立川談志

立川談志 追悼「談志 ザ・ムービー」夜の部

2012年1月31日(火)会場:よみうりホール

立川談吉「ぞろぞろ」
昼夜で行われた会です。(昼の部は談吉さんと談笑さんが落語を担当)

家元(談志)の最後の弟子として、
本当の晩年をともに過ごした談吉さんは師匠に教わった話を、
といって「ぞろぞろ」を。

声のトーンはあまり好みではないんですが、
くどくなく照れのあるような何とも言えない雰囲気が
家元をおもわせるところがあって、なんかいいなとおもえた落語でした。

立川志らく「火焔太鼓」
家元の十八番はかたっぱしから演ってしまったので、
なにを演ろう、、、と言いながら
家元との架空対談というか対話をはじめる志らく師匠。

二ツ目時代にウケまくっていた「火焔太鼓」を年中かけていたら
「十八番を安売りするな」と叱られて、
「十八番」と認めてもらったのがうれしかった、
というハナシから「火焔太鼓」へ。

これはもういつものギャグ連発の爆笑編。
たのしかったですね。

じつは話に入る前の架空対話で泣きそうになっちゃいました。

仲入り

ビデオ上映:立川談志「芝浜」
2007年の年末によみうりホールで
口演された「芝浜」の録画を上映します。
これは「芸術の女神(ミューズ)が降りた」と
家元が言った伝説の高座と言われている一席です。

ぼくは仕事でこの会にいくことが出来ず、
ずっとクヨクヨ悔やんでいました。

DVDとして発売されても見ることが出来ず、
しかし今回ようやく見る決心がついた、というか、
ま、決心してみるようなものではないですが、
なにか部屋で一人で見るような気分ではなかったので、
まさにその会場だったよみうりホールでの上映なら、とおもったのでした。

一昨年も企画されていた上映会ですが、
このときはトークゲストとして出演が予定されていた家元が
「芝浜」を語ったんですよね。

実際に2007年の「芝浜」をその場で目撃している人からすれば、
記憶の確認でしかない上映会ですが、
ぼくにとってはまさに「一期一会」のその機会でした。

もちろん生の高座の方が良かったに決まっていますが、
ただの負け惜しみを言えば、
今の自分の方がこの落語を楽しめたのは間違いありません。

家元の好きな映画を見て、
志らく師匠や市馬師匠から昭和歌謡を知り、
そして一度は落語に飽きて、
自分にとってなにがオモシロい落語なのかが
以前よりはハッキリしてきました。

そんな自分が「これはすごい」と思えた
「芝浜」だったと思います。

「芝浜」は、どこまでいっても何でもない噺です。
ただ壮絶な夫婦の有り様がすごく小さい世界の出来事のような
そんな構図がみえたような錯覚がありました。

惚れあっていて離れられない夫婦が融解し再生しようとしている、
でも、シタリ顔で語られるような美談ではなくて
生々しい生活がそのまま描き出され、滑稽だし醜いんだけれども、
脆くて美しい、というか愛おしいというか、そんな印象がありました。

これって新しくもあるし、落語の一つの形だよな、とおもったのでした。

管理人の独り言
花粉症を筆頭に腰痛はじめ節々の痛み、腹痛、種々雑多な悩み、、、いろいろなものに攻め込まれていますが、あんまり気にしないようにして生きています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ピックアップ記事

  1. 落語チケット発売情報(2018年10月22日~2018年10月28日)
  2. 落語チケット発売情報(2018年10月15日~2018年10月21日)

ピックアップ

  1. 落語チケット発売情報(2018年10月22日~2018年10…
  2. 落語チケット発売情報(2018年10月15日~2018年10…

アーカイブ

PAGE TOP