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柳家花緑さんについてのエントリ

2010年03月12日

下丸子らくご倶楽部(2010年2月)

下丸子らくご倶楽部(2010年2月)
2010年2月26日(金)会場:大田区民プラザ

志らく・花緑「トーク」
仕事とかあって遅れて到着。
話題はバンクーバーオリンピックの
キム・ヨナが金メダルで浅田真央が銀だった女子フィギュア。

キム・ヨナ=談春、浅田=志らく師匠という
独自の主張で場内は大爆笑。

ケナゲな浅田真央に、美味いことやっているキム・ヨナって
イメージのハナシですかね。
ドッカンドッカンうけてました。

立川志らく「二十四孝」
とにかく若くて活きが良くて乱暴すぎる八五郎。
「親孝行だ」と言われるともっともらしく聞こえるような
嫁の乳を吸って生きながらえた老婆のエピソードなんて、
どう考えてもヘンすぎるハナシで、突っ込みまくる八五郎。
乱暴というか、素直というか、単純というか、
でも魅力的なんだよなぁ。

そんなバカな子どもだけど、
それでも親は子に優しいっていう、
すごく楽しいサゲも好きです。

仲入り

マグナム小林「バイオリン漫談」
サイレンの音とか、コンビニ、通過するF-1の音とか、
バイオリンで真似てみる、音のスケッチ。
ときどきネタのあとにドヤ顔なのが気になったなァ(笑)

柳家花緑「刀屋」
スピリチュアルな男、花緑さんらしい
「シンクロニシティ=共時性」のハナシ。
これが噺の中にも出てくる、と言って、
「刀屋」の中に仕掛けをするのでした。

これは古くからは因縁、因果とかって、
処理されてきたようなモノかもしれないですが、

元々の噺にドラマを追加したエピソードのような形でしょうか。
ま、いろんなトライアルがあるんだとは思います。


管理人の独り言
会社でかりた「ガンダム漫画」がおもしろすぎて夢中です。このところガンダムガンダムですいません。


2010年02月02日

下丸子らくご倶楽部(2010年1月)

下丸子らくご倶楽部(2010年1月)
2009年1月22日(金)会場:大田区民プラザ

志らく・花緑「トーク」
正月の大ホールでのネタが志らく師匠は「らくだ」
花緑さんは「三軒長屋」だったため、アンケートに
新年らしい噺にしてください、と書かれたのだとか。

花緑さんの入籍の話題。
前回(年末)が破局報道の後で、
トークコーナーでその顛末に触れていたため、
すっかり盛り上がったのでした。
といっても、とくにゴシップめいたことはなく、
なに言ってるか良くわからなかった(笑)
花緑さん以外はいつもの下丸子という感じ。
あと志らく師匠の
ご自身の結婚式の爆笑エピソードなども。

志らく師匠が最近好きだという猫カフェと猫について。
犬はタイコモチ、寝ていても
呼べば主人の機嫌を取りに来る、
対して猫は若旦那みたいなもので
自由気ままで良い、なんてハナシでした。
口調が志ん朝師匠の猫っていうのが大笑いです。

柳家花緑「初天神」
というわけでお正月らしい噺を披露。
寄席の掛け持ちが続いて風邪をひきそうなのだとか。
去年の年始はインフルエンザになっちゃったそうで、
悪くならないと良いですね。

仲入り

柳家雪之介「太神楽曲芸」
若くてイイ男で曲芸もバッチリという、
3ン拍子そろった雪之介さん。
皿まわし、マリの芸とつづいて、
出刃包丁3本を使った技へ。これはスリリングで凄い技です。
大声ではしゃぐお客さんたち。

立川志らく「幇間腹(たいこばら)」
マクラは胃カメラ体験のハナシ。
オエオエ〜ってなるところで大爆笑。
なんで、志らく師匠のオェェは
こんなにおもしろいんでしょうか。

で、噺の方は犬と猫の噺じゃなくって、
タイコモチと若旦那の噺「幇間腹」です。

まーいい加減で最高ですね。
誰が悪いってハナシでもないし、
デフォルメされているけど、
でもこういうのが人間って感じしちゃうんだよなァ。
ひどいんだけど、ムチャクチャなんだけど、
嘘がないっていうか。
だから素直に笑えるんですかね。


管理人の独り言
この年にしてはじめてお肌の手入れというのを経験しました。すごいんですね、その毛穴のあれも消えるし、乾燥してたところは潤いタップリに、、、う〜ん、何のためにやんだろ。まぁ深く考えることじゃないな。
というわけで、また一つ賢くなってしまいました。


2010年01月12日

年忘れ! 市馬落語集

年忘れ! 市馬落語集
2009年12月27日(日)会場:銀座ブロッサム中央会館

ワっと唄って楽しく解散する「市馬落語集」の
忘年会的な企画です。ぼくは3年連続で参加です。
今年は噺家生活30周年の締めくくりとして、
900人の会場に豪華ゲスト、バンドを入れての歌謡大全集と
盛りだくさんで豪華な会でした。

柳亭市楽「悋気の独楽」
微妙に師匠を茶化すようなことを言ってくる、
やんちゃな一面もあるのが市楽さん。

柳亭市馬「味噌蔵」
ケチの小噺だったので落語は何かな、
と思っていると「味噌蔵」なのでした。
これは意外だったなァ。しかしまぁ、
ほんとか嘘か分からないですが、
気持ちはスッカリ「後半の唄の方に」ということでした。

冬らしさのある噺で良かったですよね。
奉公人たちが寄ってたかって
ハメを外そうって言いはじめるあたりが、
おかしくてかわいらしい。

柳家花緑「天狗裁き」
なんと高座返しに登場したのは三三さん。
座布団かえして、黙ったまま、
袖に引っ込んでいくのでした。

立川談春「小猿七之助」
またも三三さんが高座返しに登場、、、
と思わせて高座へ。
顔を出して「なにもしゃべらないのも」と
高座に上がることになったけど、持ち時間は1分なんだとか。
師匠の小三治さんに落語の稽古を
つけてもらったことがない代わりに、
「ずいぶん市馬アニさんから噺を教わった」と感謝の言葉。

で、三三さんと入れ替わりで、談春さん。
「こんな声になっちゃった」と
ノドの調子が悪いことを前置きしつつ、
噺の方は家元(談志)十八番の絶品コピーです。

噺のリズムの良さ、美しさ。ほれぼれしたなァ。
いつ聞いてもブレないからか、
ときどき聞くとすごく良いです。

昭和歌謡大全集
唄:柳亭市馬
演奏:クミ伊藤とニューサウンズオーケストラ
司会:加藤浩

パンフレットには
「聞かれたい方は残ってお聞きください」と
書かれていたオマケのパート。
とか言いつつ、演る方も聞く方も本気なんですが(笑)

バンドの演奏とともに緞帳が上がる、
このメロディは、、、
そう市馬さんの出囃子「吾妻百景」の
バンドバージョン!かっこいい!

そしてステージ上手からタキシード姿で
登場する市馬さんにヤンヤの歓声。

司会の加藤さんとの掛け合いも含めて
いつもの光景、とても楽しい時間でした。


三波春夫「船方さんよ」

三橋美智也「達者でナ」

春日八郎「あんときゃどしゃぶり」

橋幸夫「潮来傘」

三船浩「男のブルース」

新川二郎「東京の灯よいつまでも」

青木光一「柿の木坂の家」

予定されていたのは、あとアンコールの一曲とのことですが、
会場からのリクエストをアカペラで。

三橋美智也「哀愁列車」
春日八郎「お富さん」
三波春夫「俵星玄蕃」
ワンコーラスと思いきや「雪を蹴立ててェ」まで。
佐々木新一「あの娘たずねて」

で、ラストの曲です。途中から
楽屋一同も参加しての大団円、にぎやかに終了〜でした。

春日八郎「赤いランプの終列車」


管理人の独り言
市馬さんのファンはもちろん、家元の信者、志らく師匠のファンも昭和歌謡は必須科目ですよねェ。
テストに出ますね、ってなんのことやら。まァCDでも聞いて勉強しましょうか。楽しい勉強です。


2009年12月29日

下丸子らくご倶楽部(2009年12月)

下丸子らくご倶楽部(2009年12月)
2009年12月18日(金)会場:大田区民プラザ

もろもろあって遅刻して入場。
聞けなかったのは若手バトルの今年度優勝者、
らく次さんの「千早降る」でした。
ネタのチョイスが良いなァ、聞きたかった。

立川志らく・柳家花緑「トーク」
紅白歌合戦は歌にフォーカスしないで、
人気のある若手を出演させたりして、けしからん、と
「AKBとかリア・ディゾンとか」
「えーけーびーよんじゅうはちっていうの?」と
相変わらず、志らく師匠の悪口が全開だったのですが、
「アニさん(若いこを)良く知ってますね」という
花緑さんの一言をきっかけに
「じつは若くてかわいい女子が好きだから、
まぁまぁ詳しい」と、あっさり白状してしまうのでした。
「リア・ディゾンなんて黒船だよ?知ってる?」だって。

柳家花緑「猫久」
いぜんほどギャーギャー言う
感じじゃなくなりましたよね。

しかし下丸子のお客さんは良く笑うなァ、
ここにいると自然に声を出して笑っちゃいます。
「猫久」なんて、みんな知ってる噺だと思うけど、
みんな落語好きなんだなァと、うれしい気持ちに。

素直でかわいい江戸っ子と戯れる侍が、
なんとも不思議であります。
江戸っ子って自由で素直でカラっとしてる。
素直にオウム替えしする姿も微笑ましいというか、
やりたいからやって、失敗しちゃうってトコが面白い。

立川志らく「粗忽長屋」
志らく師匠の一席目は「粗忽長屋」。
久しぶりな噺と思います。

行き倒れの身元を探している人で、
脇役のほうの人が好きなんですよね。
「ホントに当人連れて来るんじゃない?」って
笑っちゃう無責任さ。
このくらいいい加減じゃないと、
この噺って成立しないですよねェ。

仲入り

柳家花緑「笠碁」
弟子が師匠に似るっていうのは、
あまり良いところから似ない、なんていうハナシ。
芸の部分は長い時間かけて作っているものだから、
そう簡単に真似できないので、
ちょっとした癖みたいなものから
似はじめる、なんてハナシでした。

師匠を越えられるなんて、
まったく思っていないけれども、
師匠に惚れている部分を大切にしたい、
なんて言っていたかな。

師匠の小さんの十八番だった「笠碁」へ。

片思いのエピソードから青春物語へ。
この二人が仲が良いっていうことが
とっても伝わって来て、ぼくは好きなんですが、
花緑さん自身が好きな噺だからなのか、
どんどん長くなっているんじゃないかなァ。

立川志らく「厩火事」
「夫婦喧嘩は犬も食わない」って言いますけど、
食ったらどうなるか、を実演するマクラから。

もう全編、大笑いで、ドカンドカンと受ける。
最高だったなァ。
おなじみ「チンパン探偵」に
「ケロヨンの洗濯ばあさんの歌(でしたっけ)」で
お咲さんの意味不明さが、際だちます。

挙げ句の果てには
「あぁ相談しなければ良かった」だって。
でもなんか気持ち分かるんですよね。
占いを見るには見るけど、自分に都合の悪い結果は
気にしないようにする、みたいな。
他人に人生相談する時に限って、
実はアドバイスなんて求めてないもんですよね。

サゲまでバシーンときまって、
えらいオモシロかった。

ひさしぶりの下丸子、やっぱり良かったなァ。

2009年10月04日

赤坂名人会 特別番外編「家元談志の十八番に挑戦」

みなと毎月落語会〜赤坂名人会 特別番外編「家元談志の十八番に挑戦」〜
2009年9月28日(火)会場:赤坂区民センター

もともとは「立川談志落語会」として、
家元(談志)と市馬さん、志らく師匠が
出演する落語会でしたが、家元の年内休業を受けての
プログラム変更となりました。

というわけで、花緑さん、談笑さんを加えて、
四人がそれぞれ「家元の十八番に挑む」という企画です。
なんだか仰々しい気もしますな。

開口一番:立川らく兵「洒落小町」
なんと志らく師匠の十八番をもってきた、らく兵さん。
師匠方が家元に挑むのならば、と
志らく師匠の十八番を演ったんですかね、
なんかかわいいじゃないですか。
で、出来の方は、というと、すごく楽しかったんですよね。

突然、楠トシエの「サンマ・サンバ」を唄い出したり、
オリジナルの妙なダジャレに、家元の物真似で
「志らくのヤツァ落語を舐めてる」なんて言って、
舞台袖にいる師匠にビビったり。

おまけにギャーギャー騒ぐガチャ松っつぁんに、
「うるさいねぇ、前座のクセに良く喋るね、この人は」だって。
あ〜面白かった。

立川志らく「二人旅」
本当は家元の完コピの「やかん」を
演ろうと思ったんだけど、覚える時間がなかったので、
これは家元追悼の落語会で披露します、とのこと。
ほかにも完コピシリーズは「源平盛衰記」に
「芝浜」(「百八つ」)などなど、
いつかは演りたい、とのことでしたが、
「談春兄さんだったら、毎回追悼してる」なんてギャグも。

この噺については、
いわゆる「引き」の笑いが中心。
志らく師匠ご自身は難しいという印象を
持たれているようですが、
たしかにいつもの志らく師匠の高座のように
ドカンドカンという笑いはなかったけど、
随所にうれしいギャグが入っていて楽しいんですよね。

立川談笑「粗忽長屋」
談笑さんも「別に十八番に挑みたくない」とのこと。
ですよねェ。さらに特に打ち合わせも段取りもないらしく、
実は「二人旅」を演ろうと思ってた、とか。
という訳でオリジナルのサゲがある「粗忽長屋」を披露。

仲入り

柳亭市馬「お化け長屋」
ここで花緑さんが有楽町での仕事があって、
まだ到着してない、という発表が。
着くまでつながないといけない、っていうハナシから、
家元が寄席に出ていた頃、いつ来るのか分からなくて
先代の正楽師匠が延々とつないでいて、けっきょく家元から
「行かねぇ」の電話が、なんてこともあったとか。
それを聞いた池袋演芸場の客席がドっとわいた、
なんてうれしそうに語る市馬さん。

で、噺の方は「お化け長屋」へ。
まるでドリフみたいなドタバタというか、
いわゆる喜劇スターのような市馬さんの面白さが
落語にあふれ出ているようで、おもしろいのなんの。
もうね、たまらないです。

柳家花緑「二階ぞめき」
で、到着した花緑さん。
やっぱり「家元の十八番にも挑みたくないし、
さらに言うとトリも嫌なんです」とはもっともな意見。

あとは、
気づけば、今日のネタも柳家のネタ、
(先代)小さんのネタですよね、と「だよなァ」という一言。
しかたなく破門はしても「腹では繋がっていた」のが
小さんと談志、なのだとか。

そして、吉原についてのモロモロを語り出す花緑さん。
「どのネタだろう」と落語ファンの脳みそは
高速回転したんじゃないでしょうかね。
しばらくして「あ、『二階ぞめき』か、こりゃぁ良いね」と
ニコニコしてしまいました。

真っ直ぐさと変態っぽさが際立っている、この噺の若旦那。
なんか花緑さんご自身の姿と少し重なるような、、、
そんな高座だったかも知れません。

そんな訳で少し大仰な気もする企画の会でしたが、
なんとも楽しかったのでした。


管理人の独り言
まだまだ発展途上の「らくごのパッチ」mixiアプリがけっこうな人数の方に利用開始いただいて、ちょっとビビってます。まだまだ使いにくいのでガッカリされちゃうと悲しいなァ、と。
なんというか本格的に良い感じになるのは、もうちょっと先なのです。またご連絡します。
(今日のBGM:Boy In Static「Candy Cigarette」


2009年09月21日

第九十二回 朝日名人会

第九十二回 朝日名人会
2009年9月19日(土)会場:有楽町朝日ホール

ずいぶんと久しぶりの朝日名人会。
あの、仲入りのロビーのユッタリした雰囲気とか、
終演後の年末みたいな忙しなさ、なんかが懐かしくて、
また通いたくなりました。

開口一番:古今亭志ん坊「子ほめ」
最初はロビーのモニターにて。
しかし志ん坊って達者な前座さんだな。

柳家三之助「棒鱈」
来春には真打ち昇進とのこと。
なんか噺家らしい雰囲気がふんだんにあって、
シュっとしてますよね。
「棒鱈」と言えば田舎侍がスターですよね。
「赤ベロベロの醤油漬け」やら
「エボエボ坊主のスッパ漬け」って
なんべん聞いても奇妙で笑ってしまいます。

土曜の昼と言うこともあってちょっとノンビリ、
(じゃっかんウトウト)しながら聞いていました。
まどろむ時間帯じゃないですか、えぇ(言い訳)。

柳家花緑「猫久」
この噺は「コミュニケーションが出来ない」がテーマで、
と、北海道でのホテルのハナシへ。
ん?単に町人が侍のマネをして喜んでいるって
噺じゃないのかな、とか思ったんですが、
それを分かりやすく言うと「コミュニケーションが、、、」
ってなるんですね。

つまり、侍の言うことに感激して
自分も真似しようとするんだけど、
話の内容は理解できてないから、
変なことに、、、っていうズレが噺の根本みたいです。

猫久さんを笑っているのも、
普段は野暮だと思ってるのかも知れないのに、
すんなり侍に憧れてしまったり。
身勝手なんだけど、なーんかそんなもんかなって
思っちゃいます。
そんな、なんともイキイキした江戸っ子が
この噺の値打ちですかね。

柳亭市馬「お神酒徳利(おみきどっくり)」
市馬さんの、この噺が好きでして、今回も堪能しました。
長い長いロードムービーのような落語で、
江戸〜小田原〜大阪と
ひょんなことから占い師になってしまった
善六さんが旅をします。

善六さんに次々とおきる災難は、
ハタから見ればギャグでしかないし、
でも、そんな災難も奇跡的に
全部なんとかなっちゃうんですから痛快というか、
なんというか。

良かったのはサゲで、
大金を得て久しぶりに再会した善六さん夫妻が
これまでと全く変わらずマイペースなのが最高でした。
なんか妙にジーンとしちゃったのは、ココかなァ。

仲入り

柳家三三「引越しの夢」
浴衣の着方がなっていない若者から、
学校寄席の小学校の風景なんかをコミカルに。

で噺の方ヘ。
三三さんの高座は、しばらく筋のある噺が
続いていたように思うんですが、
やっぱ、こういうバカバカしい噺が最高な気がします。

次々と夜這いに出かける奉公人の中には、
なんとソロバン占いの善六さんも!
こういうの好きですよね。お客さんも大喜び。

あと家の構造を分かりやすく解説してもらって、
ようやくイメージできるようになりました。
ようは女中の寝ている中二階って「今で言うロフト」だから、
真横の壁が無くて台所から登って行ける、とのこと。
そう思うとラストの場面を頭に浮かべて
おかしくてしようがありませんでした。

五街道雲助「お直し」
廓(くるわ=遊郭)についてのハナシ。
ババァが廓に反対したって、アンタにゃ関係ない、とか
もっともな正論で、男の立場では良くわかるマクラ。
なんか会の雰囲気にあってなくて最高でした。

この前、旅行してきたバンコクの歓楽街が、
ひょっとしたら、吉原ってこういうイメージなのかなァ、
って思ってたところもあって、
なんというか華やかなんだけど、ときどき物悲しいような、
そんな最下層の暮らしをイメージして聞きました。

サゲが秀逸なんだけど、もっとイチャイチャした感じの方が、
ドキっとして良いかもな、なんて思いましたね。

しかし、これだけの長丁場の会で
「お直し」がトリだっていうのも、なんか凄いというか、
落語の懐の深さみたいなモノまで感じました。
(なんのこっちゃ)
朝日名人会、また通いたいですね。
通しのチケット、取れないかな。


管理人の独り言
iPodがリニューアルされましたねェ。Classicが160GBにっていうのがイチバンのニュースかなァ。
ライブラリが大きすぎてゼンゼン入りきらないんです。


2009年09月02日

県民ホール寄席 250回記念企画 華の四人衆 揃い踏み

県民ホール寄席 250回記念企画 華の四人衆 揃い踏み
2009年8月30日(日)会場:神奈川県民ホール

県民ホール寄席250回記念企画として、
当代の売れっ子、真打ちを揃えての会となりました。
仲入り後に4人での対談もという盛りだくさんの内容。

立川談春「天災」
(衆議院戦について)関東に台風が来ているから
民主党が勝つとか、独特の良くわからない予想。

それから、喬太郎さんも(この会に)誘ったけど
「芝居だから」って断られちゃった。
で「噺家が芝居なんて」と思ってたら
市馬さんも志らくさんの芝居に出てたらしくて、
「もう志らく派」と言ったとかいうハナシ。

ひょいと袖から顔を出した市馬さんが
高座まで歩いてきて「あたしは談春派ですから」なんて
ジャレつくのも、好きな人にはたまらない絡みですよねェ。

で、舞台袖に戻る市馬さんに談春さんが
「(客は)トリに大きいネタ期待してますよ」と
浴びせるも、やはり市馬さんは意に関せず、
といった雰囲気で戻っていくのでした。

で、そんな文字にすると長いけど、
割と手短なハプニング的寸劇の後は「天災」へ。

乱暴きわまりない八五郎のインテリヤクザぶり、
思わず言い負かされそうになる紅羅坊先生と、
スリリングな展開です。
しかし、とにかく緻密にキレイにピシピシと語りますね、
この八五郎は。

柳家花緑「禁酒番屋」
花緑さんが小学生だった当時、内弟子だった市馬さんには
頭が上がらないといったハナシ。
談春さんがイロイロ言ってからんだり出来るのも、
市馬さんが優しい兄さんだからで、
本来の落語界ってもっと厳格な縦社会なんですよ、とのこと。

で、「禁酒番屋」、この前も聞いたな
とにかく楽しい噺で、(「天災」で)
理屈っぽい八五郎のマシンガントークにやられた
脳味噌が見事にホグレたのでした。

仲入り

談春・花緑・三三・市馬「対談」
対談コーナー。マニアにはタマらないですよね。
パンフレットとともに配られた
「県民ホール寄席 演目一覧表」を広げて、
その歴史と昭和・平成の落語史に思いを馳せるトーク。

市馬さんが見た、小さん師匠と馬生師匠のハナシ。
あとは親子三代で「営業」していた
小学生時代の九太郎少年のハナシ、これは花緑さんが自ら。

それぞれの県民ホールの思いで、想いなんかを、
ツラツラと語りつつ、楽しい対談は終了しました。
シメは市馬さんの音頭による三本締め。

柳家三三「髪結新三」
マクラはなく、噺の方へ。
先日の平成特選寄席で聞いた話ですけれども、
スリリングな展開がキレイな語りで楽しめます。

柳亭市馬「船徳」
トリは、安定感バツグンの市馬さん。

若旦那のオウヨウでバカな感じ。
逆らえない船宿の面々のどうしようもない感じ。
端唄の美しさ。
なんとか到着しちゃう船旅の不思議さに、
キレイすぎるサゲ。
タマらないですよね。

「お客さん、コウモリ(傘)で石垣を突いてください」も
スゴいけど、その石垣にコウモリが
5、6本刺さってる!って言うのが、
バカバカしさの局地って感じで大好きです。

落語もトークもたっぷり、楽しい会でしたね。


管理人の独り言
お馴染みの方にはスッカリお馴染み。来年の「ほぼ日手帳」が発売されましたね。もう来年のハナシ?って感じですけど、もう9月ですからね。
今回の注目はリキッド・シリーズのプリントカバー。毎年すこしづつ変わっていくのが楽しみです。

2009年08月08日

みなと毎月落語会 柳家花緑独演会

みなと毎月落語会 柳家花緑独演会
2009年7月30日(木)会場:麻布区民センター

開口一番:柳家緑君「狸の鯉」
たどたどしいような、なんとも言えない語りで、
でもポツポツ笑いをとっていく緑君、19歳です。

柳家花緑「祇園祭」
「暑いですね」とか「元気ですか?」みたいな
なんとも言えない、間のながーい、とりとめのなーいマクラ。
良くわからないけど、お客さんは良く笑ってましたね。
なんなんだろう。

噺の方は「祇園祭」、ずいぶん前に
(2006年の嵐山亭だ、たぶん)聞いたことありました。

前半は、江戸っ子3人が京都に来て、
風呂屋の場所を聞くっていうだけの噺。
これがクダラないこと、この上ない。

3人旅は1人乞食、じゃぁないけど、
なんだかんだ、ボーっとしてる奴が、
めんどくさいことを言いつけられて、
笑いモノになるって言うのが悲しい。いや、おかしい。

で、噺の後半は、
旅の金がなくなって京都に残った江戸っ子の1人が、
京都人のオッサンと喧嘩するって言う噺。

このオッサンがとくにかくクダラなくて
「京都で、この前の火事は応仁の乱だ」とかなんとか。
自慢げに「イーッイーッイーッ」って笑う格好に
イラっとする感じがコントみたいで楽しい。

それと、キレイな啖呵をトントーンとキメてくれる
江戸っ子のかっこよさのコントラストも。
良かったですねェ。

しかし京都の人は、この落語どう思うんだろうか。

仲入り

柳貴家雪之介「太神楽曲芸」
ちょっと遠目でも「スワ、イケメンか?」と
色めきたってしまうような好青年風の曲芸師。

いわゆる「五階茶碗」から始まって、
玉を使ったジャグリング的なヤツに
刀を抜いたり差したり、そのあとが出刃包丁だったかな。

この出刃包丁のがすごかった。
出刃包丁の先でサラは回すは、
出刃と出刃の切っ先をくっつけてグルグルーとか、
思い出しただけでもモー怖いです。

スリリングな芸を爽やかに披露して、
サッソウと去っていくのでした。

ちょっとカッコイイ、、、
いや、けっこうカッコイイです。

柳家花緑「禁酒番屋」
マクラは雪之介さんの紹介などなど。

噺の方は、
酔っぱらった侍と元気な町人のドタバタ喜劇。
折り目正しかったハズの侍が、だんだんと
志村けん的な酔っ払いに変わっていく様が笑えます、

で、結局は下ネタでとどめっていうヤケクソぶりも、
この噺の良さですよね。
トリに「禁酒番屋」って、
バカバカしくて、なんか好きだな。

あとサゲが分かりやすいように、
途中のセリフに丁寧な強弱があるなど、
分かりやすさを心がけているようで、すごく良かった。

っていうのも、会社の人間を連れていったんですよね。

「落語一度聞いてみたい」なんて人に、
何を(誰を)ススメるか、ですが、マニアックすぎず、
でも本格(的な部分もあり)というチョイスで
花緑さんだった訳です。最初の出会いって大事ですからねェ。

家元(談志)とか志らく師匠とか市馬さんとかは、
自分が好きすぎて、ススメたくないってのもあるんだけど。


管理人の独り言
(元)電気グルーヴの砂原良徳の8年ぶりの新作(といっても映画のサントラ)が出ましたね。
サントラだから思うようにいってない感じもあるみたいだけど、わりかし評判が良いです。8年前にでた「LOVE BEAT」いまだに聞き続けてますからねェ。新しいのも早く聞きたい。


2009年03月16日

神楽坂劇場二人会 柳家花緑・古今亭菊之丞二人会

神楽坂落語まつり 神楽坂劇場二人会 柳家花緑・古今亭菊之丞二人会
2009年3月5日(木)会場:新宿区箪笥町区民センター

18時30分からはじまる落語会。
会場の都合もあるのでしょう、でもぼくの定時は18時45分なのです。
でも、もう慣れました。
遅れて入って周りに迷惑かけないようにだけ気をつけてます。
(開口一番と柳家花緑「粗忽長屋」は聞けてません)

古今亭菊之丞「妾馬」
会場入りすると菊之丞さんの高座中だったので
ロビーのモニターで聞きました。
時間的には仲入り中かな、と思うくらいだったのですが、
噺の方は八五郎が屋敷に入るところ。けっこう序盤です。
酔っぱらった八五郎が
「こんなに酔っ払って会見に出たらマズい」なんてトコで爆笑。
泣きの部分もキッチリと聞かせてくれて、なかなか良かったです。

仲入り

古今亭菊之丞「町内の若い衆」
良くできたのと出来の悪いお上さんのコントラスト。
丁寧でキッチリしていて、分かりやすさ

サゲの意外さが楽しい落語ですが、
お上さんは確信犯でギャグとして言ってるんですかね。
ま、それはそうだよな。強烈なギャグマンであります。

柳家花緑「明烏」
菊之丞さんと歳は一つしか年が変わらないのに、
むこうはズイブンと老けている、と言って場内も同意した笑い。

9歳で落語を初めて、初めは何を演ってもウケるし、
褒られたけれども、大人になったらそうはいかない。
楽屋でも「若旦那」なんて言われていたけれども、、、
という枕から若旦那が逆襲する噺へ。
逆襲というテーマを見いだしているのは花緑さんならではですよね。

ま、基本はカラっと笑えるエロ滑稽な噺です。
楽しいですね。
やっぱ古典落語はイイですな。


管理人の独り言
僕らのミライへ逆回転」ですが「見てから返そう」と5日間も延滞して、ようやく見ました。
ちょっと「ブルース・ブラザース」みたいな展開で楽しいです。
ラストがね、良いですね。「リアルよりリアリティ」って言うヤツですかね。ちょっとだけですが泣いちゃいました。
「どん底」な設定でも明るく愛しく思えるのは、ジャック・ブラックの存在が大きいのかな。

「僕らのミライへ逆回転(DVD)」

2009年03月08日

下丸子らくご倶楽部 (2009年2月)

下丸子らくご倶楽部 (2009年2月)
2009年2月27日(金)会場:大田区民プラザ

3ケ月連続の下丸子らくご倶楽部です。
若手バトルの途中から。

立川志らべ「宮戸川」
オリジナルギャグの連発。
すごい熱意で作品を作ってるように感じます。

柳家初花(しょっぱな)「CR落語協会」
持ち時間が減ってしまったので、と
ショートバージョンだったようです。
これはオモシロいですなァ。短いけど笑った笑った。

志らく師匠、花禄さんによるトーク
開演前に客席から集めた質問に答えるトークコーナー。
下丸子では恒例ですが、こういったお二人のお喋りも滅多に聞けないし、
すごくオモシロイんですから、たまりません。
話題は中川大臣の話とか、
そこから派生してマスコミは怖い、というハナシ。

あとは志らく師匠の新刊本「雨ン中の、らくだ」のハナシ、
赤めだか」と同じ12万部売りたい、なんサービスの冗談も。
でも「赤めだか」で落語家や落語に興味を持った人が
この本を読んだら、けっこうハマってしまうと思います。

志らく師匠のお芝居のハナシ。
落語では得られない感情、千秋楽が終わって感極まってしまう、とか。
なぜそういった感情が生まれるのか、というハナシ。
一言で「(芝居は)プロじゃないから」ということでした。

このハナシには、けっこう共感してしまったのでした。
ぼくは趣味の延長が仕事になっているんですが、
最近とにかく昔のように楽しくないし、達成感もない。
「なんでだろう」とけっこう悩んでいたのです。
プロになってしまったら滅多なことで満足したり、
感情的になる前に冷静だっていうこと、当然あるんですよね、、、

そして桂米團治さんと花緑さんをつなぐキーワード
「コーラと塩」のハナシへ。
大真面目に「コーラと塩」について語る花緑さんを
志らく師匠と共に暖かく包み込むような
下丸子のお客さんの優しさを感じました(笑)

しかし、こうやって書いていても盛りだくさんですね。

柳家花緑「無精床」
ちょっと体力が持たず、、、ウトウト、、、
「無精床」と言えば、志らく師匠の「マサオとナターシャ」しか
聞いたことがないので、次は、、、必ず、、、

仲入り

松元ヒロ「スタンダップコミック」
話題はもっぱら中川と思いきや麻生太郎のモノマネ漫談。
コレはオモシロイ!
ホント頭おかしいって言うか、
コレやらずにいられないって言うようなカッコ良さ。

笑ってストレス解消というと簡単に聞こえるけど、
ホント大衆や庶民の楽しみっていうんですかね、月並みですが。
こういう笑いって最高ですよね。スッキリしますね。

立川志らく「短命」
ヒロさんの後はやりずらい、と言いつつ、
絶好調の落語だったんじゃないでしょうか。

終始リラックスしつつも高いテンションで、
ギャグというギャグでドッカンとウケる、
今年期いた志らく師匠の落語で一番でした。
ってまだ、2月ですけども。
とくにご隠居と八っつあんの間でのご飯のやりとりが、
アドリブ的にオモシロクなっていて、そうとう笑いましたね。

しかし毎月この会で落語を聞いているのに、
マニアックにならない下丸子のお客さんって
やっぱスゴイな、といつも思います。
そんな空間で聞く落語は、ずっと心地良く、オモシロくて、
うれしいなァと思って聞いていました。

ぼくが下丸子らくご倶楽部を
愛しすぎているのかもしれないですが、
やっぱ素晴らしいんです。


管理人の独り言
百式」をマネして独り言の枠をつけてみました。

Jimmy Page & The Black Crowesにハマってます。これかなりイイっす。Led ZeppelinだけじゃなくてFleetwood Macの曲(「Oh Well」)なんかも演奏してます。
あとは書いたままブログに載せてない落語の感想文がけっこうタマっていて無駄にアセってます。


「Live at the Greek」Jimmy Page & The Black Crowes

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