柳亭市馬

第九十二回 朝日名人会

第九十二回 朝日名人会
2009年9月19日(土)会場:有楽町朝日ホール
ずいぶんと久しぶりの朝日名人会。
あの、仲入りのロビーのユッタリした雰囲気とか、
終演後の年末みたいな忙しなさ、なんかが懐かしくて、
また通いたくなりました。
開口一番:古今亭志ん坊「子ほめ」
最初はロビーのモニターにて。
しかし志ん坊って達者な前座さんだな。
柳家三之助「棒鱈」
来春には真打ち昇進とのこと。
なんか噺家らしい雰囲気がふんだんにあって、
シュっとしてますよね。
「棒鱈」と言えば田舎侍がスターですよね。
「赤ベロベロの醤油漬け」やら
「エボエボ坊主のスッパ漬け」って
なんべん聞いても奇妙で笑ってしまいます。
土曜の昼と言うこともあってちょっとノンビリ、
(じゃっかんウトウト)しながら聞いていました。
まどろむ時間帯じゃないですか、えぇ(言い訳)。
柳家花緑「猫久」
この噺は「コミュニケーションが出来ない」がテーマで、
と、北海道でのホテルのハナシへ。
ん?単に町人が侍のマネをして喜んでいるって
噺じゃないのかな、とか思ったんですが、
それを分かりやすく言うと「コミュニケーションが、、、」
ってなるんですね。
つまり、侍の言うことに感激して
自分も真似しようとするんだけど、
話の内容は理解できてないから、
変なことに、、、っていうズレが噺の根本みたいです。
猫久さんを笑っているのも、
普段は野暮だと思ってるのかも知れないのに、
すんなり侍に憧れてしまったり。
身勝手なんだけど、なーんかそんなもんかなって
思っちゃいます。
そんな、なんともイキイキした江戸っ子が
この噺の値打ちですかね。
柳亭市馬「お神酒徳利(おみきどっくり)」
市馬さんの、この噺が好きでして、今回も堪能しました。
長い長いロードムービーのような落語で、
江戸〜小田原〜大阪と
ひょんなことから占い師になってしまった
善六さんが旅をします。
善六さんに次々とおきる災難は、
ハタから見ればギャグでしかないし、
でも、そんな災難も奇跡的に
全部なんとかなっちゃうんですから痛快というか、
なんというか。
良かったのはサゲで、
大金を得て久しぶりに再会した善六さん夫妻が
これまでと全く変わらずマイペースなのが最高でした。
なんか妙にジーンとしちゃったのは、ココかなァ。
仲入り
柳家三三「引っ越しの夢」
浴衣の着方がなっていない若者から、
学校寄席の小学校の風景なんかをコミカルに。
で噺の方ヘ。
三三さんの高座は、しばらく筋のある噺が
続いていたように思うんですが、
やっぱ、こういうバカバカしい噺が最高な気がします。
次々と夜這いに出かける奉公人の中には、
なんとソロバン占いの善六さんも!
こういうの好きですよね。お客さんも大喜び。
あと家の構造を分かりやすく解説してもらって、
ようやくイメージできるようになりました。
ようは女中の寝ている中二階って「今で言うロフト」だから、
真横の壁が無くて台所から登って行ける、とのこと。
そう思うとラストの場面を頭に浮かべて
おかしくてしようがありませんでした。
五街道雲助「お直し」
廓(くるわ=遊郭)についてのハナシ。
ババァが廓に反対したって、アンタにゃ関係ない、とか
もっともな正論で、男の立場では良くわかるマクラ。
なんか会の雰囲気にあってなくて最高でした。
この前、旅行してきたバンコクの歓楽街が、
ひょっとしたら、吉原ってこういうイメージなのかなァ、
って思ってたところもあって、
なんというか華やかなんだけど、ときどき物悲しいような、
そんな最下層の暮らしをイメージして聞きました。
サゲが秀逸なんだけど、もっとイチャイチャした感じの方が、
ドキっとして良いかもな、なんて思いましたね。
しかし、これだけの長丁場の会で
「お直し」がトリだっていうのも、なんか凄いというか、
落語の懐の深さみたいなモノまで感じました。
(なんのこっちゃ)
朝日名人会、また通いたいですね。
通しのチケット、取れないかな。

管理人の独り言
iPodがリニューアルされましたねェ。Classicが160GBにっていうのがイチバンのニュースかなァ。
ライブラリが大きすぎてゼンゼン入りきらないんです。

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