柳家権太楼

第四回 ワザオギ落語会

第四回 ワザオギ落語会
2008年5月17日(土)会場:国立演芸場

三遊亭好二郎「宗論」
真打ち昇進で兼好と改名する好二郎さん。
朝日名人会に続いて2度目です。
枕では素人時代に良く聞いて憧れていた
諸先輩との共演がうれしい、と素直にうれしそう。
円楽党の所属で接点がないから余計とのこと。
噺の方は、息子の異常さと、親子のトンチンカンな会話。
「イxxエスx」とか、気味の悪い言い方・フレーズの天丼(繰り返し)も、
多少くどい感じもあるけどハマって笑ってしまった。
ちょっとクセになるかも。
桃月庵白酒「転宅」
二番バッターは白酒さん。
コロコロして汗っかきな感じが好きです。
マヌケな泥棒は粗忽の領域に近づいていて、あまりにかわいらしい。
そんな泥棒を手玉にとる女が憎たらしく思えなくなるほど。
男の純情というか、女に狂いやすいってことを
デフォルメした形で良かった。
三遊亭円丈「強情灸」
今日は「新・首提灯」をやろうと思ったけど、
まとめきれなかったので、と「強情灸」へ。
相変わらず「バカヤローテメーコノヤロォ」が多いですよね。
どんな江戸っ子なんだ(笑)
仲入り
柳家喬太郎「ちりとてちん」
昼間の「朝日名人会」に続いての、喬太郎さんです。
円丈師匠の高座をソデで聞いていて
「聞いたことある新作演ってるな」と思ったら、
(古典)の「強情灸」だった。なんて言い出すハナシから。
総菜屋で家族のおかずを選んでいる自分の細かい姿、なんてのを
披露して爆笑と共感を誘いつつ、
食べ物の保存・賞味期限の話から「ちりとてちん」。
いつか「寄席ダイノジ 柳家喬太郎VSダイノジinフランス座」で
聞いたことがあるんですが、素直な客の方が、大げさすぎて笑えるし、
隠居は悪だくみするのに、ものすごく悪い顔をして閃いたり、
喬太郎版「ちりとてちん」の面白いこと。
肝心な実食シーンでは、ゴリラみたいになって悶絶する姿が爆笑なんだけど、
途中で「強情灸」のお灸の場面もサンプリングして、
この日、この瞬間ならではの笑いも追加していく。
これだけウケたら、もう帰ってもイイくらい、とは思いません!
トリは権太楼さんですからね。メンツも並びも豪華。
柳家権太楼「文七元結」
枕もそこそこに、江戸っ子の道楽といえば、と始まる人情噺。
権太楼さんがこの噺を演るのは知っていたけど、初めて聞ける!と
興奮してケツが浮きました。
普段の爆笑モードではなくて、
じっくりと緊張感と人情で押していくような高座。
女房の必死さ、長兵衛のドン底、
それから、タダタダ若くて美しい、文七とお久。
それぞれがお互いを思うことで再生していく、とってもイイ噺という作品でした。
吾妻橋が終わるまで、ほとんど笑いもなく、
ミシっという板のずれる音すら響きわたるような神妙な空気でしたね。
ラストの大団円は、涙あり笑いあり。
良かった!となれる。
人情だなァ。

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