立川談春

立川談春「廓噺の会」(一日目)

2017年5月22日(月)会場:浅草公会堂 

何気なしにチケットを買ったのですが、浅草公会堂が好きだというのもあるし、たぶん浅草と談春師匠という組み合わせに何か期待してしまったのかもしれません。
開演時間を勘違いして30分遅れたのですが、談春師匠の枕が終わるタイミングでした、ほんと落語運だけはいいです。

立川こはる「元犬」
立川談春「錦の袈裟」
おかみさんがいるだけでなくて、吉原に行きたがる(せい欲を表に出してくる)という他の噺とちょっと違った与太郎が登場する噺です。たぶんこの噺だけですよね。
与太郎は「ろくろっ首」でも結婚したいと騒ぎ出すけど、まだ子どもっぽいかんじもあります。

そうなると与太郎と結婚する女っていうのはどういう人なんだろう、というのが一つの興味になります。
わりと厳しくて頭が回るというか嘘つきな女性なんですが、なんで与太郎と結婚したんでしょう。退屈しないからかな。
職人の仲間も、「与太郎がいると面白いから連れて行かないとダメだ」と言ったり、朝になってモテている与太郎を憎らしくもかわいく思ったりする場面が素敵です。

あとサゲの言い方がかっこよかったですね。

立川雲水「天災」
関西弁の雲水さん。元気な「天災」でした。

仲入り

立川談春「二階ぞめき」
吉原を冷やかして回ることに命をかけている若旦那の噺ですが、この「冷やかすことが楽しい」という感じはこう、というエピソードで、前座修行時代の話へ。
家元(談志)の家から電車がなくて帰れなくなって、お金がないときは志らく師匠と朝まで歩き回っていた。そのうちに池袋の北口あたりに立っている外国人の娼婦に顔を覚えられて…なんて話でした。
今じゃ外国人が街に立っているなんてことはないと思うんですが、マッサージくらいですかね。ま、いいや。

あとこの「冷やかし」という言葉がまさに吉原から出た言葉で、和紙の職人、紙すき職人が紙の原料を冷やす間に時間をつぶしに吉原に出かけた、というのが語源なのだそうです。
そんなことを聞きながら「ふ〜ん」と声に出ちゃっているお客さんもいました。

番頭が若旦那を諭そうとする場面、でも実は番頭さん吉原に詳しいというのがわかると、店の金で遊んでいるんじゃないか、という確信に近い疑惑も出てきます。「百川」の番頭みたいですよね。
こういう細かいところが「家の二階に吉原を作る」なんて、狂った番頭であることを匂わせる気もします。

猪牙舟(ちょきぶね)で吉原へ向かう場面を意気揚々と語る若旦那もかっこよかったですね。「黄金餅」の言い立てのようでした。この演り方は他に誰のがあるのだろう…夢中になりました。

完成した二階の吉原をうれしそうに歩く若旦那がイキイキと、どんどん狂っていくのがわかります。
「一人で喧嘩してる」って我に返ったところで客席から拍手が起きるほど大盛り上がりの高座でした。

めっちゃ楽しいですね。

明日は「五人廻し」「文違い」、明後日は「付き馬」「木乃伊とり」とのこと。

廓噺というので「明烏」と「紺屋高尾」「文七」…なんて軽く考えていてすみませんでした。
とくに明後日は行きたいなぁ、チケット持ってないし飲み会なんだけど。

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