立川志らく

志らくのピン 古典落語編(2009年12月)

志らくのピン 古典落語編(2009年12月)
2009年12月8日(火)会場:内幸町ホール

気づけば今年も最後の志らくのピンです。
立川志ら乃「お若伊之助」
この会の開口一番は何でもあり、って言うのは、
もう、そうなのですが、さすがにビックリしたな。
立川志らく「二十四孝」
落語に大事なのは「江戸の風」だ、という
家元(談志)の言葉を巡るハナシ。
江戸っ子独特のニュアンス、これがないと
落語でも何でもなくなっちゃう、
ただ面白ければ良いって訳じゃない、と落語論へ。
志ら乃さんの「お若伊之助」で、
具体的にこの部分を大切に演って欲しかった、って部分を語る。
「あの剣術使い」とか「ばかやろう」とかだったと思います。
で舞台の袖に向かって
「(まだ)真打ち難しいかもね」なんて冗談っぽく言う場面も。
ピクサーの新作映画「カールじいさんの空飛ぶ家」。
3D映画って言えば、マイケル・ジャクソンの「キャプテンEO」、
アレっきり見てないけど、この先は増えてくるんですかね。
アバター」も3Dなんですって?なんかめんどくさそう。
で落語な「江戸の風」のハナシをしちゃって
(自分の落語の)ハードル上げちゃった、と嘆きながら噺の方へ。
「二人旅」なんかと同じ「引きの笑い」に
取り組まれているのかもしれません。
実際は、いくつかの志らく師匠らしい
ドカンというギャグと、
対照的に大きく笑いするようじゃないような、
引きの笑いの部分、あまり慣れないリズムなんですが、
志らく師匠の進化の過程なのだと思います。
仲入り
立川志らく「中村仲蔵」
先月の下丸子らくご倶楽部で花緑さんが、
この噺を演っていて、なかなか良かった、とのこと。
10日の越谷の二人会で志らく師匠が「中村仲蔵」を演って、
花緑さんに聞かせるのだそう。
そう、花緑さんのも良いんですよね。
ほかには、、、芝居の歌舞伎の美学たっぷりの市馬さん、
さらに劇場的な演出を足した志の輔さんのも良いんです。
志らく師匠の「仲蔵」は、、、
あえて歌舞伎のリアリティを避けて、
落語にするような試みもあるのかなと思いました。
訳の分かんない女房とか。
そして、志らく師匠本人が語っているかのような、
仲蔵や、伝九朗や、団十郎の言葉の数々。
新たな場面と思われるところ。
「天狗になる」ならまだ芸が止まる、
止まるならまだ良くて、「客を見下したら」芸が終わる。
客が上だと思うから努力できる、良いものを見せようと思える。
と、熱く語る仲蔵。なんて良い台詞なんだろう。
そんな想いの積み重ねがあって、
劇中劇とも言える「五段目」の場面へ。
すさまじい、すごい、と表現されるも、ここはまだコミカルな印象。
クライマックスは、、、
いや、クライマックスの前の
江戸っ子が仲蔵の芝居を誉めている場面。
なんとも言えず、このシーンが大好きです。
芝居好きの爺さん、この人が仲蔵の相対する客であります。
気づかないところで芸を通じて二人が融解しているというか、
繋がっているっていうのが好きで、
これを聞いて「もう一度やろう」って引き返す、
志らく師匠の仲蔵が好きですね。
ここはいわゆる「業の克服」なんですけどね、
この芸で通じる、という部分があるから、
「良かったね」では収まらない感激があります。
いつも泣いちゃうんですよね、、、ワタシ。
で、団九朗と仲蔵のラスト。
ここはたっぷりと人情の場面です。
すごい泣きのトーンでドラマが迫ってきます。
カッコいいなぁ。
で、会の終わり。
来年は志らくのピンは昼夜の公演にしようか、とか、
年末の不動院の会のハナシ。
らく塾も興味ある人はどうぞ、というおハナシでした。

管理人の独り言
チケット情報ですが、たぶん今晩やりますー
(BGM:柳亭市馬「名演集6『二番煎じ』『あくび指南』」)

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