柳亭市馬

末廣亭十月余一会 市馬・三三 二人会

末廣亭十月余一会 市馬・三三 二人会
2008年10月31日(金)会場:新宿末廣亭

平日の昼13時からですよ。
仕事人は休まなきゃ行けない訳で、
なんでチケット買っちゃったんだろう、、、
なんてのはウソでハナから休む気マンマンでした。
しかし何の勘違いからか指定席と思いこんでいて、
適当な時間に行ったら、見事に立ち見。
終演予定は16時30分、、、3時間半も立って聞くの?
もういやだー(自業自得)
(と言うわけで開口一番:柳亭市朗「やかん」は聞いてません)
柳亭市馬「粗忽の釘」
10代目 桂文治の思い出話をしていたようで、
すでに客席はホンワカムード。
噺の方は夫婦が引っ越した後から。
粗忽者といっても市馬さんのはボーとしたタイプ。
ウッカリを注意されると静かに気づいて、
イチイチ納得してるのに、結局ちっとも治らないのが面白い。
そんなスットボケた粗忽者に、こちらの脳みそもトロケてきます。
隣りの家で妙に落ち着いたかと思うと、
新婚当初のエピソードを語りながら、
どんどんスピードアップしてくるので、
「あーあ」と思ってると案の定。
マヌケでカワイイ粗忽さんなのでした。
柳家三三「付き馬」
両腕を捻挫したハナシ。
腕をまくると包帯が痛々しいんだけど、
「スタンハンセンみたい」だって、古いですねェ。
噺の方は長すぎず、ダレない、楽しく聞けましたね。
そういえば三三さんの落語聞くの久しぶりだな。
夕方と朝の吉原の空気や風が感じられるような、みずみずしさ。
江戸時代にトリップしたかのようで、
古典(落語)ってイイな、とハシャイでしまいました。
そう、やっぱイイですよねェ。
この噺の突拍子もない結末が好きですね。
ひどいけど笑っちゃうしかないものなァ。
今も昔もウカれた場所にはいろんなことが起きるんモンです。
立川談春「小言幸兵衛」
「なんで私(ゲスト)なんでしょう」なんて言いながら。
本心で思ってるんですかね。
最近話題の元夫婦の話とか、三三さんが夢に出てきて、
ヒザゲリしたところで目が覚めた、とか。
若手で新協会をつくろうと冗談を言ったら、
市馬さんが「行く行く」と言ったとかいう笑い話などなど、
取り止めもないハナシをして落語の方へ。
幸兵衛がかなり変人で、一筋縄ではいかない謎の人物というか、
狂い咲きしている感じでした。
「コノダンをうかがいたい、、、
クダンはヤスクニ。あなたこの神社どう思う?」とか
変なことを言うたびに、後ろに立っている
高田文夫先生が笑っていました。
ぼくが笑ったのは豆腐屋のタンカ、
「腹の横にデケェ穴あけて、
カツブシと腹の減った猫ぉ叩き込むぞ」だって。
ありえないんだけど、目に浮かぶようでした、
腹の中でカツブシを追いかける猫。
その後の幸兵衛さん、仕立屋に向かって、
(たしか息子に古着屋の娘が惚れるという妄想の中で)
「腹の減った猫に、かつぶし与えるようなモンだ」とか言い出す始末。
仕立屋が来たときも「丁寧なヤツが来た」と手放しで喜ぶじゃなし、
「ああいうヤツこそ気をつけなくちゃいけない」と、
何か見えない敵と戦っているような幸兵衛さんでした。
こうなってくると、
むしろ、この長屋に住人が居るのが不思議ですな。
仲入り
500円の寿司弁当を立ったまま食って後半戦へ備えます。
しかし何で来るだけ入れちゃうかなァ、寄席ってヤツは。
柳家三三「釜泥」
鼠小僧や石川五右衛門のハナシから、
その五右衛門の子孫が登場する「釜泥」へ。
短めだけど、バツグンに良かった。
とくに融通のきかないバァさんにイライラして、
いろいろ小言を言うジイさんがおかしい。
「リクツ言わないで気を使え、
大学出の前座じゃないんだから」だって。
ボンボンブラザース「曲芸」
あまりの芸の素晴らしさに本気で感動でした。
もしかしたら今日一番かも知れないなァ。
ボンボンブラザースが大好きらしい桟敷のおジイさんの客が
キャッキャ言って喜んでいた。
鼻に細長い紙を立ててヨロヨロするアレ、
ほんと凄いですな。
柳亭市馬「富久」
いよいよトリの出番です。
さすがにずっと立ってるから、、、もう疲れちゃって。
途中、気持がオレかけました。
さすがに立ち見の人数も減っていたな。
そんなこともあって火事と火事の間くらいですかね、
ちょっと長く感じちゃって、
もう早く千両富当たれーって気分になったんだけど(笑)
ようやく「富くじが見つかった」ってトコで、
久さんの表情一つでお客がドッとウケたのが
凄いなァ、と感心してしまいました。
3時間以上も落語聞いて、たぶん疲れてる客が、
それでも市馬さんとの信頼関係みたいなモノは
ソノママなんですからねェ。
というわけで最後まで立ち見でした。
やめときゃ良かった。

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