柳家喬太郎

第4回 せいせき多摩川花火寄席 柳家喬太郎独演会

第4回 せいせき多摩川花火寄席 柳家喬太郎独演会
2009年6月7日(土)会場:ヴィータホール(聖蹟桜ヶ丘OPA 8階)

柳家喬太郎「転失気」
去年の談春独演会
前座(弟子)が二人も出ていたんじゃないの、
なら自分だって誰か連れてきたのに、なんて言ってました。
聖蹟桜ヶ丘って場所は説明しずらいとか、地元トーク。
これで地元のお客さんの割合をはかってるんですかね。
で噺の方は、子供らしい小坊主のチンネンが、
ズルい住職を一杯食わせる噺です。
客も含めて「テンシキ」の真相が分かっているのに、
住職だけだまされている、っていうのが、
妙な一体感というか、共犯意識すら芽生えてたまりません。
微妙に下ネタだったり、
今のコメディのひとつのフォーマットでもありそうで、
なんとも、おもしろいですよね。
喬太郎さんのオリジナルとしては、
ところどころ入る住職の「カーッ!」。
大人が子供に振りかざす不条理を
象徴しているようなんだけど、
最後は住職がだまされたことい気づいて、
怒りから「カーッ!」が出ちゃうからおもしろい。
よくできたギャグだなァ。
柳家喬太郎「ぺたりこん」
勤め人って大変だ、なんて
言い出すので新作だな、と覚悟していると、
円丈作の新作「ぺたりこん」でした。
仕事ができなくてイジめられてる会社員が、
とつぜん机にくっついてしまって、
そのまま一生を終える、って噺です。
こんなしょうもない噺を
笑いあり、ちょっと涙あり、で語って、
けっこう、お客さんも喜んでいる、っていうのは、
喬太郎さんの表現力というか技術があってなんですかね。
(なんて、良くわからないことは断定して書かないパターン)
仲入り
柳家喬太郎「寝床」
余芸を持ってる噺家さんていますね、というハナシから、
お稽古ごとのハナシ。
小唄でも踊りでも稽古した方がいいと言われるけど、、、
なんてハナシから、
素人で義太夫にとりつかれた男の噺へ。
必死な茂造が、
ちょくちょく主人の義太夫なんて
誰も聞きたくないって本音を言いそうになってしまうんだけど、
テンパっている主人ですが、自分の芸がマズいから、
みんなが逃げているんだ、ってことを、
どこかで気づいてるのかもしれないけど、
気づかないフリをしているんですかね。
最後は力づくだからタチが悪い。
そう言っちゃうと、こんなブログ書いてるのも
寝床の旦那だよなァ。
もちろん力づくではないですが。
この噺の「ガンモドキの製造方法なんて聞きたかない」って
フレーズが大好きですね。クダラなくて最高です。
あと、落語ファン向けの遊びも入っていて盛り上がりました。
町人の出欠を聞くときに
「魚勝はどうした?」
「芝の浜で財布を拾って、使い道に困っています」とか
奉公人バージョンだと
「文七はどうした?」
「えぇ吾妻橋で身投げしようと」とかとか。
旦那の義太夫。妙な声でもあるけれども、
それは弾丸のような太い声で、唸りをあげて、
迫ってくる迫力。たしかにコレは聞きたくない!
旦那がひとしきりノド慣らしをすると、
会場から拍手が、こんな「寝床」は初めてであります。
いろいろあって、
みんな義太夫の会に来ましたとなったところで、
忘れちゃいけない「魚勝はどうした?」に、
「あ、あのハナシは夢でした」でさらにドッカンとウケる。
おもしろすぎ。
クライマックスの義太夫の会の場面。
甘党の男が旨そうに羊羹を食っていたら、
突然始まる義太夫。
まるで戦争が始まったようなアビキョウカンぶり、
高座で七転八倒して表現されるのでした。
楽しかったなァ。
これは人気が出るのは当たり前だ。
落語が終わって、たぶん恒例なんでしょう。
市長と主催者の方と演者による三本締めで
花火大会の成功を祈念しつつ会の終了でした。

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ソーシャルブックマークというヤツで、ま、「後で読もうとか」「いつかまた読むかも」みたいな記事をブックマークできるサービスですね。(わかりにくいな)
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