立川志の輔

第九十九回 朝日名人会

第九十九回 朝日名人会
2010年5月15日(土)会場:有楽町 朝日ホール
柳家花いち「一目上がり」
三遊亭きん歌「ぞろぞろ」
真打ち昇進して鬼丸となるきん歌さん。
はじめて聞きました、軽い感じもするけど
板に付いているような雰囲気もあって、
良い感じのような来もしました。
あまりきちんと聞いていないので、
いい加減なことを言っていますが。
古今亭菊之丈「お見立て」
寄席のグランドスラムとか、
吉原の真ん中で郭噺(くるわばなし)を
演ったことがる、なんてマクラなど。
楽しみにしていたんだけど、
日頃の疲れから、心地よく意識が遠のいていってしまう、、、
さいきん「お見立て」とか「五人廻し」って
寝ちゃうんですよね。たまたまだと思うんですけど。
柳亭市馬「宿屋の仇討ち」
旅の思い出エピソード。
とくに(先代の)小さん師匠とは同じ部屋で
良く寝た、というエピソードなど。
市馬さんの「宿屋の仇討ち」は、
侍の間抜けかっこいいところ、と
江戸っ子の無邪気なかわいらしさ、
そしてなんといっても唄でしょうねェ。
後に上がった喬太郎さんが、
楽屋で(この「宿屋の仇討ち」を)聞いていた
志の輔師匠に「誰か唄を入れる形で演っているの?」と聞かれて、
「いえ、たぶん市馬さんだけです」と答えたのだとか。
そんな「どこでも唄うアニさん」です、とか(笑)
朝日名人会といえば、三味線に太鼓に笛にと、
下座さんの人数も手厚い
(ちなみにロビーとか受付の人数も多い)
わけで、江戸っ子3人組のドンチャン騒ぎの
華やかさと言ったらありませんね。
のびやかな歌声は相撲甚句。
これもオリジナルを聞いたことないわけですけど、
もう市馬さんの唄で「こういうもの」と
インプットされている唄はたくさんありますね。
仲入り
柳家喬太郎「松竹梅」
20分の仲入りのあとは喬太郎さん。
梅さんのキャラクターが変態すぎて、
これには会場が受けまくっていた。
あとはウトウトしちゃって聞いてないんです。
あぁもったいない。
立川志の輔「帯久(おびきゅう)」
出てくるなり
「第99回という中途半端な会にお呼びいただき
ありがとうございます」というギャグに会場はドッカンとウケます。
みんな志の輔さんを待っていたんだろうなァ、
これだけの顔付けでトリがとれる噺家も少ないでしょう。
「帯久」についてのハナシ。
過去の朝日名人会の歴史でも、この噺を演った記録はないし、
たぶんこの先100回でも(口演は)ないんでしょう。
なんでそんな珍しい噺なのか、というと
「おもしろくないから」なんです、と
噺自体は苦労話のような人情噺のような、
まじめなでつつましいエピソードが大半なので、
けっこうジリジリしていたんですが、
終盤の大岡裁きからの大団円に向かう部分が
相当おもしろかった。
突っ込みどころ満載だとしても
突っ込ませない(思考ストップさせない)話芸、
大岡越前のテーマを唄うなどして
悪ふざけした直後に真面目なトーンで語り出して、
また一気に江戸に戻してしまう話芸。
あれよあれよ、という間に進む展開のおもしろさ。
一見、勧善懲悪のようなこの噺ですが、
ま、落ち着いて考えれば、
帯屋もそこまで悪い奴じゃないし、
泉屋がすごくよい人間だ、という気もしない。
それぞれの弱さみたいなモノが事件を起こして、
奉行がめちゃくちゃなやりかたで解決した、みたいな感じかな。
しかし楽しかった。

管理人の独り言
AKB総選挙が終わったみたいですね。かるくニュースなんかで映像見ましたけど、アイドルってこんなプレッシャーとかリアルな世の中と向き合ってた闘ってんだ、、、なんて、ちょっと呆然としちゃいました。
そりゃぁソフトとしての魅力は抜群でしょうねェ。ずるいな。

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