立川志らく

志らく一門会 特別編「志らく独演会」

第93回 志らく一門会 特別編「志らく独演会」
2007年2月12日(月)会場:上野広小路亭
昨年、銀座ブロッサム中央会館で演った
「お富与三郎」を90席の広小路亭で再演。
900人の大きな会場で聞いた噺を身近で、
志らく師匠には珍しい長講という特別な会。
さらに特別だったのは前座もなし、
落語は一席のみで、トークコーナーがあったこと。
開演前にトークテーマを書いた紙を
客席から集めましたが、なんかドキドキ。
トークの内容もふだんは話さないような話もあり、
いつもは下丸子のトークコーナーでの「天才トーク」
ばかりなので、けっこう驚いたり、意外だったり。
マイクも使わないほどの会場の小ささもあって、
師匠を勝手に身近に感じてしまいました。
仲入り
「与話情浮名横櫛」(よはなさけうきなのよこぐし)
師匠のブログで「お客さんの多くは映画を見たような
印象が残ったと思う。」と書かれていたけれども、
本当にはっきりと映像が浮かんだシーンがいくつもある。
与三郎の島抜け。島抜けに成功して、
海の向こうの島を見るシーン。
赤間源左衛門を殺し、江戸に戻るあたりでは、
すべて映像で見ているような感覚。
ラストは、明るい品川の波間が目の前に広がる。
「落語を映画と同じカット割で演じる」
「どう演ずるかは企業秘密」とのこと。
といっても、語られたことの中にしか
秘密の答えはないわけで、いろいろ考えてみたけど、
(あたりまえだけど)はっきりとは分からない。
映画監督がカットを割るように、語りの中で、
視点の切替えを明確に「指示」しているような、
そういうことなんだろうと思ったけど・・・
サゲの前、お富の台詞がよかった。
今年一番の落語でした。
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