立川志らく

リビング落語会「今年最後の立川志らく独演会」

日時:2016年12月23日(金・祝)会場:よみうりホール

立川がじら「時そば」

立川志らく「芝浜後日の噺『親子酒』」
恒例となっている年末の独演会、
今年は数年ぶりに「芝浜」を演ることになったとのことです。

2007年の家元(談志)による「伝説の『芝浜』」から
体調不良の家元の代演の予定から追悼公演となった2011年。
その後しばらくは志らく師匠による「芝浜」の会があるも、
ここ数年はリクエスト会など別の噺の会となっていました。

「志の輔兄さんは頭がいいので「芝浜」は演らない、
自分と談春兄さんはバカなので演ってしまう」とのこと。
演ってしまう、というニュアンスがいいです。

ファンとしては演ってほしい、受け継いでほしいですよね。

そういえば談春師匠の「芝浜」もしばらく聞いていないけれど、
びっくりするほど泣いてしまったりするので困ります。
でもそこまで臭いわけじゃない、ちょっと臭いかなw

そして今回の会は「普通に演っても
談志には到底勝てない」からと
「芝浜」の前日談、後日談を加えての会となりました。

まずは後日談、、、それは「芝浜」から30年ほど経った夫婦、、、
ということで師匠の十八番である「親子酒」でした。

以前から師匠は、勝五郎はたぶんまた酒を飲んでしまうと思う、
と話されていたので、この後日談には、なるほどとなりました。

酒と親子の噺ではあるけれども、
登場するのはほとんど夫婦ですもんね。
酒と夫婦の噺でした。

お店(たな)の大旦那というのが勝五郎って
そんな人なのかなぁと思ったけど、
じつは勝五郎ってどんな人か知らないんですよね。
子どもできたんだ、って思ったところで、
小三治師匠の「芝浜」で夫婦の子どもが出てくるのをふと思い出しました。

立川志らく「芝浜以前の噺『天狗裁き』」
前日談は「親子酒」よりもリンクしていると思う、といって「天狗裁き」へ。
そうか、夢と夫婦の噺だ、なるほど、となりました。

途中、42両の入った革の財布が出てくるなど、
そのリンクは不思議な感覚でした。

サゲで目がさめるところから「芝浜」に、なんてなると
「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」みたいでドラマチックだけど
「天狗裁き」じゃなくなっちゃいますもんね。

なるほどめっちゃ面白い、と思いました。

仲入り

立川志らく「芝浜」
いよいよ「芝浜」。
といっても3席目です、短すぎず、長すぎず、
ここち良いテンポで会は進みます。

ここ数年の「芝浜」です、サゲに向かっては
少しリズムが変わっていたかな、と思ったけど
印象だけかもしれないし、たまたまかもしれません。

効いているのは後日談で、
この人またお酒飲んじゃうのねっていうのを見ているので、
人情噺でなく滑稽噺として聞けるのでした。

大げさな「芝浜」が今も流行っているのかわからないですけど、
そこまでドラマチックな噺じゃないし、
落語から離れて行っているような印象がありました。

滑稽噺のリズムで語られることで
落語として担保されている、と思いました。
もちろんめっちゃ楽しくてよかった。

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