立川志らく

演劇らくご「死神が舞い降りる街」

2013年6月26日(水)会場:赤坂レッドシアター

脚本、演出:立川志らく
出演:立川志らく / 相島一之 / 弥香
モロ師岡 / 竹本孝之 / 酒井莉加
暮川彰 / 松尾マリヲ / ゴンゾー
蛭子能収 / ミッキー・カーチス
ゲスト:柳家喬太郎

「鉄拐」「疝気の虫」「火焔太鼓」と続いた「演劇らくご」の新作です。

これまでは古典落語一席を演り、
その落語の後日談が芝居になる、という構成でしたが、
今回は2時間15分の芝居の中に「死神」を含む落語が四席。
芝居部分は「『死神』の後日談」ではなく
ゴーリキー原作「どん底」の翻案といえる内容でした。

「どん底」は下町ダニーローズで舞台化されていますが、
今回の舞台は、黒澤明の映画「どん底」の呪縛から逃れ、
落語と同じ狂気を含んだ楽しい世界、
オンリーワンを目指す、とパンフレットには書かれていました。
志らく師匠の確信と挑戦があるのだと思います。

実際に演劇らくごは新たな落語の表現だったし、
新作ではなく古典を翻案する理由として
「落語の答えは落語の中にあるに違いない」
という言葉が印象深いです。

落語は
立川志らく「死神」
相島一之「短命」(一人称落語)
モロ師岡「紺屋高尾」(サラリーマン落語)
柳家喬太郎「粗忽長屋」

の四席でした。

舞台の途中で客が死神を予想するクイズの投票があり、
志らく師匠の芝居にあるミステリーやドンデン返しがより
明示的になっていて、楽しめます。

師匠のことなので騙しがあるだろうとか、
考えすぎて思いっきり外してしまいました。

芝居の感想は「どん底」を
こう更新したラストは圧巻でした。
本当の絶望を描いたのだと思います。
それでもラストには救いがあるようにも思えますが、
実際には救いは描いていないと思いました。
主役のオオカミは救われていないからで、
本当の「どん底」ですね、、、
壮絶というのは大げさではないと思いました。

「死神」と「どん底」をつなげて新しい落語の可能性を示した、
といえるようなサゲだったと思います。

あとは弥香さんですね。今回もホント素敵でした。


管理人の独り言
充実した舞台でしたね。古典落語ファンなら一度見た方が良いと思います。かっこいいですよね。


女子カメラ(光宗薫、熊谷弥香、高山都、向井宗敏、栗本修)

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