
初めて聞けて楽しかったなァ。
喬太郎さんの新作は、こういう他愛もない、
どこかリアルでリアルじゃない日常みたいなものを
あつかった作品が多いです。

筋書きや人情が好きな人には、たぶんあまりウケないんですけど、
喬太郎ならなんでも笑えます!って人もいるかも知れないし、
不思議なもんです。
ぼくは好きですね。大いに笑ったし、
何が飛び出すか分からない、というようなライブの魅力もあります。

次回の夕刊フジ平成特選寄席は6月13日、同じ会場で、
出演は、立川生志、林家彦いち、
柳家三三、林家木久蔵とのことです。


赤坂区民センター周辺の地図

大きな地図で見る

最寄り駅は、青山一丁目駅・赤坂見附駅

2008年01月05日

新年カウントダウン寄席

新年カウントダウン寄席
2007年12月31日(月)会場:横浜にぎわい座

昨年に引き続き、
大晦日は落語でカウントダウンとなりました。
今年は両親も誘っての参加です。
メンバーも出演順も先回と一緒でした。

開口一番:立川志の春「十徳」
立川志の吉「シブカジ食堂」
おっと新作は初めてでした。
コントみたいな設定の落語ですな。

寒空はだか「歌うスタンダップコミック」
時事ネタから、お得意の歌まで。
シメは「耳に残って心に残らない名曲」
『東京タワーの歌』」で手拍子も。

三遊亭全楽「壺算」
明るい、シャキシャキっとした高座で楽しかった。
全楽さん、年一回、大晦日しかきけないんじゃ物足りないんだけど、
なかなか出会えません。

ダメじゃん小出「ジャグリング」
なにげに大好きなダメじゃんさん。芸名の由来は、
「ダメでもともと、じゃんじゃん行こう」なんですって。
役に立たないにも程がある情報ですが。

立川文都「親子酒」
お得意「ポスト志の輔」のギャグがウケる枕。
噺のほうは、いつもきいているのと
ちょっと違うカタチの「親子酒」。
ききやすい関西弁も心地よく、楽しい落語でした。

仲入り

松元ヒロ「漫談」
2007年のヒットは、なんといっても「元総理」のモノマネ。
思う存分やって大ウケ、いよいよ会はクライマックスへ向かいます。

立川笑志「幇間腹(たいこばら)」
真打昇進も決まって、笑志さんにとって、
2007年は、いい年だったことでしょう。
昨年と違って、晴れ晴れとした表情に、
こちらもうれしくなってしまいます。
そんなウキウキした笑志さん演ずる、
たいこ持ちの軽さが楽しい落語でした。

伝の会「長唄三味線」
演目は昨年と同じだったのかな。
単独公演行ってみたいなァ。
母親が大喜びしていました。

立川志の輔「はんどたおる」
今年の総括はホドホドに、
富山空港の「何かが起きる」そば屋のハナシ。
「来年も何かあるはず」と笑わせる。
もう、このハナシが落語みたいだものなァ。
今年最後の落語は「明るい噺をしたい」と
新作の「はんどたおる」でした。
ドタバタした爆笑の落語ですけど、
きいていると、モノの値段というか、お金の価値というか、
訳がわからなくなって、混乱してきます。
そういう意味では「壺算」みたいなところもあるかもしれません。

楽しい落語で、今年の落語おさめが終わった後は、
出演者一同に、にぎわい座館長の玉置宏さんが加わっての、
カウントダウン・イベントです。
各人思い思いに話をしつつ、いよいよという時、
まさに新年の30秒前くらいになって、
突然、志の輔さん暴走し、ねずみの小話をはじめて、
どうやら「0」でオチをお客と叫びたかったらしいのですが、
くす玉を割った後、10秒くらいのこってしまうという大失敗。
にぎわい座全体がズッコケていると、本当の新年を迎えるという、
なんともおかしなカウントダウンでした。

楽しかったですね。

●ネットで見つけた、お客さんと、出演者の方達-順不同です-
ホーキング青山ブログさん
月 ひとしずくさん
HANA-MALONさん
みなとみらいらいふさん
胴元日記さん
朝の六つから日の暮るるまでさん
ぶーほーむさん
浜松きもの呉服おぐらや 素子思いつくままさん
天行健の唐様で綴る三代目日記さん
ダメじゃん小出の迷論卓説さん
立川笑志blogさん
おつかれさまです。

2007年03月21日

まちだ寄席「春」 春風亭昇太・立川談春

まちだ寄席「春」 春風亭昇太・立川談春
2007年3月17日(土)会場:町田市民ホール



気になっていた二人会。
mixiでチケットを譲っていただき、
行くことができました。
すごくありがたかった。

この会場、駅から遠いし、寒い。
3月中頃にもかかわらず、
モモヒキが手放せない真冬の東京。
さらにハラマキにマフラー、ホカロン。
完全防寒にもかかわらず、
ガタガタ震えながら会場へ。

着いてみると、会場がデカい。
2階席はないけれど800席以上ある。
所沢市民文化センターくらい大きいかな。

ここで一句。
到着し 面食らうなよ ホール寄席
(なんだそりゃ)

立川志の吉「松竹梅」
二人会だと思っていたのに、この展開。
昇太・談春で2席ずつじゃないのか。
まちだ「寄席」だもんな。

立川談春「大工調べ」
実は嫌な予感がしていたけれど、
明らかに甘えん坊モードの名人。
「市馬vs談春」の時とノリが同じで枕が長い。
「二人会ではありません、今日は名人会です」とのこと。
名人会は甘えてもいいのだそうだ。

ようやくネタに入ったと思ったら、
50分もある「大工調べ」だった。
なが~い~。
いろいろ探りながらやっていたのだろうか、
与太郎がとにかく自由奔放というか適当で、
途中、普通の若者になっていた。

名人のこういう意味不明なムラっけが、
理解できないところだなぁ。
初めて聞く人もいるだろう、
また見たい・聞きたいと思っただろうか。
まぁ「知ったことではない」のだろう。

仲入り

翁家勝丸「太神楽曲芸」
結果的にこの日一番笑った。

春風亭昇太「愛宕山」
あまり笑えなかった。
昇太さんについては、これはおもしろい、
と思える高座に出会えるまで聞くつもり。

●ネットで見つけた、まちだ寄席に出かけた人たち(ロビーで酒饅頭は食べましたでしょうか)-順不同です-
こむらがへり日記さん
Izumiのおまけさん
け・せら・せらさん
野球場にてさん
演劇ノートさん
みしのたくかにとさん
庶民の楽しみ~つれづれ気ままにさん
ゴリラッコWEB ~正ちゃんのほろ酔いJOYFUL DAYS~さん
Going My Way ~日常の学びの記録~さん
きゅうぞうさん
よのなかついでに、XXさん
Kazooの感激記さん
みなさん、おつかれさまです。

2007年01月23日

新春初笑い 立川談志一門会

2007年1月19日(金)会場:練馬文化センター大ホール

練馬駅前にある1500人くらい入る大きなホールでの一門会。
出演は、立川志の吉、立川談笑、立川談春、立川談志(出演順)。
豪華です、そりゃぁお客さんもたくさん入ります。
2階で見てる人は、遠くてたまらないだろうな、
と思うほど高い場所から見下ろしてる。

立川志の吉「一目上がり」
元気な八っつぁんに、ちょっと目つきの気持ち悪いご隠居さんが、
なんか変わってる(笑)

立川談笑「百川(改)」
叙々苑でバイトしているベトナム人が
お客の暴力団と繰り広げる、滑稽ストーリー。
この人がやる「外国人日本語」とか、津軽弁とか、
最高に楽しい。見るたびに「もっと」見たいと思います。
来月の独演会は行ってみよう。

立川談春「小言幸兵衛」
お〜昨日、志らく師匠の「小言幸兵衛」を聞いたばかり。
つい、この前「ねずみ穴」でおなじパターン(志らく師匠を
聞いてから談春さんの同じネタを聞く)だったけど、
今回は志らく師匠の勝ち。って単に好みの問題ですけどね。

立川談志「やかん」
ん〜すごい「やかん」があったものだ。これは、はい。
「思考ストップ」という逆説的ともいえる知恵を説くご隠居。
迫力がありました。そして面白かった。

木村万里さんが、en-Taxiで「(一般人にとっては)
落語が実生活に役立つかどうか(が大事なの)だと思う」
と書いていたのを見て、本当にそうだなぁと感心したんです。
全くその通りだとおもうし、だからなおさら、
家元(談志)の落語を楽しめるという人々の
なんと幸福なことかと思いました。

落語を聞くと、たまには生きるということを
問い直すことになるなぁ。たぶん。

自分に分からないことは書かない方が良いので、
このへんで。

2007年01月07日

横浜にぎわい座 新年カウントダウン寄席

新年カウントダウン寄席
2006年12月31日 横浜にぎわい座

早めに着いて、にぎわい座ちかくのお蕎麦やさんに
入ろうと楽しみにしていたのに行列で中に入れず。
ちょっとだけ、がっかりでした。

というわけで蕎麦やの一件もあって途中から。
客席は満席、小学生くらいのお子さん連れも。

立川志の吉「初天神」
志の輔一門で2ッ目の志の吉さん、ちょっと
アメ玉のなめ方がハンパに気持ち悪かったかも(笑

寒空はだか「歌うスタンダップコミック」
噂はきいていたのですが、一見オヤジ臭い、細いお兄さん。
テレビでは見られない、こういう芸人さんを見られるのが
寄席・演芸場の良いところ。

三遊亭全楽「錦の袈裟」
元気で変態な与太郎でした。枕も2006年ネタでたっぷり。

ダメじゃん小出「ジャグリング」
2度目の出会いになるダメじゃんさん。
あらためて、ほんとおもしろいなーと思ったステージでした。
客席の拍手の量を指揮してしまう「拍手メーター」は
(かってに命名)大発明。

立川文都「小言幸兵衛」
「そろそろワタシも売れたい」とボヤく枕でスタート。
芸人一人の徐々に持ち時間が長くなってくる。

仲入り

松元ヒロ「漫談」
最高におもしろいヒロさん。世界を変える力があるのは、
そうとうおもしろい芸人なのだな、と感じる。
「世界を変える」っていうのは、大げさな意味じゃなくて、
つまらないことや、どうにもならないことを、
みんなで笑って楽しく暮らそうよ、といようなことです。
これぞ演芸パワー(なんのこっちゃ)。

立川笑志「悋気の独楽」
「今年の真打ち昇進もなくなりました」と自虐ギャグでスタート。
お客さんも、みんな実力は認めているからこそ、笑うんでしょうけど。
本題(噺)の方は、おもしろかったです。オリジナルの
工夫やギャグもけっこうあるんですかね。

伝の会「長唄三味線」
お二人組の伝の会。
ひとりは、志の輔さんの独演会「志の輔らくごは21世紀は21日」
の出囃子などで知られる、テツクロさんです。
聞きながら、長唄の三味線ってのはスラッシュメタルだなとおもって、
なつかしいカルフォルニア・クランチに思いをはせつつ。

立川志の輔「抜け雀」
2006年の大トリは、志の輔師匠。いつものように楽しい枕から。
噺がはじまって、「抜け雀かぁ〜」と何ともスッキリした気分に。

すがすがしい気持ちになるような、好演だったとおもいます。

カウントダウンは20時開始、4時間の長丁場ですが、
今年も楽しかったなぁと思ったりしながら、あっという間でした。

周りは、いつも変わらない、にぎわい座のお客さん、
演芸が好きでたまらないといった趣き。

最後まで和やかなムードで2006年をフィニッシュしました。

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