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柳亭市馬さんについてのエントリ

2008年10月05日

いわと寄席 市馬の日

いわと寄席 市馬の日
2008年9月26日(金)会場:シアターイワト

とっても楽しみな、いわと寄席。
年二回のペースですよね、たしか。

今回は、市馬さんの一番弟子の市郎さんが、
11月から二ツ目に昇進する(改名して「市楽」に)とのことで、
たっぷりな開口一番だったようです。
例によって遅刻して聞いてないんですよね。
開口一番:柳亭市朗「悋気の独楽」

柳亭市馬「道灌」
「道灌」は前座さんが良く演る噺ということで、
退屈なこともあるんですけど、そこはそれ。
看板の噺家さんが演ると、こんなにおもしろい噺だっけ?と
言うくらいにおもしろい。

「ご隠居が(喋り続けて)口が渇くだろうから、
あたしがちょいちょい口をはさんであげてる」という八五郎に、
素直に「あら、それはありがとう」というご隠居。
ご隠居と八五郎の気心の知れた仲、信頼関係がうかがえるような、
不思議なんだけど、楽しいやり取り。

すぅっと安定感があって、
身をゆだねてしまうような心地よさがあるのが、
前座さんとの違いですかね。
お客さんの市馬さんへの信頼が成せる高座なのかも知れません。

柳亭市馬「堪忍袋」
抜群に面白かったのがこの噺。
夫婦げんかに堪忍袋を使い始めた場面で、
亭主の作り笑いのおかしいこと。
喧嘩の迫力と、一転してピースなムードのギャップ。
酔った寅さんが入ってきて再び、
モノモノしくなったりと展開もおもしろい噺。

仲入り

柳亭市馬「付き馬」
池袋演芸場が三階にあったころ、
前座が通りで呼び込みをしていた、
なんてハナシから吉原の若い衆のハナシへ。

とにかく、だます方の男が調子が良くて楽しい。
特大のハヤオケが出来てしまい、
持ち帰ることになるバカバカしさ。
アーくだらない、と聞いている方は
アタマが空っぽになる楽しさです。

終始、楽しくて朗らかで、
この時間がずっと続けばなァ、と思える
素晴らしい会でした。

2008年08月24日

市馬・談春 盆の二人会

市馬・談春 盆の二人会
2008年8月13日(水)会場:国立演芸場

市馬vs談春」シリーズが「市馬・談春」に。
ちょっとだけ印象が違いますな。

まぁありがちですが「19時開演だと思ってた!」みたな。
タクシー乗ってチケット見てから気づくなんて遅すぎですよね。
ちゃんと確認しないと。

もう落語会行き過ぎなんだよな。
というわけで、
開口一番:立川春太「十徳」
立川談春「替り目」
の二席はマルマル聞いていません。かなり凹む。

柳亭市馬「宿屋の仇討」
会場に着くと入り口で「ただいま枕です」と言われる。
国立演芸場のスタッフの方は枕か落語か聞き分けているだ。
ちょっとビックラ。しかし状況把握には完璧な一言です。
ナイスでした。

いつかのいわと寄席でも聞いた「宿屋の仇討」、
ほんと楽しいですよね。何が楽しいって、
ほとんど普通に落語をやっている様に思えるのに、
おかしくてしかたがない。
不思議なことに、こんなの(普通なのにおもしろい)は
滅多聞けないですよね。

しかし江戸の3人組が相撲甚句を唄う、といって、
鳴り物が入ったときは「うたうぞ」と
市馬さんに気合いが入ったような気がして笑ってしまった。
この唄をお客さんも聞きたがっているのだから相思相愛。
まったくもって幸せな結婚なのでした。

仲入り
友人に、自分が入場する前のハナシを聞いたり、お菓子を食ったり。
ここの和菓子がクセになっていて、来るたびに買ってしまいます。

柳亭市馬「かぼちゃ屋」
大好きな市馬さんの与太郎が聞けて、かなりうれしい。
時折でるグフフグフフという含み笑い、
これがヒトキワかわいらしいのであります。

立川談春「白井権八」
スリリングな展開の講談噺。
鈴ヶ森に差しかかった白井権八の、
その後の因縁を語るあたり、ここが好きだな。
おぉこの人死んでしまうのか、そんな死に方を、と思うと、
妙にグっときてしまうのは
日本人のDNAというか琴線ふれると言うんですかね。

「スターウォーズ」なんか見てても
「あの2人最後は闘って・・・なァ」なんて、
切なさがプラスされたりすると、
こちらの感情が複雑になったりして、
物語に深みが出るのでしょうかねェ。

ラスト近くでスピードが上がると、
見えている(想像している)場面、風景の
トーンまでも違ってきてしまう。

やっぱ落語っておもしろいな、
と今さらながらに思ったのでした。

トーク:柳亭市馬・立川談春
エンディングにトークコーナー。
「歌舞伎座で演りたい」と本気の表情の市馬さん、
舞台に立たせてあげてよ談春さん、という気持になりますな。
みんな市馬さんの望みは叶えてあげたい、と思うんじゃないですか?
ぼくだけですか、そうですか。

しばらくして、柳家三三さん、
つづいて三遊亭王楽さんが招き入れられる。
4人でキャッキャとよもやまトーク。

そして本当のラストは、市馬さんによる
「皆の衆」(オリジナルは村田英雄)でシメ。

柳亭市馬「皆の衆」
バックダンサー:桂三木男・柳亭市丸・立川らく次・立川らく兵・
立川こはる・立川春太

イイ会でしたね。

●ネットで見つけた、お客さん達-順不同です-(ひさびさにのせてみます)
yotaro-3の日記さん
GO! Curalu YOU.さん
茜の とぉんと来ましたさん
小閑亭落語雑記さん
。はにかむ  〜泣くが嫌さに笑い候さん
ろくでなしの記録 さん
ra*ku*go*ingさん
みしのたくかにとさん
YamaRan'sさん
No Rakugo No Life しょの2さん
おつかれさまです。

2008年08月17日

柳亭市馬独演会

柳亭市馬独演会
2008年8月8日(金)会場:横浜にぎわい座

湘南新宿ライナーね、大幅に遅れました。
聞けなかったのは、開口一番:柳亭市丸「出来心」
柳亭市馬「小言幸兵衛」そしてデビュー曲の「山のあなあなねぇあなた」

ハナから聞いていた両親によると、「小言幸兵衛」が、
かなり楽しかった模様。くやしいけど、いつか聞けるでしょう
(と、あきらめるしかない)

対談:荒木とよひさ、柳亭市馬
デビュー曲の作詞家・荒木さんとの対談。

「師匠は(芸人らしい)色っぽいことしてきたんでしょ?」という、
荒木先生の質問に「おぉ」と思ったんですが、
市馬さんは期待を裏切らず「あたしは、そういうことはないんです」と、
ソノマンマのおこたえ。

「歌詞の世界はウソが多い、イメージの世界だから」なんて、
荒木先生の話に、市馬さんも会場も大笑いして「そうだな」と思ったり。
そんな味わい深い対談のあとは、カップリングの曲を唄います。

柳亭市馬「あいてぇなぁ故郷に」
だんだん染みてくるなァ。良い曲ですなァ。

仲入り

柳亭市馬「船徳」
どこかで「なるようになるさ」という雰囲気の徳さん。
明るくて、妙に頼もしくて、良かったです。
途中、「夏の涼みはァ両国の〜」と唄いだすと、
夢中になって最後まで、、、
「(自分で自分に)また唄い足りねェのか!」の一言に爆笑。
ものすごく良い声の徳さんです(笑)

市馬さんの落語は、いわゆる本寸法といったものだけど、
とにかくバツグンに楽しいし、笑っているうちに、
じわじわと癒されてくるようなこの感じ、クセになりますな。

オリンピックの競技に落語があったら、
日本代表は市馬さんがいいなァ。って、なんのこっちゃ。
または三人衆で団体戦か。

2008年07月30日

大銀座落語祭2008 市馬の世界/遊びの会

大銀座落語祭2008 市馬の世界/遊びの会
2008年7月21日(月)会場:みゆき館

第一部 市馬の世界
副題は「柳亭市馬オンステージ 落語と唄」。
まさにその通りの会でした。

柳亭市馬「転宅」
マヌケな泥棒とシッカリもののお菊さん、
というコントラストが楽しい。
ま、そもそも利口でもマヌケでも、
男は年中オンナにだまされている生き物であります。
けっしてお菊さんが嫌な奴になるわけでもなく、
きっちりと滑稽噺になっているので、
誰も悪モノじゃないし、後味が良いし、楽しい。

昭和歌謡大全集
歌:柳亭市馬 司会:加藤浩 アコーディオン:杉浦政夫

すっかりお馴染みの市馬さんによる、昭和歌謡オンステージです。
踊る司会者、ハニかむ伴奏者(アコーディオン)という、
いつもの3人が、銀座の地下でイキイキとしています。
デビューCDから「俵星玄蕃~元禄名槍譜俵星玄蕃」
「あいてえなぁ ふる里に」も披露、充実の高座&唄でした。

第二部 遊びの世界
第二部は普通の(笑)落語会です。

橘家文左衛門「雑俳」
はじめて見る文左衛門さん。
ぱっと見た感じルックスが怖いけどおもしろかったな。
ギャグ満載の「雑俳」でした。

柳家喜多八「あくび指南」
高座に上がる姿が極端にケダルそう。
でもダルそうに出てきたわりには落語は熱演。
リズミカルにボケる生徒など、
場合によっては退屈なハナシなんだけど、
大きな笑いが会場を包んだのでした。

噺が終わってからは、倒れそうになりながら、
ダル〜く高座を降りていく喜多八さんでした。

春風亭一朝「紙屑屋」

仲入り
疲れと空腹により、ココでリタイア。
寿司を食って帰りました。

その後の会場は、、、
林家正楽「紙切り」柳家小さん「茶の湯」
でした。

ホール落語になれている体には、
全体的に大銀座の会は長いですよね。
と、文句ばっかり言ってるわりには、
タンノウしていますけども。

2008年06月30日

いわと寄席 市馬の日

いわと寄席 市馬の日
2008年6月26日(木)会場:シアターイワト

神楽坂上の劇場シアターイワトが企画する落語会、
「いわと寄席 市馬の日」にまたまた行ってきました。

仕事を済ませ、エッチラオッチラと神楽坂へ向かうと、
到着したのが19時30分くらいだったかな。
市馬さんの「大工調べ」の冒頭のあたり。

というわけで聞けなかった30分間は、開口一番:柳亭市也「たらちね」でした。
前回の「いわと寄席 市馬の日」でお披露目された
新しいお弟子さんの初高座だったとのこと。
カミカミで絶句して、汗だくのかわいい高座だったと、
友人が教えてくれました。これは聞きたかったな。

柳亭市馬「大工調べ(通し)」
トボけた与太郎、キレやすい棟梁に、まともな大家。
ヘンなギャグがあるわけでないのに、おもしろいんだよなァ。
見せ場のタンカも無理にまくし立てるような感じじゃない、
歌い上げるようなスピードというよりはガツンと、なんか怖いんですよね。

で、サゲかとおもったら、
なかなか聞くことの出来ない噺の後半へ続きました。
おぉ!と興奮していたんだけど、僕の方の(聞く)体力がちょっと持たず、、、

噺が終わって、
ちょっと足がしびれたらしい市馬さんに、お客さんは大喜び。
もう何しても喜ぶんです、みんな市馬さんのことが大好きなんですな。

仲入り
恒例の塩豆にお茶をいただく。

市馬の好きな昭和の歌
歌:柳亭市馬
アコーディオン:杉浦政夫
司会:加藤浩

ゴールデントリオによる、昭和歌謡ステージです。
加藤さんの踊りと司会、杉さんのおいしいキャラとアコーディオン、
そして市馬さん、(加藤さんに急にふられてやった)雲助さんの物まねが劇似だった!

ノンストップで昭和歌謡を歌いまくり。
ステージも客席も終始ニコニコでした。

さすがに、だいぶ昔の歌が好きになってきたなァ。
これは教育というか洗脳だろうか(笑)

そして「遊びに来られた方が」と招かれたサプライズゲスト、
白山雅一がステージへ。会場は、やんやの歓声。
「(市馬さんの歌手デビューが)とにかくオレは嬉しくて」と連発する白山さん。
「落語は名人、歌は一級品」とベタ褒め。
せっかくだから、と加藤さんにうながされ歌を(2曲も)披露。

そして、シメというかトリを飾るのは、市馬さんのデビューCDから、
「山のあな あな ねぇあなた」と「会いてえなぁ ふる里に」を熱唱。
なんとミラーボール付きでモリゲル演出に会場大興奮!

しかし「山のあな〜」なァ。
明るくて良いけど、クダラなすぎるなァこれは(笑)

でも(CDが)出てしまうからには応援しよっと。
応援しないとね。

2008年06月16日

WAZAOGIろっく・おん「通好み」

WAZAOGIろっく・おん「通好み」
2008年6月10日(火)会場:内幸町ホール

前売りを買いそびれていたんですが、
やはりどうしても聞きたかったので、会社を飛び出して行ってきました。

開口一番:柳亭市朗「湯屋番」
市郎さんの途中で入場。もうすぐ二ツ目との噂も。
相変わらず汗だくでかわいらしい高座でした。

柳亭市馬「芋俵」
会場に到着した安心感と、市馬さんの語りの心地よさに、
すこし別世界へ行ってしまいました。。。
何のためにタクシーのってかけつけているのやら。

瀧川鯉昇「鰻屋」
実はナマで鯉昇さんを聞くのは初めてなんでした。
枕から、ひょうひょうとしたキャラクターでフフフと笑ってしまう。
落語の方も鰻屋の主人の妙なキャラの立ち方がおもしろい。
派手なギャグや演出がある訳じゃないのに個性的、愉快だなァ。

仲入り

柳亭市馬「青菜」
なぜか武闘派な雰囲気すらただよう八五郎。
何しでかすか分からないような乱暴者の雰囲気が出ていて、
むしろ少し怖いくらい。
その後、天災を心得て浮かれた八五郎のマヌケぶりは、
「武闘派」とのギャップが激しくて笑えますな。

瀧川鯉昇「茶の湯」
なんとも面白い「茶の湯」が聞けました。
ご隠居が知ったかぶるときの「それだ!」や、
ナゾの「泡千家(あわせんけ)」なんてフレーズが楽しい。
サゲの台詞のナマリ方も良かったな。
細かい工夫が個性を作っているようで楽しい。
また聞きたいッス。

2008年06月13日

池袋演芸場 六月上席 昼の部(6月8日)

池袋演芸場 六月上席 昼の部(6月8日)
2008年6月8日(日)会場:池袋演芸場

夜に鶯谷でサンボマスターのライブの予定があったので、
ちょうどイイジャン!と池袋演芸場へ。
って何がちょうどイイのか、まったく分かりませんな。
池袋演芸場、久しぶりに来ました。高座と客席が近くて見やすいし、
マイクを通さない声が聞こえるというのも、なんとも良いですよね。

柳家権太楼「蜘蛛駕篭(くもかご)」
というわけで、到着したのは仲トリ、権太楼さんの出番から。
高座の上の権太楼さんも、お客さんもニコニコ。
楽しい落語に期待感も高まります。

ボンヤリしたほうの駕篭屋のマヌケかわいい感じが楽しい。
ツツっとキレのある演じ分けで、
サリゲなく場面が浮かぶような巧さもあったし、
冷やかしの酔っぱらいのギャグ(の繰り返し)が、
ダレないで3回目でドッカンと笑いが起きたのも、痛快でした。
さすがだなァ。ほんと面白かった。

古今亭菊志ん「紙入れ」
本日の2人目のお目当ては菊志んさん。
オモロい浮気の小話から落語の方へ。

みょうにイロっぽいお上さんのしたたかな感じ。
新吉のおバカなあわてっぷりと、だまされてるダンナのマヌケさ。
ドタバタとスピード感があってナイスな高座でした。
「けっきょく男は女にはかなわない」という
現代に通じるテーマというか、事実というか歴史というか。
そんなことが分かりやすく描かれているようで、おかしかったな。

柳亭市馬「青菜」
カケコトバを仕入れた植木屋の「ウヒャヒャ」と喜ぶ姿が楽しそうで、
なんとも市馬さんらしい。
人はどんなものでも、面白いことに変えて生きていけるんだなァ。
落語の世界は、なんとも不思議で楽しいですよね。

翁家和楽社中「太神楽曲芸」

川柳川柳「ガーコン」
ひさしぶりに遭遇した川柳さん。
昔はテレビでラテンをやって、ずいぶんと売れた、という枕から、
ご存じ「ガーコン」ヘ。ほんと良い声がでますよね。
なぜだか抜けるように通る高音が年齢を感じさせません。
77歳、喜寿の祝いですね、ウチの父親と同い年なんです。
すごい老人だ。

2008年05月20日

柳亭市馬独演会

柳亭市馬独演会
2008年5月14日(水)会場:国立演芸場

落語生活復活!とばかりに4日連続の落語デーも、
だいぶ息切れしてきました。
仕事が忙しくて体力が、、、ぜんぜん持ちませんな。
(開口一番は柳亭市郎「やかん」

柳亭市馬「不動坊」
というわけで開演して30分くらいで到着、
風呂屋で妄想して、友達の悪口を言っているあたりから入場でした。
楽しそうに、お滝さんとの妄想を爆発させる男の愉快なこと。
市馬さんの笑顔を見ているだけで、
一日の疲れも吹っ飛んでしまいました。

おっちょこちょいで出来そこないな連中が、
やっぱり失敗しちゃう幽霊のシーンのドタバタ。
アンコロとアルコールを間違えちゃうなんて、
馬鹿馬鹿しさも、浮かれた雰囲気も
「落語だよなァ」とうれしくなってしまった。

白山雅一「歌謡声帯模写」
昭和歌謡のスター達を声帯模写。その後は芸人の声帯模写シリーズ。
ぼくがわかったのは三遊亭圓生くらいだけど、客席は全編盛り上がってました。
ステージ衣装がお洒落でしたよね。

柳亭市馬「鰻の幇間(うなぎのたいこ)」
食い逃げされたことを知った一八が、
愚痴りながらも、どこか楽しんでいるというか、
悲壮感がない姿が良かった。
間違いなく悲劇なんですけどね。

遊びの世界の騙しあいというか、ばかしあいというか、
そういうことが楽しく描かれているからなのかな。

もうね、最近は市馬さんなら間違いない、
という感じになってきました。

素直で楽しそう、ピシっとしていて柔らかい。
楽しすぎる落語ですな。

2008年04月21日

鈴本演芸場4月中席 夜の部(4月13日)

鈴本演芸場4月中席 夜の部(4月13日)
2008年4月13日(日)会場:鈴本演芸場

肌寒い日曜の午後、という感じだったので、
鈴本に電話をしてみると、それほどは混まないとのことだったので、
ブラブラと出かけて来ました。

柳家さん生「湯屋番」
小さん師匠の思いでバナシなど楽しい枕から、
短めの「湯屋番」へ。

五明楼玉の輔「動物園」
大阪の方の定番ネタだとおもっていたら、ココで聞けるとは。
木久蔵親子の枕から笑いの多いネタへ、サービス満点ですね。
じつは玉の輔さんの落語は初めて聞いたのでした。
噺家の手ぬぐい」もってるのにな。

鏡味仙三郎社中「太神楽曲芸」
淡々と進む曲芸。寄席の醍醐味ですよねェ。
しかし太神楽曲芸って実際どのくらい難しいんですかね。
道具も特殊だし、なんかちょっとわかりにくいんです。
見ていても、みんな簡単にやってしまうしね。

柳亭市馬「普段の袴」
ココからがさらに豪華です。
代演で出た市馬さん、上野の鈴本演芸場ということで、
この前の通りは殿様、侍が通った目抜き通りだった、
というハナシから「普段の袴」へ。
遠い昔、でも場所はすぐ近くのハナシというのが、
なんとも不思議な感覚で、
タイムスリップしたような錯覚というよりは、
郷愁というか、イニシエに思いをはせるっていうんですか。
上野ならではですなァ、味わい深い。

柳家さん喬「ねずみ」
仲トリは、さん喬さん
人情噺というか、良い噺をスっとした独特の空気感で演る、
声のトーン、丁寧な語りがドンドンとクセになってきてます。

子どもはかわいく、父親は正直者な、けなげな親子。
それを助ける甚五郎の飾らないけれども凛としたたたずまい。
日曜の夜の雰囲気にもあっているように思った。
ぼくが思っただけですけどね。

仲入り

大空遊平・かほり「漫才」
新ジャンル、ストレス漫才?なんていうのは冗談ですが、
このパターンであれば無限に笑いがとれそうですよね。
笑いの神に魅入られた夫婦。

三増れ紋「江戸曲独楽(えどきょくごま)」
キャッキャと楽しい曲独楽。
たぶん照明をもうちょっと正面から当ててもらった方が良いなァ。
肝心の曲独楽はぜんぶ成功でした。

柳家花緑「紺屋高尾」
出てくるなり「客席の雰囲気も曜日によってずいぶんと違って
(明日から月曜だから)日曜が一番お客席が沈んでいる」なんて笑わせる。
吉原についての枕が続いたので、「『明烏』かな」とおもったら、
「傾城に誠なしとは誰がいうた」と来たので、おぉ〜となりましたよ。
花緑さんは、たしか談春さんに「紺屋高尾」を教わったのだったかな。

途中、お得意の軽いギャグも入れながら、
ほんとうに最後の最後、久蔵が高尾と出会ったあたりから、
一気にグっときてしまった。
不思議なもので、頭で考える・思う前に、
体全体でジワーっとくるものがあった。なんだろうなァ。
花緑さんの混じりっ気のなさ、みたいなものが、
久蔵の姿にかさなったんだろうか。

ん〜考えすぎかな。考えすぎです。

決めの台詞、「久さん元気」も炸裂。

フラっと出かけた鈴本演芸場だったけど、
ものすごくトクした感じでしたねェ。
家が近ければもっと行きますな。

2008年04月16日

なかの談志独演会

なかの談志独演会
2008年4月8日(火)会場:なかのZERO小ホール

プログラムをみて、今日は前座なし、
市馬さんと家元二席と知ったときは、ちょっと驚きつつ、
凄い会になりそうだ、とワクワクしました。

柳亭市馬「掛け取り」
いつもの笑顔で登場した市馬さん。
「今日の会に出られることが大変うれしくて誇らしい」と
うれしそうにしつつ、しかし裏腹に少し緊張もされているそう。
大阪で桂春団次さんの喜寿の祝いの会に出て、
上野・鈴本演芸場に戻ったら川柳川柳の喜寿の祝いがあった。
「同じ喜寿でも、、、」と笑わせる。

噺のほうは、春先の陽気を
完全に無視した大晦日の噺で「掛け取り」でした。
お客さんも「わかっていて」ウワァーという拍手。
狂歌から相撲甚句、芝居と絶品ののどを聞かせつつ、
最後は昭和歌謡が炸裂する「掛け取り美智也」に場内は大喜び。
そして「まだまだ」と、いつもより、
かなり歌いっぷりが良かったのですが、それもそのハズ、
家元(談志)と市馬さんをつなぐものは歌謡曲(うた)なのであります。

立川談志「黄金の大黒」
「アイツおもしろいよ。ああいうアレンジならいい」
「オレを楽しませようという了見がよい」と市馬さんをほめる家元。
すでにこの時点で、この会に来て良かったー思いました。

辛酸なめ子なんて、とんでもない名前のヤツが居るが、
金玉なめ子のほうがよっぽど会話がはずんで良いんじゃないか。
なんてうれしそうに言う。

「黄金の大黒」は、たくさんいる長屋の住人達の
一人一人が生き生きとしているのが印象的で、
細かいことよりも「ありそう」という台詞や会話が、
リアリティのある笑いをつくっていきます。
嘘がないし、かといって生々しすぎるわけでもない、
毒気があるようで、とても優しい、というようなことが、
家元の落語に感じる魅力なのかも知れませんなァ。
この噺と関係ないかも知れないけど。

仲入り

立川談志「黄金餅」
市馬さんが家元に稽古を願い出ていた「黄金餅」を演るとのこと。
ただ声の不調がかなりものもで、焼き場に着いたあたりから、
「はしょって」ラストまで語ることに。

道中付け(地名を並べて、道行きを語る)の部分の
リズムの心地よさ、
そして「現代ならこういうルートだから」という部分
(これも最後まで行かなかったけれど)すごい良いですよね。
夢中になりました。
で、サゲまでいったあと、
あの場面はこう、この場面はこう、と
演ってなかったシーンを演りはじめました。

今日は出来が良くなかったと思った家元が、
サゲのあとも、なかなか終わらないことがありますが、
今日もそういう感じだったんですかね。

ドキっとしたのは焼き場に行く金さんの、
金への執念と、恐怖の入り交じる、暗がりの一人道。
ミステリーでもあるし、ドラマもある。
ここでギュっと客の胃袋を縮めさせておいて、
アジ切り包丁で死体を切るシーンに続くのだから、
さぞ通してきいたら、すごいんだろうなァ。

2008年02月29日

みなと毎月落語会〜赤坂名人会〜立川談志落語会

みなと毎月落語会〜赤坂名人会〜立川談志落語会
2008年2月27日(水)会場:赤坂区民センター 区民ホール

立川企画が主催の「談志落語会」、一門会じゃないので、
出演者は多彩というか、一門でも多彩ですな。
仕事で遅れたので、会場に入ったのは志ら乃さんの出番中。

桂三木男「浮世根問」
立川志ら乃「権助魚」
権助が旦那から魚を買う金をセビっているあたりから聞きました。
「ここは絶対にウケる」というところでの集中力、
「タコが元気モリモリ」とか「めざしが一匹だけ他人」とか、
師匠譲りでセンスが良い、楽しいギャグがあってうれしかった。
ちょっとホメすぎですか。

柳亭市馬「片棒」
いつも通りの笑顔の市馬さん。
家元(談志)の笑顔もそうだけど、市馬さんの笑顔に出会うと、
ほんと幸せな心持ちになります。最高です。
枕では「今日はもう家元が来ていますが、昔はギリギリでも来なかった」
なんてお得意の師匠話をモノマネも交えつつ披露。
大いにウケる。

噺は以前もこの会場で聞いて絶品だった「片棒」。
木遣(きやり)からお囃子、お祭りマンボまで、
リズミカルで伸びやか、そして何より楽しそうな市馬さんの表情が
なんとも言えない、ミュージカルな落語。
口(声)でお囃子をやって盛り上がりながら、
「グフグフ」と嬉しさをこらえきれない次男。
芸達者ということ以上に好きでやってるんだよなァ、と
噺の中の次男と市馬さんが重なってみえるようで、
楽しさも3倍くらい増。いつ聞いても素敵な高座ですな。

お仲入り

松元ヒロ「スタンダップコミック」
おなじみヒロさんは、前半が時事ネタっぽい新ネタで、
後半は総理大臣から国歌斉唱という、いつもの鉄板ネタという構成。
やっぱ好きです。

立川談志「天災」
とってもかわいい笑顔で登場した家元。
座るなり、風邪をひいてノドが・・・とひと言。
たしかにかすれてますね。
ちょっと辛そうな顔を見るだけで心配になってしまいます。
枕は、いつもジョークやら、
世間の話題の変わるのが早すぎる、という話。
あと「オレを100年に1人の落語家だというけど、ふざけんな」と、
「立川談志自体が奇跡なんだ」みたいな、
男の子が聞いたら熱くなれそうな台詞など。

噺のほうは「天災」。
途中、市馬さんの落語に対する、お褒めの言葉をおりこみつつ。
(「アイツの落語おもしろいよ、自分がやりたいことやるべき」)
紅羅坊名丸先生が、そうとうメチャクチャで、
八五郎は、どうにかこうにか「天災」を心得た感じ。
心得たというか、良くわからないまま納得してしまったので、
オウム返しでやろうとしても、全然ダメなのでありました。

感動したのは、とにかくサゲがおしゃれだったのと、
家元のテレるような表情。

この終わり方が後をひきます。

2008年02月28日

WAZAOGIろっくおん 第一回

WAZAOGIろっくおん 第一回
2008年2月23日(土)会場:お江戸日本橋亭

開口一番:柳亭市朗「やかん」
講談のパートもあって、けっこうむずかしそうな噺だなァ。
大熱演、大汗かいて演ってました。

入船亭扇辰「鮑のし」
人が良いがマヌケな甚兵衛さんが、
メシが食いたいばっかりに、振り回されてしまう噺。
お上さん、大家に、魚屋、頭も、
誰もかれも、ただただ楽しんでいるとしか思えない、
というくらいのイキオイで、甚兵衛さんをイジりまわす。
しかしスッカリ困った甚兵衛さんの哀愁漂う姿が、
なんとも言えなず面白いのだから困りますね。

柳亭市馬「提灯屋」
町内の若い衆がよってたかって、暇つぶしをしている。
だます方も、だまされる方も洒落が分かっているのか、
ただで提灯とられても、謎かけに本気になる提灯屋のおかしさ。
まじりっけなしでも、これだけ面白いのだから、
不思議でしかないです。

柳亭市馬「あくび指南」
真打ちの話家さんが、
この噺を演るのを初めて聞いたかも知れません。
ばかばかしい「あくび」の稽古でも、
市馬さんの手にかかると、
なんともかっこ良くて粋に思えちゃいます。
かっこ良いだけに、粋なあくびにあこがれる
生徒の気持ちも少し分かってくるようで、楽しさが増しますな。

入船亭扇辰「鰍沢(かじかざわ)」
風景、景色の描写、音や映像的な表現なんかにこだわっていて、
意欲的な高座という感じがしました。

冬の寒さ、雪の静けさと、人里離れた山奥の不気味さなどなど、
たっぷりと間をとって語りこんでいくような高座でした。
緊張のラスト、ふぅ〜となってしまう噺ですな。
江戸のホラーです。

2008年01月28日

第七十六回 朝日名人会

第七十六回 朝日名人会
2008年1月19日(土)会場:有楽町朝日ホール

今年はじめの朝日名人会。
年末のメンバーがすごかったですが、
年が明けてもなかなか豪華です。

開口一番:柳家小きち「出来心」
じきに二ツ目に昇進して
「柳家喬の字」となる小きちさん。
粗忽な泥棒が楽しい「出来心」でした。

柳家小権太「のめる」
朝の連ドラ「ちりとてちん」で登場した噺。
(ドラマの中では「二人癖」)
このドラマが大好きなもんで、きいていて楽しかったァ。
ずっと続いて欲しいドラマだな。
ま、春には終わってしまうのですが(さびしい)

柳亭市馬「将棋の殿様」
大好きな市馬さんの高座が
自分の中では、この日のピーク。
下手な将棋に勝ちたくて、
メチャクチャしてしまう殿様も、
しぶしぶ言うことを聞いている家臣も、
いたってマジメなので、かえっておかしい。

市馬さんの姿勢のいい、侍役がハマっていて、
おかしさも倍増、いや三倍増かな。
はじめてきく話だし、とにかく楽しくきけた。

三遊亭圓窓「お若伊之助」
一度、どん帳が下がり再び上がると、圓窓さんの右側に、
一中節の都一中(みやこ・いっちゅう)さんが座っている。

普通に落語をやっても、、、と思い、
お若と伊之助が出会うきっかけをつくった、
一中節(いっちゅうぶし)を
都一中さんに生演奏してもらうとのこと。
これは変わった趣向で、ちょっと良かったですね。

仲入り
ロビーでサンドウィッチを食べつつ、
後半にそなえる。

春風亭昇太「ストレスの海」
元気な昇太さん。
テンションの上がりきったお客が大声で野次るも、
そんなのお手の物といった感じで爆笑に変えていきます。
枕から落語まで、みんな楽しそうに笑っていました。
よかったねーという感じ。
しかし、きいてから1週間以上経ってしまった今、
話の内容が全く思い出せないのでした。

三遊亭小遊三「味噌蔵」
もちろん、笑点でみなれているけれども、
落語は何回くらいきいただろうか、もしかしたらはじめてかも。
自然体で、キッチリおもしろい落語でした。

この噺は、番頭さん以下、奉公人一同の
「帳簿のほうは『どがちゃかどがちゃか』して」なんて言葉が楽しい。
いいかげんで、たくましい落語の住人が、
元気にはしゃいでいて大好きですな噺です。

2008年01月09日

第60回新春プラザ寄席

第60回新春プラザ寄席
2007年1月5日(土)会場:大田区民プラザ大ホール

今年の落語はじめは、「旬な」噺家さんが勢揃いの、
新春プラザ寄席です。
お正月ムードも抜けない中、両親と彼女と4人で出かけました。
あと忘れちゃいけないと思って書くんですが、
会場入りする前に、駅の近所のコメダ・コーヒーで
小倉トーストを食べましたよ。
いいところに、素敵な場所を見つけました。

立川志らく・柳家花緑 トーク
緞帳が上がって、志らく師匠と花緑さんによる、ご挨拶。
志らく師匠「市馬・談春という古典の王道の人たちにはさまれて、
我々どうしよう」なんて笑わせる。
志らく師匠、少し顔色が良いように思うけど、
年末のお芝居で、とりつかれたように演技する姿を
見て以来だからかな。

柳亭市馬「一目上がり」
なんという豪華な会なのでしょうか。
さりげなく豪華なのです。
相撲の呼び出し、相撲甚句と、
自慢のノドで高らか歌い上げる姿は、
まぶしいほど。
うれしいなァと幸せな気分に浸っていると、
横にいた親父のうなる声が。
「はじめてみたけど、あの声はいいな」と
うっとりしている親父に、「どうでぃ」という気持ちになりましたよ。

高橋与太朗校長の枕で笑わせて、噺のほうへ。
八五郎の生き生きとしたドジっぷりが素敵すぎる。

立川志らく「洒落小町」
新年一発目(ぼくにとってですけど)の志らく師匠は、
十八番の「洒落小町」。
マシンガントークというか、マシンガンギャグ。
しかも破壊力は散弾銃なみ。

柳家喬太郎「初天神」
市馬さんの暴露ネタ(というか昔の話)の枕から、
正月らしいネタ。
喬太郎さん演じる子どものかわいらしさは、
いうまでもなくて、にくたらしさすらも、
かわいく思えてしまいます。
そんな、かわいい子どもが大暴れ。

仲入り

柳家花緑「時そば」
冬らしい噺です。花緑さんの「時そば」というと、
そばを食べる場面の、おもしろくもあり、風情もあり、
という美しいバランスが大好きです。

立川談春「夢金」
トリは談春さん、出囃子の「鞍馬」に心踊ってしまう。
「なんでトリなんだ」と本人が言うのも、
たしかにもっともなのですが、
談春さんはトリでたっぷり聞きたい、
というお客さんが多いのも事実でしょうし、
この出番は良かった。

奇妙な初夢の枕から、
「談春七夜」できいて以来の「夢金」。
噺がはじまると、会場は一気に雪の晩、
「針一本落としたってわかるような」静けさの中へ。

船が出てからのフレーズの心地よさ。
そして、なんともロマンチックな夜の川に降る雪の描写。
暗闇から、白い虫が降ってくるようだ、なんていうのは、
本当に目の前に景色が迫ってくるようで、
ウットリしてしまいました。

後半は侍の真実がわかってからの緊張感。
ドっと疲れるサゲ。

新年早々、いいもの聞きました。

2007年12月30日

新宿末廣亭 十二月下席 昼の部〜夜の部

新宿末廣亭 十二月下席 昼の部〜夜の部
2007年12月28日(金)会場:新宿末廣亭

秋以降ペースが落ちたものの、落語を聞きまくった2007年。
といいつつ、市馬さんの「掛け取り」をきいてないという、
やり残し(聞き残し)がありまして、末廣亭へ。

柳亭市馬「掛け取り」
早足でかけつけると、すでに市馬さんの出番中。
何人も立ち見が出て、大入り満員といったところ。
ネタはやっぱり「掛け取り」で、
お上さんが去年の大晦日の話をしているところでした。
「間に合ったァ〜」と思っていると、
同じような考えの人ですかね、
後から何人もぞろぞろと入ってきました。

狂歌に相撲甚句に芝居、そして最後は、
三橋美智也の歌まで登場する、
「掛け取り美智也」バージョン。
市馬さんの芸達者ぶりに、会場からは何度も拍手が。
何もかも最高ですね。

やっぱ、これ聞かないと年の瀬って感じがしないなァ、
っていうのは大げさだけど、
この時期だけ、と思うと、聞けないのはさびしいわけでして。
会社、早引けしたかいがありました。

そのまま、夜の部も居続け。

夜の部
開口一番:初音家左吉「金明竹」

金原亭馬生「ざる屋」

近藤志げる「漫謡」

金原亭小駒「桃太郎」

橘家円太郎「強情灸」

ロケット団「漫才」
久しぶりのロケット団。
相変わらずの安定感とスベリ知らず。

桃月庵白酒「つる」
ちょっと新しい「つる」、もうけものでした。

入船亭扇治「引っ越しの夢」

翁家勝丸「太神楽曲芸」
何度も失敗、下手だよなァ〜

柳家小袁治「堪忍袋」

五街道雲助「粗忽の釘」
引越しが終わった後からの、ちょっとショートバージョン。

仲入り
と、ここまで居て、眠くなってしまったので帰りました。
ちなみに、仲入り後は、以下のような感じだったようです。

古今亭菊志ん「義眼」
柳家紫文
古今亭志ん五「浮世床」
三遊亭白鳥「ナースコール」
アサダ二世「奇術」
むかし家今松「芝浜」

帰っちゃったの、ちょっともったいなかったですね。
定席は今日で終わり、翌日の余一会で、
末廣亭の今年の興行もおしまいです。

2007年12月28日

年忘れ!市馬落語集

年忘れ!市馬落語集
2007年12月22日(土)会場:内幸町ホール

市馬さんとも、しばらくのご無沙汰でして、
本当に楽しみにしていた会なのでした。

開口一番:柳亭市丸「狸の鯉」
ひさびさの市丸さん、がんばれー

柳亭市馬「尻餅」
枕は末広亭 昼席のトリ(28日まで)の話と、
夜席に家元(談志)が乱入した話。

噺のほうはというと、お上さんが「大晦日ァ!」とやるので、
「掛け取り」だなァと思っていたら、
お上さんの心配は、借金ではなく、お正月のお餅。
「掛け取りの方は、お前さん何だかんだと、
あの手この手で追い返しちまうだろう」だって。

途中、都々逸で披露された良いノドに、
いやがおうにも盛り上がる。
が、しかし。
このときにホコリか何かを吸い込んでしまったらしく、
市馬さん咳が止まらなくなる。
あわてて舞台そでから市丸さんが持ってきたのは、
ペットボトル(500ミリ)の「お〜いお茶」。
これには「高座でペットボトルの
お茶飲んだのは初めて」とガッカリの市馬さんでした(笑)

噺のクライマックスは尻を叩く「餅つき」シーン。
ペッタンペッタン、とリズム良く手を鳴らし、
心地良いリズムに自然と拍手が。
いやー素晴らしいです。

仲入り

昭和歌謡大全集
司会:加藤浩 アコーディオン:杉浦政夫 ウクレレ/司会:林田雄一
そしてもちろん、歌:柳亭市馬であります。

第一部 花の道中双六
第二部 ああ戦雲幾星霜
第三部 思い出のヒットパレード

まー曲目なんかは分かりません。
新キャラ・ハヤシダふくめ、舞台上の人たちが楽しそうに、
やりたい放題やっていて、ほほえましかったのです。
20曲以上歌ったのだとか。

以下、メモ。
東海林太郎ではカツラにメガネ。
ディック・ミネではサングラスと小道具入り。
田端義夫の歌では、エアギター、
淡谷のり子では、ほぼ完璧な声真似。
すばらしい市馬さんの歌でございました。
そういえば市丸さんが、師匠の歌の最中に乱入し、
踊りでカブりまくるというギャグもありました。

3人目のお弟子さん・市也さんの紹介。
「三橋三智也」の「也」をつけたとのことで、
本人が「『哀愁列車』から始めます」というと、
師匠は「じゃぁ『道灌』より先に『哀愁列車』な」とニヤリ。

加藤さんの司会はさえまくり、さらに踊りも(笑)
また来年もお願いします。

2007年11月09日

柳亭市馬落語集【其ノ三】

柳亭市馬落語集【其ノ三】

平日の落語会にあまり行けなくなってしまい、
少々さびしい日々を送っています。
というわけで、CDのハナシ。

気づけば11月も半ばに近づいています。
早いですねェ。もうじき一年も終わり。

一年の終わり、師走、12月の落語といえば
家元(談志)の「芝浜」は勿論ですけど、
やっぱ市馬さんの「掛け取り」ですよねぇ。
相撲甚句、呼び出し、芝居に、三河漫才、
最後は三橋美智也(!)と、
多才すぎる市馬さんの芸と
のびやかで心地よいノドが光る一席。
(CDに三橋美智也は入ってないけど)

まぁ〜楽しい落語です。
神妙なようで妙に浮かれたような、
大晦日って雰囲気がするんですよね。

去年は何回もききました。
「下丸子らくご倶楽部」
にぎわい座の「風間・市馬・喬太郎 年忘れ落語と歌祭り」
「市馬VS談春」に「池袋演芸場」

今年もたくさんききたいですなァ。

1109-00.jpg

柳亭市馬落語集【其ノ三】
レーベル: ワザオギ
1.「厄払い」(21:58)
2.「掛取万歳」(37:09)

2007年10月13日

池袋演芸場 十月上席 夜の部(10月8日)

池袋演芸場 十月上席 夜の部(10月8日)
2007年10月8日(月・祝)会場:池袋演芸場

3連休のシメは鈴本演芸場、
じゃなくて(前日に続いて)ヤッパリ池袋。
客席は半分強くらいの入りでしたね。

古今亭駒次「狸札」
柳家甚語楼「強情灸」

大瀬ゆめじ・うたじ「漫才」
かなりどうでもいい内容なのに、
ネタになっているのが不思議だった漫才。

三遊亭多歌介「替わり目」

柳亭市馬「松曳き」
「粗忽の使者」と「妾馬」を
足して割ったような、粗忽の殿様の噺。
田中三太夫まで粗忽。
トボけ顔の市馬さんを堪能しました。

林家正楽「紙きり」
シメにミッキーマウスを披露。
「松曳き」はサゲの場面、見事でした。

柳家小袁治「金明竹」
権太楼さんの代演は小袁治さん。
枕は家元(談志)に上野で出くわして、
おごらされたハナシ。
噺は「金明竹」、謎の東北弁「ケラィーン」が笑った。
言葉の音のおもしろさが際だっていた。

仲入り
甘納豆を購入。
やはり食いきれないボリューム。

入船亭扇好「紙入れ」
前日に引き続き、綺麗な古典。

三遊亭歌之介「漫談」
爆笑漫談でドカンドカン客を沸かす。
ズルいくらい面白い。

アサダ二世「奇術」
ほとんどマジックをやらず、
グダグダのトーク。
許されているのだろうか。

三遊亭歌武蔵「五人廻し」
相撲界の枕。
話題には事欠かないようで、
横綱のこととか、前の日とまた違う、
いいハナシが聞けた。

噺の方は、色っぽくない廓噺。
ドタバタした様子が面白かったなァ。
いろんなネタが聞いてみたい
噺家さんであります。

2007年10月09日

池袋演芸場 十月上席 夜の部(10月7日)

池袋演芸場 十月上席 夜の部(10月7日)
2007年10月7日(日)会場:池袋演芸場

小三治さんがトリの鈴本の週末は
立ち見も出る大入り。
ぼくは興味ないけど末広亭は
木久蔵親子の襲名披露。
でも、よく考えたら池袋上席は
とっても豪華な出演陣。
17時に入ったら席は9割近く埋まってたかな。

古今亭駒次「真田小僧」
柳家甚語楼「寄合酒」
大瀬ゆめじ・うたじ「漫才」
三遊亭金八「源平盛衰記」

柳亭市馬「七段目」
この日のお目当ては市馬さんでした。
ニッコリとした市馬さんの笑顔を見て、
来て良かったなァと思う。
いつも通りの「七段目」は安定感抜群、
鳴り物入りでカッコよく。

林家正楽「紙きり」
ひょうひょうと紙を切る正楽さん。
「もみじ狩り」なんて見事だったな。
こちらも楽しいひととき。

柳家権太楼「幽霊の辻」
もう一人のお目当て、初めて聞く噺で得した。
落語特有のバカバカしさ。
いいものを聞いた。

仲入り
売店で鈴カステラ購入。
一人で食うには量が多すぎるのでした。

入船亭扇好「浮世床」
キレイな古典落語。

三遊亭歌之介「母のアンカ」
初めて見るのだけれど、そうとう笑った。
顔と声だけで面白いんだから、ズルいんだけど、
イイハナシでなァ。
泣き笑いも落語の醍醐味の一つだと思います。
予想外のひろいモノといった感じ。

伊藤夢葉「奇術」
最前列の一番前があいたので移動したら、
「(マジックに)タネがないか調べろ」なんて言われたり、